マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ
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  •   [No.3956] 二人のターニャ 投稿者:にっか   投稿日:2016/08/15(Mon) 21:41:25     88clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:描いてもいいのよ】 【批評していいのよ

    こんばんは。にっかと申します。また投稿させていただきます。
    今回もまた、ダークな感じのものですが。本当は明るい話も……。

    というわけで、今回はダムの底には沈みません。読後、ダムに向かうかどうかはお任せします。



     私は上司に言われた通りに、取調室の扉をくぐる。
     簡素な取調室にはブラインドの下がった窓と、刑事ドラマでよく見かけるマジックミラー。そして年季が入って少し茶色がかった白い壁紙。そして、簡素なテーブルにパイプ椅子。
     私は警官ではないけど、今回特例で取調室でこの警察署の刑事の代わりに取り調べをする事になった。





     私は、保健所の携帯獣保護課の職員。なんで私が警察署で取り調べをするかというと、ちょっと複雑な事情があって。まあ、目の前に座ってるフーディンのせいなんだけど。
     私はパソコンをフーディンの目の前に置く。

     そして、この警察署の刑事から渡された資料をバインダーに挟んで、ペンと共にパソコンの横に置く。



     さてと、あらましはここに来る途中にかいつまんで聞いたけど、詳細はさっき渡されたこの資料見ないとわからない。まあ、私の聞いている概略をこの資料という名の、脈略のない調書と照らし合わせていこう。





     話の始まりは、ざっとこういった感じ。
     この街の夜。そう、終電や終バス位の時間に家路につく人たちの間で、こそっと囁かれていた噂。あまりにもホラーじみているので、恐怖に駆られた酔っ払いが交番に駆け込む事もなんどもあったっていう。だから、警察でも処分に困る調書って事で、保留のまま倉庫で埃をかぶっていた話が現実になっただけ。
     話は単純、夜中駅やバス停からの家路、場所は特に関係ないけど。
     『なあ、飴をくれないか?』
     後ろや、脇道の方からそう声をかけられて、振り向くと誰もいない。
     『飴持ってないのか……?』
     しばらくキョロキョロしていると、声の主は何処からかまたつぶやく。それだけ。ただ、それだけなだけに、変な恐怖心を感じる。それで、夜遅い人たちの間ではそれなりに知られた話題だった。

     ま、それだけの話なら当然のように尾鰭がついて、都市伝説化しかけていた。都市伝説で済ませるか、不審者が人知れず徘徊しているかは人によって対応が違う。けど、何処かのお節介さんだかが「もし、うちの子供達に何かあったらどうする!!」と連日警察にクレームを入れて、警官の巡回が増えたという。まあ、そんな深夜に子供を外に出す親の方がどうかしているけど。私からすればそんな気狂いな親は余計な事に気を取られて、自分の子供がかなり年上の彼氏の家に転がり込んで、しけ込んでるなんて思っちゃいないんだろうけどさ……。それはそれ、置いといて。



     で、渋々警官が夜勤を増やして街の中を巡回していたら。
     『なあ、飴をくれないか?』
     という声を聞く警官が続出して、気味悪がった警官達が本気で捜査した結果捕まったのがこのフーディン。捕まった経緯は、大捕物という事もなく。
     「飴ならあるぜ!!」
     の一言。そう呟いてみた警官の前に、いつの間にかフーディンが立っていたという。
     『なあ、飴をくれないか?』
     警官は飴玉一粒で、警察署に連行してきた。

     警察署で詳しく調べた結果、このフーディンは彼(オスのようだ)自身の念話で意思の疎通は取れる。ただ、捕まえてみてわかったのは、このフーディンが野生のフーディンだったという事。捨てられたのか、逃げ出したのかはわからないけど。
     で、それなら、飴玉でも与えて野に放てばいいのだけれど……。実際、警察署ではそうしたみたいだけど。気がつくと留置場にこのフーディンが現れているという。そこで、保健所で野生のポケモンを相手にしている私がここに呼ばれたわけ。長々と、説明にお付き合い頂きありがとね。





     『なあ、飴をくれないか?』
     私が、バインダーの資料に目を通していると。唐突にフーデインから声をかけられた。
     「飴?飴って?」
     『飴、持ってないのか……?』
     お決まりのパターン。私は白衣のポケットから飴を一つ取り出して。フーディンの前でちらつかせる?
     「これの事?」
     『なあ、飴をくれなか?』
     「あげたら何してくれる?」
     私は笑顔で、フーディンの前で飴をちらつかせる。
     『なあ、その飴はくれないのか?』
     「だから、あげたら何してくれるの?」
     私は、違う反応を見せたフーディンに追い打ちをかけてみる。フーディンは、一瞬固まったものの。
     『話をする。なあ、飴をくれないか?』
     「ふーん……?」
     私は、飴をフーディンに投げる。上手に手のひらで受け取ったフーディンは、包みを開けると無表情なまま舐め始める。視線は私に向けられたまま。両手は膝の上に置いて、取調室のパイプ椅子に大人しく座っている。
     「ふーん……」
     席を立って、フーディンの周りを一周回ってみる。顔だけ動かして飴を舐めながら、相変わらず私から視線をそらさない。

