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ピピピピ……ピピピピ……カチッ!
私は目覚まし時計を止めると、ガバッと起き上がった。
「ついに、この日が来た……!」
ーーポケモンと、旅に出られる日が!
一週間前、私は幼なじみのレオンと共に町外れのシンジ湖へと行き、そこで初めてのポケモンバトルを体験した。
私の助言を聞かずに草むらへと入ったレオンを追いかけ、鳥ポケモンと遭遇したっていう……。
慌てて逃げようとして、そこにあった誰かのカバンに躓いて転ぶとか、恥ずかしすぎる。
でもその拍子にカバンから出てきた2つのモンスターボールの中のポケモンで、私達はなんとか鳥ポケモンを倒せた。 私は青いポケモンを、レオンは緑のポケモンを使って。
それからフタバに帰る途中に、私達の使ったポケモンの持ち主……ナナカマド博士に、そのポケモンを託された。
嬉しかった。 ポケモンと旅に出られることになったから。
その事をジョウトに住んでるいとこに話したら、ポケモンをプレゼントしてくれるって言われた。 私はいいと言ったんだけどいとこの……ヒバナさんはどうしてもプレゼントすると言いはった。 まったく頑固なんだから。
それで一週間後にシンオウに行くと言ってたから、旅立ちはその日……つまり、今日に決まった。
私は服を着替えて、一階へと降りる。 この家ともしばらくお別れか……少し寂しい。
「あらシュカ。 おはよう」
「おはよーお母さん。 ヒバナさん、今日いつ来るって?」
「9時には来るって言ってたわよ」
私は時計を見た。 今は7時……ってことはあと2時間か。
「さあ、朝ご飯にしましょう! 今日からしばらく会えないから、シュカの好きな物、たくさん作ったわよ!」
「わあ、ありがとう! いただきまーす」
朝食を食べ終えた私は、荷物を確認した。 財布に、きずぐすりをいくつか。 それから相棒が入ったモンスターボールを腰のベルトに付けた。 ポッチャマというらしいこのポケモンを、私はうみなと名付けた。
ピンポーン……
あ、チャイム。 ヒバナさんが来たのかな。 私は急いで一階に降りて、ドアを開ける。
「やっほーシュカ久しぶり! 元気だった?」
「……」
あれ、ヒバナさんの隣に知らないトレーナーさんが。 誰だろう……?
「あ、この子はエンジュ! 私のトレーナー仲間なの♪」
「ヒバナ、なんで私までシンオウに来なきゃなんないのよ。 あなたがシュカ? 私はエンジュ。 よろしく」
「よ……よろしくお願いします」
私はエンジュさんに向かって軽く頭を下げた。 なんか気難しそうな人だな……
それから私達はテーブルに座って、軽く話をした。 なんでもエンジュさんはホウエン地方のトレーナーらしく、ヒバナさんに頼まれて私にプレゼントしてくれるポケモンを捕まえてくれたらしい。 って、ことは……?
