マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ
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  •   [No.2649] 続?友人がポケモンに侵されている件について 投稿者:神風紀成   投稿日:2012/09/26(Wed) 20:13:15     70clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    登場人物

    私:語り手。時折辛辣な突っ込みを放つ。周りからは酷いと良く言われるが、この場合は相手のボケが酷いのでそこまでこちらは悪くない。
    K:友人。別に自分の意思の弱さに絶望して自ら命を絶つような性格は全くしていない。そして好きな子もいない。今のところポケモンがいればそれでいいらしい。
    S:主に国語担当の先生。今回は古典講読の授業を受け持っている。パッと見カリスマデザイナーのような外見をしている。どんなだよ!好きな物は愚痴を言うこと、嫌いな物はうるさい子供。
    何で学校の先生してるん?


    美術室にて。

    ガガガガガガガガガ

    「ねえ紀成ー」
    「何」
    「欲しいポケモンやっと思い出した」

    ガガガガガガガガガ

    「あんまり珍しいやつは私でも持ってるか分かんないよ」
    「エネコ欲しいんだよね」
    「エネコォ?ブラック貸した時にボックスにいなかった?」
    「わかんない。でも欲しいんだよね。ほら、あたしのブラック2じゃん?なんだっけ、ウサギの」
    「ミミロル」
    「そうそれ。それしか出てこない」

    ガガガガガガガガガ

    「別にいいけど、進化はそっちでしてね。石無いんだから」
    「りょうかーい。後さ、電気タイプの」
    「電気タイプだけで分かると思ったら大間違いだ」
    「えー、なんだっけ。エレキブルの」
    「持ってない」
    「違う違う。一番最初の」

    ガガガガガガガガガべキッ

    「あ、折れた」
    「力入れすぎなんだっての」
    「変えてもらわなきゃ……。で?エレキッド?」
    「そうそう。お願い!こっちは炎のやつ捕まえたから、交換!」
    「ブビィね。分かった分かった。せんせー、糸ノコの歯が折れたー」

    歯を変えるのに時間がかかるということで、もう一台でやる。再び部屋に響き渡る、耳障りな音。

    「そういやさ、W(男子の名前)に言ったらミュウくれるって」
    「アイツが?もらう前にID見た方がいいよ」
    「……最初っから信じてないんだね。別にいいけど。てかさ、まだSS返してもらってないの?」
    「催促してるんだけどねー。どうしよ」
    「頼むよー、ルギア欲しいんだから。ついでに言えばグラードンとレックウザも欲しい。あとミュウツー」
    「グラードンはともかく、レックウザはHG無いと無理だよ。あとミュウツーは殿堂入り後だし」


    ↓ここから先はポケモン要素ないです


    古典講読。受験生にはいらない授業と仕分けされ、来年から無くなるらしい。だから私達は事実上、最後の生徒となる。
    ……シリアスな空気で始まったが、そんなことを思わせる暇などこの人は与えてくれない。
    何で授業開始から二十分経っても話してんだよ!授業しろよ!そして皆も止めろよ!受験生だろ!

    「だからさ、何で高三からいきなり中一の担任になったのか分からないワケよ」
    「校長先生に直接聞いたら?」
    「聞いたよ!『これはどういうことですか』って!でもさ、あの人いつもの飄々とした感じで『えー、いやー、それはですねー』しか言わないんだよ!」
    「何か思い当たること無いんですか」
    「……」

    あるらしい。私はため息をついた。あくまで私は冷静な生徒を演じる。時折辛辣な突っ込みも入れる。
    だってそうしないと、誰がこの先生と皆を止めるのよ!

    「そういや文化祭といえば」
    「何ですか」
    「いや、一番初めに受け持ったクラスでさ、文化祭にクレープ作ることになったんだよね」

    聞けばスペースがないため教室で、ホットプレートで焼くことになったという。生徒達にホットプレートを各自で持って来させ(ある人は)、教室内のコンセントをタコ足配線にし、『さあやるぞー』と、一斉に電源を入れた。
    そして。


    ブチン


    「……」
    「焦ってさー、慌てて電源消して、幾つか隠させて、来た人に『いやー、電源入れたらこうなっちゃったんですよー』ってごまかしてさ」
    「ブレーカー落ちるって予想しなかったんですか?」
    「白熱灯が沢山あるから、電気タンクみたいなのあるんじゃないかなー、って。いや、業者のおっちゃんがすごい怖い人でさ、何回頭下げたことか」
    「……」

    怖いのは業者さんじゃなくて、それを予想できなかった貴方の頭です、先生。そして白熱灯と電化製品を一緒にしないでください。何のためにワットとかアンペアがあるのか、分かってますか?


    ―――――――――――
    今日古典講読の授業で聞いた話。本当に大丈夫か、この学校!
    今なら笑い話で済むところだけど、実際に起こされたらたまったもんじゃないぞ!


      [No.2648] 【愛を込めて】Happiness 【花束を】 投稿者:NOAH   《URL》   投稿日:2012/09/26(Wed) 13:34:23     84clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    「なあ、聞いたか?」

    金髪の男が、フードを被り、顔を隠す男に話しかけていた。ここは、喧騒と欲望の渦に沈むブラックシティ。黒く染まった大都会である。

    「……何かあったのか。」
    「ほら、あの単独で動く女裏ハンター!!名前は確か……。」
    「キャシディ・マーニー?」
    「そう!そいつ!毒蛇キャシディ!!」
    「組んだのか?」
    「らしいぜ。」
    「……厄介なのが増えた。」
    「何か言ったか?」
    「何も……持ち場に戻ろうぜ。」

    フードを被った男は、金髪の男を急かすように先に進む。金髪の男は戸惑いながら付いていく。その中で、フードを被っていた男は焦っていた。 気付けば、金髪の男は居なくなっていたことに気付いた男は、被っていたフードを取って息を吐いた。そしてそのまま座り込む。

    (はあ……警察官も楽じゃねえな……これ終わったら、有給むしり取ってやる。)

    浅く息を吐いて空を見上げた。何時の間にか、エルフーンが頭に乗っていたが、男は気にせず腕に抱いた。この男は、裏取引の情報を嗅ぎ付け、潜入捜査を行っている、国際警察官の刑事、シュロである。腕の中に移動させたエルフーンの♀、フォンは、彼の手持ちの一匹である。

    「フォン、これ終わったら、必ずヒウンアイス食べような。」
    「える!」
    「……約束な。」

    彼女が差し出した右腕に、自身の右手小指を当てて、指切り拳万と呟くと、彼女をボールの中に戻し、フードを被り直した。

    「待って。」
    「…………。毒蛇?」
    「怪しいと思ったら……あなた、ヘリオライト?」
    「あんたにも、俺のコードネームが伝わってるとはね……光栄だよ、キャシディ・マーニー。」

    苦虫を潰したような、険しい顔付きで、現れた女を思いっきり睨み付けた。女、キャシディの隣には、こちらでは珍しいアーボックが威嚇している。キャシディは、アーボックを撫でて落ち着かせると、シュロの方へと向き直った。

    「探している子はこの子かしら?」
    「!あんた、知っててわざと……!!」
    「この子がほしくて取り入ってたけど……興が剃れて、あんたのターゲット、眠らせちゃった。この子はそのお詫びの品よ。」

    彼女がシュロに差し出したのは、一匹の、色違いのヒトモシ。恐らく♀である。福寿草の花が咲く、小さな鉢植えに寄り添って、ぐっすりと眠っていた。花が燃えないと言うことは、恐らく特性はもらいびだろう。お詫びの品と述べた彼女に不信感を募らせたシュロだが、大人しく色違いのヒトモシを受け取った。

    「……辺りが騒がしいわね。起きちゃったかしら?」
    「かもな……さて、暴れ時かな。」
    「逃げないの?」
    「残念ながら、ここの連中を全員しょっ引くつもりさ…………あんたの分の手錠は、残念ながら今回は持ち合わせていないけどね。」
    「そう、それは残念……ああ、そうそう。その福寿草、私からその子への贈り物よ。」

    それだけ告げて、毒蛇、キャシディ・マーニーは、フワライドに掴まり、アーボックをボールに戻すと、ブラックシティのビル群に囲われた空へと、ゆっくりと上昇して行った。シュロはそれをそのまま見つめると、自分が一番信頼する相棒・ワルビアル(♂)のヴィックと共に、黒の街へと舞い戻って行った。




    「痛ってえ!?」

    消毒液が突然、たっぷりと傷口に付けられて、シュロは思わず声を上げた。消毒液を付けた張本人は、彼の弟のようだった。

    「兄さんのばか野郎!なんであんな無茶するのさ!!」
    「ちょっ、リンドウ、うるさい!シンフーが起きる!!」
    「……え?誰のこと?」
    「ん。」

    指さす先には、未だぐっすりと眠る、色違いのヒトモシ。ケージから出されて、椅子に座り込む、彼の相棒のワルビアルの膝の上にいる。そのヒトモシの近くには、ケージの中に一緒に入っていた、福寿草の植木鉢。エルフーンが、ジョウロで水を上げていた。

    「シンフー?」
    「そう。幸福って書いてシンフーね。」
    「へえ……随分と深い意味合いで。」
    「まあなぁ、『色違いは全部私の物だ!!』とか何とか言って、虐待死させたりしてたヤツだったからなぁ。」
    「え……じゃあ、この子も?」
    「おそらくな……まあ、ちょっとずつ、彼女の傷を癒してやるつもりさ。」
    「だからって、父さんの二の舞にはならないでね?ヴィックも何とか言ってやってよ。」

    そう告げたリンドウに、それは無理だと言わんばかりに、彼のワルビアルは首を振って、ヒトモシの顔を優しく撫でた。

    「父親みたいだぞ、ヴィック。」
    「!?」
    「本当だね……兄さんを頼むよ、お父さん?」

    そこで俺のことを言うのは違うだろう、とか、じゃあ誰が兄さんのストッパーになるのさ、とか、いろいろと言い合いを始めた主とその弟を見つめて、ヴィックは福寿草の鉢植えの土に刺さっていた、小さな紙を手にとった。それを見つめて、ヴィックはふ、と笑うと、黄色い愛らしい花の近くにそれを置き、このあと正式に、6匹目の仲間となるであろう、小さな小さなロウソクの霊を愛で始めた。



    「福寿草:キンポウゲ科の多年草 アジア北部に分布。シンオウのテンガン山とジョウトのシロガネ山にも咲いている。季節は2〜5月。花の色は黄色。花言葉は、回想・思い出・幸福を招く・永久の幸福。」


    *あとがき*
    最後はヒウンアイス食べながら終わらせるつもりが違う形になった!
    ですが、結果的にほのぼのになったのでいいです。

    ずっと書きたかった話がようやく書けました。
    福寿草の花言葉を見た瞬間「これだああ!!」 と思いました。

    色違いのヒトモシって可愛いですよね。
    私の書くワルビアルが本当にお父さんみたいですよね。
    他にもツッコミどころ満載かもしれませんが触れません。

    感想、お待ちしております。


    【書いてもいいのよ】
    【描いてもいいのよ】
    【批評してもいいのよ】


      [No.2647] 雨の中で 投稿者:神風紀成   投稿日:2012/09/24(Mon) 20:55:10     71clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    雨は、あまり好きではない。あの日のことを思い出すから。
    灰色の石は降り注ぐ雫で黒へと変わり、あの人の面影を消していく。
    目を閉じれば、今でもそこにいるような気がする。
    何も言わない骨となった貴方は、石の底で永遠の安らぎを手に入れたのだろう。痛みも苦しみも感じない、ただの骨。意味ある物は貴方に降り注ぐ雨の雫のみ。
    それは、貴方を清めてくれるのだろうか。

    『ねえ、何で君は泣かないの』

    答えは簡単。失う物が無いからだ。

    ――――――――――――――――――――
    傘の先から溜まった雫が落ちた音で、カズオミは目を開けた。足元を支えるアスファルトは既に黒く濡れ、その天気独特の匂いを醸し出している。太陽の光を浴びて熱していた鉄が、冷やされて冷めていく匂い。
    そういえば昔嗅いだ物は別の臭いも混じっていたことを思い出す。土の匂いは幼い頃嗅いだ。まだ故郷が開発されていなかった時代。今となっては、はるか昔のことのように思える。実際そうなのだが。
    ブルーシートを被せられていても漂う、その臭い。不謹慎かもしれないが、特に雨の日はより濃くなる。その臭いが叫んでいるように思えたのは、気のせいだったのだろうか。
    雨に濡れた髪を揺らして、頭を下げる。目を瞑り、両手を合わせる。それは一種の条件反射に近かった。だが自分の心には、懺悔の気持ちがいつもあった。
    それが誰に対してなのかは―― 分からない。
    周りに人はいない。あのざわめきは、ここにはない。誰かの泣き声と、苦しげに顔を歪める後輩。彼はまだ刑事だった。両親共々美術系の仕事だったのに、何故か彼だけはこの職についた。