     「あの?ターニャさん?」
     取調室の扉が開いて、制服を着た警官が顔を出す。
     「何?」
     「ちょっと……」
     手招きされたので、渋々警官について取調室を出る。取調室の隣室のに通される、室内の電話の受話器が外れて保留中になっていた。促されて受話器を取る。
     「はい?」
     「私だ」
     私に向かって、簡潔に「私だ」ですませる人は、上司しかいない。
     「なんですか?ようやく口を開いてくれたところだったんですよ?」
     「何か言ってきたのかターニャ?」
     私は自前の金髪を無造作に掻き上げると、心の中で悪態をついて。
     「何も言ってません。文字通り口を開けることに成功しました。コミュニケーションの第一歩目の手前状態です。切ります」
     「ちょっと待ってくれ、頼まれていた検査……」
     「心読まれるとめんどいんで、1時間後にこっちから連絡します。それまで、待っててください」
     とだけ言うと、「おいっ!!」と言う短い抗議は無視して受話器を置く。



     「いいんですか?」
     警官に尋ねられるけど、よくなきゃそもそも電話を切らない。
     「ところで、調べておいて欲しい事があるんですけど?」
     私は、メモ用紙の切れ端を無造作に警官に押し付ける。
     「よろしく〜」と、手をひらひらさせて部屋を出ると取調室に戻る。
     取調室では、相変わらず手を膝の上に乗せて、飴を舐めるフーディンが。私が入ってくるのを見ると、また私を凝視し始めた。
     「で?話って何かしら?」
     ブラインドが降りている窓の、ブラインドを思いっきり上に引き上げる。太陽光が急に入ってきて眩しいはずだけど、フーディンは相変わらず目を見開いて私を凝視している。
     『なあ、飴をくれないか?』
     「あげたら、何を話してくれるのかな〜?」
     私は再びポケットから飴の小袋を出してちらつかせる。
     『飴をくれたら、ターニャの話をする』
     私は飴を放り投げる、フーディンはまた手で受け止めると、小袋を破り舐め始める。ターニャね……。私の何を知っているのかしら?バインダーにメモを挟んで待機する。

     『ターニャは病気がちだった。私はターニャの家に住んでいた……』
     フーディンは独白を始めた。要領を得ないところもあったので、私がメモを元にかいつまんで説明するとこう。










     どのくらい昔か知らないし、この街か近くの街か知らないけど、タナコと言う女の子がいたらしい。で、このフーディンはその子の家のポケモンとして飼われていた。タナコは病気を持っていて、いつも家にいる子だったという。
     さて、ここまで、聞き出すのに4〜5回話を聴き直していたら、飴が切れたらしい。
     『なあ、飴をくれないか?』
     振り出しに戻る。さてと、飴はポケットにいっぱいあるけど、埒があかないなあ。しかし、まだ鞭を振り上げる段階でもない。情報が足りない。もう少し聞き出さないと……。
     「飴?欲しいの?」
     『なあ、飴をくれないか?』
     「飴あげてもいいけど?あげたら何してくれるのかな?」
     今度はポケットに手を突っ込んだまま、飴を出さずにフーディンに顔を近づけて聞く。野生のポケモン特有の獣臭さに、若干の甘い匂い。飴を舐めまわしたまま、毛繕いでもしたのか?

     『なあ、飴をくれないか?飴をくれなか?』
     「私があなたに、飴をあげたら何してくれるの?」
     フーディンは少し黙り込んでいる。思考中なのか、私の心の中を覗こうとしているのか?
     『飴をくれたら、ターニャの話をする』
     「ターニャのこと話してくれるの?」
     『なあ、飴をくれないか?ターニャの話をするから』
     私はポケットから飴の小袋を出して放り投げる。フーディンはまた器用に受け取ると、包みを開いて舐め始める。
     「さあ、ターニャの話をしてちょうだい?」











