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  •   [No.3654] #141658付帯資料1 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/03/22(Sun) 16:10:56     67clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    Appendix 1:
    以下は2014-11-22に案件#141658が管理局のデータベースに登録されて間もなく、付帯資料として追加で登録された資料です。付帯資料が登録された際の監査証跡は存在しないIDを記録しており、一部のアクセスログは外部から管理局のデータベースサーバへのアクセスが行われたことを示しています。

    登録が確認されて12分後にデータベースサーバがネットワークから切り離され、完全なセキュリティ監査が行われました。監査の結果、いくらかの不審なアクセス記録が得られましたが、侵入者の正確な情報を掴むには至りませんでした。

    資料の書式は管理局が定める報告書の標準書式に則っていますが、過去いかなる形においても、該当する案件番号の報告書が存在した記録はありません。資料は非公式かつ高い異常性を伴うものと判断されたため、安全のためセキュリティクリアランスを持たない局員には開示しないことが直ちに定められました。

    この資料がどのような個人・団体によって作成されたのか、また何の目的を持って管理局のデータベースに登録されたのかは一切不明です。資料の作成者とデータベースへの登録者が異なる可能性も排除できません。


    ------------------------------------------


    Subject ID:
    #103789

    Subject Name:
    シーキンセツ

    Registration Date:
    2002-11-22

    Precaution Level:
    Level 1


    Handling Instructions:
    本案件で扱う事象は確保が事実上不可能であると推定されるため、情報の拡散を防止する活動が主体となります。ネットワーク上で本案件に関する言及が見られた場合は、対象が実在しないこと、確度が低く質の悪い噂であることを伝えてください。必要に応じて、虚偽の内容を流布することも認められる場合があります。

    現在のところ、本案件と類似する場所/事象/人物/物品についての存在は確認されていませんが、性質上認識することが困難というのみで、何らかの類似案件が存在する可能性は否定できません。例え瑣末であっても、情報の提供や仮説の提示は歓迎されます。

    本案件は管理局で認識することに成功した「シーキンセツ」を対象としていますが、同様の事象が別の形で発生している可能性も否定できません。仮に同様の案件が発見された場合は、速やかに管理対象に加える必要があります。


    Subject Details:
    案件#103789は、2002-11-21を境に不特定多数の一般市民の間で言及されるようになった「シーキンセツ」というオブジェクトまたはロケーションに関する情報、及びそれに関連する一連の案件です。

    管理局の広範な調査で、これまで「シーキンセツ」という名称に合致するオブジェクトまたはロケーションは存在していないことが判明しています。過去の記録においても、一貫して「シーキンセツ」という名称で言及されるオブジェクトまたはロケーションは存在していません。名称から恐らく海上に建造された施設のような存在と推定されますが、ホウエン地方全域に渡って過去50年以内の着工記録、あるいはそれに類する出来事についての徹底した調査によっても、「シーキンセツ」の特徴を満たすものはありませんでした。

    この「シーキンセツ」という名称が初めて出現したのは2002-11-21と推定されますが、いくつかの記録はそれ以前、少なくとも10年以上前から「シーキンセツ」が何らかの形で存在したことを示唆しています。これが「シーキンセツ」の実在を示すものなのか、「シーキンセツ」そのものが特異な方法で自分の情報を挿入したのかについては、未だ意見が分かれています。

    一般市民の会話において、「シーキンセツ」はしばしば実在するものとして言及されます。ほとんどの場合、提示された情報が指し示しているものは「シーキンセツ」ではなく、ホウエン地方108番道路からアクセス可能な座礁船(旧登録名:カクタス号)である「すてられぶね」に該当します。2002-11-21以前で、すてられぶねが公的にも、また俗称としても「シーキンセツ」と呼称されていた記録はありません。「シーキンセツ」とすてられぶねの具体的な関連性は不明です。

    初めて「シーキンセツ」というキーワードが言及されてから、これまで局員によっていくつかの仮説が提示されてきました。これらはいずれも明確な根拠を持ちませんが、同様に反証に足る根拠も存在しません:


    1.別の特異な事象によって「シーキンセツ」に関する情報が挿入された
    管理局が知り得ていない異常な現象、または異常な現象を起こす生物/物品により、「シーキンセツ」の情報が広範に渡って挿入されたという仮説。もしこの仮説が正しければ、「シーキンセツ」以外にも何らかの「挿入された」情報が存在する可能性があります。

    2.別の特異な事象によって「シーキンセツ」に関する情報が隠匿されていた
    仮説1とは逆に、「シーキンセツ」はすてられぶねを指す名称だったが、何らかの理由により2002-11-21までその情報が隠匿され、認識できなくなっていたという仮説。情報が隠匿されていた理由や、2002-11-21に隠匿が解かれた経緯は不明です。