「はい、これ♪」
ヒバナさんが差し出したのは、2つのハイパーボール。
「え、2体も……ですか?」
「うん、そう!」
「いや、そんなに貰う訳には……」
「せっかく捕まえたんだから! はい♪」
そう言ってヒバナさんは私の手にボールを押し付けた。
「右のボールがロコンのひばな! 左のボールがマイナンのらいむだよ!」
そう言われたので見てみると、可愛い顔をして眠っている小さな狐と、ニコニコと笑ってる青い耳の兎がいた。
「わあ……可愛い! ありがとうございます!」
「どーいたしまして! じゃあ私はそろそろ行かなきゃ! エンジュ、あとよろしく!」
そう言ってヒバナさんは家を飛び出していった。
「え、もう行くんですかっ!?」
「ヒバナ、ウツギ博士から電話が来て、すぐ帰らないといけなくなったんだって。 私ももう帰るわね……」
エンジュさんがため息をつきながら立ち上がった。
「あ、あの!」
私はヒバナさんに深くお辞儀した。
「ありがとうございました!」
「……楽しんでね」
エンジュさんはそう呟き、帰っていった。
私はお母さんに見送られて、フタバタウンを出発した。 腰には3つのボールが揺れている。
これからどんなことが起こるんだろう……私の胸は喜びと期待に満ち溢れていた。
[好きにしてください]
6時になりました、ニュースの時間です。
今日はクリスマスイブ。各地でお祝いをする中、あるポケモンの需要が増えているそうです。ではVTRをどうぞ。
『ご覧ください、全国へ次々とキュウコンが送られていきます!』
クリスマスを1人で過ごす人達が、せめてホワイトクリスマスは防ごうと、日照りの特性を持つキュウコンのレンタルを盛んに行っているのです。トレーナーが受け取らなかったタマゴを孵して販売する業者によりますと、こうした動きは急速に広まっているそうです。クリスマスのみならず、七夕を妨害するためにサーナイトのブラックホールを利用する人もいるとのこと。個人の不満を晴らすためにポケモンを利用することについては賛否両論挙がっていますが、ネットでは「キュウコンもふもふするくらい良いじゃねえか」「んなこと言ったらバトルできねえだろwww」「ワタクシだけが ポケモンを つかえれば よいのです!」と、概ね好意的に受け取っている模様。
ともかく、クリスマスは楽しみたいもの。皆さんもポケモンと過ごしてみてはどうでしょうか?
七夕の時もそうでしたが、突発的なネタは足りない部分を補い辛いです。メディアがネットを引用したがるのが解りますよ、楽ですもん。
昔々、火の血を継ぐ家に二人の女の子が産まれました
双子ではありません、二つほど歳の離れた姉妹
上の子の名前は光江、下の子の名前は光葉といいました
大きくなるにつれ、二人の違いが嫌でも見えるようになりました
光江はとても頭が良い子でしたが、性格があまりよくありませんでした
光葉はとても優しい子でしたが、頭があまりよくありませんでした
彼女らを取り巻く男は、皆光葉を愛でるようになりました
光江はそれにとても怒り、嫉妬するようになりました
大学を出た後、光江は光葉より先に親の決めた相手と結婚しました
一方光葉は大学で知り合った男と結婚し、そのまま家を出て行きました
そこで初めて光江は妹に勝ったと思いました 家を捨てた女ほど愚かな物はないと、
――その時はそう思いました
ですがやはり妹には勝てなかったのです
…………………………
世間ではクリスマス・イヴ。人々は皆、何処か浮き足立った様子で街を歩く。着飾った街はそんな彼らを優しく見守っているように見える。
その空間の中で、人には見えない何者かが大量に動き回っていた。揃いの帽子を被り、揃いの鞄を提げ、ビルとビルの間を飛び回る。
時折、鞄の中から何かを取り出す。それは手紙であったり、小包だったりする。
『ゲンガーの宅急便』…… 人で知っている物は数少ない、主にポケモンを対象とした宅急便である。
どんな悪路でも簡単にすり抜けてしまうゲンガー達が荷物を運ぶ。噂では大金持ちのポケモンもリピーターになっているという噂である。