    『いや、何ででしょうね。俺にも分からないんすよ』

    一緒に飲んでいる時、決まってその話題になった。最後に見た時よりかなり痩せている体を反らして、彼はグラスを煽った。

    『死んだ親父が最期まで良く言ってたんす。何でお前はわざわざ死に行くような仕事についたのかって。酷くないっすか?全国の現場を走り回ってる人達に失礼っすよ』
    『その中には、お前も含まれているのか』
    『当たり前じゃないっすか!俺はこの仕事に誇りを持ってますから。そりゃ、理想と現実のギャップに悩むことはありますけど……』

    大分酔っているらしい。彼はカウンターに突っ伏した。

    『それでも……。俺はこの仕事について良かったと思ってます。生と死を一番近くで見ることができるって、この仕事くらいじゃないっすか。消防士や病院に勤めている人もそうだけど、仏さんの無念の声を聞いて、自分達に出来る事をする。
    この時代に、大切なポジションでいたいんすよ。刑事として』

    今でも彼は、そこに所属している。ただし、もう刑事ではない。警部だ。当時の私と同じように刑事である一人の部下を引っ張り、指導しているらしい。
    理想と現実のギャップに幻滅しても、なお自分のできることをしている彼を、私は羨ましいと思う。
    私は――

    「逃げた、のか……」

    雨音は途切れることなく、傘を打ち付ける。あの日を思い出す。何故か人生の転機を迎える時は決まって雨が降る。雨男なのだろうか。それにしたって、嫌な運の持ち主だ。
    例えば、彼女にカフェを預けたいということを告白した日。
    彼の面会に行く日も、必ず雨が降っている。
    警部という職業を辞めた日は、台風が近付いていて家に帰れないほどの大雨が降っていた。
    そして、

    「父さん」

    父が、死んだ日。そして、彼の葬式の日も。

    父は弁護士だった。母は私が幼い時に事故で亡くなり、以来男手一つで育てられた。
    私が異常な雨男なのに対し、父は異常な晴れ男だった。母が死んだ日は、秋なのに二十五度を超えるほどの暑さだったらしい。
    父は自分のその運を嫌っていた。よく酒に酔うと、私に話した。

    『お前は、母さんの運を受け継いだのかもなあ』

    母は雨女だったそうだ。幼い頃から特別な行事の度に雨が降り、クラスメイトから疎まれた。遠足、運動会、文化祭、修学旅行。
    母もその運を嫌い、あまり外に出なくなった。すごいのは、母がその場からいなくなれば、そこがどんなに激しく雨が降っていても、十分も経たないうちに雲が晴れ、青空が見えてくる。
    大学に進み、父と出会い、やっと晴れ間を見る日の方が多くなったという。

    母が死んでからは、自分が雨を降らす役になった。
    だが父もいなくなった今、この運はいらない物でしかない。

    ポテポテという足音がして、カズオミは我に返った。道路の色がいくらか薄くなったように見える。傘に打ち付ける雫の音が、合唱から独唱へと変わっていた。
    視界の隅に入る、緑色と朱色の影。背丈は腰くらい。自分の体が濡れるのも構わず、しきりに手を天に向かって伸ばしている。
    それと同調するように、光が差し込んでくる。

    「……!」

    思わず傘を閉じる。ぽつん、と頭に雫が落ちたが、それ以外の打ち付けるような感触は無かった。空を見上げて、その理由を知る。
    買ったばかりの青の絵の具を、思い切りぶちまけたような――
    葉に付いた雫が太陽の光を浴びて、宝石のように輝いている。水溜りに空が映し出されていた。風が吹いて、波紋が出来る。雲が移動していくのが見えた。
    隣を見て、その相手と、その原因を知る。

    「ドレディア……」

    緑のドレスを纏い、巨大な花飾りを頭に付けたような姿。普通に見れば場違いな女性だと眉を顰めるところだが、今はその理由は思い当たらない。何故なら、その姿が彼女の素の姿だからだ。
    ドレディア。その外観から、世間でセレブと呼ばれる人間達のポケモンになっていることが多い。頭の花は大きいほど育て方が良いとされているが、上手く育てるのはプロでも難しい。
    ドレディアが野生で出るという話は、カズオミの経験では聞いたことがなかった。おそらく誰かに飼われていた物が野生化したのだろう。その証拠に、今使った技は決して野生では使うことがない。

    「『にほんばれ』、か」

    少しの間、日差しを強くして炎タイプの技の威力を上げる。ソーラービームを放つまでの時間を短くする。バトルをする立場でなくとも、常識として学校で必ず習う知識だ。
    ドレディアがこちらを見た。どうやら、この雨で困っているように見えていたらしい。少しもじもじとした仕草で下を向く。
    傘を左手に持ち替え、そっと右手を差し出す。目がこちらを映す。

    「ありがとう」

    少し経ってから、ドレディアの手の部分である葉がそっと差し出された。雨に打たれたのだろう。濡れている。ポケットからハンカチを出し、渡す。

    「良かったら使ってくれ」

    ギンガムチェックの刺繍が施されたそのハンカチは、男が持つにはあまり相応しくない色をしていた。白地に赤と青と緑の三色。普通なら自ら選んで買うことはない。
    それを送ってくれた『彼女』の顔を思い出し、カズオミは目を閉じた。
    あの日、告げた瞬間彼女がどんな顔をしていたか思い出せない。覚えておくべきことのはずなのに、思い出そうとすると靄がかかったように、そこだけボウッとかすんでしまうのだ。
    忘れたいことにインプットされ、そのまま知らず知らずのうちに消去されてしまったのかもしれない。随分都合の良い海馬を持ってしまったものだと、自嘲の笑みを零す。
    その割りに、あの雨の記憶は忘れることがない。あれから四十年近くが経過しているというのに――

    (忘れるな、ということか)

    また意味合いは違えど、それと同様に強く焼きついてしまっているのかもしれない。もしくは、忘れてはならないということか。
    疑う、ということをその仕事についてから強いられてきた。相手の隠していることを見抜く。自殺か他殺か見抜く。事件関係者を心の底から信じてはならない。そうしないと、裏切られた時のダメージが深くなってしまうから――
    かつて尊敬していた父とは全く正反対のポリシーが、いつの間にか心の中に刷り込まれていた。

    『相手を信じる。何があっても。判決が下るまで、相手を信じぬく』

    差し出されたハンカチを仕舞い、カズオミは立ち上がった。傘はもう開くことは無い。そしてそこで何故こんな場所にいるのかを思い出す。散歩の途中だったのだ。雲行きが怪しくなってきたので傘を持参し、ここらまで来た所で急激に降り出した。それは風も伴う激しいもので、このまま進んでは傘が御猪口になってしまうと判断し、しばらくの間傘を差したまま立ち尽くす羽目になったのだ。
    雨は上がり、空気はカラリとはしていないものの、先ほどの湿り気は引いている。自宅であるアパルトマンがある街目指して、カズオミはゆっくりと歩き出した。

    それから三百メートルほど歩いたところで、後ろで何か鈍い音がし、振り向けば先ほどのドレディアが転んでいたのは、また別の話である。
    その縁でそのまま『彼女』を手持ちポケモンの一匹にすることになるとは―― 今の彼が予想することはなかった。

    ――――――――――――――――――――
    『クロダ カズオミ』

    誕生日:不明
    身長:179センチ
    体重:70キロ
    在住:不明
    主な使用ポケモン:ドレディア
    性格:しんちょう
    特記事項:『マスター』と呼ばれていることが多い。本名を出すのは多分これが初。個人情報が不明な欄が多い。

    カフェ 『diamante』の マスター。 いまは ユエに ゆずり かいがいに いる。
    もと けいぶで ある じけんで ユエと しりあう。
    ちちおやは べんごし だが 12さいの ときに しぼう している。
    ユエの がくせい じだいの ほごしゃ ポジション だった。

    ストイックな ふんいきと ときおり みせる やさしさに ほれる じょせいが おおい。
    いまだに みこん だが べつに そのけが あるわけでは ない。

    ―――――――――――――――
    リメイクその4。数少ない男性キャラ、マスター。
    双子の存在を知っている人はどのくらいいるのかしら……。


      [No.2646] 【涙の歴史】祝ポケダン新作【語ってみた。】 投稿者:NOAH   《URL》   投稿日:2012/09/24(Mon) 15:57:10     88clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    ポケダン新作おめでとうー!!

    これだけのために頑張って3DS買うよ!!


    *青の救助隊*
    逃避行イベントとエンディングに全俺が泣いた。
    何ということだろう。ただでさえ涙もろいのに…!!

    実はゲームで泣いたのは救助隊が初めて。
    その姿を妹2人に見られて驚かされました。
    「「姉ちゃんがついにゲームで泣いた……!!」」
    と、見事にはもってました。

    *空の探検隊*
    青の救助隊以上に泣いたゲーム。涙腺大崩壊しました。
    最後、ジュプトルがヨノワール共々未来世界に行ってしまったところと
    主人公が消えてしまったシーン。
    それから親方さまと未来編のエピソードは何度見ても激泣きです。
    もはや最終兵器と同等の価値でした。

    今回も涙腺大崩壊させてくれ。


    青の救助隊

    1回目
    チコリータ(♀):リサ ミズゴロウ(♂):ラグ
    チームLaugh(ラフと読みます。意味は笑い)

    2回目
    キモリ(♂):ジェイド ヒトカゲ(♂) :ルビー
    チームジュエル

    3回目
    ピカチュウ(♀):ユズ アチャモ(♀):カーマ
    チームColor


    リサとラグのコンビは結構スイスイ行けました。
    氷雪の霊峰に少し苦戦しましたが……。
    ジェイドとルビーのダンジョンも、同様に楽しく
    プレイできましたが、ユズとカーマのコンビは
    マグマの地底で大苦戦しました。

    電撃も炎も効かない中で、復活の種無しで
    グラードンに挑んでぼろ負けばっかり
    ひどいときはモンハウで地震使われて一撃……
    何度涙を飲んだことか……。


    *空の探検隊*
    1回目
    ロコン(♀) :ショコラ コリンク(♂):ライム
    チームキャンディ

    2回目
    ナエトル(♀):ナオ ワニノコ(♂):ショウ
    チームストロング


    未来組
    ジュプトル→キーラ
    ヨノワール→ヨミ
    セレビィ→モモカ

    ジュプ主♀に超嵌りました。
    だって主人公ちゃん可愛いんだもん!!
    ロコンが使えると知ったときは舞い上がりました。
    一回目も二回目も、おっとりしてそうなポケモンで
    パートナーは逆に元気そうな子になるようなセレクト。

    一回目のラストエピソードの闇の火口は
    ちょう大苦戦でした……。全然辿り着けなかった……。
    二回目は一回目の二匹が弱点になるように、と選びました

    ナオとショウの名前とチーム名は、とある芸人さんから頂きました(笑)
    ただ、そのチーム名の通りに強くなってくれたので嬉しかったです。
    ……ナオちゃんのモデル、女じゃなくて男ですが。

    他の方のエピソードも聞かせて下さい(^_^)

    【よければ皆さんも語って下さい!】


      [No.2645] 愛を込めて花束を 投稿者:NOAH   《URL》   投稿日:2012/09/24(Mon) 14:55:13     97clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    シオンタウン郊外に、自転車を漕いでどこかに向う1人の女性
    その自転車の籠にはカラカラがちょこんと居座り、その手には、赤と紫の花束

    女性は白衣を来て、荷台に鞄を括り付けている。
    栗色の髪をうまく纏めて、白い薔薇の嘴ピンで、前髪を止めていた。


    「久しぶりね。こっちに来たの。」

    「カラ……?」

    「だって、私が医大卒業してからはずっとアサギにいたじゃない。」


    女性の言葉に答えるように、籠に居座るカラカラのオスは、前を向いて、小さく鳴いた。
    だいぶボロボロの自転車ではあるが、女性は白衣を靡かせて、ひたすら、どこかに向かっていた


    「さあ、そろそろあの花畑よ。フジさんが先に着いてるはずだから
    失礼のないようにしなさいね?オーカー。」

    「カラ!」

    「よし、いい子!さあ、飛ばすわよ!!」






    僕のお母さんは、ちょっと前に天国へ行ってしまった。
    そのときに、偶然出会ったのが、人間のクルミさんだ。
    クルミさんは、寂しくないように、ずっと僕の側に居てくれた
    そして、そのまま僕のトレーナーになってくれた。

    そのときのクルミさんは、お医者さんになる勉強をしていたため
    クルミさんに着いてきたというチャコールさんに、色々教えてもらった。
    チャコールさんは、とっても強くてカッコいいマニューラの女の人で
    僕の憧れであり、目標としている人だ。

    もしお母さんがまだ生きてたら、チャコールさんみたいに
    戦い方を教えてくれたのかな……。


    「着いたわよ、オーカー……降りれる?」


    お花屋さんで買ってきた、ちょっと高い花束を
    いったんクルミさんに預けて、自転車の籠から飛び降りた。


    「……こんなに逞しくなったの、チャコールのお陰かしら。」


    花束をまた預かると、クルミさんは荷台の荷物を取ってから
    たくさんのお花に囲まれた、丘の上の大きな木へと向かった。
    その木の下に、僕のお母さんのお墓があるんだ。


    「フジさん。」
    「おお、クルミさん。お久しぶりです。」
    「お久しぶりです。腰の具合はどうですか?」
    「ええ、なんとか。しかし、最近のお医者さんはすごいですな!」
    「医学は常に、進歩していますから……それじゃあ、始めましょうか。」


    フジさんと言う人間のお爺さんとクルミさんは
    お母さんのお墓を綺麗にし始めた。

    僕も手伝えることをして、5分くらいで終わった。
    それから花束をお母さんのお墓に置いて
    蝋燭と御線香を立てて手を合わせた。


    「オーカー。私達は向うに行ってるから
    お母さんとたくさん話しておいで。」

    「カラ……?」
    (いいの……?)

