あのドッキリデート(言い換えるとカゲボウズ襲来事件)の翌日、マイコ達が住む街の新聞には、こんな記事が載っていた。
カンサイ新聞 ○月×日 朝刊 社会面
オオサカにカゲボウズの大群襲来
男女5人襲われる
○月△日午後6時頃、オオサカ市××区で20歳代と見られる男女5人が話していたところ、カゲボウズが約50匹襲ってきた。5人はしばらく逃げたのちに、手持ちのポケモンで応戦した。5人にケガはなく、カゲボウズ達は逃げていった。
目撃者によると、カゲボウズの大群は「さながら、黒山のカゲボウズだかり」だったらしい。また、バトルがあった場所では、その時刻に葉っぱや炎、電撃や砂が大量に飛んでいたという情報もある。
カゲボウズは恨みを始めとした、負の感情を食べるので、男女5人の内誰かが大きな負の感情を出した影響で、カゲボウズが寄ってきたと見ている。
「うわぁ、事件と同じような扱いされてる・・・。名前隠されているけど・・・。」
マイコは朝刊を読みながらため息をつくしかなかった。
「みんなに連絡しようかな。カンサイ新聞の朝刊、社会面読んで、って。」
そう言って、マイコは携帯電話を手に取り、あの場にいた残り4人にメールを打ち、一斉送信の準備をするのであった。
おしまいにしようか
マコです。ほんのちょっとの追記がてら、翌日朝のことを書いてみました。あの後、みんなにメールが届くのですが、ほかの友人にもばれて、5人全員がしつこいほどの質問攻めに遭うのです。挙句の果てには「お前らみんなカウンセリング行ったらええねん!!」という返答までされる始末です。
【書いてもいいのよ】
【描いてもいいのよ】
【感想がほしいのよ】
【前のシリーズからの感想も募集してるのよ】