冷たいビル風が彼らを吹き飛ばそうとする。だが彼らも負けてはいられない。今日は一年のうちで一番の稼ぎ時なのだ。必死で鞄の蓋を押さえ、中の配達品が飛ばないように踏ん張る。
「今日は……なんだか風がいやに鳴いていますね」
カフェ・GEK1994の店内。カウンター席に座ってゼクロムを啜っていたミドリがぽつりと言った。その言葉を耳にしたユエが外を見る。
「そうね。なんだか誰かを呼んでいるみたい」
「幽霊ですか!?都市伝説にある、事故で子供を亡くした母親が今でも我が子を呼んでいるという――」
「そんな都市伝説、初めて聞いたわよ」
オカルト好きの店員が興奮して喋りだした。ユエはふと去年の今頃を思い出していた。マスターは元気かしら。こちらからも何かプレゼントをしたいんだけど、住所が分からない限りは何も出来ないのよね。
「……」
ユエのハイネックのセーターには、今朝マスターから届いたプレゼント…… 『不思議の国のアリス』をモチーフにしたブローチがついていた。
ジャローダは目を細めた。ミドリがいないこの時間帯が、一番彼らに来てもらうのに都合がいい。何しろその存在は、一般人には知られてはいけないのだから。
『いつも贔屓にしていただき、ありがとうございます』
『こちらこそ。いつも時間指定が厳しくて、すまない』
『いえ…… それで、今回はこの二点ですか』
ゲンガーがジャローダの尾の上に乗せられた二つの小箱を見た。
『ああ。片方はミナモシティに、もう片方は』
『分かっております。彼女宛、ですね』
十二月二十四日が国際的イベントの日だと知っている者は多いが、巷を騒がせている怪人―― ファントムの誕生日だということを知る者は、少ない。
ジョウト、エンジュシティの外れにある洋館で、彼女はプレゼントに埋もれていた。
「……何処から伝わったんだか」
花束、美しくラッピングされた箱の数々。それの一つ一つを彼女は慣れた手つきで空けていく。
『手伝うか』
「いや、いい。モルテは少し休んでて」
モルテの体は疲労していた。宙に浮いていることすら辛そうな顔をしている。ヨノワールの表情なんて普通の人が見ても分からないのだが、彼女には分かった。長い付き合いだからか……
『しかし、すごい量だな』
「そうだね」
話が続かない。モルテは焦った。
「あそこにいた頃も色々貰ったけど…… 冷たかったな」
『冷たい?』
「所詮はあそこの人間ってフィルターをかけられるんだ。何も篭っていない、無機質な何か」
手を休めて、テーブルの上の花束のうちの一つをとる。時期に合わない明るい黄色。向日葵。
「一体どこから取って来たのかはしらないけど…… これが一番気に入ったよ」
『そうか』
青い空と白い巨大な入道雲。色鮮やかな向日葵たち。そこに、彼女は立っていた。
笑顔で。
「もう、残っているのはここだけになっちゃったな」
花束を抱きしめ、彼女は呟いた。
………………………………
光江は子供を産めない身体だったのです
焦った彼女の父親は、もう一人の娘に子供ができていることを突き止めました
そしてその子を自分の孫として家に呼ぶことにしたのです
光江はその子を養子としましたが、あくまで外側だけ
内側はその子を憎み、殺したいという気持ちが渦巻いていました
ですが、その子を殺すことは最期まで出来ませんでした
彼女は、別の何かに見初められていたのです
本当に血を継いでいたのは、彼女だったのです
すれ違う度、それには気付いていた。
垣根を軽く乗り越えて、いつものように元気よく。窓から見る彼女は外で見るよりもずっと暗く見えた。
「ハルカ!」
顔をあげるけれど、やはりいつもの彼女ではない。そんなことは解っていた。
「ユウキ!」
庭先にも関わらず、ユウキは話しだす。
「今は暇? 今度バトルフロンティアっていう施設が出来るんだけど、その先行公開でバトルタワーのチャレンジチケットがもらえたんだ。行こうよ」
「悪いけど……」
「んじゃ、ミナモシティなー! 先いって待ってっから!」
言うが速い。ユウキはすでにオオスバメの翼を大空へと広げ、その身軽な動きで飛んで行ってしまう。残されたハルカはオオスバメが消えていく方向を見て、ためいきをついた。
