マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ
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  •   [No.3434] タイトル未定(コジョンドの話) 投稿者:クーウィ   投稿日:2014/10/04(Sat) 15:51:46     69clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


     旭光が静かに踏み込むにつれ、淡い朝靄が動き始めた。夜の冷気を宿す晩春の空気が、色づき始めた草露を残
    し、森の奥へと引き退いていく。徐々に強まる白い光は輝きを増し、夜半の雨に打ち叩かれた下草を、力付ける
    ように優しく包む。イッシュはシッポウの西に広がるヤグルマの森に、何時もと変わらぬ夜明けが訪れていた。
     シッポウの街並が漸く目覚めようとしているこの時間、既にこの地の住人達は朝餉の支度を終えており、てん
    でに箸を取る為稼業を切り上げ、住居の中へと舞い戻っていた。森際に点在する家屋は何れも一風変わった造り
    であり、その殆どが広い庭を構え、更によく整備され細かい砂を敷き詰めた一区画を、その真ん中に設けている
    。砂敷きの広場には木製の杭が立っており、散々に打ちすえられたらしいそれらはまだ比較的新しく、中には早
    朝の鍛錬の結果へし折られた物も混じっている。ヤグルマの森近辺は格闘家の修練場として知られており、南方
    の試し岩を基点として、幾つかの個人道場が散在していた。
     無人となったばかりの稽古場が小鳥達の囀りに満たされる中、不意に何処か遠い場所から、微かな矢声が聞こ
    えてくる。砂浴びを楽しんでいたムックル達は小首を傾げ、次いで何かに納得したように頷き合うと、小さな翼
    をはためかせ、てんでに声のした方へと飛び去ってゆく。雲一つない朝空にゴマを撒いたような黒点が散らばる
    と、まるでそれを引き寄せるが如く、再び鋭い気合いが風に乗って、ヤグルマの里に響き渡った。

     踏みにじっていた下草を朝風に散らしつつ、じっと相手の隙を窺っていたコジョンドのスイは、その雪白の痩
    身を宙空に閃かせ、眼前の敵に躍り掛かった。鞭の一振りの様に風を切り裂く武術ポケモンは一本の征矢と成り
    、自分の一挙手一動を完全に把握しているであろう対戦相手に向け、一直線に突き刺さっていく。
     果たして相手方のポケモンは、彼女の動きに対し的確な反応を示した。既に波導を通し、コジョンドの攻撃を
    予測していたのだろう。相手の体が宙に浮いた瞬間には早くも姿勢を下げて地面を蹴り、最早軌道を変える事の
    出来ない武術ポケモンの死角に位置すべく旋転する。くるりと半身を廻したルカリオは、必要最小限の動きでコ
    ジョンドの攻撃範囲から逃れると、そのまま着地際の間隙に乗ずべく拳を固め、尻尾を揺るがし身構える。
     が、しかし――波導ポケモンが狙い撃とうとしたその隙は、コジョンドが着地寸前に見せた揺らぎによってあ
    っさり消え去り、相殺される。完全に掴んでいた筈の相手の波導が予想外の乱れを見せた時、彼女は既に攻撃の
    態勢に入っており、踏み込んだ脚は全体重を乗せて、次の一撃に向けた最終アプローチを終えてしまっていた。
    「しまった」と臍を噛むのも束の間、次の瞬間ルカリオのリンは鞭の様なもので目元を強打され、出鼻を潰され
    た瓦割りは空を切って、蒼い痩身はバランスを失い、大きくたたらを踏む。曝け出された無防備な脇下にはっけ
    いを打ち込まれた事により、早朝の一本勝負は呆気ない幕切れを迎えた。
    「フェイント、か。引っ掛かった」
     息を詰まらせつつ立ち上がったルカリオが渋い表情で零すと、コジョンドのスイは稽古相手に手を差し伸べ、
    苦笑いしつつ応じて見せる。
    「見切りにはそうするしかないだろ? お互い様さ」



    間に合わなかった企画作品その2。嘗て書いた作品の系列につながる御話。所謂過去編。それ以外については同
    前(


      [No.3432] タイトル未定(臆病ザングースとマニューラの御話) 投稿者:クーウィ   投稿日:2014/10/04(Sat) 15:13:42     141clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:一粒万倍日