    「ほら……行きましょう。」


    クルミさんとフジさんは、丘の下の花畑に行ってしまった。
    それをじっと見送ったあと、僕はお母さんのお墓に向き合った。


    「……お母さん。僕ね、前より強くなったんだよ。」

    「まだまだ未熟者だってチャコールさんは言うけど
    それでも、色んなポケモンと戦ってきたんだ。」

    「お母さん、この花、好きだったから持ってきたんだ
    花の名前は知らないけど、とてもいい匂いがするって言ってたもんね
    これね、赤い方がグラシデアで、紫の方が胡蝶蘭って言うんだ。」

    「お母さん……僕、ずっとずっと、お母さんのこと、忘れないから。」



    ありがとう、愛しているよ、お母さん。


    *あとがき*
    Superflyさんの愛を込めて花束を聞いたときから
    この曲はずっと、ガラガラとカラカラの二匹に会うなぁと思ってました

    カラカラがガラガラに花束を送ると言うイメージが
    焼き付いて離れませんでした。

    感想、お待ちしています。


    【描いてもいいのよ】
    【感想求む】


      [No.2644] お疲れさまでした 投稿者:小樽ミオ   投稿日:2012/09/23(Sun) 18:17:57     80clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    昨晩はみなさまお疲れさまでしたm(_ _)m
    チャットログ抜粋が見事にぴじょんぴょんで落ちているというw ……ハッ、これはもしや新手のステマでは!(違


      [No.2643] あるカフェの片隅で 投稿者:神風紀成   投稿日:2012/09/23(Sun) 14:34:36     85clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    ゼクロム。レシラム。キュレム。ついでにイーブイ。
    前者はトレーナーが死ぬまでに会いたいポケモンとして、アンケートで毎回上位にランクインする。
    後者は『もふりたいポケモン』として、どの世代にも人気である。中には宗教的な意味合いでの信者もいる。
    ちなみに、バトルで使えるかどうかというのは、また別の話らしい。

    このカフェでは、彼らはそういうポジションを貰っていない。
    商品の名前として、訪れる客をもてなすためだけに存在している。

    ――――――――――――――――
    キュレムはお冷を指す。運ぶことはできるが、自分はあまり好きではない。何故なら、自分はマグマラシというポケモンで、なおかつ炎タイプだからだ。
    天気は晴れ。風はやや強め。空を見上げれば誰の手持ちなのか、それとも野生なのか。モンメンが一列に並んでふわふわ漂っていた。下を歩く人間がくしゃみをする。中にはハンカチで目元を拭っている奴もいる。
    ……花粉症は辛い。
    春の次は秋に来る花粉。春は杉がその代表だが、秋はブタクサなどが挙げられる。だが草ポケモンが散らす胞子や綿もそれに入るらしい。特に車が多いライモンシティ、ヒウンシティは花粉症患者が多く、病院を訪れる患者が後を絶たないという。
    元々、花粉だけではアレルギー反応は起きない。そこに排気ガスが加わり、花粉症を引き起こす。一度天然の杉が沢山生えている林に行った花粉症患者は、友人に連れられて嫌々車から降りたところ、全くくしゃみも涙も出ずに驚いた、という話を聞いたことがある。
    さて、自分は未だに縁が無いが、花粉症にかかるのは人間だけではない。ポケモンだって、花粉症にかかることがある。
    ふわあ、と欠伸をしてマグマラシは店内に戻った。ライモンシティはギアステーション前にある、個人経営のカフェ『GEK1994』。このマグマラシの仕事は、主人であるユエに頼まれて看板になること。
    いわゆる『看板息子』である。
    子供連れはあまり来ないが、例えばOLなどがこちらを見つければ、後はこっちの物。見つけた!というような反応で一気に駆け寄り、相手の顔を見上げる。ここですぐさま足に擦り寄ってはいけない。相手の反応を見て、笑顔を見せれば最初に二本足で立つ。そこで頭を撫でてくれれば、後は足に擦り寄る。
    何事も出しゃばらないことが肝心なのだ。それに、中にはポケモンが苦手な人間もいる。まあそういう人間は目が合った瞬間に分かるが。
    こちらにあまり良い印象を抱かない相手は、目が合った瞬間の表情で判断できるのだ。
    そんなわけで、今日もマグマラシはカフェにお客を呼び込むのに一役買っている。


    それは、一日中降り続いた雨が、残暑をすっかり吹き飛ばしてくれた、ある日のこと。午後になってから一人の女性が風のように現れた。
    雑誌のモデルにいそうな、背の高い女性だった。年齢は二十代というところ。マグマラシから見れば、シルエットだけで判断すればユエの方がボディラインは良いと言える。ちなみにこれは♂ポケモンとしての価値観も微妙に入っている。
    ツンとすまし顔だが、ここに入るのが楽しみで仕方なかった、というのが雰囲気で分かる。どんなにごまかしても、分かる人には分かるんだろう。現にマスターであるユエは心からの笑顔で『いらっしゃいませ』と言った。ちなみに彼女は表情を作るのが上手だ。ただぎこちなさは、無い。
    メニューを開いた後、お客はモンスターボールからエンペルトを出した。毛並みがいい。頭にあるのは王者の風格を放つ金色の角。王冠に見えるのは気のせいではないだろう。
    睫が長いことから、♀だと思われる。
    ソファ席に座って、少し退屈そうに店内を見渡していた。

    「よう」

    自分の数倍上にある顔を見ながら話すのは、すごく疲れる。特にオレは普通体勢が四つん這いだから、仁王立ちに鳴れていない。進化すればこの悩みも解消されると思うけど、主人はバトルをあまりさせてくれない(というか機会が無い)からレベルアップすることもない。
    エンペルトがソファから降りた。主人である女性は何も言ってこない。

    「何用かしら」
    「お前は注文しないのか?」
    「お小遣いもらってないのよ」
    「んなもん、オレだって貰ってねえよ」

    お小遣いを貰うポケモンなんて聞いたことがない。俺が食べる物は、ここのアルバイトや店員に休憩時間にもらう賄い食の残りだ。
    はっきり言って食べ飽きてるけど、ユエは期間限定商品はなかなか食べさせてくれない。
    理由は『贅沢』だかららしい。

    「ゼクロム飲むか?」
    「ゼクロム?ポケモン飲むの?」
    「違う。ここではブレンドコーヒーのことを言うんだ。ちなみにミルクコーヒーはレシラムゼクロム、な」

    一先ずキュレムが運ばれてきた。喉が渇いていたのだろう。すぐに飲み干して――その表情が『!?』に変わるのをオレは見逃さなかった。
    ガラスコップの底に印刷された文字。
    『ひゅららら』

    「……どういうことなの」
    「いや、こういうデザインだから」

    付き合いたて、熱々カップルで来るのはお勧めしない。以前オレは、これを見てしまって水を噴出した男が彼女に振られたシーンをその場で目撃したことがある。
    熱しやすく、冷めやすい。この場合はキュレムがそれを冷やしてくれたということだろう。いささか冷やしすぎな気もしたが。
    ユエはその時は無表情でマスターとしての対応をしていたが、その日店を閉めた後、耐え切れなくなってカウンターをバンバンと叩いていた。『くそwww腹筋崩壊しかけたww』『リア充ざまあww』と言っていたことは、従業員には内緒だ。

    「名前長くない?」
    「オレも最初はそう思ったんだけど、ユエがどうしてもって言うから」
    「変な人ね」

    ゼクロムが運ばれてきた。カップにはこのカフェのマークがプリントされている。『1994』を真ん中に、トライアングル式に『GEK』の文字が並んでいる。色は緑かチョコレート色。この時は緑色だった。
    一口啜って、ほう……とため息をつく。
    そんな主人を羨ましそうに見つめるエンペルトに、オレは持ちかける。

    「お前も飲むか?」
    「だからお金持ってないのよ」
    「奢る」
    「……」

    考え込むエンペルト。ゼクロムを飲みたいという気持ちと、プライドが天秤にかけられている。一分、二分、三分経過した。カップ麺が作れる時間だ。もっとも、自分は一分立たずに開けてそのまま食べる派だが――
    話が逸れた。約五分経ったところで(生麺タイプが作れる時間だ)、エンペルトが目を開けた。

    「飲む」

    カウンター裏へ行って、コーヒー豆をブレンドする。キリマンジャロにモカ、ブルーマウンテン。うちのゼクロムはザラザラしてなくて少し甘みが強い。モカを多く使っているからだ。
    流石に企業秘密ということでそこは見せない。
    主人がいつもしているやり方で入れる。そこで忘れてはいけないのは、必ず手袋とマスクとゴーグルをすること。ユエはしていないけど、オレはしないといけない。毛が入ったら大変だ。
    せっかくなのでとっておきのカップに注ぐ。黒い陶器。取っ手が独特の形をしている。底の文字を見て、思わず笑う。
    小物に隠されたネタを、ゼクロムと一緒に堪能してもらおうか。

    「できたぞ」

    お盆に乗せたカップを見て、エンペルトは目を丸くした。実はこれ、ゼクロムをモチーフにしたカップ。レシラムもあるけど、そちらは主にミルクを使ったドリンクに使うことが多い。
    ジグザグの取っ手。ただし持ちやすいようにきちんと改良してある。

    「何これ」
    「ゼクロムカップ。レシラムカップもあるぞ。ちなみにお冷を入れるのはキュレムタンブラー」
    「すごいアイデア心ね」
    「アイツに直接言ってやってくれ。このカフェのメインはゼクロムとその小物なんだ」

    ふと店内を見渡せば、そこかしこにポケモンをモチーフにしたグッズがある。
    たとえばタンブラーを乗せているコースターはディアルガの胸部をデフォルメした物だし、カウンター隅の籠に置いてあるキャンディーは、色合いがクリムガンとアーケオスの二色だ。

    「美味しい……」
    「火傷には気をつけろよ」
    「分かってるわよ……  ?」

    カップの底が見えるまで飲んだところで、何かが薄っすら書いてあるのに気付く。もしやタンブラーと同じネタかと思い、一度口を離して深呼吸する。
    そして一気に飲み干し、底を見る。

    『ばりばりだー』と書かれていた。

    「……ナイス」

    「このカフェ、元々はユエのじゃなかったんだ。『diamate』って名前で、主人はそこで働いてた。看板娘みたいな感じで。お客の出入りはあんまりよくなかったけど、当時のマスターが元・警部だったことで部下がよく休憩しに来てて、それで成り立ってた。
    だけど三年位前に、そこのマスターがユエに店を預けるって言い出した。理由は分からないけど、とにかく店を受け渡した後フラリと何処かへ行っちまった。その後の消息は未だ掴めてない」
    「何故かしら」
    「ユエは多分知ってる。だからユエはマスターが戻って来る時まで、ここを守ろうと努力してるんだ。最初はなかなか大変だったけど、今ではリピーターも増えた。特に女子高生が多くてさ。あの年代のクチコミ効果は馬鹿に出来ないぜ」

    最初、二人だったのが次の日には三人か四人に増えている。ついでに『課題セット』(そのまんま。課題をして良い代わりに特定の飲み物と軽食を付けたセット)を学生限定で始めたところ、女子高生の使用率が三倍になった。
    若いがそこまで騒がしいタイプではないユエを慕い、大人しいタイプも集まってくる。中には相談事をしてくる人もいる。そんな彼女らの話を、ユエはゼクロムを淹れながら聞く。その間、従業員達は忙しくなる。
    ユエが話を聞くことに集中しているからだ。
    こんなのアリか、と思う人もいるかもしれないが、未だに苦情が来たことは一度もない。

    「皆、ユエに話を聞いてもらいたいんだ」
    「……」
    「話を聞いてもらうだけで大分スッキリした顔で帰っていくからな」

    女と男の違い。それを知ることが、付き合いを円滑に進める第一歩だという。
    女はただ話を聞いてもらいたい生き物。男は何か意見を言いたがる生き物。
    女が相談事、と言って話し始めた時は、男は黙って相槌を打っていればいい。そして、『どう思う?』と聞かれたら決して自分の意見を言ってはいけない。『君が正しいと思うよ』『大変だったね』と言わなくてはならない。
    たとえどんなにその女に非があったとしても――というかそんな女とは別れた方が身のためだが――相手を否定してはいけない。