「そんな気分じゃないのに」
庭にモンスターボールを投げる。緑色のしっぽを振り、フライゴンはハルカに寄ってくる。その無邪気な行動も、今のハルカにとってどうでもいいこと。二枚の羽が作り出す微風が肩にかかる。いつもフライゴンはそうやって甘えてくる。
「ミナモシティに行くよ」
フライゴンの風を手で払いのける。戸惑いながらもフライゴンは主人の言う通りに空を飛ぶ。
近づくに連れて、潮風が強くなる。そしてミナモデパートのアドバルーンも見えてきた。あの時とは違う宣伝が上がってる。
ーきみのこと、いいと思うよー
活気のある街。夜になれば灯台の光が海を照らし、道しるべとなる。キャモメの群れが港を飛んで行き、旋回して海へと突っ込む。そうして海面に出たキャモメは、嘴に魚をくわえていた。
ー修行を続ければ、いつかはポケモンリーグのチャンピオンにだってなれる。僕はそう思うなー
「うるさい!」
ミナモシティに降りると同時に、ハルカは誰に向かってでもなく怒鳴った。フライゴンはおそるおそるハルカの顔色を伺う。そして機嫌を取るように、二枚の羽を動かした。しかしフライゴンの微風よりも潮風の方が強く、かき消されてしまう。
フライゴンの気遣いはハルカに届かない。前は些細なことでもほめてくれたし、かまってくれたのに。何が起きたか解らないフライゴンは、そのままボールに戻される。
「でさー、この前は釣りしてたらイワシとホエルコの追いかけっこ見たんだよ。野生のホエルコの狩りって映像でしか見た事無いからさあ」
ユウキは船着き場の前からずっとこんな調子でハルカに喋りかけていた。当のハルカは生返事でひたすら聞き流している。さっきからユウキにしては話題がくるくると変わっている。聞いてる方も今、彼が何を話したいのかもよくわからない。
「ハジツゲタウンにまた隕石が降ったっていうから、調査で……」
「ユウキ、さっきから何?」
「え、何って何?」
「うるさいよ」
それ以降、ユウキは黙ってしまった。ハルカはというと、そんなユウキの方を見向きもせずに、海の方を見ていた。
まだ建設中のバトルフロンティアだけど、建物の形はそれなりに見えた。そしてその中で一番早く出来たバトルタワーは、青い空を突き抜けるほどの高さだ。船を降りた二人はしばらく上を見上げ、そして人の波に促されるように入って行く。
「がんばれよハルカ!」
人ごみに消えていくハルカの後ろ姿に声をかける。振り返ることもなく、ハルカは彼らの中にまぎれていった。
「なにがあったんだよ、ポケモンリーグで」
笑わなくなったのはその時から。ポケモンに構わなくなったのはその時から。誰ともまともに話してくれなくなったのも。何か聞き出そうとしても、ハルカは誰にも話さない。
その前は、朝会おうが夜中に電話しようがずっと嬉しそうだったのに。ポケモンの話ならすぐに返ってくるし、戦ったトレーナーの話も飽きずに。
オオスバメがはばたく。戦ったあとの昼食は格別だと言うように。隣には主人のユウキが向かい合ってテーブルについてる。ただならぬ雰囲気を察したのか、オオスバメはそれ以降ユウキの方を見ることもなく大人しく食事していた。
ーなるほど、君の戦い方面白いねー
「七連勝おめでとう」
目の前のハンバーガーにかぶりつきながら、ハルカに言う。何も言わず彼女はストローをくわえていた。その行動に、意味があるわけがない。視線がチーズがたくさんのハンバーガーでも、ユウキでもない。どこか宙を漂っている。
「いやー、ハルカはすげえよ。やっぱチャンピオンを倒しただけあるよ。俺なんて五勝目がつらくて、そのあとずっとギリギリで……」
ユウキは黙る。ハルカがさらに黙りこんでしまったように見えた。
ー大丈夫!君と君のポケモンなら、何が起きても上手くやれる。僕はそう信じているー
「残念だよな、チャンピオンになれなくて。ホウエンで誰よりも強いのに、年齢制限なんてさ」
「実力主義とかいいながら、結局は年齢とか、意外だったよなあ」
「今頃チャンピオンだった人はどうなってるんだろうなあ。地位が守れてよかったとか、そんなこと思ってんのかなあ」
「ダイゴさんはそんなこと思う人じゃない!」