    3.管理局が「シーキンセツ」に関する情報を知ることができないようコントロールされていた
    仮説2の派生です。一般市民の間に混乱が見られないこと、現時点で「シーキンセツ」を異常な現象だとしているのは当局のみであることから、別の個人や組織がかく乱の為に「シーキンセツ」の情報に管理局がアクセスすることができないようにコントロールしていたという仮説。一部の局員はこの仮説を支持し、警戒レベルを最高の「5」へ引き上げることを提案しています。提案は現在保留されています。

    4.実際に「シーキンセツ」が存在している、あるいは存在していた
    ほとんどの情報が誤った知識・認識に基づいたものであり、それが広範に渡って拡散された結果、実際には「シーキンセツ」は存在する、もしくは存在していたが、正確な情報を得るのが極端に難しくなっているという仮説。2002-11-21以前は名称も含めて不正確な情報が氾濫していたと考えれば、この仮説が成り立つ余地はあります。

    5.元々すてられぶねは「シーキンセツ」と呼ばれていたが、その関係性を「異常」だと誤認させられている
    そもそもすてられぶねが「シーキンセツ」と呼ばれるのは特段異常の無いことだが、何らかの特異な事象によって「異常」だと誤認させられているという仮説。仮説3同様、この事象は管理局の関係者に対してのみ発生している可能性もあります。

    6.異常性を持つのは「シーキンセツ」ではなくすてられぶねである
    何らかの特異な事象により、かつて「シーキンセツ」だったものが「すてられぶね」に置換されたという仮説。これは物理的なオブジェクトの置換に止まらず、2002-11-21以前まで「シーキンセツ」と記述・認識されていた情報が一斉に置き換えられた可能性があります。「シーキンセツ」は新たに出現したのではなく、置換時の不備により情報として消去し切れなかったのではないかというものです。


    現時点においては、「シーキンセツ」に関する情報は相応の異常性を持つものの直ちに危機的状況をもたらすものではないとして、警戒レベルは最低の「1」としています。ただし何らかの追加情報が得られ、警戒レベルの見直しが必要と判断された場合、現在のレベル設定は直ちに破棄されることとなっています。

    Supplementary Items:
    本案件に付帯するアイテムはありません。


    ------------------------------------------


      [No.3653] #141658 「すてられぶね」 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/03/22(Sun) 16:07:09     70clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    Subject ID:
    #141658

    Subject Name:
    すてられぶね

    Registration Date:
    2014-11-22

    Precaution Level:
    Level 1


    Handling Instructions:
    本案件で扱う事象は確保が事実上不可能であると推定されるため、情報の拡散を防止する活動が主体となります。ネットワーク上で本案件に関する言及が見られた場合は、対象が実在しないこと、確度が低く質の悪い噂であることを伝えてください。必要に応じて、虚偽の内容を流布することも認められる場合があります。

    現在のところ、本案件と類似する場所/事象/人物/物品についての存在は確認されていませんが、性質上認識することが困難というのみで、何らかの類似案件が存在する可能性は否定できません。例え瑣末であっても、情報の提供や仮説の提示は歓迎されます。

    本案件は管理局で認識することに成功した「すてられぶね」を対象としていますが、同様の事象が別の形で発生している可能性も否定できません。仮に同様の案件が発見された場合は、速やかに管理対象に加える必要があります。


    Subject Details:
    案件#141658は、2014-11-21を境に不特定多数の一般市民の間で言及されるようになった「すてられぶね」というオブジェクトまたはロケーションに関する情報、及びそれに関連する一連の案件です。

    管理局の広範な調査で、これまで「すてられぶね」という名称に合致するオブジェクトまたはロケーションは存在していないことが判明しています。過去の記録においても、一貫して「すてられぶね」という名称で言及されるオブジェクトまたはロケーションは存在していません。名称から恐らく座礁した船のような存在と推定されますが、ホウエン地方全域に渡って過去50年以内の船舶事故、あるいはそれに類する事件・事故・出来事についての徹底した調査によっても、「すてられぶね」の特徴を満たすものはありませんでした。

    この「すてられぶね」という名称が初めて出現したのは2014-11-21と推定されますが、いくつかの記録はそれ以前、少なくとも10年以上前から「すてられぶね」が何らかの形で存在したことを示唆しています。これが「すてられぶね」の実在を示すものなのか、「すてられぶね」そのものが特異な方法で自分の情報を挿入したのかについては、未だ意見が分かれています。

    一般市民の会話において、「すてられぶね」はしばしば実在するものとして言及されます。ほとんどの場合、提示された情報が指し示しているものは「すてられぶね」ではなく、ホウエン地方108番道路からアクセス可能な特別保護区である「シーキンセツ」に該当します。2014-11-21以前で、シーキンセツが公的にも、また俗称としても「すてられぶね」と呼称されていた記録はありません。「すてられぶね」とシーキンセツの具体的な関連性は不明です。