    少し店を周りに任せ、一日一本のお楽しみに火を付ける。いつから吸い出したのかは分からないが、健康の害にならない程度に楽しむようにしている。
    左手で持ち、煙を吐き出す。先から白い線が揺らいで空に上がっていく。
    今のところ、順調に来ている。マスターが戻って来るのが何時になるかは分からないが、それでも何かあったら連絡をくれるはずだ。
    そう信じたい。

    「……」

    流石にもう、半袖で外に出れる季節ではなくなってきたなと、ユエは二の腕を押えて思った。


    ―――――――――――――――――
    『ミナゴシ ユエ』

    誕生日:9月16日 乙女座
    身長:165センチ
    体重:64キロ
    在住:イッシュ地方 ライモンシティ
    主な使用ポケモン:バクフーン
    性格:ずぶとい
    特記事項:体重が重いのは胸のため。子供が大の苦手。高校時代に剣道部を全国優勝に導いた経験あり。

    じつは このはなしでは なまえは まだ でていなかった。
    あとに なって やっと なまえが あかされた。
    べんきょうは あまり できないが ざつがくは たくさん しっている。
    とくぎは コーヒーを いれることと りょうり。

    ひょうじょうが よく かおに でるため つきあいやすい。
    タバコを すうという せっていは さいきんに なって つくられた もの。

    ――――――――――――――
    リメイクその3。面倒なのでユエも登場させた。


      [No.2642] 議事録およびチャットログ抜粋 投稿者:No.017   投稿日:2012/09/23(Sun) 09:44:32     111clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    ■■概要

    ・新管理人は立候補無し、No.017が続投
    ・システムの保守メンテに586さん
    ・システムは掲示板でいいとの意見が大半
    ・イベント係は勝手にやっていいよ。継続的に募集中


    ■掲示板新機能や時期について
    ・事務連絡、批評依頼、小説話題、企画告知はポケスト板に統合の方向
    ・掲示板は今のものをベースに新システムを構想
    ・開発は586さん
    ・仮公開は10月半ば
    ・投稿キー機能
    ・タグが付けられる機能
    ・ツイート機能
    ・スパム対策はもうちょい緩く
    ・スパム削除人は数名任命の方向?


    ■イベント関係
    ・コンテスト関係は未確定。やりたい方は相談で
    ・チャットでラジオとかやっていいのよ?
    ・批評会とかどうよ
    ・新アンソロなるか? 民俗系ポケモン小説アンソロ「鳥居の向こう(仮)」




    【チャットログ抜粋】
    ・かなり割愛しています
    ・順番を入れ替えたりしている所があります


    19:56:54 No.017 まあ 掲示板にはあんなこと書いていますが 別に閉鎖するわけじゃないのと 過去繰り返し行われてきた事なので あんまり重く考えないでね
    19:58:36 No.017 ただ 管理人やりたいという人が万が一いたら その選別は結構厳しくなるとは思いますが
    19:59:40 No.017 企画人No.017さんはサイト運営やイベント運営にだらしないですが厳しいです(矛盾
    20:00:52 No.017 私続投でもチャット会係さんがいるだけで違うかもね
    20:01:11 神風紀成 やりたい人は勝手にやってたけど(私とか)ここまで集まるなんてなかったもんなあ
    20:01:27 門森 輝 こんなに集まったのはオタコンの結果発表以来かな

    20:02:00 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/lesson2/wforum.cgi?no=2638&reno= ..... de=msgview こちらはチェックされましたか
    20:03:02 No.017 さて これを読んだ上で みなさんの意見をお聞かせ願いたい
    20:03:22 No.017 まず お伺いします マサポケを運営する事に興味のある方は
    20:04:05 No.017 まーいきなりだし いなくて当たり前だと思ってるケド
    20:07:01 No.017 とりあえず ここで名乗りがなければ 新管理人の可能性はこの時点で消えますね。

    20:04:57 No.017 逆にチャット会の開催やコンテスト運営のみならやりたいという方は?
    20:06:14 586 システムの裏側的な部分、スパムの削除やログのバックアップならやらせてほしい>運営系
    20:06:59 586 自分で掲示板持ってた(過去形)のでその辺りはよく分かってる
    20:07:15 No.017 おお>586さん
    20:07:24 No.017 そういうのはぜひお願いしたい

    20:08:12 586 こういうところの負担を軽減して、他の方が創作/企画に集中できるようにしたい(言ってもそれほど負担でもないかも、とも思いつつ
    20:08:40 こま スパム回避の対策とバックアップの自動化すれば負荷軽減も可能ですね
    20:09:17 586 今のスクリプトも非常によくできてるので、後はそれをすり抜ける細かいごみを取り除く作業と言うべきでしょうか>こまさん
    20:09:43 No.017 今の掲示板は優秀なんですが スパムの規制が厳しすぎる所為で ときどき通常投稿がハネられる
    20:09:50 こま ちなみに自分のサイトのアドレスはスパム判定だったw
    20:10:08 586 あるあ……あるある(>スパム判定
    20:10:44 きとかげ fc2のホームページはスパム扱いですねw
    20:10:44 No.017 ツイート機能が欲しいですね
    20:11:01 砂糖水 fc2のサイトがはねられるのもその影響なんですね… >スパム判定
    20:11:13 小樽ミオ 今の規制を緩くする代わりに投稿時キーを必須にする、みたいなのは可能なんでしょうか
    20:11:19 No.017 なのでゴーヤロックさんにお願いできるなら新掲示板の開発をお願いしたいのです
    20:11:45 586 今のをベースに、デバッグと機能追加を行う方向で
    20:12:01 こま 0から作るのはさすがに大変ですからね…
    20:12:02 きとかげ それは欲しい! >投稿時キー必須  入れ忘れて修正できない、って不便ですもの
    20:12:21 No.017 そうですね イメージとしてはそんな感じ ログは持ち越せれば理想だけど それは最悪無くてもいい
    20:12:32 586 投稿キー必須はかなり良さげ!(´ω`)
    20:13:18 akuro キー必須は欲しいです ←前科あり
    20:13:39 イケズキ 投稿し始めはとくにやっちまいがち……
    20:13:46 砂糖水 キーの入力忘れはたしかに痛い
    20:14:14 こま 掲示板のログは置換等使えば別の形式の掲示板への移行も可能かと
    20:16:24 586 ログ周りは多分置換すれば大丈夫

    20:15:45 No.017 ただ そのなんですか これは大変申し訳ないんだけど やはり本棚は用意してあげられなさそうです
    20:16:08 砂糖水 なんというか、掲示板方式は維持していただけると嬉しいですね。私、掲示板方式のところから入ったので慣れてるし
    20:16:23 砂糖水 本棚はあってもなくても
    20:16:23 イケズキ 同じく>砂糖水さん
    20:16:40 No.017 いや がんばれば出来るんですが ポケノベさんが隣にいる中で同じものを導入して ユーザー取りあっても仕方ないと思う
    20:17:10 砂糖水 ピクシブとかあるし、本棚はなあ…
    20:17:17 No.017 なので 自分の小説をストックしておきたい 並べておきたいという方はポケノベさんにマルチしてください
    20:17:18 神風紀成 私は掲示板が好きですよ
    20:18:00 砂糖水 というか今の方式の掲示板じゃないと慣れなすぎて…未だにここに居座ってる主な理由がそれ
    20:18:10 No.017 ちなみにポケノベさんはマルチ歓迎です(わたぬけさん確認済) 私も投稿してます!
    20:19:25 フミん リアルタイムにお話を載せられるのは本当にありがたいです
    20:19:45 きとかげ 掲示板のお気楽な感じが好き。登録しなくていいし。
    20:19:36 No.017 あと 洗濯日和みたいなものは掲示板形式だから生まれたものだと思ってるので そこは独自色を出したほうがいいんじゃないかと思ってます
    20:20:32 イケズキ 間違いない>洗濯日和  あぁいうのがあるのがマサポケの面白みに感じる
    20:21:08 No.017 なので なんというか あくまでちょっと見せにきたよーって感じで持ち込むような感覚でやろうと思ってる
    20:21:32 No.017 まとめ登録は他のサイト(ポケノベさんやピクシブ)にお任せしようかと
    20:22:15 586 マサポケはあのゆるさを活かすべき
    20:24:06 砂糖水 このゆるくてかつお気軽なのが素敵

    20:18:44 こま スパム削除人は複数人いた方がいいですねー 明らかなスパムを削除するだけの簡単なお仕事です
    20:19:06 No.017 そうですね それに関しては 複数人にパス教えておけばいいと思う
    20:19:22 きとかげ パスうって削除するぐらいなら私でも出来ましょう。

    20:20:49 小樽ミオ ああ、確かにそうですね。本棚はこちらに昔あったタイプも登録手続きが必要でした
    20:21:38 砂糖水 登録手続きがネックなんですよね…本棚は
    20:21:59 No.017 今はかなり簡単になってます ポケノベさんのやつは相当簡単ですよ
    20:22:43 No.017 まあ ストーリーズはじめた頃からそうなんですけどね…(まとめ登録は他のサイト(ポケノベさんやピクシブ)にお任せ
    20:23:03 No.017 ただ まとめて見せられない という点には個人的に負い目がありましてね

    20:23:59 No.017 今考えているのは、ポケストをさらに緩くして
    20:24:57 No.017 ポケモン小説全般 オフ会募集、お題募集、同人誌宣伝、批評依頼 ポケモン小説に関する話題を全部そこでやる というような形式を考えています
    20:25:41 No.017 ポケモン小説を持ち寄って雑談するカフェみたいな場所にしたい
    20:25:50 砂糖水 今もちょっと自由になってますよね。自由になってるというか自由に使ってるというか
    20:25:59 No.017 まあ 管理人がね(
    20:26:12 586 システム的・事務的な部分(スパム削除等)だけ、今のよろず板に残す感じかな?
    20:26:14 きとかげ 図書館併設カフェ―
    20:26:20 フミん あの掲示板は、初めて文章を書く人には良い環境ではないでしょうか。
    20:26:23 砂糖水 カフェはいいですねー
    20:26:24 No.017 まあ そこをちゃんと明文化して 場合によっては少し名称変更を という感じでしょうか
    20:26:47 No.017 事務もまとめていいなと思ってる
    20:27:00 586 事務連絡もまとめる方向か
    20:27:16 No.017 うんだって よろず板見るのぶっちゃけめんどうだった(
    20:26:23 akuro 検索でカテゴリ別に見られるようにしたら……ゴニョゴニョ
    20:27:52 久方 今の形式で全部まとめるとちょっとごちゃっとしすぎるような気がしないこともないですが
    20:28:10 久方 今のペースなら大丈夫ですが、記事が増えると目当てのが探しづらくなりそうだなと
    20:28:39 No.017 じゃあ それは増えてきたら考えませんか  私は分けたら面倒だったので(
    20:29:01 No.017 今以上に増えるとは正直あまり思えないです
    20:28:55 akuro そこでカテゴリですよ

    20:29:25 No.017 カテゴリ機能まで入れられるかなー 現場のゴーヤロックさーん?
    20:29:38 586 タイトルに【企画】とかを自動で付与する機能くらいならいけるかも
    20:29:47 砂糖水 現場のゴーヤロックさんwwww
    20:29:50 586 ドロップダウンリストから選ぶ形にすれば
    20:29:51 SB もともとワード検索機能が入っている以上、特定のキーワードを本文中に入れるようにすればよいのではないでしょうか?
    20:29:51 No.017 ああ、それもいいですね
    20:29:57 神風紀成 『はい、こちらゴーヤロックです』
    20:30:08 586 ※代理応答
    20:30:31 586 個人的には板は一本にして、タイトルで見分けられる程度で十分かと
    20:30:48 きとかげ 今の【かいてもいいのよ】タグみたいに、【オフ会募集】入れるとか?
    20:31:21 No.017 そうですね タグ選択できて ある程度状況に合わせてこちらで減らしたり増やせたりするといいですね
    20:31:36 小樽ミオ 【作品】/【企画】/【募集】 みたいな感じですかね >自動付与
    20:31:58 586 で、システム的に「企画」「募集」「批評依頼」「議論」みたいにいくつかの中から選べるようにするとか(言うまでもなくデフォルトは選択無し
    20:31:58 きとかげ そういうシンプルなの好き >ミオくんのタグ
    20:32:34 No.017 イメージとしてはそんな感じ 作品投稿は特につけず、  【書いてもいいのよ】【描いてもいいのよ】とかあるといいなぁ
    20:32:40 586 そうそう、ちょうど小樽さんのような感じ。多分そのレベルが今のゆるさに一番合致していると思う。
    20:32:48 フミん こんばんはです。タグ分けは賛成です。
    20:34:04 586 今の、本文に付けるタグはタグでそのまま残しておいて、「その投稿がどういう趣旨で行われたか」に焦点を絞るとよさげ
    20:34:57 586 ○○してもいいのよ系は本文に自分で一筆入れる形式の方がごちゃつかなくていいと思う
    20:36:06 No.017 むしろさ 選択した時に本文の最後に入るようにできないかなタグ
    20:36:13 小樽ミオ 二文字くらいで抑えられると一目で分かりやすいかなぁとは思うんです >自動付与
    20:36:35 No.017 というのも タグとして 置いてあったほうが ああ、これやっていいんだ というのが伝わると思うの
    20:37:46 586 多分、機能的な実装は容易>タグ系
    20:38:19 586 これは試作品を作りながら試行錯誤して、徐々に変えていく形にした方がいいな
    20:38:21 No.017 じゃあタイトル付与は各々にまかせて 本文末尾に入ってくる形式でいってみません?
    20:38:59 きとかげ まだ件の掲示板もできてませんし、試運転がないことにはやはり、どうにも。
    20:39:29 586 その場合なら、タイトルと違ってある程度の長さを許容できるので、選択形式よりもテキストボックスにして自分で5つくらいまで埋める形式にした方がいいな
    20:39:39 No.017 とりあえず どこかのタイミングで掲示板を出して貰いますか
    20:40:11 No.017 ちなみにどれくらいで出来そうです?
    20:41:17 586 やってみないことには分からんがある程度期限を切るべきなので、個人的な希望は10月中頃>掲示板のプロトタイプ
    20:41:30 こま 追加する機能はログデータの後ろに持ってきた方がカスタマイズしやすそうですね、要素が増減してズレると修正に手間ですし
    20:41:41 586 無論そのつもりです(´・ω・`)>こまさん
    20:41:57 小樽ミオ 新旧ログ統合時に支障が出るわけですね
    20:42:05 586 今までのは「タグのついてない」掲示板データとして流用できるようにする(というかその方が作る方も楽
    20:42:09 No.017 了解。結構早く出来るんですね
    20:42:37 586 途中でデザインとか認識合ってるか確認取ると思うのでそこはよろしく(´ω`)
    20:43:21 No.017 それはもちろん。スカイプとかでそうだんしませう
    20:43:56 586 了解(´ω`) その方向で
    20:44:13 No.017 ヤッター チャット会開いた甲斐があったー

