どうもです、G(グレイト)P(ポケモン)S(小説家)さん。
読ませていただきました。
あいからわずポケモン世界の描写が丁寧で面白いです。
バトルサークルのポケモンが通りかかるだけでも、ここまで掘り下げて書くのがすごいです。
後はレンタルポケモンがグーサインするとか。
また小ネタも充実していましたね。
ロケット団が地下通路に毒ガス撒く予定とだったとか有りましたねそういえば。
シビルドンの話を読んだときも同じことを思いましたが、今回の場合はその「細かい描写」を利用して、更に一歩先のものを書いているなあという感じでした。
これはGPSさんでないと書けないと思います。
自分の作風を上手く利用しているなあと。
最初鳥のさえずりとかラムの木とか出てきて、間違えて書いたのかなと思ったら、ちゃんと意図的だったというね。その後も交互に入れ替わるのが続くんですが、下手にこんなことやったらごちゃごちゃなるところを、上手く書き分けているなあと思いました。
オチも意外性があって良かったです。
主人公はポケモンの世界に憧れている人間なのかと思いきや、ポケモンの世界が現実だったという。
そして最後に、ポケモンの世界でポケモンと隣合って生きていくと決意した主人公が素敵だと思いました。
読者に「空想」の世界にいることを羨ましがらせながら、自分も「現実」の世界を生きて行くことを決意するという。
この二つを両立させたのがすごい。
どっちが夢なんだろうっていうのはあれですね。
「胡蝶の夢」みたいでしたね。