    初めて「すてられぶね」というキーワードが言及されてから、これまで局員によっていくつかの仮説が提示されてきました。これらはいずれも明確な根拠を持ちませんが、同様に反証に足る根拠も存在しません:


    1.別の特異な事象によって「すてられぶね」に関する情報が挿入された
    管理局が知り得ていない異常な現象、または異常な現象を起こす生物/物品により、「すてられぶね」の情報が広範に渡って挿入されたという仮説。もしこの仮説が正しければ、「すてられぶね」以外にも何らかの「挿入された」情報が存在する可能性があります。

    2.別の特異な事象によって「すてられぶね」に関する情報が隠匿されていた
    仮説1とは逆に、「すてられぶね」はシーキンセツを指す名称だったが、何らかの理由により2014-11-21までその情報が隠匿され、認識できなくなっていたという仮説。情報が隠匿されていた理由や、2014-11-21に隠匿が解かれた経緯は不明です。

    3.管理局が「すてられぶね」に関する情報を知ることができないようコントロールされていた
    仮説2の派生です。一般市民の間に混乱が見られないこと、現時点で「すてられぶね」を異常な現象だとしているのは当局のみであることから、別の個人や組織がかく乱の為に「すてられぶね」の情報に管理局がアクセスすることができないようにコントロールしていたという仮説。一部の局員はこの仮説を支持し、警戒レベルを最高の「5」へ引き上げることを提案しています。提案は現在保留されています。

    4.実際に「すてられぶね」が存在している、あるいは存在していた
    ほとんどの情報が誤った知識・認識に基づいたものであり、それが広範に渡って拡散された結果、実際には「すてられぶね」は存在する、もしくは存在していたが、正確な情報を得るのが極端に難しくなっているという仮説。2014-11-21以前は名称も含めて不正確な情報が氾濫していたと考えれば、この仮説が成り立つ余地はあります。

    5.元々シーキンセツは「すてられぶね」と呼ばれていたが、その関係性を「異常」だと誤認させられている
    そもそもシーキンセツが「すてられぶね」と呼ばれるのは特段異常の無いことだが、何らかの特異な事象によって「異常」だと誤認させられているという仮説。仮説3同様、この事象は管理局の関係者に対してのみ発生している可能性もあります。

    6.異常性を持つのは「すてられぶね」ではなくシーキンセツである
    何らかの特異な事象により、かつて「すてられぶね」だったものが「シーキンセツ」に置換されたという仮説。これは物理的なオブジェクトの置換に止まらず、2014-11-21以前まで「すてられぶね」と記述・認識されていた情報が一斉に置き換えられた可能性があります。「すてられぶね」は新たに出現したのではなく、置換時の不備により情報として消去し切れなかったのではないかというものです。


    現時点においては、「すてられぶね」に関する情報は相応の異常性を持つものの直ちに危機的状況をもたらすものではないとして、警戒レベルは最低の「1」としています。ただし何らかの追加情報が得られ、警戒レベルの見直しが必要と判断された場合、現在のレベル設定は直ちに破棄されることとなっています。


    Supplementary Items:
    本案件に付帯するアイテムは公開されていません。

    管理局の判断により、付帯資料に付いては秘匿する方針が定められています。時間/次元に掛かる案件を取り扱うことのできるセキュリティクリアランスがあり、かつ情報を開示することが必要であるとみなされた職員のみ、限定的にアクセスが許可されます。


      [No.3652] Re: なぜPNGでは異常な特性を示さないのか 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/03/22(Sun) 14:53:37     54clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    (´ω`)感想ありがとうございます!

    > このシリーズは就寝前に読むことにしております。
    > 毎回背筋が寒くなるというよりは、なんとなく薄ら寒くなるこの不安感が癖になりますね(笑)
    寝る前に読むと寝付きが悪くなるのでオススメです!(オススメ……?
    直接的な怖さというよりも、なんとなく落ち着かずぞわぞわする感じを出したい、と思いながら書いています。

    > なぜニャオニクスの画像はPNGではダメなのでしょうか。
    > jpegのニャオニクス画像が波に変化するとき、それを音として捉えるとどんな音が鳴り響いているのでしょうか。
    > カギはそこにあるのかもしれませんね……こうした自由な考察ができるのがSubject Notes. の面白い所です。

    > 個人的に1136x640という画像解像度の秘密が好みです。
    > 71:40という変な比率・画面解像度を持つ機材は例のものしかありません。
    > もともとの写真は待ち受け画像用に撮られたものだったのでしょうか。
    > そこの部分も気になりますね。
    (*'ω'*)いろいろと想像してくださってうれしい限りです……!
    ともするとデジタルなもの=人間が解釈できるもの=安全という図式が成り立ちがちですが、そこであえてノイズのようなものを入れることでそれが危うくなる、という流れが好きです。
    解像度についてはお察しの通り例のアレです。さすがです。