    20:44:44 きとかげ じゃあ、議題にあったコンテスト担当、トラブル処理、感想普及委員等、イベント係 とかはどうします、か?
    20:45:00 No.017 コンテストとかチャット会とかイベント担当やりたい方、いらっしゃる?
    20:45:21 586 個人的にはむしろこちらに皆さん活躍してもらいたい>コンテストとか〜
    20:45:23 小樽ミオ 個人的にはまたコンテストが開かれたら嬉しいなと思ってます
    20:45:39 586 箱ができても活用されないのでは無用の長物なので
    20:45:47 フミん 掲示板にも書きましたが、文章のコンテストは是非参加したいですね。
    20:45:48 No.017 まあ これはすぐでなくていいのだけど

    20:46:10 No.017 ちなみに 投票システムはいいのがあるので 教えますよ
    20:46:38 小樽ミオ チャット会とかイベントを通して、「このコミュ盛り上がってるなー、楽しそう!」ってなれば最高ですね
    20:46:44 No.017 ポケスコと同じ質を目指すなら大変だと思います>コンテスト
    20:47:18 No.017 ただやる気があるなら指南はしますぜ
    20:48:40 No.017 コンテスト専属でもいいし チャット会専属でもいい
    20:48:47 小樽ミオ えーっと、コンテストが再開されたとしても、それは「マサポケで開かれてるコンテスト」にはしない、と言う方向で
    20:49:07 No.017 まあ実際オタコンがそうでしたね
    20:49:35 No.017 ただその宣伝に新掲示板はおおいに活用して貰いたいなと
    (※個人開催かマサポケ開催かはご相談を)

    20:50:09 No.017 あと こういうイベントやりたいという提案は大いにありですなたとえば批評会的な
    20:50:43 No.017 以前ポケノベさんのメンツの一部がスカイプで批評会をやっていて混ぜて貰ったんですが この人達おもしろいことしてるなーと
    20:51:53 No.017 その週に読む 作者が決まってて その会は○○さんの小説についてひたすら語るんですよ
    20:52:16 No.017 なかなか厳しい意見もでたりして こえーwwww とw
    20:52:57 No.017 だからなんというかこう フリーダムに活動して欲しいな
    20:53:33 No.017 あとラジオなんかもやっていいんですよ
    20:53:45 No.017 ポケノベのめめさんがときどきやってますが
    20:54:14 No.017 ラジオを流して 同時にチャットでみんなで入っておしゃべりするんです
    20:55:10 No.017 なので新掲示板で ラジオやりますと告知してやっていただいていいんですよ

    21:04:32 No.017 まあ ただその私 今までの作品をまとめて見せる場って必要だとは思ってるので ぜひみなさんにはポケノベさんにも進出して欲しいです!

    21:08:05 No.017 で イベント担当やりたい方いないの? チャット奉行とかw
    21:08:21 きとら コンテスト以外ならやりたい
    21:08:54 No.017 コンテスト以外でもいいのよ やりたい事でいいのよ
    21:09:19 No.017 というか勝手に立候補して勝手にやってくれていいのです 前から言ってるけど
    21:09:29 小樽ミオ コンテスト、応募作品をhtmlに起こすくらいならお手伝いできます(*'v'*)
    21:09:45 きとら じゃあ勝手にやってもいいっすね理解した
    21:10:07 No.017 なんか自発的に勝手にやれる雰囲気の掲示板にしたいというのもカフェ化の狙いですね


    【運営面のお話はここまで、以下新アンソロを唐突に思いつきネタ出し】


    21:32:06 No.017 ミロカロス食ってしねなくなる女の話書きたい 人魚の肉的な
    21:32:18 きとら そこはシャワーズじゃないのかと思った
    21:33:52 No.017 シャワーズが自身の身体の一部を飲ませて操るという設定なら考えた事があります
    21:32:29 こま ジュゴン…
    21:32:52 きとら ポケモンなしのトレーナーとトレーナーの話かきたいがこれが一番難しい
    21:33:13 586 バイオ6のトレーラーを見てて、部分的にポケモンに変異するウイルスとか良さそうだと思いました!(さわやか三組
    21:36:29 フミん 目を離した隙に話が発展してるだと
    21:36:38 No.017 ポケモンに内側から乗っ取られる話は半人で書きました
    21:36:52 No.017 まあ未遂ですけど
    21:36:59 小樽ミオ え、ごはさんは何か限りなくブラックに近いホワイティなものをお考えで?? >ウイルス
    21:37:03 きとら 山の神様に怒られてポケモンにされる話を かきたいです
    21:37:26 No.017 イイネ!>山の神様に怒られて
    21:38:01 きとら その山の神様が怒る理由も石を持ち出した(石にはその土地の神様がついてる)からっていうので予想の通りダイゴさんですけど
    21:37:29 586 自分が考えてたのは腕が変異してストライクの鎌になるだの、下半身が変異してベトベトンになるだの、肩が変異してディグダが出てくるだのとかそんなんしかない……
    21:37:46 586 ポケモンになる話なら書きましたよ!
    21:37:50 小樽ミオ 肩からディグダがすごく怖いです(がくがく
    21:37:51 No.017 ポケモン民俗学系アンソロというのを唐突に思いついた
    21:38:01 小樽ミオ イイネ!! >017さん

    21:38:59 門森 輝 メタモンの繁殖方法は他の生物をメタモンに変える事だ的な話は読んだ事が
    21:39:03 ラクダ 尻からキリンリキの尻尾が生えて……
    21:39:20 小樽ミオ 頭からクチートのアゴが……
    21:40:06 586 掌に一つ目が現れてアンノーンに
    21:41:14 きとかげ 下半身ベトベトンでキリンリキの尻尾とクチートの顎が生えてて目にアンノーン……
    21:41:31 フミん 最早エイリアン
    21:41:32 小樽ミオ 中国の聖獣みたいですww
    21:41:59 586 誰か抒情的な話を書いてください、うちはもうバイオハザードのジュアヴォしか思いつかなくなってしまった(
    21:42:01 穂風奏 すごいキメラが出来上がってるw
    21:42:10 きとかげ 「ちょっとGウイルスをこじらせちゃって……」
    21:42:14 ラクダ ポケモン界の成獣かw

    22:00:36 No.017 ああ、あとマサポケで今度は100Pくらいの薄い感じでセレクション出したいなぁとか
    22:00:58 No.017 で 砂漠の精霊突っこみたい
    22:01:09 No.017 あ、むしろ民俗学系アンソロにして それで特別収録でもいいな
    22:01:28 リング 民族学系なら私も書きたい これでも捏造伝説は結構作中に出てる
    22:03:16 No.017 民俗学系集めて審査して出すか ただしどんなに早くてもベストが売り切れてからな!
    22:04:04 No.017 そしたら再録だけど砂漠の精霊入れるんだ私の創作に尤も影響を与えた作品だから
    22:05:07 No.017 民俗学系はマサポケの十八番だしな
    22:07:58 No.017 ホウエン昔語が一応それに当てはまると思ってる あと海岸線
    22:08:37 No.017 アンソロ名は何がいいだろう
    22:09:06 小樽ミオ 鎮守の杜、鳩の社
    22:10:38 No.017 鎮守の杜 か 悪くない
    22:11:02 No.017 鳥居の向こう とかどうだろう  野の火のサブタイだけど(
    22:11:46 イサリ 鳥居の向こう、いいですね
    22:12:21 小樽ミオ ステキ! 鳥居は世界の境目ですから。 >鳥居の向こう
    22:12:24 巳佑 雰囲気出ていてどれもいいですね(ドキドキ) > 小樽さん NO.017さん
    22:13:05 久方 鳥居をくぐった向こう側の世界を描くと
    22:13:28 586 |ω`)<鳥居の向こうには底知れぬ闇が……
    22:14:20 No.017 鳥居の向こう 好評ですな
    22:16:48 No.017 ちょっと 落ち着いたら検討させてくれ>鳥居の向こう
    22:25:46 No.017 ・新アンソロなるか? 民族系ポケモン小説アンソロ「鳥居の向こう(仮)」

    22:36:42 No.017 よし じゃあ アンソロに載せる小説の選考方法を考えよう(早いよ
    22:37:58 586 例によってコンテスト形式にすればいいじゃない
    22:39:12 No.017 コンテスト形式にするか 選考委員会を組織して その中で決めたいな
    22:40:21 No.017 しかしそうなると選考委員をだれにするかw
    22:45:46 No.017 まあ 一番やりやすいのは 俺が印刷費全額出す 選考委員は私が任命する なんだがな(
    22:49:25 きとかげ では、コンテスト形式ではなく選考委員形式にするのです?
    22:49:48 No.017 どうしようかね 選考委員形式にすれば 楽と言えば楽だよね
    22:56:58 No.017 選考委員ぱっと思いつくのは 私(←)、586さん、ケンタさん、久方さん あたりどうでしょう こう実績的に?   ああ、あるいはとりあえずポケスコの審査員全員にお願いしてきた分だけ参考にするとか
    22:57:47 No.017 あとクーウィさんもたくさん書いてるな批評は
    22:59:34 No.017 私、586さん、ケンタさんの三人でもいいかもわからん 直接会えるので
    23:00:02 No.017 物理的に会えるを考えるとリングさんも浮上するか
    23:00:17 No.017 ミオ君とかもそうだね
    23:00:32 小樽ミオ 物理的なら私も近いですねー
    23:00:34 No.017 あえて物理的に会える組で組むのもいいかもしれないね
    23:01:34 586 その方がやりやすいっちゃやりやすい>物理的に〜
    23:01:48 No.017 それおもしろいな リアル選考会
    23:03:15 巳佑 とりあえずカントーです。
    23:03:18 イサリ うーん、でもマサポケの本なら選考基準はオンラインで見てみたい
    23:03:20 No.017 私 東京です!!! って割り込むなら今がチャンスだぞ!!!!(まて
    23:03:26 はる○ ジョウトからカントーに出て来ました。
    23:04:38 No.017 でもオンラインのほうがイベント性はあるよね
    23:04:41 No.017 わかった
    23:05:08 No.017 とりあえずオンライン投票は採用しよう  それをもとに選考自体は東京でオフで行う
    23:05:12 No.017 これでどうだ
    23:05:41 No.017 たぶん上位三つくらいは通るが 残りはバランスで落ちたり受かったり みたいな
    23:06:01 小樽ミオ イサリさんの仰るように、オフで選考するにしてもどんなやりとりがあったかは抜粋なりなんなりでウェブに上げないとですね
    23:06:22 No.017 それは録音するか 議事録をあげよう
    23:06:32 No.017 中継できたらすごく楽しいのだけどね
    23:06:43 こま ビデオ会議的な感じですか
    23:06:45 リング ニコ生ですか
    23:06:46 きとかげ ネトラジで……的な?
    23:06:54 巳佑 確かに、面白そうですね! 生放送★
    23:07:05 レイニー ゆーすととか?
    23:07:30 小樽ミオ それの問題は 生放送ができるような環境で会議ができるのかどうか 有線/無線LANなど環境が整えられるかどうか ですね
    23:07:32 No.017 中継いいな やってみたい
    23:08:01 No.017 いやあ もしかしたらだがアテがあるんだわ…