テーブルがひっくり返る勢いで、ハルカが拳を叩き付けた。ジュースの紙カップが握りつぶされている。まわりの客が何が起きたと言わんばかりにこちらを一斉に見た。
「ユウキに何が解るの? ユウキに何が解ってそんなこと言えるの? 何も解らないのに勝手なことばかり!」
「そんなこと思ってたらとっくにダイゴさんは帰ってきてる。何も言わないでいなくなったりしない!」
テーブルにこぼれたジュースが広がっている。ユウキもハルカもそんなものに気がついてない。時間が凍り付いていた。いきなりハルカから溢れ出す悲しい感情に、ユウキも言葉が出ない。なぐさめようにも、何も言えない。
「チャンピオンなんて欲しくない! 私がならないことで帰ってくるならそんなものいらない!」
「いらない。だから、帰って来て欲しい」
ハルカの声がだんだんと小さくなる。その願いがかなわないことは、何も解らないユウキでも容易に想像がついた。
「ハルカ……」
少しの間を開けた。一呼吸おくと、うつむいてる彼女に話しかける。
「その人のこと、好きなの? ハルカらしくない」
「どんな環境だってそのまま入っていけるのに、なんで出来ないの?」
「同じポケモンの道を通ってる人なのに、永遠に会えないわけないだろ!? ここで俺に言うよりも、やる事あるんじゃないのかよ」
ハルカがユウキを見た。今日会ってから初めて目が合う。
「会いたいなら、同じ道を通り続けろよ。その人が残した足跡を辿り続けろよ。それでたどり着けなかったら、もう一度俺に言えばいいだろ。本当に、ハルカらしくない」
「どうやって? どうしたらいいのかなんて解らないよ!」
「俺なんてもっと知るか。その人のこと知らねえのに、言うことなんで出来るか」
「言うは簡単に決まってる。出来るか出来ないかが問題なんじゃないの!」
「だからハルカらしくないっていってるんだろ!」
ポケモンを使わない実力行使の取っ組み合いに、道行く人は思わず足を止める。オオスバメはどうやって止めようか外からずっと見守っていた。ポケモンが尻込みしてしまうくらい、二人の殺気が凄かった。
やがて警備員の人が来て二人を引きはがす。なぜこうなったのか解らないほど、二人の主張は変わり過ぎていた。
帰りの船で、おたがいの頬には赤い跡や青い跡。そして近くにいるのに二人は絶対に顔を見ようとしなかった。同じことを思っていたのだ。先に謝るなら許してやると。手を出したのはお互い様で、悪いことだと認識しているのに、どうしても先に謝ろうとは思えない。
「あのな」「だから」
視線を感じて振り向いたのに。二人は同じタイミングで話しかけていた。それがおかしくて、思わず笑い出す。その笑いが落ち着いた頃、ハルカが話しかける。
「ユウキの言う通りだよ」
「何が?」
「ダイゴさんがいなくなって動揺してた。そうだよ、ダイゴさんだってトレーナーだもん。いつかこの道を辿っていけば、また絶対会える」
「だろ? どう考えてもそんな強い人なんてそうそういないんだからさ」
「うん、だから明日からちょっとまた出かけてくる! 次会う時はまた私が勝たせてもらおうっと」
着岸のアナウンスを流す。ハルカが跳ぶように出口へと駆ける。
「だから今日はミナモデパートで買い物するから先に帰ってて! じゃあね!」
「お、おう……立ち直り早いなぁ……」
いつものハルカに戻った。ユウキはため息をつく。
「なあ、こんなことってないよなあ、オオスバメ」
引っ越してきた当日に、ポケモンを貰って、大喜びで見せて来た。目指すものが違うとしても、同じトレーナーとして何度か戦って来た。
ポケモンに指示する時の凛々しい声、プレゼントしたときの嬉しそうな声。
勝った時の嬉しそうな表情。進化したと報告してきた時の電話。
ずっと前から気付いてたんだ。それなのにハルカは気付かない。気付かないどころか……。
「初恋が実らないのは、本当だったんだな」
ユウキはミシロタウンへと帰る。オオスバメの翼に乗って。
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ウィズハートメモ(プロット?)