    お読み頂きありがとうございました! そろそろスレッドが伸びてきたので、次の次くらいから長編板へ移籍すると思いますが、またお読み頂ければ幸いです。


      [No.3651] 変化する伝統-鷹狩りの話 投稿者:Ryo   投稿日:2015/03/22(Sun) 00:03:49     65clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    人間がポケモンを狩猟対象にする理由は2つある。一つは食料を手にするため、生きるための狩猟。そしてもう一つは娯楽としての狩猟である。
    カロス地方における鷹狩-猛禽類のポケモンを使用して小型のポケモンを狩る狩猟方法は、早くから典型的な後者としての顔をのぞかせていた。

    カロスの鷹狩りの歴史は古く、5世紀のメロイア朝の時代に描かれた絵画には既に、ピジョンを肩に乗せてギャロップに跨がり鷹狩りに赴くフィリップ2世とその家来たちの絵が残されている。
    その後王侯貴族の力が強まると共に鷹狩りもカロス全土で流行し、鷹狩りのために王や貴族によって買い上げられた各地の狩猟地は関係者以外の立ち入りを禁じられ、いかなるポケモンも狩猟、捕獲が禁じられ、これを破ったものは死罪となったという。

    山や丘、森をまるまる一つ買い上げるのだから、そこで行われる狩猟もとても大規模な物になった。
    まず平時にこの土地を管理するための庭師や木こりだけでも相当な数が必要である。12世紀の貴族、ルドルフ・フォン・ハールには、狩猟地の手入れをする庭師が50人仕えていたとされる。そしていざ狩りとなると、猛禽を操る貴族とその補佐である鷹匠、獲物を追い込むためのグラエナやヘルガー、ハーデリア等の獰猛な猟犬を操る係の者、それぞれが騎乗するギャロップやゴーゴート等の世話をする者、仕留めた獲物の処理をする係などによる、あたかもパレードか戦争にでも出向くかのような大規模かつ華やかな行進が行われたという。

    鷹狩りで一般的に好まれた猛禽は紅と金の冠毛が美しいピジョット、飼い主に忠実なムクホークなどだが、「鷹狩公」の名で知られるコール大帝などは遥か東の国からわざわざワシボンを取り寄せて育て、それが進化したウォーグルは鷹狩りの貴族たちの集会でも一際目を引いたという。
    また、カロス地方で一般的な猛禽であるファイアローだが、これは獲物を仕留める際に発火する習性があるため、獲物の毛皮を焦がしてしまったり、狩猟地で火事を起こしてしまう危険性があったため、あまり好まれなかったようだ。
    貴族の従える猛禽たちは黄金の足輪や宝石の散りばめられた兜等で豪勢に着飾られ、美しく忠実に育てられた猛禽はそれと同じ大きさの黄金にも代えられない価値がある、とまで語られるほどだった。

    狩猟地に赴いた鷹狩りの一行は、まずリーダーである王(または貴族)が見晴らしの良い場所に立ち、追い立て役の猟犬とその主たちを狩猟地の各地に配置するところから始まる。この采配の仕方が戦争時においては部下の采配の上手下手にも繋がるとされたため、王侯貴族は熱心に鷹狩りに励んだという。
    楽士のラッパの合図で鷹狩りが始まると、猟犬とその主たちは一斉に動き出し、獲物を鷹匠と王(または貴族)の待つ広場まで追い立てる。
    鳥なら風に乗り切らないうちに、獣なら猟犬に怯んだ隙に、鷹匠の合図で猛禽を飛ばし、仕留める。この時見事な動きをした主には褒美が与えられたため、狩猟犬を育てる者にとっても鷹狩りは身を立てるための大きなイベントであった。

    一時は貴族の必修科目とまで言われた鷹狩りであったが、時代が進むにつれ、銃火器やポケモン捕獲・収納の技術が発達したこと、また都市の巨大化や交通網の発達により領地の確保や保全も難しくなったことから、大規模な鷹狩りは次第に行われなくなっていった。
    政治体制が変化し、王権制から民主制へと変わってからは、鷹狩りは貴族の嗜みから鷹匠が技術継承のために細々と行うものとなっていった。しかしモンスターボールが一般的に普及し、人とポケモンの距離がより近づいた近年のカロスにおいてはポケモン愛護の気風が高まり、鷹狩りは残酷だという声が世間から上がるようになった。世間からのバッシングによって鷹狩りの技能を継承する団体は一時存続の危機にさらされたが、一方で遥か千年以上も前から人とポケモンが一体となって過ごしてきたことを伝えるその技能は後世へも継承されていくべきだという考えもおこり、今では鷹狩りは無形文化財に登録されている。
    現在、カロス政府によって保護されている3つの流派が伝統的なやり方の鷹狩りを継承しており、祝典などにおいて猛禽を操る技を披露することはあるが、狩りの技能は疑似餌を用いて披露されることがほとんどで、本物のポケモンを捕らえる狩りが披露されることは今ではまず無くなったと言って良い。