    23:17:05 No.017 アンソロ選考方法はとりあえずコンテスト形式でオンライン投票を行います
    23:17:54 No.017 で、順位を元に東京で集められる審査員が同じ部屋で顔をつきあわせて議論、もし可能なら中継
    23:18:38 No.017 おそらく上位3位くらいはすぐに通過しますが 後は議論次第と予想されます
    23:19:03 No.017 ページ数は質次第ですかね

    23:19:19 はる○ ところで気になってるのですが、民俗系か否かの基準ってどこに置くのでしょう。
    23:19:35 こま それっぽいか、それっぽくないか、みたいな?
    23:19:56 No.017 それ難しいんですよね 参考サイトとか事例をいくつかあげて審査員各々判断して貰えばいいんじゃないでしょうか
    23:20:01 照風めめ まず民俗系ってなに?
    23:20:03 門森 輝 投票者と審査員の主観ですかね?
    23:20:33 リング なんていうんだろうな。その土地の文化に触れるというかそういうのが民俗学の醍醐味って感じがする
    23:20:48 No.017 個人的には 豊縁昔語とかナナシマ数え歌みたいのがそれにあたります あと雪の降る夜とか
    23:22:07 No.017 あとキャモメが五羽飛んだ とか 海岸線もギリはいると思う 野の火もたぶん入る
    23:23:12 No.017 あと九十九草子も入るかな 公開してないけど
    23:21:19 きとかげ まず載せたいのが砂漠の精霊だから、それ基準に考えたら()
    23:21:48 小樽ミオ 風習とか そのくらい身近なレベルでもいいと思います >民俗学
    23:22:08 はる○ 何か統一する基準的な物が無いと投票も難しいかなあ、と思うので、参考になるものは欲しいなと思います。
    23:22:19 照風めめ わかるようなわからんような
    23:23:07 ラクダ 人によって線引き違うしなあ……
    23:22:53 リング 例えば、文化、お祭り、文化財などがあったとしてそれが今どんな風に行われているのか? どういう由来があったのか? そういうのが民俗学だと私は思う
    23:23:48 照風めめ なるほど!
    23:23:18 きとかげ ポケモンばりに曖昧 >基準
    23:23:35 小樽ミオ さっき誰かが仰った「主観」ってのが非常に納得が行く
    23:24:52 照風めめ 作品名より定義の方が聞いててわかりやすい
    23:25:18 照風めめ 作品名だけだと雰囲気でしかわからないから説明されるときは具体的な説明のほうがありがたかったかな
    23:25:24 No.017 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BF%97%E5%AD%A6
    23:25:37 リング 例えば、オルドラン城では毎年ポケモンバトルが行われますが、アレは波導使い使いアーロンの活躍を称えての事ですし、そこについて掘り下げていけば立派な民俗学じゃないかな
    23:26:18 小樽ミオ 「神としてまつられるポケモン」とか、ミオ図書館の神話あたりも立派な民俗学のイメージ
    23:26:27 クーウィ その路線で言えばオクレ青年もだなぁ
    23:26:31 イケズキ あのルカリオの話をそういう見方したことはなかったなぁ  民俗学面白い
    23:26:38 No.017 伝説や昔話が絡んでくるとかなりそれっぽくなりますね
    23:26:49 照風めめ ようやくわかってきた
    23:27:02 ラクダ 民間伝承かあ。なるほど
    23:27:15 はる○ そうですね…作品を例に出すだけだと「それで、これのどの辺が民俗学なの?」という疑問は解決しませんし。
    23:27:32 照風めめ ちょっと抽象的になるんだよねその説明は
    23:27:46 照風めめ 説明は、というか説明というより例だわな
    23:27:46 はる○ 最初にググってWikipedia読んでみましたが、私の貧弱な理解力では何言ってるのか分からず…。
    23:27:49 フミん 人とポケモンが結婚云々は使いやすそう
    23:28:09 照風めめ ウィキは学問的なアプローチからの紹介だから、求めてるのとはまた違うしね
    23:28:11 イサリ その土地の風土・伝統とポケモンの関わりとか
    23:28:11 No.017 定義の説明と 作品例両方必要でしょうなぁ
    23:28:33 照風めめ 今は民俗学を小説的視点からのアプローチをした際にどうなるかという観点が知りたかったからウィキは的外れになる
    23:30:27 こま 劇場版だと ルギア セレビィ ラティアス マナフィ ルカリオ 美和セウス レシラム・ゼクロム あたり?言い伝えがある、民族がいる、書物や遺跡がある
    23:31:16 小樽ミオ あーでもでも、あんまりガチガチに「民俗学アンソロ」って押し出しすぎない方がいいかもですよ!
    23:31:27 はる○ 基本的には「ガチ民俗学」じゃなくて「民俗風味」ぐらいで良いんですかね…書ける人はガチで書くのでしょうが…。 正直敷居が高いイメージorz
    23:31:44 きとかげ あんまり民俗学を考えると、そもそも最初に載せたいと言い出した精霊が落ちる気が(
    23:31:46 巳佑 入門編みたいな感じにですかね
    23:32:19 No.017 あるいは民族まで 範囲を広げるかだね
    23:32:19 ラクダ 専門にしてる方ならともかく、あまりなじみのない方には難問化も…>民俗学
    23:32:36 No.017 民俗民俗言ってるけどあくまで雰囲気だから 民俗「風味」でいいのよ
    23:33:09 No.017 あと砂漠の精霊は 伝説というか伝承絡んでるので範疇に入ると思ってる
    23:34:08 イサリ 民俗学だと思って作者がエントリーした作品は民俗でいいじゃん 、と極論言うと思います。
    23:34:29 No.017 うん最終的にはそれw>作者がそう思った
    23:34:43 クーウィ イサリさんに一票(
    23:47:57 はる○ 民俗系=伝説とか祭りとか民間信仰とか歴史とか題材にしたなんかそれっぽいアレ系 / 民族系の基準=基準はあるさ…作者《俺達》の心の中にな…!



    23:36:33 はる○ つまりこう、ポケモン世界の奥に歴史や文化の匂いを感じるような…
    23:36:46 No.017 神社とか 伝説とか伝承絡めておくとそれっぽくなってくよ!
    23:37:36 こま ポケモンだけで祭りとかやってたら、有りだ!
    23:38:08 akuro ……ポケダンはどうなのでしょう?
    23:38:10 リング なんか、ポケモン世界を観光している気分に慣れたら良いかな
    23:38:44 No.017 ポケダンは厳しそうだが それで納得させるのが作者の腕ですよね
    23:38:50 クーウィ なんか、由緒が近代じゃない限り伝承系は民俗的でごり押せるイメージ( ある程度までは
    23:38:59 リング ポケダンだったら私の場合はホウオウ感謝祭とか、雨呼び祭りなんかを書いたなぁ
    23:39:55 クーウィ 運命の塔とか使うと一気に楽になりそう 後、石船の遺跡とか……>ポケダン
    23:39:56 リング あとは手繋ぎ祭りもか
    23:40:38 リング 私は冒険小説は必ず観光要素を入れたいと思っていたし、こういう企画なら楽しめそうだ
    23:39:45 ラクダ 湖の水神(ギャラドス)に生贄として差し出される花嫁、っていうのははいるだろうか
    23:41:01 No.017 生贄ギャラドス いいじゃないか
    23:40:57 こま インドゾウを神と崇める謎の宗教集団
    23:44:55 レイニー ブーピッグはけがれたポケモンとされているので食べない……とか?
    23:47:12 風間深織 タテタロス……?
    23:47:28 イケズキ 強すぎる……! >タテタロス
    23:47:34 クーウィ マサポケ執筆陣が恐怖におののく>健太ロス
    23:52:49 No.017 人の世に歴史あり、ポケモンに伝承あり、ポケモン世界の深層に迫るちょっと不思議なポケモンストーリーズ

    23:54:14 No.017 個人的に既存作応募可でもいいなぁとか
    23:55:12 砂糖水 ほほう… >既存作可
    23:55:16 はる○ 普通にしてると目立たなさそうなのが目立って来そうで面白そうですね。<既存作応募可
    23:55:42 No.017 テーマ設定した途端に光るのはありそうだ
    23:56:13 No.017 既存と新作で1個ずつ応募可能とか




    00:05:43 No.017 ポケモンとやって孕んだ系は 何か欲しいよね
    00:08:56 小樽ミオ そこでミオの神話(むかしは ひとも ポケモンも おなじだった)ですよ! >人間がポケモンの一種
    00:15:02 No.017 あとキュウコン・ジュペッタは相変わらず人気そうだ
    00:15:25 小樽ミオ 現実に稲荷信仰がある分狐キャラは強い印象
    00:15:28 砂糖水 アブソルとか…はもう出尽くしたか…
    00:15:58 No.017 あえて まめだぬきで挑む人はいないのか
    00:16:11 No.017 マッスグマは狢って印象 でも狢も化けるからね
    00:16:31 スズメ シンボラーさん・・・
    00:16:43 No.017 シンボラーもええのう
    00:16:50 小樽ミオ キサラヅシティの狸ばやし >まめだぬき
    00:17:07 クーウィ シンボラーさんは公式設定がズル過ぎるで
    00:17:28 No.017 あとビーダルをたぬきに喩えるのもありかも あの顔に化かされるの
    00:17:35 ラクダ 三種の神器にかけて、ドーミラー(鏡)、エルレイド(刀)、……勾玉はなんだろう(
    00:17:43 クーウィ キュウコンは自分で歴史語れるから汚い
    00:17:53 小樽ミオ ヒスイ絡みですかねー
    00:18:04 クーウィ 勾玉はムシャーナで(
    00:18:07 レイニー あの顔のでかい置物がパッと浮かんだ >ビーダル
    00:18:08 スズメ アンノーン?
    00:18:16 No.017 勾玉が浮き出るヤミラミどうでしょう
    00:18:28 小樽ミオ アンノーンと伝承は確かに不可分なイメージですね
    00:19:57 スズメ フリージオとかも伝承とか出てきそうなのです。
    00:21:28 No.017 あとネイティ・ネイティオ系も使ってくる人がいそうだ
    00:21:44 レイニー ヤジロンも何かありそう
    00:21:53 No.017 あと すっげー古い壁画になぜかポリゴンが描かれてて エーってなるとかどうよ
    00:22:12 こま なにそのオーパーツw<壁画にポリゴン
    00:22:19 No.017 未来と交信したんだよきっと
    00:22:27 クーウィ それはポケダンで行けそうな路線>ポリゴン壁画
    00:22:32 レイニー Zだとさらにエーッ度が増す >ポリゴン
    00:25:50 イサリ 人類は繁栄と滅亡を延々繰り返しているという火の鳥的電波を受信しました >ポリゴン
    00:27:05 こま ポリゴン:私が作られたのはこれで3度目だ
    00:27:24 No.017 いいなそれw>三度目

    00:55:53 リング 農具供養のお寺では、かつて水車(ウォッシュ)、唐箕(スピン)、行灯(ヒート)、千歯扱き(カット)フォルムがあったそうな……フロスト? 知らん

    00:57:39 巳佑 灯夢「夏休みの自由研究、この祭のことでいいんやない?  治斗「え」

    00:59:07 No.017 ああ、夏休みの自由研究に絡めるのは燃える!!
    01:00:39 はる○ 夏休みの自由研究…なるほど、昆虫採集のつもりでポケモン集めてたら一匹不思議なポケモンを見つける、とかですね(違う)。
    01:01:19 巳佑 宿題もできて、文化も知れて、地元民とも触れ合えて、また一つ大人になったのです(  > 治斗

    01:22:18 リング ソーナンスを祭る忍耐をつかさどる神社の我慢大会とか、どこかにありそう
    01:25:41 リング 英知湖の周りでは受験勉強の子供のためにユクシー印のお守りとメロンパン入れが……
    01:26:52 クーウィ メロンパン止めたげて(苦笑) 糖分大事だけども
    01:27:33 リング ミルクジャムやホイコーローをお供えすると喜びます
    01:28:37 巳佑 自分は文合せの知恵比べの話を思い出してましたー。 自分は一問も解けなかったような( > ユクシー
    01:29:18 リング 事業を成功させたい時は立志湖、使えないなと思ったらシンジ湖に……