     雨雲が去ったばかりの空に、大きな虹が懸かっていた。朝霧の残る踏み分け道はひんやりと涼しく、林の奥か
    ら聞こえて来るテッカニンの鳴き声も、気持ちの良い微風に遠慮してか控え目で大人しい。朝露に濡れた叢を緩
    やかにかわしつつ、ヒューイは木漏れ日に彩られた通い路を、のんびりとした二足歩行で進んでいた。
     大きな房尾に尖がった耳。白い毛皮に緋色のライン。胴長の総身を覆う夏毛はそれでも十分に長く、立って用
    を足すにはやや不適とも見える短い前足には、幾つかの木の実が抱え込まれている。シンオウでは非常に珍しい
    ポケモンである彼は、猫鼬と言う分類や、それに纏わる数々の逸話には到底似合わぬ表情で、幸せそうに欠伸を
    漏らす。この按配なら後二時間ぐらいは、あの狂気じみた殺人光線を恐れる心配は無いと言うものだ。
     シンオウ地方はキッサキシティに程近い、とあるちっぽけな森の中。冬は止めど無く雪が降り注ぐこの辺りも
    、夏の盛りとあっては是非もなく、昼間はそこかしこに陽炎が立ち昇って、涼味も何もあったものではない。元
    々南国の住人である彼は兎も角、間借りをさせて貰っている同居人達は滅法暑さに弱いので、この季節は殆ど動
    こうとしない。勢い役立たずの居候である彼に、雑用の御鉢が回って来ると言う訳である。最も彼自身、現状に
    は酷く窮屈さを感じている為、こうして何かをさせて貰っていた方が反って有難いのだけれど。
     足裏に感じる、まだ温まりきっていないひんやりとした土の感触を楽しんでいる内。やがて不意に林道は途切
    れ、小さな広場に辿り着く。林の中にぽっかりと空いた、雑木も疎らな空白地。所々に岩の突き出たその場所が
    、朝の散歩の終着点だった。足跡や臭いなど、様々なポケモンの痕跡が感じ取れる中、ヒューイは真っ直ぐ手近
    の岩へと歩み寄ると、その根元を覗き込む。そこには良く熟れたクラボの実が幾つかと、硬くて噛み応えのあり
    そうなカゴの実が一つ、大きな蕗の葉の上に並べられていた。此処には目的のものがない。そこで彼はその岩の
    傍を離れると、隣に腰を据えている三角の岩に場を移す。此方の根方にあったのは、喉元を綺麗に裂かれて無念
    気な表情を浮かべている、二匹の野ネズミの死骸。乾いた血の痕にぶるりと身震いした彼は早々にそこから離れ
    ると、三つ目となる赤い岩の方へと足を向けた。日に焼けた岩肌に眼を滑らせていく内、漸くお目当てのものを
    見つけ出す。岩陰に敷かれた緑の葉っぱに乗せられていたのは、つるりとした白肌も眩しい、三個の大きな卵だ
    った。大きさからしてムクバード辺りのものだろうか。朝の光を浴びてつやつやと輝くそれは、如何にも新鮮で
    美味しそうだった。
     品物の質に満足したヒューイは、次いで視線を戻し、自らのなぞった道筋を辿って、岩肌の一角に目を向ける
    。卵が置かれた場所より丁度腕一本分ぐらい上に岩を削って印が付けられており、続いてその下に、品物を置い
    ていった主が必要としているものが、この種族独自のサインで簡潔に記されていた。一番上の表記を見た瞬間、
    彼は思わず顔をほころばせ、我が意を得たりと独り頷く。個人を表すそのサインの主は、顔見知りのマニューラ
    ・ネーベル親爺のものだ。腕の良い狩人である半面酩酊するのが大好きな彼が欲しがるものと言えば、マタタビ
    に辛口木の実と相場が決まっている。案の定『一個につきマタタビ三つ』と言う明記があるのを確認すると、ヒ
    ューイは抱え込んでいた緑色の木の実を全て下ろし、代わりに三つの卵を大事に抱え込んで、悠々とその場を後
    にした。

     遣いに出て行ったザングースが帰って来た時、ねぐらの主であるラクルは、既に朝食となるべき獲物を仕留め
    、丁度綺麗に『調理』を終えて、住処に運び入れた所であった。内臓を取り分けて皮を剥ぎ、近くの流れでよく
    洗った野ネズミの肉を鋭い爪で分けていると、住居としている岩棚の入口から、「ただ今」の声が響いて来る。
    無警戒な足音が近付いて来た所で顔を上げ、そっけない挨拶を返しながら、彼女は狩りのついでに確保しておい
    たオレンの実を汚れてない方の腕で拾い、ひょいとばかりに投げてよこす。「お疲れさん」の言葉と共に飛んで
    きたそれを、紅白の猫鼬は大いに慌てながらも何とか口で受け止めて、腕の中の荷物共々ゆっくり足元に転がし
    た。
    「どうやら収穫があったみたいだね。有難う、助かるよ」
     やれやれと言う風に息を吐く相手に向け、ラクルは何時もと変わらぬ口調で礼を言う。御世辞にも温かみに溢
    れているとは言えない、まさに彼女自身の性格を体現しているような乾いた調子だったが、それでも好意と感謝
    の念は十二分に伝わって来るものだった。それを受けたザングースの方はと言うと、これまた生来の性分がはっ
    きりと表れている感じで、多少慌て気味に応じて見せる。何時になっても打ち解けたようで遠慮会釈の抜けない
    その態度に、家主であるマニューラは内心苦笑を禁じ得ないのだが、それを表に出して見せるほど、彼女も馴れ
    馴れしいポケモンではなかった。
    「いや、大した事じゃないし……! こっちは朝の散歩ついでなんだから、感謝されるほどの事もないよ。木の
    実だって、僕が育てた訳じゃないんだし」
    「どう言ったって、あんたが私達の代わりに交換所に行ってくれたのには変わりないさ。対価だって自前で用意
    してくれたんだ。居候だからって遠慮せずとも、その辺は胸張ってくれて構わない」
    「木の実一つぐらいじゃ足代ですら怪しいからね」と付け加えると、彼女はもう一度礼を言って、ザングースが
    持ち帰った卵の一つを引き寄せた。肉の切れ端を一先ず置いて立ち上がると、卵を軽く叩いて中の様子を確認し
    てから、奥の方へと持っていく。干し草を敷いた寝床の一つに近付き、横になっていた黒い影にそれを渡すと、
    持ち帰った相手に礼を言うよう言い添える。体を持ち上げた黒陰は小柄なニューラの姿になって、そちらを見守
    る気弱な猫鼬ポケモンに、笑顔と共に口を開いた。
    「有難う、ヒューイ兄ちゃん!」
    「どう致しまして、ウララ。暑い日が続いてるけど、早く良くなってね」
     ザングースが言葉を返すと、まだ幼さの残る鉤爪ポケモンは「うん!」と頷いて、彼が持ち帰った御馳走を嬉
    しそうに掲げて見せる。夏バテ気味の妹に寝床を汚さぬよう起きて食事するように言い添えると、ラクルはヒュ
    ーイに向け、自分達も朝食にしようと声をかけた。