    また、ごく近年のことであるが、若者たちによって構築されつつある、全く新しい鷹狩りのスタイルを特筆しておきたい。
    俗に「ハンティングバード」と呼ばれるこの新しいスポーツは、ミアレ郊外のとある公園にて、2人の若者が鷹狩りの真似をしてお互いのポケモンにレースをさせたことが発祥とされ、ミアレ中心にじわじわと広がっているようだ。
    以下にルールの概略を説明する。
    「ハンティングバード」は逃げ役のポケモンと追い役の鳥ポケモン、そしてそれぞれのトレーナーによって行われる。フィールドは、逃げ役が走るための「リング」と呼ばれる円形のコースと、トレーナー両名が待機、指示をするための「ランド」と呼ばれるリングの内側部分で構成されており、その形状、大きさは厳密には決まっていない。だがトレーナーは「ランド」から「リング」上のポケモンに指示を出すため「ランド」内からどの方角を見てもお互いのポケモンを視認できるような構造であることが絶対条件であるとされる。「リング」と「ランド」の間に木や車等の障害物があると、ポケモンに正確な指示を出すことができないため、そのコースでは「ハンティングバード」は行えない。
    競技はまず逃げ役のポケモンを従えたトレーナーがポケモン(シキジカやコラッタなど小型で足の速いものが好まれる)をリング上に放ち、走らせるところから始まる。逃げ役がリングを一周する間に、追い役は逃げ役に3度まで「アタック」を仕掛けることができる。「アタック」は追い役が逃げ役を捕らえる行動、または追い役が接触を伴う攻撃を逃げ役に対して繰り出すことであり、指示の際にはトレーナーは「アタック」と宣言しなければならない。追い役に逃げ役の後ろを追わせるトレーナーもいれば、コース上空や自らの腕の上にて追い役を待機させるトレーナーもいるが、「アタック」は最良のタイミングを見計らって行わなければならないことはどちらも同じである。逃げ役がリングを一周する前に追い役が逃げ役に対して一度でも「アタック」を成功させた時点で追い役側の勝ちである。(無論、追い役の「アタック」をかわして一周走りきれば逃げ役の勝ちとなる)
    逃げ役がリングに入ってから5秒間は「アタック」を仕掛けてはならない、などといったもう少し厳密なルールを設けている民間団体もあるが、まだ非常に新しいスポーツなため、公式ルールが定められる段階までには至っていない。しかし鷹狩りの競技的な側面をクローズアップしたこのスピード感溢れるスポーツは、若者にとって非常に刺激的であり、それが普及速度を早めている一因であることは間違いない。
    また、ルール説明の中で「猛禽」ではなく「追い役」という言葉を使ったように、この競技において逃げるポケモンを捕まえる役は、必ずしもピジョットやファイアローといった勇ましい猛禽たちでなくてもよい。トレーナーとポケモンさえその気になれば、カモネギで追い役を務めることさえ可能なのだ。

    「私達のデモンストレーションを見るお客さんが日に日に増えているのがわかります。そう思うと練習にも力が入りますよ」
    そう話すのはハクダンシティのハンティングバードクラブ「アンバーアイ」のメンバー、リサ・ナガノさん(23)である。彼女は逃げ役のピカチュウを育てているエレナ・デュボワさん(22)とタッグを組み、カロス各地で「ハンティングバード」の普及活動を行っている。まず観客にルールを説明し、実際にマラソンのトラックなどを借りて競技のデモンストレーションを行うのだが、勝負はお互いに本気だ。勝敗はこれまで22対24と逃げ役のピカチュウの方がやや優勢なのだという。「ラストスパートの高速移動で逃げ切られることが多いので、その対策が今の課題です。将来的にはこのスポーツが広く認知されて、五輪競技にもなってほしい」とリサさんは相棒のヒノヤコマを撫でながら語ってくれた。
    時代とともにその姿を変えてきた鷹狩りだが、今や「狩り」の部分は身を潜め、代わりに「スポーツ」としての鷹狩りという新しい側面に光が当たり始めている。その歴史は人とポケモンの関係そのものを表しているのかもしれない。
    -------
    始めまして。Ryoといいます。初投稿ですが、思い切って書いてみました。
    どうぞよろしくお願いします。


      [No.3650] なぜPNGでは異常な特性を示さないのか 投稿者:あいがる   投稿日:2015/03/21(Sat) 23:54:35     77clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    このシリーズは就寝前に読むことにしております。
    毎回背筋が寒くなるというよりは、なんとなく薄ら寒くなるこの不安感が癖になりますね(笑)