    00:23:11 きとかげ あえて誰も書かないうなポケモンで挑むという手も
    00:23:31 クーウィ 忘れられた選手権
    00:23:36 風間深織 ハリーセンとか?
    00:23:42 小樽ミオ サニーゴとか?
    00:23:47 巳佑 マッギョとか?
    00:23:56 砂糖水 ハリーセンなついwww
    00:23:59 クーウィ みんないるのがマサポケ(
    00:24:00 レイニー ネオラントとか?
    00:24:00 ラクダ オクタンとか?
    00:24:01 きとかげ マッギョは公式がプッシュしてるので却下(
    00:24:01 巳佑 フィオネとか(
    00:24:09 はる○ ベロリンガ?
    00:24:14 あつあつおでん ハンテール
    00:24:15 No.017 神隠しにあって 昔いなくなった相棒に出会い 異空間から脱出
    00:24:21 イケズキ 水が多いのはなぜ(
    00:24:22 小樽ミオ 突然のオドシシ
    00:24:31 ラクダ マグマッグも聞いたことないな
    00:24:33 きとかげ オドシシはあの角でいけそうw
    00:24:42 あつあつおでん ミノマダム
    00:24:58 イケズキ ネンドールで一つ書いてみたいな
    00:25:00 砂糖水 マルノーム
    00:25:07 巳佑 オドシシ「幻を見せるのは狐だけじゃねぇぜ」
    00:25:19 小樽ミオ オドシシさんはアニメでも幻術使ってましたしね!
    00:25:27 レイニー ヨルノズクとか
    00:25:40 レイニー キリンリキとか
    00:25:50 こま オタチ… オオタチではなくオタチ・・・
    00:25:50 クーウィ シビシラス
    00:26:01 門森 輝 トドグラー
    00:26:02 小樽ミオ ヨルノズクの長老の冒険譚に耳を傾ける森のポケモンたち……
    00:26:15 スズメ オニゴーリ?
    00:26:31 ラクダ ナットレイ?
    00:26:56 あつあつおでん カモネギ
    00:26:35 きとかげ ユキメノコさんに比べると() >オニゴーリ
    00:28:44 きとかげ ユキワラシとユキメノコはよくあるのに、オニゴーリ全然見ない気が。
    00:29:24 レイニー オニゴーリには昔は体があって……という電波を受信
    00:29:53 No.017 なんかオニゴーリって個人的になまはげっぽいポジション
    00:30:15 No.017 あんな暑い地方になぜかいるし 来訪神なんじゃないかな
    00:30:15 巳佑 わりぃこはいねぇがー
    00:31:08 No.017 深夜にチャットしてる 悪い子にはナマハゲ(ロトムかポリゴンZあたり)がくるんだよおお
    00:32:39 No.017 あと地縛霊的な感じで縛られてるポケモンがずっと主人を待ってるっていうのはありがちだけど書いてみたいですね 実は駆け落ちした花魁と男の伝説が残ってるけど相手がポケモンでした的な あるいは前世がポケモンでもいい
    00:35:22 No.017 でも実はそのポケモンベトベトンでした 子孫はベトミである(いいえ
    00:35:40 クーウィ なんて残酷な現実……!
    00:35:42 はる○ 来世では一緒になろうとか言っといて覚えてないみたいなの良いですね。とり殺されてほしいですね。
    00:36:12 こま 人間として普通に暮らしてたけど、ある時、自身がポケモンであることを知らされる、みたいなー
    00:37:45 No.017 ビーダルバカにした女子高生が ビーダルの逆襲に遭い化かされる話とか イケメンに豪邸に案内されるんだけど 目覚めると川の真ん中にあるビーダルの巣なんだよ
    00:39:10 きとかげ 目覚めるとビーダルの愛の巣に空目(
    00:40:44 No.017 あと オオスバメの羽で作った弓矢を使って 弓の大会に出るはずだった若者が事故死して、数百年後に主人公がそれで大会に出る話とか
    00:42:10 巳佑 子供に言い聞かせる為に創り上げた物語によって、 その場所に生まれ、囚われているポケモンとか
    00:43:11 No.017 ムチュールって座敷童っぽいよね
    00:43:25 きとかげ ユキワラシも忘れないでください >座敷わらし
    00:43:34 巳佑 個人的にはクルマユの方が(
    00:43:55 No.017 しかし一番座敷にいそうなのはムチュール
    00:44:02 砂糖水 じゃあネタもらってもいいですか? >ラクダさん
    00:44:23 巳佑 チューされると幸福がくるよ! 的な感じですか?
    00:44:31 No.017 イイネ
    00:44:49 巳佑 でもチューのしずぎで やがてオトナを覚えて ルージュラになっちゃって その家が没落するとか
    00:45:54 久方 かわらずのいしもそなえよう
    00:46:27 No.017 きっと 先祖に言われてたけれどサボったんだよ
    00:46:44 砂糖水 とりあえずポケモン何にしようかなー♪
    00:47:57 リング 私はもうランドロスの構想があったりする

    00:48:00 No.017 きんのたま 埋蔵金伝説
    00:48:07 No.017 ごめん なんでもない
    00:48:11 巳佑 おじさんの(
    00:48:18 ラクダ 埋蔵金のたま伝説ww
    00:48:26 あつあつおでん しょうねんの
    00:48:48 巳佑 なんたって おじさん の 伝説 だから ね !
    00:48:54 門森 輝 側には男性の遺骨が
    00:49:07 風間深織 黄金伝説だわ……
    00:49:38 リング なんてったって、神様のきんのたまだからね
    00:50:13 レイニー こうですか わかりません><
    00:50:21 No.017 あれだろ 神社にそそりたつ大樹 その両脇に埋まった大きなきんのたま
    00:52:19 No.017 その神社ではフンドシに2つきんのたまをぶら下げて 石段を駆け下りる儀式が
    00:52:30 No.017 集団で
    00:52:31 レイニー wwwwwwwwwwww
    00:52:38 リング なにそれこわい
    00:52:44 風間深織 こわい
    00:52:48 巳佑 わっしょい! わっしょい!
    00:52:52 久方 なにこのくうかんこわい
    00:53:04 クーウィ ゴールテープを両脇で支えるカイリキー  ……うん、止めよう(汗
    00:53:11 風間深織 久方さん、このチャットこわいよぉ
    00:53:12 あつあつおでん なんだ、ただのへんたいか
    00:53:12 砂糖水 こわい…ひわい…
    00:53:15 レイニー 女人禁制ですね わかります
    00:53:19 きとかげ 幸男みたいなもんか
    00:53:22 こま ひわい・・・ひわい・・・
    00:53:55 はる○ だんじり祭りみたいな…。
    00:54:43 No.017 ツッキー「やりません。絶対にやりません」  オリベ「研究の為だ。やれ」
    00:54:59 巳佑 こうして犠牲に(
    01:01:33 レイニー ????「ワタクシ だけが きんのたまを 自由に できれば いいのです!」
    01:01:42 久方 wwwwwwwww
    01:01:45 砂糖水 レイニーさんwwwwww
    01:01:50 ラクダ おじさん!おじさん!!www
    01:01:50 きとかげ wwwwwwww
    01:01:52 巳佑 ちょ(笑)
    01:02:01 No.017 ????→レイニー
    01:02:10 巳佑 (笑)
    01:02:13 ラクダ レイニーさんだったかwwww
    01:02:17 レイニー ちょwwwwwwwww
    01:02:18 風間深織 えっ   えっ
    01:02:40 No.017 だって四文字だし
    01:02:47 久方 (結論)レイニーさんは神
    01:03:18 ラクダ これからはきんの神様とお呼びします
    01:03:33 砂糖水 きんの神様www
    01:03:42 巳佑 \レイニーさん!/\金の神様!/\レイニーさん!/
    01:03:45 きとかげ きんの神様w
    01:04:05 砂糖水 マサポケなは神様がいらっしゃったのですね
    01:04:15 砂糖水 マサポケには
    01:04:25 風間深織 レイニーさん伝説
    01:04:36 レイニー マサポケには神が多すぎる
    01:05:01 No.017 マサポケ影の支配者がポケスコベストを読んで 「最後のに全部もってかれたwwww」って言ってたからレイニーさんは神
    01:05:21 No.017 レイニー黄金伝説
    01:05:26 きとかげ ww
    01:05:26 はる○ レイニーさん伝説 きんのたまの軌跡
    01:07:01 レイニー 私が神です(やめなよ
    01:07:28 巳佑 やめなくていいよ(  > レイニーさん
    01:07:33 No.017 キャーレイニー様−!
    01:07:40 風間深織 キャー
    01:07:41 きとかげ ⌒◎(賽銭
    01:07:50 ラクダ きんの神様ーー! キャー!
    01:08:02 巳佑 きんの神様ー! きんの神様ー!
    01:08:03 No.017 ⌒◎ チャリーン
    01:08:04 レイニー 賽銭は きんのたまですね わかります
    01:08:20 久方 ⌒○
    01:08:22 きとかげ なに……! ⌒○(きんのたま
    01:08:28 巳佑 一回のお賽銭が5000円(笑)
    01:08:42 砂糖水 レイニーさんェ…
    01:08:53 No.017 ここが種のない男にご利益のある きんたま神の社か…
    01:09:05 風間深織 ど……どうしようきんのたまショップに売ってないよぉ(オロオロ
    01:09:07 リング つ 黒い鉄球 ===●
    01:09:21 ラクダ なにかちがうwwww
    01:09:27 イサリ UGM!! UGM!!
    01:09:34 レイニー やめなよ >リングさん
    01:09:36 max 鬼は外
    01:09:51 巳佑 福は内
    01:10:01 風間深織 お賽銭の代わりに豆入れとく
    01:10:08 きとかげ お賽銭一万円……!
    01:10:20 ラクダ じゃあ私ビー玉で……
    01:10:37 レイニー うおー! 賽銭箱に鳩が、鳩がー!!
    01:10:50 No.017 ぴじょんぴょん!
    01:10:53 巳佑 なにがあったんですか(笑)
    01:11:20 砂糖水 賽銭箱に鳩w
    01:11:20 風間深織 あっあっ鳩がいっぱいΣ
    01:11:35 レイニー 賽銭箱に豆入れられたため、ぴじょんぴょん襲来
    01:12:17 風間深織 【速報】神社の主がぴじょんぴょんになりました
    01:13:03 レイニー 【速報】きんたま神の社、ぴじょんぴょんにより制圧
    01:13:24 No.017 ぴじょんぴょん!(嘴にきんのたまを掲げながら
    01:13:38 クーウィ また一つ、勢力がぴじょんぴょんに(ry


      [No.2641] とくぼうが…… 投稿者:閲覧C   投稿日:2012/09/23(Sun) 02:17:02     115clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    やぁ、久しぶりだね。
    覚えてる? 僕のこと。
    ……なに? 覚えてないの? 
    あ、そう……。う、うぅむ……。
    昔一緒によく遊んだんだけどな……本当に覚えてない?
    …………。
    ま、まぁいいや、また、会いに来るよ。
    それまでに何とか思い出してくれたらいいなーとか……い、いや、なんでもないよ!
    じゃ、じゃあね……。


    こんにちは。
    また会ったね。
    今度は覚えててくれた? 
    ……ん? 何も覚えてないの? 三日前にも来た、僕だよ、僕。
    え? 何のことだかさっぱりわからない?
    うーん……もしかしてキミ、僕のことからかってる?
    そんなつもりはない、知らないものは知らないって?
    ……ごめん、人違いだったかもしれない。
    間違えて話しかけちゃってごめんなさい!
    そ、そうだ……。
    き、キミによく似た人にあったら、こう伝えておいてほしいんだけど……。
    僕が会いたがってた、って伝えておいてほしいんだ……頼まれてくれるかな……?
    うん、ありがとう。じゃあ、よろしくね。


    あ、やっと見つけた。
    もう、探したんだよ〜?
    昨日はキミにそっくりな人にあってさー。
    ん? なんだって? 僕たちは初対面だって……?
    あ、あれ? また人違い……?
    こ、この辺はキミの種族が多いのかな……。
    い、いや、なんでもないよ。
    あ、そ、そうだ。キミに似てる誰かに会わなかったかい?
    ……会ってない? そう、うーん……。
    あ、なんでもないよ、勝手にしゃべっててごめんなさい。
    で、では、僕はこれで……。


    『ふーむ……このポケモンはとくこうが高いのか……よし、じゃあ、守りを固めよう!』
              
                     『今だ……ドわすれ!』



    ね、ねぇ、あのさ……僕とキミ、って……前に会ったこと、あるかなぁ……?
    あ、やっぱりない……?
    うーん……最近似たひとによく出会うなぁ……。



                  ”とくぼうが ぐーんと あがった!”



