マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ2F(長めの作品用)
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  [No.1190] Section-21 投稿者:あゆみ   投稿日:2014/09/06(Sat) 16:33:08   61clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

諸事情で2年近く放置してしまいました。覚えていらっしゃらなかったら大変申し訳ありません・・・(おい!
では長らくお待たせいたしました。続きをどうぞ。

アスカが起爆装置のスイッチを押した瞬間、耳をつんざくばかりの轟音が響き渡った。
そしてしばらくの後、トンネル内に静寂がやってきた。
「・・・お姉ちゃん、草体は?」
チヒロが不安そうな表情で聞く。
「・・・見てごらん!」
アスカがアルファ・スタイラーで草体が生やしていた根っこのほうを指し示した。
するとどうだろう。草体の根っこは強烈な爆風の影響を受けて無数に引きちぎられていた。これで草体の活性化は収まったと見ていいはずである。
「こちら、地下鉄構内のアスカ。草体の根っこ、爆破に成功しました!」
アスカが無線で地上の作戦本部を呼び出す。
「こちら、作戦本部。デパートの草体を中心に発生していた緑色のオーロラも消滅を確認した。今後、草体から発せられる電磁波の影響も少なくなっていくだろうと考えられる。総員、直ちに作戦本部に帰還を命ずる。」
「はい!」
そう言ったアスカの顔には、一瞬だが安どの表情が映っていた。これでコトブキシティが壊滅する可能性は低くなる。だが、この草体自体をどうにかしないことには根本的な解決とはならなかった。──それを思うと、アスカの表情は再び険しくなっていた。
「お姉ちゃん、まずは草体の活性化が収まったから、第一段階は突破だね。」
交信を終えたアスカにチヒロが話しかける。
「・・・でも、今度はこの草体自体をどうにかしないことには問題は解決しないわ。爆発の危険はなくなったかもしれないけど、いつまでもあの花がここにあると言うことはよくないことだと思うわ。言い換えればこれからが本番なのよ。」
あくまでも活性化が収まっただけ。この不気味な花をどうにかしないことには根本的な解決にはならない。それに、花と一緒にいたあの未知のポケモンもどう分類していいのだろうか。
さっき、一瞬見せていた表情は消えており、アスカは再び険しい表情を浮かべていた。


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