リベンジャー(ＹＡＮさん)

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は完結した連載作品、

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この場所こそ、悪魔が再生した場所。
この場所こそ、救世主が生まれた場所。
この場所こそ、世界の運命の歯車が狂った場所。

悪魔の囁き。
悪魔の勧誘。
あの手この手でエデンとコンタクトをとる悪魔。

エデンの決意は、固まっていた。

その日、私の心は空白だらけになった。
その空白を埋めるかのように現れた、赤い液体。
液体と共に現れた、負の感情。
私は誓った。
ヤツらに、復讐を･･･････！

そいつを初めて見た時ゃ、ホントビックリしたぜ。
もう何て言ったらいいかわかんなくなっちまって･････。
だって･･･････喋っちまってんだぜ？ポケモンが････。

心配なんかしない。
あいつは負けないと、信じてる。
幼馴染の、勘。
あのハイテンション野郎は、絶対負けねぇ。

巨大な森の中での逃走。
戦場となった岩場の戦い。
そして･･･････カイがキレた。

高速の戦い。
蝙蝠のスピードは確かに異常だった。
が、そのスピードを超えるかまきりが、現れた。

僕だって、あんまり人間は信じちゃいなかった。
過去に、何度か捕まりかけて･･･････。
今回もそうゆう輩だと思った。

でも･･･････。

情け無いったりゃありゃしねぇ。
俺の仲間がこんなにバカだったとは･･････。
あの人間達には、いくら謝っても謝り足りない。

何だかワケありな２人。
カイは突然怒るし、コウはバカだし･･････。
あたしユウラ。
最近、ちょっと疲れてきた。

「ハイハイハイハイ！俺俺！俺やるぜぇ！！」
バカみたいにでかい声を轟かせながら現れた、１人の男。
そんな声が遠くから聞こえたとき、彼女は嘆息した。

ホラ･･･････俺さ、難しいことはよくわかんねぇんだよ。
ただ、やっぱ何ていうか･････。
純粋なバトルなら、全然余裕なんだけどな。

東の空に浮かぶ、瞳無き不気味な影、ゲンガー。
禍々しさを誇るその影を相手に、この少年は全く退かない。
やはり、この少年こそ･･････。

千年前に存在した、謎の黒いポケモン。
鋼の神を瞬殺した、謎の黒いポケモン。
現代に生き返った、謎の黒いポケモン･･････。

赤と黒･･･････。
禍々しさを生み出す、取り合わせ。
その取り合わせを持つポケモンが･･･････ここにいた。

ヤツの話の大半はどうでも良かった。
ただ、ただただ憎くて･･････。
動けなくなってた。

敵わなくても･･･････敵わなくても･･･････。
怒りのぶつけたくて･･････。
でも･･････。
やっぱ、ダメだった。

分かっていた。
どれだけ実力差があるのかぐらい、分かっていた。
だけど、俺達には他に力を増幅させる方法がある。
復讐の炎から生まれた、怒りの力･････。

絶望、悲しみ、怒り････････。
その３つが折り重なって･･･････。
きっと気付いていない、他の感情も覆い被さって･････。
その終点に待つものは･･･････。

彼が会ったのは、大いなる存在。
その存在は自ら、己のことをこう示した･･････。
「現世の生と死を治める者」と･･･････。

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