    ――――――――――――――――――――――
    深夜なテンションで3、40分ほどで速攻で作らせていただきました。
    誰が誰に話しかけているのかはご自分の好きな子を当てはめていただけるとよいかと思います。
    『』で囲まれたところは話しかけられている子のトレーナーさんです。
    話しかけている子は……野生の子でしょうか、それとも、別のトレーナーの子でしょうか。
    はたまた、ポケモンではないのかもしれませんね。
    ドわすれを使うと何を忘れるのでしょうか。
    もしかしたら、そんな大事なことも忘れてしまうかもしれませんね。

    [何をしてもいいですよ]


      [No.2640] ファントムガール 投稿者:神風紀成   投稿日:2012/09/22(Sat) 21:59:28     99clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    ふと、何かを思い出した時は必ずそれに関する何かが近付いて来ているのだという。
    まだ幼さを残した顔と、他人に接する口調が脳裏に蘇る。
    彼女は―― まだレディではなく、ガールだった。


    ――――――――――――――――――――
    魂。正確には霊魂。辞書で引けば『肉体とは別に精神的実体として存在すると考えられているもの』とある。その存在は宗教的価値観からも違っており、古代ギリシャ、キリスト教、果ては日本の仏道に至るまで様々な見解が成されている。
    そのどれに当てはまるのかは分からないが、自分の知る限り、魂とは生きとし生ける者全てが持つ命の源である。何故なら、肉体が死んでも魂はそのままさ迷っていることがあるからだ。
    本体が成仏しなければ、その人間は輪廻転生のルートに乗ったことにはならない。――と、この仕事に就く時に言われた。

    『後乗せサクサクのような気がするのは気のせいだろうか……』

    睡眠不足と疲労で、死神である自分が死者になりそうな上司の顔を思い浮かべ、モルテはため息をついた。
    黄昏が終わった時間。生きる者は皆家の中に入り、愛する者達と共に過ごす。外は灯りで照らされているものの、光の届かない場所には異形の物が住まう。それらは時に、無垢な彼らに襲い掛かり、恐怖と混乱に陥れる。
    彼らは、その異形の物を悪霊と呼んだ。そして、モルテも彼らから見ればその一つに過ぎない。
    だが少しだけ違うこと。それは、彼が俗世間で言う所の『死神』であることだった。簡単に説明すると、モルテはサラリーマンでいう『営業部』所属で、その上司はオフィスで書類に追われている……そんな感じだ。
    ただし仕事内容はそこらのサラリーマンよりずっと厳しい。身の危険に晒されることもあるため、どちらかといえばヤの付く自由業に近いかもしれない。
    例えば――

    『グルルルルル……』
    『まずいな。死んでから相当時間が経っている。自分が何であったかすら分からない状態だ』

    薄暗い路地。時折ホームレスが新聞紙を敷いて眠っている。そこでモルテは一つの悪霊と遭遇していた。元々は魂だったのが、ある出来事により自分が何故死んだのか分からず、そのままこの世界をさ迷い、ついには悪霊と化してしまった。
    一番ありがちなパターンだが、一番危険なパターンでもある。

    『落ち着け。お前はここにいてはならない。私が連れて行ってやるから、送りの泉に……』
    『ダマレ、ダマレ!オレハコンナトコロデクタバルニンゲンジャナイ……』

    最後の方は獣のような唸り声に掻き消され、意味が分からなかった。どうやら何か恨みを持って死んだらしい。しかしそんな人間がこんな所でさ迷っているものおかしな話だが。
    いつもなら説得して同意の上で連れて行く所だが、この状態になるまで放っておかれてはまともな会話はまず不可能だ。
    すまない、と心の中で詫びて持っていた鎌を振り上げる。

    『ギャアアアアッ!』

    シュウウ……と音を立てて禍々しいオーラが消える。白に変わった魂をそっと小瓶の中に仕舞い込む。これで一先ずは安心だ。緊張感が少し解けて、フッと肩の力が抜ける。

    『……』

    この仕事を始めてから、どれくらいの月日が経ったのだろう。もう数え切れないくらいの時間が流れ、数え切れないくらいの魂を送ってきた。何匹ものポケモンと知り合い、何匹ものポケモンを看取ってきた。
    いつもそうだ。自分は死ぬことができない。相手が先に死んでいく――

    (疲れた……)

    路地の壁に背を預ける。一つの大きな目が、空を映す。星は見えない。
    ふと気配を感じて路地の出口を見れば、不思議な光景が映った。
    まず最初に目に映ったのは五匹のカゲボウズ。それぞれ違った表情をしているが、楽しそうだ。ケタケタと笑いながら誰かの後を付いて行く。
    続いて現れたのはムウマ。友達なのか、ジュペッタと楽しそうにおしゃべりをしている。一方のジュペッタも幸せそうな顔をしていた。
    その後にも数え切れないくらいのゴーストポケモンがぞろぞろと列を成していく。まるでパレードのようだ。

    『これは……』

    体に力が戻る。鎌を握り締めて体を起こす。胸が高鳴る。指先に血が巡り出す。
    その行列は住宅街や店が立ち並ぶ大通りには行かずに、ただひたすら広場の方へと進んでいく。昼間はベンチに腰掛けて談笑するカップルや夫婦で穏やかな雰囲気が保たれているが、今は夜。灯りに囲まれた丸い円状の広場は、どことなく不気味な印象を与えてくる。
    一緒にいるゴーストポケモンに邪魔されて、一番前の人物が見えない。ただ、柔らかい風に乗ってほんのり甘い香りが漂ってくることに気付いた。
    不意に、彼らが止まった。ぶつかりそうになって慌ててこちらも立ち止まる。
    何十もの目がこちらを見ていた。一瞬怯んだが、敵意を持っている様子はない。風に押し出され、一つの人影が前に出た。
    目を疑う。

    「……何の用?」

    セミロングの髪が夜風に揺れる。香りはあそこから漂っているらしい。少し物鬱げな表情は、とても少女と呼ばれる歳の子供とは思えない。とある花魁を思い出す。二百年近く前の話だが、ジョウト地方で知り合った花街一番の花魁。その美しさだけでなく、全身から漂う色香は多くの男性を魅了し、骨抜きにした。
    そして彼女は『視える者』であった。だから知り合うことができた。
    美しい着物と簪に身を包み、夜でもそこだけ光があるように見えた。モルテも、魅入られた一匹であった。

    『獣に見初められたのは初めてだよ』

    気だるそうに足を伸ばして煙管を吹かす姿は、情事の後を思わせた。当時から死神として仕事をしていたモルテは、時折仕事の合間に彼女に会いに行くようになった。お金の代わりに、自分の仕事の話を持って。
    その彼女も、とある男に付き纏われて精神を病み、最期は自ら命を絶った。
    ――あの時のことを、今でも忘れない。忘れるはずがない。
    彼女の魂を回収したのは、自分なのだから。
    手首を切って変わり果てた姿になった肉体の側に浮いていた、ちっぽけな魂。男の存在に震えながらも、まだ美しさは保っていた。
    自分が行くと、運命を分かっているかのように擦り寄ってきた。そのまま汚される前に回収し、転生させた。
    まさか……。
    少しの期待と、幾許かの不安が入り混じった声で、その名を呼ぶ。

    『コウ……?』
    「?」

    首を傾げて、そのまま立ち止まっている。秋の風が、一人と一匹の間を吹きぬけていく。口を開いたのは、彼女の側にいたカゲボウズだった。

    『おいカオリ、キャンディーくれ』
    「ほら」

    空気を読むどころか、読もうとも思わない相手にモルテは少しカチンと来た。だが彼女は別に気にしていないらしい。その振る舞いに、自分がその瞳に映されていないことを痛感する。
    何故こんなにも気になるのか。彼女に雰囲気が似ているから?それもあるけど、もっと別の明確な理由がある気がする。
    数個のキャンディーを口の中に押し込んだところで、再びその瞳が自分を映す。

    「見えてるんだろ」
    『ああ……』
    「驚かないんだね。まあ当たり前っちゃあそうだけど」

    ゴーストタイプがゴーストポケモンにビビるとか興ざめだよね、と独り言のように呟く。月明かりに照らされて、白い肌が輝いていた。まるで蛍石のようで思わず見とれる。
    コウではなかった。だがその名前の中に、しっかりとその文字は刻まれている。

    『カオリ』
    「そうだよ。私はカオリ。香るに織物の織で、カオリ」


    カオリも『視える者』だという。ただし少し違うのは、視えるだけでなく、その視える相手に懐かれるということだった。ボールには入れないし、ましてゲットするつもりもない。だが彼らは自ら彼女の後に付いて行く。月明かりに照らされた彼らの影は、奇妙な形をしていた。実体があるのは一つだけ。だがその影にくっついて、何か別の物達の影が揺らいでいる。
    よほど月明かりや街灯がきつくないと気付かないが、人間よりもそういうことに敏感なポケモン―― 特に獣系のポケモンにはよく吠えられるという。
    直感的に怯えているのだろう。そう。自分を見てはぐれ魂が喚くように。

    「中には襲ってくる奴もいるけど、そういうのは皆彼らが何とかしてくれるんだ」

    彼らにとってはよほど居心地のいい場所らしく、しきりに喋っている。時折彼女に話しかける者もいる。驚いたことに、彼女も彼らの言葉が理解できるらしい。
    テレパシーのような物だと、彼女は説明した。頭の中に声が直接響いてくるのだと言う。

    「学校では一人だよ。あ、これでも私高一。実年齢よりも上に見られることが多いけど」
    「カゲボウズが五匹もいるのには理由があってさ。彼らは負の感情を好んで食べるから、私の生活は絶好の餌場みたいだ」
    「別に最初から視えていたわけでも、ましてや話ができたわけでもない」

    左手親指の付け根。目を凝らして見ないと分からないが、確かに一本の線が入っている。

    「小学生の時に、彫刻刀でザクッとやっちゃったんだ。血がボタボタ落ちて、もう少しで手術するところだったよ。
    今思えば、あれがきっかけだったんだ」

    その『血』を流したことで、彼らが見えるようになった。嘘のような本当の話。家の頭領である祖父にそっと話を聞いたところ、他言無用を前提にこんな話をしてくれた。
    それは、火宮という家の血が出来た時の話。

    昔々、とある村に忌み子が生まれた。その子は同じ村で大火傷を負って蔑まされていた女と一緒に、村から出された。
    その女は子供を捨てることなく、むしろ同情を感じて大切に育てた。村から少し離れた川近くの水車小屋で。
    子供はすくすくと育ち、美しい少女へと成長した。
    ある時、少女は川の近くに大怪我を負った若い男が倒れているのを見つける。体には矢が刺さり、あちこちから出血していた。
    親である女を呼び、水車小屋に連れて行き、山から薬草を持って来て看病した。やがて男は意識を取り戻し、多少の会話が出来るくらいまで回復した。
    男はここから遠く離れた街の方から来たらしい。この怪我は戦争で出来たものだと説明した。この家と近くの川、そして山にしか行ったことのない二人は、男の話を面白いと思った。
    もっと話をしたいということで、男はしばらくそこで生活することとなった。
    ところがある日、川の方へ水浴びをしに行った少女が夜になっても帰ってこない。女と共に探しに行った男は、川原で裸で震えている少女を見つける。
    見れば彼女の肌には殴られた跡があった。それだけで全てを察した男は、震える彼女を小屋に送り届けた後、近くの村へと向かった。
    そして―― そこにいた男を皆殺しにした。
    その男は人間ではなかった。生まれながらにして霊獣の血を引く人間だった。普通の人間には無い能力を一国の王に利用され、兵器にされていたのだ。
    男は水車小屋から出て行こうとするが、少女がそれを止めた。その夜二人は交わり、月が満ちて一人の子供が生まれた。
    その子供が作ったのが、火宮家の原型となった一族。

    「私はその末裔なんだって。だから何って思うけど」

    そう言って冷たく笑う彼女の横顔は、香によく似ていた。
    もしかしたら、香もその一族の子孫だったのかもしれない。
    ということは、この少女も香の子孫に当たるのか。

    「寒いなあ」
    『家に帰らないのか』
    「帰ってもね」

    酷い面構えの叔母の顔が浮かぶ。今夜は何をしてくることやら。首を絞めるか、毒を盛るか、ならず者をけしかけてくるか……。
    それでも屈しない、あざ笑う顔を見て、ますます彼女は怒り狂うだろう。
    それでいいのだ。

    『このまま朝までいるつもりか』
    「うん」
    『風邪を引くぞ』
    「シャンデラがいるから」

    独特の炎が差し出される。それは不思議なくらい温かく、寒さを遮断していた。

    「……ねえ」
    『何だ』
    「ハグしていい?」

    驚いたのはモルテだけではなかった。カゲボウズが喚いている。不満げな顔でカオリはモルテを見た。

    「うん、大体予想はしてた」
    『いや…… 構わないが』

    両腕が体に回る。心臓の音が聞こえてくる。生きている人間の証拠だ。しばらく振りに感じるその温もりに、モルテはしばし硬直していた。


    ――――――――――――――――――
    『カミヤ カオリ』

    誕生日:12月24日 山羊座
    身長:157センチ(高一) 164センチ(レディ・ファントム時)
    体重:54キロ        60キロ
    在住:不明
    主な使用ポケモン:特になし(手持ちとしてはいない)
    性格:いじっぱり
    特記事項:上の名前で呼ばれると激高する。下の名前もあまり良い反応を返さない。ミドリは後輩。

    いつのまにか レギュラーに なっていた。
    18さいで レディ・ファントムと なる。 つうしょう レディ。
    ちなみに なづけおやは ねいろさん。 ファントム・レディと よぶあんも あったが ぜんしゃが きれいなので そうなった。
    しらなくて いいことを しっていたり する。

    ひにくやで あつかいづらい。 でも かのじょの はなしが いちばん かきやすい。
    ついでに マダムと くませると なんでも アリになる。 カクライさん とは けんえんの なか。

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    リメイクその2。カオリのデビュー作。多分。


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