テーマ「ダンバルと手紙」
読む対象:マサポケの人たち中心(恋愛描写は極力避ける)
3−1−3もしくは3−3−3
カプ厨を避ける。ギリギリまでうすくする
ダイゴとハルカのキャラを濃く描写せず、読む人の想像に任せる
「初恋は実らない」ダイゴハルカ以外の誰かに言わせる
ウィズハートについて。
原曲:With Heart and Voice(デイヴィットギリングハム作曲)参考音源http://www.youtube.com/watch?v=05n35_VUEG4
フルートソロに当たるハルカの描写を重視。二回目のフルートソロまで。2回目のフルートソロに入ってくるアルトサックスはユウキにあてる。
メインテーマを好きだと自覚するあたりにする。
クラリネットとフルートのは戦闘シーンに持ってくる→はじけるところは手紙をみたあたりに。
その他テーマ候補。
ハピナスの送り人(ポケスコ没としていつか投稿した)
送り火やま
オーレからホウエンへ、ダークポケモン
こんなメモをしたらこんなのできたよ!
2は、2回目フルートソロからラストまで。
チャンピオン戦後にユウキが出せない理由その1
人間関係ってどうしてこうすんなりいかないのか、不思議なもんです。
> そこは是非御自分のでお願い致します(真顔
そんなわけで少し真面目に自分の奴を妄想してみる。
●『ゴ―スを掃除機で吸いこんだ』
【帯】
ガスなんだから吸い込めますよね、たぶん。
【目次】
・ゴ―スを掃除機で吸いこんだ
・ゴーストにデートに誘われた
・ゲンガーがケーキを作ると言いだした
・ムウマとショッピングに行ってみた
・よるのさかもり(書きおろし)
【余談(あとがき)】
【続刊予告】
・チョロネコヤマトの特急便
・地元だって集まるさ
・イッシュゴースト博覧会
いい加減このゴーストシリーズどうにかしたい。年内に完結させる予定がムウマージで詰まってずるずると・・・。
目標:31日までにこれ完結。
【嘘予告】
・ゼニカネッ!
『ある一つの探検隊が世界を救った・・・それから数世代後、金に五月蝿いニャース:ニックとペアを組むことになったゼニガメ:メイル(通称ジェニー)。幼馴染の保安官や未来から来た執行人を交え、彼等の金儲けはどこへ行く!?』
※こんな話になるかどうかは未定です。
●雑音戯曲集
【帯】
ポケモンの世界にひょっとしたらあるかもしれない戯曲集。
【目次】
・煉獄姫(手直し)
・疫病神、憑きます(書きおろし)
・火喰らい(書きおろし)
・余談
ようするにカクライさんのエピソードですよ。はい。戯曲が書きたい
・・・ここまで書いといてなんですが、上手いこと妄想ってできねぇぇ・・。
> 『鞄』シリーズマジ切望……! あれが現在に至るまででの至高のザンハブ小説である事は論を待たねぇしなぁ(苦笑)
・・・ちょっと妄想してみるか。
●鞄
【帯】
思いつきません。スピンオフです。
【目次】
・鞄
・空
・雨
・晴
・閃(書きおろし)
・余談
【嘘予告】
・(タイトル未定)
『カメラは現実を枠に沿って切り取る。切り取ったからには、そこに何かがある。青年は己が切り取ったモノを求めてあるく』
鞄に出てくる彼女の正式な本編的な何か。
【正直、『鞄』はあれ単品で勝負したほうがいいんじゃないかって気はする。うっすいことになりそうだけど】
絵本が描きたいです。
絵本「へびじゃないもん」
個人的に今一番絵本にしたい作品。
ミニリュウはへびでもなめくじでもありません。竜です。
イラスト集「鏡の彼」「月の光」
