マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ2F(長めの作品用)
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  [No.209] Section-8 投稿者:あゆみ   投稿日:2011/02/27(Sun) 17:09:24   54clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

町の中心部に現れた巨大な花のつぼみ。そして未確認情報ながら、地下鉄がポケモンとみられる物体に襲撃されたという情報。さらに情報網が至るところで寸断されていることが重なり、コトブキシティはパニック状態の様相を呈していた。
一方、引き続いてシンジ湖周辺で隕石の捜索に当たっていたポケモンレンジャーのアスカとチヒロは、レンジャーユニオン・シンオウ支部からの緊急の連絡を受け、コトブキシティに向かっていた。
「お姉ちゃん、それってポケモンなの?」
チヒロが心配そうにアスカに聞く。
「分からないわ。だけど、ポケモンにしては大きさが違うかもしれないわ。これまで発見されているポケモンでも、ホエルオーの3倍以上とも言われてるし、桁が違いすぎるわ。」
アスカの言う通りだった。これまで発見されたポケモンの中で最も大きいとされているのはホエルオーの14.5メートル。だが、コトブキシティのバンギラスデパートを突き破った草体は高さが50メートルになると言われていた。ホエルオーなど比較にならないほどの大きさである。
「今回のミッションはこれまでとは違うわ。かなりやっかいなことになるかもしれないわね。チヒロ、気をつけていこうね!」
「うん!」

やがてアスカとチヒロの乗った車はコトブキシティのメインストリートに到着した。
警察による非常線が張られていたが、ここからでも中心街に現れた不気味なつぼみのようなものははっきりと見受けられた。
「警察です。ここから先は立ち入り禁止です。」
ジュンサーに行く手をふさがれる。
「ポケモンレンジャーのアスカです。」
「同じくチヒロです。」
「この先は非常警戒区域です。バンギラスデパートに近づくのは危険です。妙な生物がデパートの周りを回っているのです。」
「妙な生物・・・?」
アスカがそう言ってデパートの方向を見上げる。
そこには、分類ならむしタイプのポケモンになるであろう、昆虫とも甲殻類とも区別のつかない物体が飛び交っているのが見受けられた。その数は10匹、20匹、いや30匹以上はいる。
「あれは・・・!?」
チヒロも息を飲んでその場面を見つめていた。
と、そのポケモンとおぼしき物体がアスカ達に向かって迫っているのが見えた。このままだと大変なことになりかねない。
「奴らが迫っているわ!行くわよ、チヒロ!」
「うん!」
アスカとチヒロは周囲を見回す。と、近くの電灯におびえた表情のムックルが数匹たたずんでいるのが見受けられた。
「キャプチャ・オン!」
アスカとチヒロがムックルをキャプチャする。
「ムックル、あのポケモンかどうかは分からない物体を追い返して!」
ムックル達はかぜおこしやエアカッターを放ってその物体を攻撃していった。

<このお話の履歴>
2011年2月27日、ポケ書内ポケボード・ラティアス部屋にて掲載。


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