     ヒューイは臆病者の猫鼬。ある日ふらりとこの近辺に現れた彼は、今目の前で一緒に朝食を取っている、マニ
    ューラのラクルに拾われた居候だ。元々人間に飼われていた為、野生で生きていく術も心得も一切持たなかった
    彼は、本来の生息地から外れたこの地で仲間も縄張りも持てず追い回された揚句、栄養失調で生き倒れになりか
    かっていた所を、全くの異種族であり野生のポケモンである、彼女によって救われた。
     まだ根雪の深い春先の頃、泥だらけでふらふらのザングースを見つけた彼女は、マニューラという種族が当然
    取るべき行為をあえてやらずに、彼を生かして自分のねぐらまで運び込み、熱心に世話を焼いた。本来なら肉食
    性の狩人であり、仲間内の結束は固い半面異種族に対しては非常に冷酷なニューラ一族の事であるから、彼女の
    この行動は当時大いに波紋を呼び、実際実の兄弟達からも、さっさと始末を付けるよう何度も言われたらしい。
    今でもヒューイ自身、これに関してあくの強い冗談や皮肉を言われる事が少なくないのだから、当の本人である
    ラクルがどれだけ風当たりが強かったかは、推して知るべしと言ったところである。
     ところがしかしラクル自身はと言うと、そんな事は自分からはおくびにも出さず、後に周囲からの言葉よって
    己がどれほどの恩を受けたかを悟った彼が恐る恐る話題を向けてみても、「好きでやった事さ」と切り捨てるだ
    けで、何ほどの事とも思っていないようだった。彼女は寧ろ、ヒューイが自分の妹であるウララの命を救った事
    の方に強い借りを感じているようで、今でもやたらと『手のかかる』ポケモンである彼を止め置き、何くれと面
    倒を見てくれている。正直身の縮むような思いではあるものの、未だに自力で生きていける自信が毛ほどにも感
    じられない彼としては、こうして養って貰う他には光明が見出せないのが現状である。
     ヒューイが彼女に恩を作ったと言うのも、いわば成り行き上の事に過ぎない。長い眠りから覚めたあの日、自
    分の置かれていた状況がまるで分かっていなかった彼に対し、恩人の冷酷ポケモンはどこか落ち着きに欠けた様
    子ながらも、好意的な態度で事の次第を話してくれる。「好きなだけ居てくれて良い」と言い置くと、気忙しげ
    に場を立った彼女の態度が賦に落ちず、おっかなびっくり立ち上がった先で見たのが、熱にうなされているニュ
    ーラと、それを看病しているニューラとマニューラの姉弟だった。狩りの際に負った傷が化膿し、明日をも知れ
    ぬ容体だったウララを救う為、ヒューイはその足でキッサキの町まで駆け走り、毒消しと傷薬を手に入れて来て
    、無事彼女の一命を取り留める事に成功する。長く人間と共に暮らし、『飼われ者(ペット)』の蔑称で呼ばれ
    る身の上だったからこそ出来た芸当であり、同じように命を救われた彼としては寧ろ当然の行いであったものの
    、これによって彼自身の株が大いに上がったのは間違いなかった。結果的に、彼は家族の恩人としてラクル一家
    に受け入れられたし、群れの他のマニューラ達からも、『役立つポケモン』として一応の存在を認めて貰えるよ
    うになったのである。



    間に合わなかった企画作品その1。どうせ自分の事だからどこか別の企画で再利用するかもしれないですが(殴
    )、取りあえず験担ぎも兼ねて……。


      [No.2677] 語り部九尾 ―九尾の説明書― 投稿者:NOAH   《URL》   投稿日:2012/10/19(Fri) 11:51:03     87clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    九尾の説明書

    語り部九尾
    種族:キュウコン 性別:♀ 特性:日照り
    性格:生意気 個性:好奇心が強い
    出身:ホウエン地方・送り火山 年齢:(恐らく)千歳
    趣味:話すこと・旅をすること
    好きなもの:人間
    嫌いなもの:人間

    主人公に当たる、千を超えたと思われるキュウコン。
    夢特性、日照りの持ち主で、この特性と強い好奇心のおかげで
    長い間旅を続けて来られた。
    生まれはホウエンの送り火山だが、いつ生まれていつ死んだかは結局わからずじまい。
    歴史書にちょくちょく、光を呼び、炎を纏った一匹のキュウコンの姿が乗せられているらしいが
    それがこのキュウコンかどうかは不明。
    ただし、色々と説明がつく部分が多いため、否定はできない。
    人間が好きであると同時に、どこか嫌っている節がある。
    旅をすることが好きで、その際にあった出来事を、誰かに話すことが好き。


    【書いてもいいのよ】
    【描いてもいいのよ】
    【批評してもいいのよ】


      [No.2676] ともだちの“種類” 投稿者:ねここ   投稿日:2012/10/18(Thu) 08:12:22     79clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


