読んでいただき、ありがとうございます。 正直「やった!うまいこと釣れた!!」と思ったことをお許しください。
小説から記事の順で読みますと、 「あれ?もしかして助かったんじゃね?死んだとは一言も言ってないよね?」からの 「ああ……」みたいな絶望だと思います。 思いっきり死んでる上に、その魂すら救われることも無いと言ってますし。
でも、主人公としてはこれ以上辛い人生を続けるよりも 美しいものの一部になって、安らかな時を過ごす方が幸せなのではないでしょうか。
勿論、批判の声もあることは承知です。私自身、自殺を推奨しているわけでは決してありません。 確かに、これから心機一転頑張れば報われるかもしれません。 しかし、彼にそんな気力は残っているのでしょうか。 そこまでして、あるかどうかもわからない幸せを求めてどうするのでしょうか。 それならばいっそ、幸せな夢に沈んだ方が良いのではないでしょうか。
また、記事の方はあくまでも「彼の事情を知らない第三者」が書いたものに過ぎません。 ヤーコンさんや専門家が「家族に申し訳無い」「大切な人の元へ一刻も早く」と述べていますが もし、これを主人公が聞いていたらどう思うでしょうか。
幸せの形は人それぞれ、とはよく言ったもので 彼の死は周囲の無関係者から見れば不幸そのものでも 彼自身は、不幸から開放された幸せに満ちていたものに違いありません。
ベストな選択だったとは言えません。 けれど、彼にとっての『悪魔の光』は絶望では無かった、と感じていただければ幸いです。
ちなみに、記事から小説の順で読むと 「うわー出たよゴーストタイプのおぞましい話だよ……」からの 「良かった、無理矢理連れて行かれた人間はいなかったんだね!!」 と希望が持てるかもしれません。タブンネ。
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