    今回のニャオニクス・テストを読ませていただいたときに、少し前に流行ったjpeg経由のコンピュータウイルスを思い出しました。
    画像に擬態するだけでなく、ただ画面に表示させただけで大事なファイルを削除してしまうような厄介な代物です。
    jpegファイルの圧縮に使われるアルゴリズムはGIF等と比べても複雑な部類に入ります。
    2次元離散信号を空間周波数成分に分解するので、jpeg画像はコンピュータ内部である種の波成分に変化します。
    この波成分をうまく可聴域にシフトさせれば「音」として聞くこともできます。

    なぜニャオニクスの画像はPNGではダメなのでしょうか。
    jpegのニャオニクス画像が波に変化するとき、それを音として捉えるとどんな音が鳴り響いているのでしょうか。
    カギはそこにあるのかもしれませんね……こうした自由な考察ができるのがSubject Notes. の面白い所です。

    個人的に1136x640という画像解像度の秘密が好みです。
    71:40という変な比率・画面解像度を持つ機材は例のものしかありません。
    もともとの写真は待ち受け画像用に撮られたものだったのでしょうか。
    そこの部分も気になりますね。


      [No.3649] #127168付帯資料1 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/03/21(Sat) 20:31:58     86clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    Appendix 1:
    案件#127168の画像を視認した被験者について、追跡調査が実施されました。

    多くの被験者については特段の異常は見られませんでしたが、一部の被験者について特筆すべき結果が得られました。


    ・通常のニャオニクスが視認できた場合
    確認できたすべて視認者のうち、127名が何らかの疾病を発症して死亡、83名が事故で死亡、67名が自殺しています。疾病は例外なく個人の生活習慣に起因するもので、外的要因による死亡は一件も見られませんでした。事故は例外なく自損事故で、視認者を除いた負傷者や死者は出ていません。

    ・色違いのニャオニクスが視認できた場合
    確認できたすべて視認者のうち、438名が災害に巻き込まれて死亡、546名が事故に巻き込まれて死亡、193名が感染症で死亡しています。事故はそのすべてが被害者に過失の無いもので、自損事故は一件も確認できていません。長期に渡る追跡調査でも、先述した事由以外の死亡例は確認できていません。


    上記の結果から、通常のニャオニクスを視認できた者は自発的な理由で死亡し、色違いのニャオニクスを見た場合は偶発的な理由で死亡するという仮説が立てられました。

    画像が視認者の死亡理由を予知する何らかの能力を持つのか、画像を視認したことで死因が決定されるのかについては確定できていません。ただし、ニャオニクスの姿を視認できない被験者に対してキーワードを与えた際の結果から、画像の側が能動的に視認者の死因を決定している可能性があります。管理局はこの結果を鑑み、2014-03-21時点で警戒レベルを「3」に引き上げることを決定しました。


      [No.3648] #127168 「ニャオニクス・テスト」 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/03/21(Sat) 20:30:02     91clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    Subject ID:
    #127168

    Subject Name:
    ニャオニクス・テスト

    Registration Date:
    2010-04-20

    Precaution Level:
    Level 2 (2014-03-20以前)→Level 3 (2014-03-21以後)


    Handling Instructions:
    異常性を示す画像を認識する方法が既に確立されていますので、局員が直接画像を捜索する必要はありません。管理局が運用するクローラーによって自動的に画像が探し出され、発見し次第クローラーの管理者へ通知が成されるシステムを構築しています。通知を受け取った管理者は、様式F-127168-2に沿って申請書を作成し、画像を掲載しているサイトの管理者へ削除の要請を出してください。サイト管理者による画像の削除が規定した期間を経過しても行われない場合は、サイトがホスティングされているプロバイダへ管理局の名義でサイトの凍結または削除を指示してください。

    これまでに回収されたファイルは、異常性を持つ画像ファイルを格納するための専用ファイルサーバに保管されます。実験目的で画像を閲覧したい場合、様式F-127168-1に必要事項を記入し、ワークフローを回付してください。画像の閲覧には機能を制限した専用のタブレット端末が貸し出されます。閲覧後、所定のレポートに結果を記入してください。ファイルに対して直接アクセスすることは許可されません。


    Subject Details:
    案件#127168は、携帯獣である♂の「ニャオニクス」を正面から撮影した1136x640の解像度を持つ標準的なJPEGファイルと、それに付随する一連の案件です。同種の画像をPNG形式に変換したものもインターネット上でわずかに配布されていますが、PNG形式のファイルは後述する異常な特性を示さないため、本案件では取扱いの対象としません。

    2010年4月頃、ミニブログサービスの「Twitter」に投稿された以下のツイートに添付されたのが、当該画像が初出現したタイミングと推測されています(これ以上の拡散を防止するため、画像のURLを意図的に破壊しています)。