017さんのRainy dayみたいな感じになればいいと思う。「月の光」はもうずいぶん前に書いた「鏡の彼」の続編にあたるお話。
イラスト集「586さんのキャラを3ミリ程度にまとめてみた、だけだった(仮)」←やりません
私もイグゼと一緒にめいみちゃんを探しにいきたいんですけどどうしたらいいですか。
※イラスト集はすべてマステで貼ります。
というなんという願望w
> 自分のじゃなくてもいいですか(殴
そこは是非御自分のでお願い致します(真顔
『鞄』シリーズマジ切望……! あれが現在に至るまででの至高のザンハブ小説である事は論を待たねぇしなぁ(苦笑)
後、風合瀬の宴についてはご迷惑をおかけしております(白目) 本気御免なさい……(汗)
では、この際折角だから……(
★1:『竜の舞』
多分一番近い奴。……でも、原稿作業ががが(白目
【帯】
[ 『オマエ』と呼んでみた。……あの時と同じく、無機質な二人称の中にも、確かな思いを込めて―― ]
【目次】
・雪の降る夜
・His Story 〜あるアウトローの軌跡〜
・赤い月(完全版) 書き下ろし
・差しのべられた手(アウトロー外伝) 書き下ろし
・宴の後で(赤い月外伝) 書き下ろし
・竜の舞(完全版) 書き下ろし
・後書き
・嘘予告
その1 『Panzer Dragonite』
[ 「パパはもう、帰って来ないんだって……」 国際空域に於いて突如として発生した、航空機撃墜事件。捕虜となり、祖国からも国際社会からも見捨てられたパイロットを救う為立ち上がったのは、幼い息子の涙に触れた、野生のドラゴンポケモン達だった―― タイムリミットは24時間。ミサイルと迎撃システムが支配する灼熱の空に繰り広げられる、超音速(ハイスピード)・バトルアクション! 『好きだからやってるだけさ。 ……だから絶対、裏切らねぇよ』 ]
その2 『Story of ForgottenWorld』
[ 気弱な探検家志望のヒトカゲ・ティルスは、嵐の翌日の砂浜で、記憶を無くした一匹のリオルと出会う。自らを人間であると称し、記憶の断片からピリマと名乗った彼女と共に探検隊を結成した事により、彼の運命は大きく変わっていく事となる。 『人間――それは、神話や伝説の世界などに登場し、遥か古代に存在していたといわれている、ポケモンとはまた別種の生物の総称だった――』 ]
嘘予告は出来ればイラスト入りが良いかなぁと(苦笑 オイ)
★2:『○○○○○○○○』(タイトルは都合により明かせません 爆)
此方は主にトレーナーもの中心でしょうか
【目次】
・風合瀬の宴
・Shall We Dance?(完全版)
・○○○○○○○○(完全版 タイトル作品) 書き下ろし
・クソ親父(完全版)
・Next Step 書き下ろし
・後書き
★3:『鈍色の時代に』
戦争関連の暗〜い話がメイン(
【目次】
・海獣の鎮魂歌
・鈍色の時代に
・リトルダンサー(仮)
・M・I・A
・ゲート・キーパー
・邂逅(仮)
・後書き
★4:タイトル未定
多分一冊じゃ収まりきらないと思われ( やるにしても、焔の島で一旦区切る説濃厚
【目次】
・天狗の子(仮)
・船鬼始末
・雑卒紀(仮)
・焔の島
・双子風の伝説
・後書き
★5:他 シンオウの昔話とか諸々
ネタは色々あるんです。ネタは(
ただ書けないだけ。……絵に描いた餅とはまさにこの事だわさ(爆)
まぁそれに、自信持って出せるぐらいのものを書ける事が大前提なのは言うまでもない。……精進あるのみorz
後、ザンハブとカイリューのアンソロが拝んで見たいです。特にカイリュー!
