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  [No.1615] #134474 「動く森林火災」 投稿者:   《URL》   投稿日:2017/12/24(Sun) 19:03:03   25clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

Subject ID:
#134474

Subject Name:
動く森林火災

Registration Date:
2012-08-12

Precaution Level:
Level 4


Handling Instructions:
オブジェクト#134474は、アローラ地方ウラウラ島中央部に存在する砂漠地帯にて当局の建設した収容施設の管理下に置かれます。回収されたオブジェクト#134474はナンバリングされ、相互接触がなされないよう少なくとも200メートル以上の距離を置いて収容します。これまでに計3体のオブジェクト#134474が回収され、それらはオブジェクト#134474-1から-3のナンバリングがされています。

オブジェクト#134474の持つ性質上、対象は常に砂漠地帯へ係留しておく必要があります。例え研究目的であったとしても、オブジェクト#134474を施設外へ出すことは許可されません。オブジェクト#134474を用いた実験を行う場合、書式F-134474-1に基づき事前申請を行い、完全なテスト計画書を合わせて提出する必要があります。テストによって得られたエビデンスは、案件別サーバに暗号化の上保管してください。

これまでに行われた実験から、オブジェクト#134474を非異常性の手順を用いて無力化することは極めて困難か、または不可能であるとの結論が得られています。オブジェクト#134474を無力化することを目的として、当局の管理する異常性物品を用いた実験を行うことが検討されています。


Subject Details:
案件#134474は、顕著な異常特性を持つ携帯獣に近しい存在(オブジェクト#134474)と、それに係る一連の案件です。

2012年6月下旬頃、当局と部分的な協力関係を結んでいる団体組織「エーテル財団」のエージェントから、オブジェクト#134474に関する情報が寄せられました。財団は当初オブジェクト#134474の保護を試みたとのことですが、調査の結果財団の保護下に置くことは困難と結論付けられ、これまでに得られた情報と併せて当局への収容を要請してきました。当局がこれを受諾したことにより、財団からオブジェクト#134474並びに関連情報を譲渡されました。その後当局と財団はアローラ地方ウラウラ島中央部の砂漠地帯に共同で収容施設を建設し、オブジェクト#134474の収容体制を確立しました。

エーテル財団が作成したレポートによると、財団の職員がオブジェクト#134474を発見したのは2012年2月12日で、当初は重傷を負った携帯獣であると見做されていたとのことです。時間経過と共にオブジェクト#134474は異常特性を発揮し始め、収容していた財団の施設や資産に損害を与えたほか、同類と見られるオブジェクト#134474-2及び-3を呼び寄せるといった敵対的姿勢が見られるようになりました。財団内部ではオブジェクト#134474を継続して収容すべきとの意見も見られましたが、アローラ支部の拠点監督者により、当局への譲渡が決定されました。

オブジェクト#134474は、全身に重度の火傷を負った携帯獣の「ドダイトス」に類似した存在です。外見的特徴は一般的なドダイトス個体と一致していますが、携帯獣向けに開発された種々の機器は対象を携帯獣であると認識することができず、モンスターボールやボックスへの移動は成功しません。この性質から、情報化による完全試験は未だ実施できていない状態です。

オブジェクト#134474の持つ異常特性として、背中に当たる部位が常に激しく炎上していることが挙げられます。その様子は森林火災に例えられ、一般的なドダイトス個体の背中に存在する植物類が燃え上がっている様子を観察することができます。この火災は未知の理由により鎮静することができず、また時間経過により弱化することもありません。水や薬剤の散布による鎮火の試みは、オブジェクト#134474の炎上をより激しくする結果を招きました。オブジェクト#134474は自分自身の背中が炎上していることを認識しており、また火災を広めようと動く傾向があります。エーテル財団がオブジェクト#134474を収容したのも、アローラ地方メレメレ島北東部にて大規模な森林火災が発生した際に、逃げ遅れた携帯獣を救助していた最中のことだったとの報告が存在しています。

大規模な火災を容易に引き起こす性質を持っていることから、オブジェクト#13447は非常に危険です。現在の収容プロトコルは、オブジェクト#134474が物理的に火災を引き起こすことのできない場所を収容拠点とすることで確立されています。オブジェクト#134474は知性を持ち、また人類に対してとても敵対的です。同種のオブジェクト#134474を呼び出すことで収容違反を誘発させようとしたことから、当局並びに財団の管理下から逃れようとしていることが伺えます。オブジェクト#134474の収容違反が発生した場合、致命的な大規模火災を引き起こす虞があることから、オブジェクト#134474は収容プロトコルの遵守が最優先事項として挙げられています。

当局はこれまでに3体のオブジェクト#134474を収容していますが、これはオブジェクト#134474が3体のみ存在すると言うことを意味しません。現時点で未収容となっているオブジェクト#134474が存在するという前提のもと、当局の管轄地域内で発生した火災並びに森林火災に関する情報が集積されています。それらに未だ収容されていないオブジェクト#134474が関与していることが認められた場合、緊急収容計画が策定されることになっています。


Supplementary Items:
本案件に付帯するアイテムはありません。


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