     このニャオニクス、みんなはどっちの色に見えるかな???
     青と白→RT♪
     黄と白→ふぁぼ♪
     pic.twitter.com/XXXXXXXXXX


    このツイートは最後に確認された時点で4807回リツイートされ、7329人のユーザーがお気に入りに加えていました。投稿されてから一週間後に該当するツイートは削除されましたが、コピーされた画像が各種ボットによって大量に拡散されたため、これまでに一度でも画像を視認した正確な利用者の数は未だ分かっていません。オリジナルのツイートを投稿したユーザーのアカウントは削除とほぼ同時に凍結されています。アカウントの作成者を突き止めるための試みは現在も続けられていますが、有力な手がかりは掴めていません。

    被験者の証言から、画像は健康な♂のニャオニクスを捉えたもので、画像そのものに不審な点は見られないとのことです。不快感や恐怖感といったネガティブな感情、逆に多幸感や解放感といったポジティブな感情のいずれも想起させず、画像が視認者に直接影響を及ぼすことは無いと考えられます。

    当該画像の異常な特性は、画像をディスプレイを通して視認した際に発生します。およそ49%の被験者が、ニャオニクスは「紺色をベースにした色合いに一部白が混じった」姿をしている、すなわち♂の標準的なカラーリングであると報告します。続く48%の被験者は、ニャオニクスは「黄色をベースにした色合いに一部白が混じった」姿だと報告します。この特徴は♂のニャオニクスに稀に見られる特異個体、いわゆる「色違い」のものと一致します。

    残る3%の被験者は、画像を見ても正確な答えを述べることができません。この時、一般的なニャオニクスの色に結びつくキーワード(「青系」・「紺色」・「寒色系」等)を与えると、即座に非特異個体のニャオニクスの姿が視認できるようになります。これは特異個体のニャオニクスのキーワード(「黄色」・「暖色系」・「輝いている」等)を与えた場合も同様であり、この場合は色違いのニャオニクスの姿が明瞭に見えるようになったと報告します。一度どちらかのニャオニクスの姿を視認できるようになった場合、もう一方のニャオニクスのキーワードを与えても、画像の認識に変化は見られません。

    画像をプリンタを用いて紙媒体へ出力した場合、プリンタ及びアプリケーションの設定に拠らず、画像は常に256階調のグレースケールとして扱われます。そのため、出力結果は常に白黒です。画像処理を行うアプリケーションで画像の加工を試みた場合はあらゆる処理の実行時にアプリケーションが応答を停止し、結果として加工に失敗します。画像を表示させた状態でスクリーンキャプチャを作成し、別のファイルとして保存することは可能ですが、その場合の画像は被験者の視認結果に拠らず一般的なニャオニクスのカラーリングに固定されます。

    画像を視認したことによる被験者への影響の可能性に付いては、付帯資料を参照してください。付帯資料に記載した仮説は現在も検証が続けられていますが、現時点で否定できるだけの根拠は見つかっていません。


    Supplementary Items:
    本案件には、1件の付帯資料があります。必要に応じて、すべての局員が付帯資料を参照できます。


      [No.3647] Re: 素敵にこわい 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/03/21(Sat) 20:01:47     79clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    (*'ω'*)感想ありがとうございます……!

    >  報告書形式、楽しく読ませていただいております。
    >  POKKEN verDを読んだ後となっては、なみのり迷惑メール初読時に受けた、「よくわからないけれど無害そうなよくわからない感じ」――という自分の印象をそのまま信じてしまっていいのか疑心暗鬼になっています。掘り出したらまた何か出るんじゃないかな……って。
    報告書に記載されている内容はあくまで「現時点で分かっていること」に過ぎませんからね。掘り下げてみると実は……てなパターンも大いにあると思います(恐怖を煽っていくスタイル

    >  ピッピちゃんのティータイムは、遭遇しても自分に実害が及ぶとかそういう感じはないけれど、でも不気味! そう、不気味なんです。出自の謎さもさることながら……“特異な”エピソードだけなら社会派ともとれるのに、少女漫画を流れをぶち割って入ってくる不気味さ。それによって、“何の意図があるのか”はわからないまま、増大した“何らかの意図”だけ感じられる、そんな不気味さ。出自不明のコミックシリーズであるだけなら、あるいは特異なエピソードが入ったコミックシリーズというだけなら、こんな不気味じゃなかったのでしょう。都市伝説らしさにただただ瞠目。
    以下は、ホラー小説が好きなうちの父親と話したことです。

    例えばものすごく恐ろしい化け物が登場したとして、その容姿や能力といった特徴を細々と書き連ねても、多分読み手の方は思ったほど怖がらないと思うんです。
    ですが、意図が分からないけれどとにかく不気味で異常なことをいきなり書く、例えば――