     『ターニャは病気がちだった。私はターニャの家に住んでいた。
     ターニャは、タナコという名前だった。私は、ターニャの家でターニャと毎日一緒にいた。ターニャは薬を飲んでいた。外に出る事は一度もなかった。私は、ターニャの唯一の友達だった。
     ターニャと私は毎日家の中で遊んでいた』
     多少、まともに話してくれるようになった。ただ、飴を舐めている間しかコミュニケーションが成り立たない。もう少し大きな飴を用意してくればよかったか……。
     『ターニャは病気がちだった。毎日何時間かは、ベットの上で苦しんでいた。
     ターニャの家族は、そうすると薬を飲ませた。ターニャは薬が嫌いだった……』
     そろそろ飴が切れる頃だ。さて、いつまでも同じ手で餌撒いていても仕方ないが、こちらの対応に順応されると、逆手に取られる事も出てきそうだな……。手を変えていくかな?
     『ターニャは病気がちだった。ターニャは薬が嫌いだった。……なあ、飴をくれないか?』
     どうしようかな?私はわざと首を傾げて、「飴?」と問いかけてみる。
     『なあ、飴をくれないか?』
     「飴ってなんの事かしら?」
     『なあ、飴をくれないか?持っているんだろう?』
     「アメンボ赤いな、あいうえお。飴ってなんの事かしら?」
     わざとらしく、首を傾け顎に左手を添えて考え込む姿勢をとる。そんな私に対して、相変わらずの読めない表情で凝視してくる。
     『なあ、飴をくれないか?』
     少し語調が強くなる。それと共に私の頭に流れ込んでくる念話の音量も大きくなる。どうやら、お怒りのようだ。少し地が出てきたかな?だけど、焦っちゃいけない。でも、のんびり構えすぎてもいけない。舵取りがなかなか難しいけど、相手はIQ5000の怪物だ。飴と鞭をうまく使い分けないと、この取り調べが成立しない。
     「飴って、これの事?」
     ポケットから飴の小袋を出して、ちらつかせる。フーディンの視線が私から逸れて飴に向かう。
     『なあ、飴をくれないか?』
     「う〜ん?どうしようかしら?」
     『飴をくれたら、ターニャの話をする。なあ、飴をくれないか?』
     下手に出てきたか……。だけど、こっちの鞭はまだ弱い。鞭のせいじゃない、フーディンは自己の有利を掴むために下手に出てきたんだろう。とすると、こっちからはもう少し鞭打つ必要があるな〜。何しようかな?

     「あの……、ターニャさん?」
     グットタイミング。さっきメモ渡した警官が戻ってきた。私は、そそくさと席を立つと、飴をポケットにしまって、警官についていく。フーディンは一瞬恨めしそうな目をしたけど、すぐに平静さを取り繕った。効いてきた。よしよし。





     「で、メモの事わかったの?」
     廊下に出て単刀直入に警官に聞く。
     「ああ、はい。この街のスーパーやコンビニ、個人商店に最近万引き以外でロスした飴、もしくは飴に類する商品はないか確認しました。メモの通りに、町中の店舗で利益に影響のない範囲で飴が消えていました」
     「な、る、ほ、ど〜。まあ、あのフーディンの仕業だろうけど。もう少し掘り返すかな?」
     「掘り返すとは?」
     警官は、一体自分が何の仕事をさせられているのかわからない。そんな感じで、私に質問してくる。まあ、種明かししてあげてもいいけど。たぶん、強力なエスパータイプに対しての心理的防御術を会得しているような警官は、この警察署にはいないだろうからもう少し何も知らずに駒になってもらおう。
     「じゃあ、次はこれ」
     またしても、無造作にメモを突きつけられた警官は戸惑いつつも、メモの内容を確認すると「調べてきます」と敬礼をして、どこかへ行ってしまった。

     「さてと、続きと行く前に、検査結果聞きに行くかな?」
     私は取調室の隣室に入って、1時間前に電話を切った上司に連絡を入れる。
     「あっ、私です」
     「進展はどうだ?」
     上司の機嫌は少し悪いようだけど、まあ気にしない。邪魔になったら、潰せばいいだけの小物だから。小言いっているうちは、可愛がってあげよう。
     「まあ、十中七八は予想通りですね。ま、細かいところは警察の皆様に右往左往してもらってます。で、検査結果教えてください」
     「文句言われないようにしてくれよ……。で、検査結果だが。黒だ……、で……」
     「はいは〜い。了解です。それ以上は結構です。把握しているんで。じゃ、また連絡します」
     「おいっ!!」
     電話を切る。





     さてと、考えをまとめよう。
     あのフーディンは、愚図を装っているけど、はっきりとした目的のもと行動している。万引きの常習犯で保健所にしょっ引いても良いけど、今後の事を考えるとこの手の状態のポケモンのデータは欲しいところ。それに、万引き程度の罪状で保健所に引っ張っていっても、あのフーディンの人生のごく一部が檻の中になるだけで、あまり褒められた行為じゃない。
     という事で、フーディンの埃をもう少し叩い見るかな〜?辛抱強い子のようだけど、そういう子の方が鞭打つ楽しみ甲斐があるって事で。