何時か出ると信じてる(笑)
目次
“プロフェッショナル”に関わる5つの話
・トンカツ定食屋「切り切り亭」
・幸せな悪夢
・ザ・プロフェッショナル
・配達屋のペーゼさん
・とある犯罪捜査コンサルタントの話(書きおろし)
“あの日”に帰る3つの話
・廂間―ひあわい―
・てく〜いやしん坊ラルトスの話〜
・御都合主義(書きおろし)
“意思”にまつわる4つの話
・B's Will〜『B』の意思〜
・NOVELTYPE、な一日
・テングのウチワ
・電車の中(書きおろし)
こんな感じでいいのかなぁ……。全部一つにしたら長いかな。
ま、妄想だしいっかw
個人的に灯夢ちゃんの写真集が……いやなんでもないでs(ドキャドキャバキャバキャグシャグシャ、ゴスゥ!!)
自分のじゃなくてもいいですか(殴
・師匠の作品集(タイトルはやはり師匠につけていただきたいので仮で(苦笑
目次・・というより入れていただきたい作品
・雪の降る夜
・風合瀬の宴(続きに期待してるのですがまだですか師匠ー!
・あるアウトローの軌跡
・船鬼始末
・Shall We Dance?
・竜の舞
師匠がこちらで投稿された奴はざっとこんなもんかな・・・?
【書いてみた】の奴は省かせていただきましたが・・。赤い月はあっちに載るし。
帯はやっぱり誰か著名な方に書いていただきたい・・!
俺が書いたらただの師匠へ愛を叫ぶコーナーになりそうだから(爆)
ついでにもう一冊
・あっちの掲示板の、あれ。
師匠にはこれで分かっていただけるはず。
むしろこっちだしてください。
師匠が出さなくても俺が個人でまとめる可能性もありますが(爆)
※妄想っつーか願望
★その1:『巳畑の収穫祭』(仮)
【帯】
やっちゃいましたっ☆
【内容】
第三回のポスケコで撒いた種が育って短編集ができました。
【目次】
・送贈-SouZou-
・あわにのって
・あかむらさき
・One daybreak One yell!
・カボチャンデラ
・巳の這いずりながらの後書き
頑張ってイラストも描きま(以下略)
【特典】
未定(コラ
【価格】
テイクフリー(え
★その2:『お狐様のもふもふガーデン』(仮)
【帯】
買ってくれた奴はもふもふ。
買ってくれなかった奴は鬼火でもふもふ。 by長老
【内容】
ある日、長老と呼ばれているキュウコンに言われた一言。
「狐が出てくる物語九つ書けー! 書かなきゃ、鬼火でもふもふの刑じゃ♪」
「いきなりクライマックス!?」
そんな無茶振りを振られた巳佑の運命は――。
【目次】
・『もふパラ』から見た世界史
・語り狐
・雨宿りも悪くない。
・こなゆ。(ただしポケスコに提出したものから大改稿、とりあえず最後のシーンとか削ります)
・ねつき屋(仮)
他四作品の予定。
「九人から話を集めるのも面白そうじゃのう、ほほほ♪」
「それ某イラスト集じゃ(欲しかったなぁ……というのはここだけの話)
【特典】
長老があなたをもふもふして狐にしてくれるよ!
レッツ、もふパラデイズ!
【価格】
「99円なんてどうじゃ?」
「まさかの(以下略)」
★その3:『狐日和』
【帯】
鳩尾崩壊注意の高校生活に青年、大ピンチッ!?
【内容】
関西弁のロコンさんがひたすら鳩尾を撃つお話です。
……おや誰か来たようだ(ドキャバキャグシャ!!)
【目次】
『未定』と赤い字で書かれている……。
【特典】
灯夢さんのピンナップでいいんじゃ。
なんなら裏表紙は灯夢さんのセクシーな写真でいっぱいにしてもいいし。
……おや誰か来たようだ(ドキャドキャバキャバキャグシャグシャ、ゴスゥ!!)
【価格】
『みたらし団子』と赤い字で書かれている……。
*全て、あくまでも妄想です。タブンネ。
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