    「帰宅してみたら、家具の配置が左右反転していた」

    こういうのですと、実害はほぼ無いですしすぐに誰かが死ぬとかそういう話でも無いんですが、想像すると意味が分からなくて結構恐ろしくないでしょうか。
    うちは恐ろしいです。

    >  POKKEN verDは、最初は「なんだか妙ちきりんなエミュレータゲームだぞ」という印象なのが、付帯資料が一気にホラーですね……。ポケモンはデータ生命体、というところをこう持ってきたら完璧なホラー! 親資料を読み返して不安感も二倍! “この演出の意図は不明です”――なんで不明なの? 怖い! とまあこのような調子です。
    >  とにかく、付帯資料の表紙の「セキュリティクリアランスが〜」という文言と○に囲まれた禁という判子が赤でバンと押されて(このあたりはイメージです)あるのを無視して表紙をペロッと捲ってしまうと、知らなくていい真実を知ってしまった上もう戻れないというこの感じ。憎い演出ですね……。
    >  そうですよね……データ生命体ならデータから生成しようとする試みは考えうるものなのですよね。データ生命体ならデータ消去で消えますよね。なんていうか、人工的に作ったと公称されるポケモンがポリゴンだけでよかったと思いました。
    >  あと、色々と用語が出てきているのが読んでて楽しかったのです。
    これはうちも書いてて楽しかったです(語弊あり
    意味不明なアーケードゲームのまま終わらせることも考えましたが、先出の二つがオチが無いまま終わってしまったので、これについてはきちんとオチを付けた感じです。
    その内容が如何なるものかは別として……(自覚

    丁寧な感想を頂き、嬉しい限りです。日々の創作の合間にちょこちょこと書けて自分でも楽しいので、もうしばらく続けていきたいと思います。


      [No.3646] 素敵にこわい 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/03/21(Sat) 19:25:41     89clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     報告書形式、楽しく読ませていただいております。
     POKKEN verDを読んだ後となっては、なみのり迷惑メール初読時に受けた、「よくわからないけれど無害そうなよくわからない感じ」――という自分の印象をそのまま信じてしまっていいのか疑心暗鬼になっています。掘り出したらまた何か出るんじゃないかな……って。

     ピッピちゃんのティータイムは、遭遇しても自分に実害が及ぶとかそういう感じはないけれど、でも不気味! そう、不気味なんです。出自の謎さもさることながら……“特異な”エピソードだけなら社会派ともとれるのに、少女漫画を流れをぶち割って入ってくる不気味さ。それによって、“何の意図があるのか”はわからないまま、増大した“何らかの意図”だけ感じられる、そんな不気味さ。出自不明のコミックシリーズであるだけなら、あるいは特異なエピソードが入ったコミックシリーズというだけなら、こんな不気味じゃなかったのでしょう。都市伝説らしさにただただ瞠目。

     POKKEN verDは、最初は「なんだか妙ちきりんなエミュレータゲームだぞ」という印象なのが、付帯資料が一気にホラーですね……。ポケモンはデータ生命体、というところをこう持ってきたら完璧なホラー! 親資料を読み返して不安感も二倍! “この演出の意図は不明です”――なんで不明なの? 怖い! とまあこのような調子です。
     とにかく、付帯資料の表紙の「セキュリティクリアランスが〜」という文言と○に囲まれた禁という判子が赤でバンと押されて(このあたりはイメージです)あるのを無視して表紙をペロッと捲ってしまうと、知らなくていい真実を知ってしまった上もう戻れないというこの感じ。憎い演出ですね……。
     そうですよね……データ生命体ならデータから生成しようとする試みは考えうるものなのですよね。データ生命体ならデータ消去で消えますよね。なんていうか、人工的に作ったと公称されるポケモンがポリゴンだけでよかったと思いました。
     あと、色々と用語が出てきているのが読んでて楽しかったのです。


      [No.3645] Re: 素敵なお話 投稿者:WK   投稿日:2015/03/21(Sat) 16:06:12     65clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     コメントありがとうございます!

    > 「彼」の生き様がいいなあと思います。金などいらない、木の実を投げてくれればそれでいい。というのが。
    > ポケモンだって人と同じ仕事をしているという書き出しも好きです。

     弾きたいから弾いている、人の価値観などいらない。でも時々観客が欲しい、みたいな心中なんでしょうね。
     こう考えると、ポケモンって大変ですね。自分では普通のことをしているつもりなのに、それが人の目から見るとびっくりすることだったりして。


    > こういう視点が変われば……みたいなものの見方は世界がグッと深まる気がします(ちょっと大げさかもしれませんが)

     小さい頃に考えていた話に近いです。ポケモンの世界で、ポケモン同士話したり演奏したり料理したり。
     人がやっている『当たり前』のことを、ポケモンにさせてみました。楽しいです。

     高校時代に思いついてから、形にまとめるまで実に三年近くが経過してしまいました。もう少し掘り下げたかった。

     ありがとうございました!


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