     彼は地図の上にある赤いバツ印を指で示すと、きらきらと目を輝かせて言った。

    「ここの森、虫ポケモンがいっぱいいるんだって」

     元は虫取り小僧だったハルトに取ってみれば天国かもしれないが、時たま庭に出るキャタピーさえも看過できないのが私。もちろん、ゲットなんかしようとも思わない。第一に、私の手持ちポケモンはヘルガーにグラエナ、メタモンにメタモンにメタモンにメタモンと、その種類は豊富だが虫ポケモンは一匹もいない。グラエナも私と同じく虫タイプが苦手だし、メタモンに至っては気を抜くと虫にへんしんしてしまうし、ヘルガーだと明らかな力の差がついてしまう。虫ポケモンいなくなれ、とかいじめたりするのはかわいそうだし、べつにそういう趣味もない。ただ、そこにいるだけで怖い気がする。スピアーが大量発生してしまったときなどは、外に出るのさえ恐ろしくて敵わない。

    「……」
    「どうもコロトックがいるらしいんだよ!」
    「へ、へえー……」
    「俺、ずっとコロトックに憧れててね!」
    「……そ、そうなんだー……」
    「ゲットしたいなー!」

     私が一番仲の良い友達はハルトだ。しかし、私たちは虫好きと虫嫌い。相反するものは互いに引き合う、なんていうけれど虫ポケモンだけはふつうに勘弁してほしい。もう何を言っても聞いてはくれないだろう。おー!なんてひとりで盛り上がるハルトを置いて、私は足元に寄り付いてきたグラエナを撫ぜた。

     この前学校で、虫嫌いが進んでいる現状と問題についてレポートを書いた。実際、今虫ポケモンは肩身が狭く、それを愛する人たちもまた同じで。格好や種族でかわいいだのそうじゃないのと決められるポケモンたちの身を考えると、すごく悲しいことだと思うし、嫌だ。でも実際、私はそうしてしまっている。勝手に増殖していくメタモンはさておき、ヘルガーもグラエナも格好良いからとそれだけの理由でゲットしてしまった。今では良きパートナーたちだが――あの時の自分の行動は安易だったと思う。

     あと、ほかの人の意見に、虫は何を考えているのかがいまいち分からないから怖い、嫌だ、というのがあったがそれを言うならメタモンだって何を考えているのかわからない。というか何も考えていないだろうが。何だかんだ私は虫ポケモン肯定派なのかもしれない。

    「ハルトはなんで虫ポケモンが好きなの?」
    「うーん、格好良いからかな」
    「グラエナの方が格好良くない?」
    「……まあ、そりゃそうかもしれないけど。ユキちゃん、虫タイプ嫌いだったっけ?」
    「うん。ちょっとね」
    「そっか。……でも俺はさ、初めて捕まえたのがビードルだったから」
    「え。ビードルって毒針あるんでしょ? 危なくないの?」
    「それ、何のためだと思う?」

     質問を質問で返された。ハルトの表情はわずかに曇っている。私も真剣に考えることにした。

     ――ビードルに毒針があるのは、ちいさくて、目立って……あ、食べられてしまうから?コクーンになってもその危険性に変わりはないし、むしろサナギになることで危険度は増す。スピアーになって、ようやく恐れられる存在になる――そういうことなのかな。そのまま言葉すれば、ハルトは大きく頷いた。

    「俺にとってみれば、俺のともだちを食べる鳥ポケモンの方がずっと怖いよ」
    「……そうだよね」
    「ユキちゃんだって、メタモンが食べられたら嫌でしょ?」
    「うん。ぜったい嫌」
    「だから、俺が守ってあげるんだ」
    「……」
    「虫だけどね、命だから」

     ハルトの主張は一言で終わってしまうものだったけれど、秘められた想いは重く、強く私の胸に響いた。考えれば、私はずっと毛嫌いしていただけで、虫タイプを何も知らない。何だか恥ずかしい気持ちになった。結局嫌いとは言うものの虫ポケモンを捕まえたこともないし、最近は触ってすらいなかったっけ。

     ハルトの指差す方には、赤いバツが光っている。彼の腰にいる彼のともだちも私とは相反すものだけれど、引き合うものでもあるはずだ。きっと。

    「……森、いつ行く? 私、虫ポケモン捕まえたいかも」

     そう言えば、ハルトは勢いをつけて私の手を握り、

    「すぐにでも行きたいな。俺らも、ユキちゃんのともだちになってくれる虫ポケモンを探したいから!」
    「私、メタモンみたいな子がいいんだけど」
    「……いるかなあ。あ、でも虫だって性格はいろいろだからね」
    「会ってみないと、わかんないね」
    「うん! じゃあ行こう!」

     とても嬉しそうに笑って、走り出した。





    ねここです。
    初めて見たとき、コロトックがなんかだめでした。でも最近、かわいいと思えるようになってきて嬉しいです。
    小学生とか小さい子に虫嫌いが増えているらしいので、書いてみました。
    虫を頑なに拒否し続けるのはちょっと悲しいですよねえ。
    まずは、ヘラクロスとかからかな?ストライクとかも虫っぽくないし。

    【でもやっぱりメタモンが好きなのよ】
    【好きにしていいのよ】


      [No.2675] 語り部九尾 ―壱― 投稿者:NOAH   《URL》   投稿日:2012/10/16(Tue) 16:08:15     111clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    溢れる豊かさが、人とポケモンとを結ぶ南の地・ホウエン地方。
    その地に、死者の魂を送る、霧に覆われた聖なる霊山・おくりび山がそびえ立つ。

    しかし、彼女がいる場所は、どんな大雨であろうとたちどころに晴れ渡り、見事にきれいな景色を一望できる程、澄んだ青空に恵まれるのだ。

    「おや、これは珍しい。人なんて何時振りに見たか……その容姿では、まだ子どものようだが……何をしに来たんだい?」

    現れた一匹のキュウコンは、何故だか言葉を介しており、見事なまでのその黄金色の九つの尾を優雅に揺らす。少しして、私がなぜここにいるかピンときたのか、くつくつと喉の奥で嗤う。こばかにされているはずなのに、なぜだか憎めなかった。

