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  [No.218] その2 バチュルの泥棒退治 投稿者:マコ   投稿日:2011/03/13(Sun) 17:19:39   58clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

※この話は、若干物騒な話です。


こんばんは!ぼくはバチュル。オオバヤシ ケンジさんのところにやってきたポケモンだよ。
ぼくは何か、よくにんげんに踏まれかけるんだ。まあ仕方ないよ。ぼくたちバチュルはポケモンギネスブック認定の世界最小ポケモンだもの。この間は女の子、マイコちゃんっていうみたい・・・、に踏まれかけたんだ。ケンジさんが言わなかったら、ぼくは糸を発射してたよ。
え?今は朝なのにこんばんは、は変?だってぼくが話してる「今」は夜中だよ。
普段だったら、ケンジさんは家に帰ってから寝るんだ。でも、今日は仕事が大変やった、って言って、この劇場に泊まることになったんだ。
ケンジさんの寝顔、カッコいいなぁ・・・。あっ、ぼ、ぼくはオスだよ。変な意味はないよ!
でも、女の子がキャーキャー言うのは分かるよ。
そんなことを思っていると、何かドアの方から音がした。
ガチャガチャ、ガタン!
誰だろう?ぼくはたくさんある目、複眼でよく見た。バトルではぼくの技が当たりやすくなるけれど、こういう使い方もあるんだ。
何か怪しい人だ。手にキラリと光るものがある。
「ふっひっひ、オオバヤシ ケンジはどこだ!?」
ケンジさんのことを狙ってる!?
「お前カッコいいし最近売れ始めているからムカつくんだよ!!」
勝手な意見だよ。
「刺し殺してやる!!」
ケンジさんが危ない!!そう思ってぼくが動こうとしたら、


ザクッ・・・


ケンジさんすれすれのところにナイフが刺さった。
「何やこれ・・・っ!」
ケンジさんが目を覚ました。
「ようやく起きたか。やっと殺して金とか通帳奪える!!」
「お前最初から目的それかい。俺そんな持ってへんで。」
「うるさい、殺してやる!!」
悪い人が迫ってきて、ぼくを踏んでから行こうとした。けれど、ぼくは素早くすり抜けて、その人はケンジさんに一回殴られた。悪い人がふらついたところで、ケンジさんがぼくに言った。
「バチュル、こいつを好きなようにしてええで。」
ぼくは電気の網、つまりエレキネットを使って縛ってあげた。
泥棒は「あがががばばば」と訳の分からないことを言って失神したんだ。


危ない、危ない。ケンジさん死ぬところだったよ。
あの人逮捕されたみたいだけど、不審者は怖いよ。
でも、ぼくはケンジさんを守るためにここに来たと思うんだ。
怖がってちゃいられないよ。


今日も平和な1日が過ごせますように。


おしまい(たぶん)。


マコです。この話は最初のポケモンがリアル世界にやってきた!から数日後の設定です。ケンジさんのところにやってきたバチュル目線の話です。かわいいながらも強いやつになりたい、バチュルはそんな考えを持っているのです。
【書いてもいいのよ】
【描いてもいいのよ】
【バチュルかわいいのよ】
【エレキネットを人にかけちゃダメなのよ】
ポケモンの技はあくまでも対ポケモン用なので、間違って人にかけると大怪我することもありそうです。


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