    「なるほど、親と逸れたか。ふふ……迷い子、会ったのが私で良かったな。出会った獣によっては、その命、とうに失われておったぞ。まあ、あの濃霧では仕方あるまい……そうだな、久しぶりに人の子にあったのだ。私もある人の子の話をしよう。なに、退屈はさせぬ。私の旅話しだ。」

    人の了承を得ず、勝手に話を始めたキュウコンは、どこか遠くを見つめながら、昔話を語り始めた。


    「これは今から、五百年程前の話―…。」


    ×*×*×*×*×*×*×*×*×*


    カントーより北にある、花冷える寒冷地。雪深いシンオウに引けを取らない程寒く、厳しい冬が襲う地。

    時刻は恐らく、お昼頃。初夏の日差しが注ぐ、深緑の森を歩く、一匹のキュウコンがいた。そのキュウコンは、ただただ、宛てもなく、いたずらに右往左往と森の中を行き来してしていた。しかし、そのキュウコンは何かを捉えたのか、頻りに耳を動かすと、何かに近づいて行った。

    そこにいたのは、一人の子どもだった。大きな木の根に腰掛けて、ひっきりなしに泣いている。着ている物は、土でところどころ汚れていたが、中々に上質な袴を身につけ、右眼に眼帯をしている、十才くらいの少年だった。何かを感じ取ったのか、キュウコンは顔を顰めた。


    「……人の子よ、ここで何をしている。」
    「!!」
    「私の質問に答えろ……何をしている。なぜ泣いている。」

    キュウコンが感じ取ったもの。それは血の臭い。この頃は戦が絶えず、刹那の瞬間にも、様々な命が刈り取られている時代であった。しかし、この少年は、まだ戦場にでる年頃では無い。なのになぜ、この少年から血の臭いがするのか。キュウコンはそれが何故なのかわからなかった。


    「……眼、を。」
    「うん?」
    「右眼を、患った。……それから、母上が、まるで化け物を見るような目で、私を見始めた。」
    「…………。」
    「この眼を取ったら、優しかった頃の母上に戻ってくれると思った。だから、従者に頼んで、そして……。」
    「抉り取ったのか、右眼を。」


    少年は無言で肯定すると、膝に顔を埋めた。そのままの格好で、さらに話を続ける。

    「……でも、母上は元の優しい母上には戻らなかった。私をさらに化け物扱いし、罵り、ついには
    、私を、殺そうと……ッ!」
    「……皆まで言うな……辛かったであろう、泣きなさい。思う存分。」
    「ふっ……うわあああん!!」

    キュウコンは優しく子をあやすと同時に、その母親に、ひどく怒りを覚えていた。
    母親は、生まれ落ちた我が子を、何があっても常に愛し、時に諭し、そして何より、子の憧れでなければならないのだとキュウコンは思っている。しかし、泣きじゃくるこの少年の母親は、子が病で、その眼を失ったその日のうちに、汚れた者でも見るかのように辛くあたり、何よりも、殺そうとしている。しばらくして少年が落ち着いた頃、キュウコンはその口を開いた。

    「……何とも愚かな母親か、どれ、人の子。いっそ私が、お主の母を喰らってやろうか。」
    「それは……それはだめだ。」
    「何故?命を狙われているのだろう?」
    「確かに、哀しみの元凶は、母上だ…………でも、お腹を痛めて産んだのも、母上だ。母上がいなければ、私は……私は、今こうやって、哀しみを共有してくれた、貴女と出会っていない……私は……私は母上が大好きだ!たとえ蔑まれても、命を狙われても、それは、その気持ちは変わらない。」
    「…………人の子よ。」
    「…………?」
    「名を……お主の名を聞いても良いか?」
    「…………梵天丸。」
    「梵天丸……良い名だ。人の上に立つに相応しい名だ。お前には、数多の人や獣を導き、そして操り、慕われる才があると見た。気が変わった。私はお前の母親を喰らうのは止めよう。その変わり、お前が死すその日まで、私はお主の勇姿を見届けたい。」

    その言葉に、梵天丸は小さな左眼を丸々と見開いた。彼女の言葉に驚いたのか、口を僅かに開けて、呆けた表情をしていた。

    「……獣の貴女が、私の母になると?」
    「うむ、それも良いな。……梵天丸よ、お主は母が愛しいと言った。しかし、件の母はお前を殺そうと憚っている。……だが、1つだけ良い方法がある。荒治療になるが、構わんか?」
    「……母がまた、私を愛してくれるなら。」

    その答えに満足感を得たキュウコンは、にっこりと笑って、梵天丸の頬を舐めた。梵天丸は、くすぐったそうに、目を細めて笑う。

    「そうだな、お主が二十になったとき。まだ母を愛していたら、そして、母がまだお主を嫌っていたら。またここに来なさい……その時に教えよう。」
    「……わかりました。十年程、待てばよろしいのですね。」
    「うむ。……必ず、お主の力になろう、梵天丸……さあ、もう行きなさい。」

    梵天丸はキュウコンに促され、しかしまだ名残惜しそうに一度振り返った。キュウコンは穏やかに笑い、その炎で優しく彼を愛でると、森の奥へと引き返して行った。梵天丸は尚もそちらを見るが、自分を呼ぶ声を耳にすると、そちらの方へと走って行った。


    ×*×*×*×*×*×*×*×*


    10年後。キュウコンは再び、花冷える寒冷地に訪れていた。今度は、自らの影に、たくさんのカゲボウズ達を忍ばせて。
    約束の場所には、見事な鳶色の髪を持つ、思わず見惚れてしまう程の青年がいた。しかし、キュウコンはその青年こそが、10年前の小さな子だと気付いた。

    「見違えたな、梵天丸。」
    「!……お久しぶりでございます、゛母上゛。貴女にとっては僅かな歳月でも、私にとっては長い十年でした。」
    「そうであろう……私の種族は千を生きる獣。私はまだ五百といっていないが、十年は確かに短い……血の臭いが濃くなったな。戦に出始めたのか?」
    「ええ、二年程前から……名も新たに貰いましたが、貴女にはまだ、梵天丸と呼んでもらいたい……。」
    「構わん。……それでどうだ?この十年。お主も、お主の母も相変わらず変わっておらんな?」
    「はい。変わっておりませぬ……それで母上、如何なされるおつもりですか?荒治療と申しておりましたが……。」

    そこでキュウコンは、自らの影に潜ませ連れて来た、たくさんのカゲボウズ達を呼び出した。彼は初めて見るポケモンだったのだろう。彼らは何者かと問うてきた。彼女は丁寧に、彼らカゲボウズ達の特徴やら何やらを教えると、改めて、梵天丸を見やった。

    「……大きくなったな、我が子よ。」
    「ええ、色々ありましたが、無事、ここまでこれました。これも偏に、母上のおかげです。」
    「私は何もしていない。お主の頑張りに、想いに応えただけだ……良い結果を待っているぞ、梵天丸。」
    「はい。……母上。何時かまた、貴女を母上と呼ばせてください。」
    「……うむ。」

    キュウコンは、どこか侘しい気持ちを抱えながら、梵天丸と、その影に移ったカゲボウズ達を見送った。それから、彼とキュウコンは、一度も会う事は無かった。カゲボウズ達が戻って来た頃、キュウコンは彼らに話を聞くと、どうやら思い通りに事が進んだらしい。それからの梵天丸の活躍は目覚ましく、キュウコンが見込んだ通り、彼は一国の主にまで上り詰めたという。

    それから、およそ六十年後。梵天丸は、床に伏していた。

    「……死に水を取に来たぞ、梵天丸。」
    「母上……お久しぶりにございます。」
    「やはり、お主と私では寿命が違うな……我が子の最期を見届けるのは、心が痛む。」
    「こればかりは、いたし方ありますまい……私は最期に貴女にあえて、幸せです……母上、この先の五百年、どうか、私の変わりに……。」
    「うむ、見届け、伝えよう……お主の事。そして五百の時を経て、再び、黄泉の地にて会おう、梵天丸……その時ゆっくりと話そう。私が歩んだ千年の人生、その全てを。」
    「その時は、この梵天丸が、いち早くお迎えに上がります。」
    「……待っているぞ、我が子よ……黄泉への道中、気を付けてな。」
    「母上も……今より、五百年……どうか……お気を付けて……。」

    その言葉を最期に、彼は静かに息を引き取った。その日は奇しくも、梵天丸とキュウコンが初めて出会った日だった。世が平和を迎えて少し経った、柔らかな初夏の光が差し込む、とある城の一室での出来事であった。

    彼の激動の人生の背後には、度々、一匹のキュウコンの姿が噂されていたという。


    ×*×*×*×*×*×*×*×*


    「……すっかり長引いてしまったな。もう夕暮れ時だ。そろそろ帰りなさい。ああそうだ、またここにきたいのなら、ヨマワルかカゲボウズにこう言いなさい。『語り部九尾に会いに来た』と。……梵天丸の名か?ふふ……゛独眼竜゛と言えば、伝わるであろうな。」





    【書いてもいいのよ】
    【批評してもいいのよ】
    .


      [No.2674] 語り部九尾 ―零― 投稿者:NOAH   《URL》   投稿日:2012/10/16(Tue) 12:44:56     91clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    千 の 時 を 過ごした 一匹 の キュウコン が いた。

    彼女 は 獣 の 身 で ありながら 各地 を 旅してきた と いう

    今 は 亡き その キュウコン が 私 に 話して くれた

    幾つもの 旅 の 記憶 を 私は ここ に 記そう。


    ○日本史×ポケットモンスター・語り部九尾○
    もしもポケモンが、日本史に出てくる人物にあったり、戦等に参加していたら―…?

    旅好きで人好きだけど、どこか憎めない、生意気で好奇心旺盛な、変わり者キュウコンのお話し。


    【書いてもいいのよ】
    【批評してもいいのよ】


      [No.2673] 感想遅れてすみませんマジで! 投稿者:欠点   投稿日:2012/10/13(Sat) 22:21:12     91clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    すみません!!こんな『んー、ヒマだしなんか投稿してみっかなー』程度の気分で考えた駄作に感想を下さったとゆーのに……!

    返信遅れてホンッットにすみませんでした!
    小生ものすごく反省しております……
    これからはこのような事の無いようにしますのでどうかお許しを。



    そして、自分の作品を気に入って頂いて光栄です。
    もし、次のアイデアが浮かんだら(たとえ授業中であろうとも)ケータイでポチポチ投稿しようと思っております。

    最後に、感想ありがとうございました!


    【誠に申し訳ございませんでしたなのよ】
    【カゲボウズかわいいよカゲボウズ】
    【メタモンもかわいいと思うのよ】


      [No.2672] 黒もふに囲まれる幸せ 投稿者:きとら   《URL》   投稿日:2012/10/13(Sat) 20:03:33     97clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    > グラエナ多頭飼い、極貧生活、なんとも言えないこの生活感。素敵です。
    > この生活ならしてみたい…黒いもふもふに囲まれたいです。
    以前黒い犬を飼ってたんですがあんなのが一杯いたら幸せです。もふもふです。犬の毛皮はごわごわしているといいますがそれでももふもふです。
    極貧でもグラエナに囲まれて幸せなのです!


    >
    > なるほどこれがボスとの出会いですか…!!
    > マグマ団好きが再熱しそうです。素敵なお話ありがとうございます!!
    ぜひマグマ団好きを復活させましょう!グラードン万歳!


    コメントありがとうございました!


      [No.2671] 【ポケライフ】泡沫 投稿者:レイニー   投稿日:2012/10/11(Thu) 19:49:39     132clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     嵐のような人だった。


     出会ったのは数か月前。きっかけは些細なことだった。
     何もかもをかき消してしまうような雨の日。急いで家に帰ってきたら、あの人がそこにいた。勝手に人の家の軒下を使っていたのだ。

     家の前に知らない人がいる。その状況がなんとなくうっとおしかったから、雨が小降りになった時にビニール傘を渡した。
     そしたら次の日、律義に返しに来た。
     その律義さに昨日邪険に扱ってしまった自分が何となく恥ずかしくなって、気がついたら、お茶でも飲んでいきませんか?と声をかけていた。

     それから、あの人は時々家に来るようになった。
     まるで昔からそうだったかのように、彼は私の生活の一部となった。
     気がついたら、いつも彼のことが気になるようになってしまった。会えない日はどうしようもなく寂しかった。


     最近疲れてるけどどうしたの?って訊かれたから。
     眠れないのって答えた。
     あなたのせいです。あなたのこと思い出して眠れなくなるんです。そんなことは言えなかったけど。

     そしたらあの人、数日後にモンスターボールを渡してきた。
     プリンの歌はよく効くから、これで眠るといいよって。
     何一つわかってないなぁと思いながら、でもその優しさが嬉しかった。

     一人になったその夜、プリンは歌ってくれた。
     あの人のことを想いながら、私はぐっすり眠りにおちた。
     とりあえず不眠は解消された。根本的な原因は何も解決しなかったのに。


     そしてある日。旅に出ると一言だけ言って、彼は去ってしまった。
     私の生活は元に戻った。まるで初めからあの人なんていなかったかのように。

     でも、相変わらず自力じゃ眠れない。それは元には戻らない。
     そしてニックネームをつけることのできないプリン。それだけが唯一の彼がいた証だ。

     あなたのことを思い出して、今日も私はプリンに歌ってもらう。
     あなたのせいで眠れないのに、今日も私はぐっすりと眠りにおちていく。


    --

    ポケライフタグ期間終わってるのは百も承知ですが。
    タイトルはモチーフとした楽曲からそのまま頂きました。内容はだいぶ変化させてしまいましたが。

    【どうしてもいいのよ】


      [No.2670] グラエナかわいいよグラエナ 投稿者:くろすk   投稿日:2012/10/09(Tue) 22:38:03     92clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    グラエナ多頭飼い、極貧生活、なんとも言えないこの生活感。素敵です。
    この生活ならしてみたい…黒いもふもふに囲まれたいです。

    なるほどこれがボスとの出会いですか…!!
    マグマ団好きが再熱しそうです。素敵なお話ありがとうございます!!


      [No.2669] ポケモンストーリーコンテスト・ベスト完売のご報告 投稿者:No.017   投稿日:2012/10/08(Mon) 11:41:25     158clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    No.017です。

    ご報告に間が空いてしまいましてすみません。
    昨日ビッグサイトにて開催された COMIC CITY SPARK7 にて、
    「マサラのポケモン図書館 ストーリーコンテスト・ベスト」完売致しました。
    ここにお礼とご報告を申し上げます。
    執筆陣の皆様、イラスト担当の皆様、イベントを手伝ってくださった皆様、本当にありがとうございました。


    【流通数】
    印刷数は初版120部、再版100部(+予備)で
    配布約20部、頒布200部程度となっております。

    【流通】
    HARU COMIC CITY17
    ふぁーすと3
    サンシャインクリエイション55
    コミックマーケット82
    チャレンジャー!
    本の杜2
    ふぁーすと4
    COMIC CITY SPARK7
    通販

    【いただいた感想など】
    (ツイッターで見つけた限り、聞いて覚えてる限り)

    ・『マサラのポケモン図書館』っていう小説を同人で見つけて。
     500円というお手頃価格で買ったら、内容が深くてアマチュアの作品とは思えないほどの良品だった。
    ・最近『ポケモンストーリーコンテストベスト』を読んでる。
     積まずにもっと早くに読んどけば良かった。ピカチュウの話とミニリュウの話が好き。
    ・マサポケのストコンベストを読了。テッカニンとレックウザとバチュルとザングースあたりが好き。ご馳走様でした。「やさしいピジョンの育て方」の発刊はいつですか!
    ・プロトーガとミニリュウのやつがよかった
    ・ケンタさんの名前を見つけて懐かしく思った
    ・(ベストを)あっと言う間に読んでしまったので、残りを買いに来ました!
     (その後、No.017の小説文庫全種を絨毯爆撃)
    ・半生が最強
    ・ポケスコベスト読了。どれもグッとくる話だった。
     ポケモンが大好きな人にはもちろんだけれど、むしろポケモン好きだったけど今はそんなに、
     ってひとに薦めたい。なぜって実際私がポケモンやりたくてたまらなくなったからですよ。
     他の人もこの感覚を味わうべき。
     読後感はどの話も、はぁー面白かった!で終わる。
     どれも爽快な話。思い出して気づいたが、586さんのblindnessも爽快な終わりだ。なんてこった。今すごく衝撃を受けている。
     頭かち割られたり思想を揺るがされたりはしませんでしたが、読んでいて心を持って行かれなかった作品はなかったと言っていい。
     ポケモンの二次創作作品としてすごく引き込まれた。具体的には自分が遊んだゲーム画面を幻視する程度に。
     あの頃の記憶がフラッシュバックする程度に。
     まぁ本読む度に人生観覆されても困るのでそれはそれとして、
     しかし仮にこのレベルの一般文芸があっても私はまず買わないだろうななどと思うので
     結局私が引き込まれたのってポケモンの描き方なんだろうな。
    ・本の杜2飲み会にて、ポケモンの観覧車の話になり、様々なアレなネタについて話題になり、
     アンソロにきんのたまが載ってるよ!と話し、盛り上がる。で、見せる事に
     → 普通に書けてた!買います!
    ・最後の話に全部持っていかれた

    【売り手雑感】
    まず春コミでものすごく出ました。思わぬ売れ行きでした。
    コンテストシステムの概要や選考方法、それと各回の大賞作品を説明したイメージボードを作っておいたのですが、読んでくださる方が多かったです。
    島角で2スペースとっていたので、面陳列展開できたのも大きかったように思います。
    次のふぁーすと3では午前中に完売。ここで初版分が無くなり、再版が決定します。
    その後のイベントでも、コンスタントに数が出ていきました。
    「ピジョンエクスプレス」サークルでは常に4種類以上の文庫が並んでいましたが、
    「どれから始めたらいいんだろう?」という方にまずお勧めしたのがベストです。
    やはり短編集・1冊で楽しめるというのは大きい。
    黙っていても(とりたててプッシュしなくても)売れました。
    上の感想にも挙げましたが、ベスト読んだ方が他も読んでみようとなっており、
    「ポケモン小説の入り口」と機能していたように思います。


    以上をもちまして、ストーリーコンテスト・ベストに関する活動は、ひとまず終了いたします。
    今までありがとうございました!

    2012年10月8日 No.017


      [No.2668] ■10月7日チャット会議事録 投稿者:小樽ミオ   《URL》   投稿日:2012/10/07(Sun) 23:13:44     110clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     チャット会にご参加のみなさま、そしてご観覧くださったみなさま、大変ありがとうございました。
     みなさまのお陰さまでチャット会はほぼ滞りなく進行いたしました。あとは私にもっと司会スキルが必要だと痛感いたしました……結果発表チャットこそは上手くやれるように訓練しておきます。


    ●概要

    (1) コンテストのお題
     → 「数/時」(同数1位:7票)
       (選択制、最低でもどちらかひとつを織り込んでください。両方も可です)

    (2) 開催期間
     → 提案から変更なし
       2012年10月15日〜12月23日(募集:10月15日〜12月1日、投票:12月3日〜12月22日)

    (3) 文字数と応募可能作品数
     → 文字数:100〜20000文字、応募可能作品数:ひとり1作品

    (4) 募集対象を小説に限定するかどうか
     → 変更あり。小説のほか論文風・ニュース風の作品も募集対象とさせていただきます。
       ただし詩については募集対象から除外させていただきます。

    (5) コンテストのタイトル
     → 「ポケモンストーリーコンテスト 〜ムウマ編集長のポケバナ大賞」
       メインタイトルはマサポケから継承させていただくことに決定いたしました。
       サブタイトルは巳佑さんのご考案です。ありがとうございました!


    ●詳細

    (1) お題には次のものが出されました。ひとり5つのお題への投票を行い、合計13人分の65票の有効票がありました。
       色 数 光 白 闇 お別れ 空 魂 きかい バチュル おはなし
       希望 こころ 過去  未来 はつ(発/初) 時 流れ 化石
      このうち、「数/時」が最多得票の7票で、次点は「色/空」の6票でした。決選投票は実施しませんでした。

    (2) 文字数カウンタについて
     文字数カウンタによって返される文字数が変わることがあります。
     ですので、この点に関しては運営側が利用を推奨する文字数カウンタを決めておこうと思っております。

    (3) いわゆる「エロ・グロ作品」について
     これまで概要ページに掲載していた通り、主催者判断で掲載をお断りすることがあります。
     寛容でありますが、評価が割れる可能性があることはあらかじめご承知ください。

    (4) 恋愛小説および同性愛を扱ったについて
     恋愛小説については全面的にこれを認めます。同性愛を扱った作品についても、これを禁止しません。
     ただし上記の「エロ・グロ作品」同様、評価が割れる可能性がありますのでご承知ください。

    (5) 作品への批評について
     コンテストのコンセプトとして「はじめて小説を書かれる方」も想定をしておりますので、批評はお手柔らかにお願いいたします。
     また、批評が中傷になることがないようお願いいたします。





     チャットログは後日掲載させていただきますのでもう少々お待ちください。

     今回のチャット会をもちまして、ストーリーコンテストを本格的に運営する準備が整いました。
     あくまでスタートラインに立てただけのことですので、ここからみなさまにお楽しみいただけるコンテストとすることができますよう、運営として邁進してまいります。引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m

       10月7日  小樽ミオ


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