     扉を開ける。
     相変わらず、両手を膝の上に乗せて座っているけど、視線は私の顔から白衣のポケットに移っている。
     「飴、あげようか?」
     『飴くれるのか?』
     フーディンの視線が私の顔に戻る。でもね、私の頭の中は読みきれないでしょ?私だってね、あんたみたいなポケモンと対峙するための訓練は受けているんだから。そうそう尻尾を出すつもりはないよ?
     『なあ、飴をくれないか?』
     「ん〜?どうしようかなぁ〜?飴あげたら、何してくれるぅ〜?」
     わざと挑発的に攻めてみる。表情から読めないけど、焦りが怒りへと切り替わりかけている途上かな?
     『ターニャの話をする』
     ポケットから出した飴を放り投げる。フーディンは器用に受け取ると、包みを開いて舐め始めるが。噛むように舐めている。いくらIQ5000でも、思い通りにいかないとイライラしてくるのは人と変わらないね。逆か?IQ5000のせいで、人以上にイライラしやすいのかも。頭の回りが早いから、思い通りにいかない展開が先読みできてしまう。あなたの頭の中が、ヤドンだったらよかったのにね?今頃苦しまずにすんだよ?まぁ、私としては、こんなにいじめ甲斐のある奴も久々で、楽しい楽しぃ〜。
     『ターニャは病気が……』
     「う〜ん?そこは聞いたかな?」
     『家から出る……』
     「あれぇ〜?そこも聞いた覚えあるなぁ〜?」
     噛むように舐めていた飴を、ゆっくり舐め始めた。こっちの意図は読めないけど、挑発されているのは理解したみたいだ。さぁ、お次はどうするの?獣臭い可愛こちゃん?
     『……』
     お次はだんまり?でも、あなたというキャラを通し続けないといけないから、いつまでも黙ってられないんじゃないの?助け舟出すぅ〜?
     「ターニャは薬が嫌いなんだっけ?」
     『……。ターニャは薬が嫌いで。だんだん体が辛くても、薬を飲まなくなった』
     ガリッ!!あ〜、逃げに出たか……。飴を噛み砕いて、飲み込んでしまった。しょうがない、退路塞いでいじめ尽くすコースにしてあげる。お姉さん、結構いじめるの好きだからねぇ?

     『……』
     「あら?飴要らないの?お腹いっぱい?残念だなぁ〜。まだ、ポケットの中には飴がたくさんあるのになぁ〜」
     『……なあ、飴をくれないか?』
     さて、あなたは、いつまで偽りの自分を貫けるかしら?
     「いいよ。で、ターニャは薬を飲まなくなってどうしたの?」
     『なあ、飴をくれないか?』
     「あげたら、ターニャが薬を飲まなくなってどうしたか教えてくれる?」
     『飴をくれたら話す』
     私は飴を大盤振る舞いして、3つ放り投げる。3つとも器用に受け取ったフーディンは、飴を3つ頬張る。



     『ターニャは薬を飲まなくなった。家族は、薬を飲んだらご褒美に飴をあげるようになった』
     「それで?」
     『ターニャは薬を飲むようになった』
     「あなたはどう思っていたのかしら?」
     『ターニャの回復を祈っていた』
     「どうして?」
     『友達だから』
     「ふ〜ん。友達だから?」
     『友達だから』
     「それで?」
     今度は、フーディンが首を傾けた。私の質問の意図が理解できないみたいだ。まあ、理解させないように曖昧な質問にしているんだけどね。たぶん、あなたはその高いIQのせいで予想される結末を全て計算しないといけない。いや、計算しないと気が済まない。だから、曖昧な質問という不確定要素に弱いはずね。
     『それで……』





     取調室のドアがノックされる。
     「ターニャさん?」
     さっきの警官だ。あなたって、本当にいいタイミングで来てくれるよね。感謝感謝〜。
     私は、フーディンを無視して取調室を出る。今度はフーディンの視線は私ではなく虚空を見つめていた。




















     「メモにあった、末期患者受け入れ病院に確認しました。保健所の抜き打ちが怖くて、消費期限切れで破棄と報告していたそうですが……。メモの通り、子供用の偽薬と、モルヒネ入りの飴が定期的になくなっていたそうです。最近は管理を徹底して被害は減ったそうですが?」
     「ありがとう。保健所には黙っててあげて。貸しになると思うよ?」
     「ええ、貸しにしておきました」
     私は、警官と別れて取調室の前に立つ。さて、最終整理をして最後の一撃を叩きつけねば。




















     取調室の中に入ると相変わらず、両手を膝の上に乗せて座っていたが、視線は私の顔にも白衣のポケットにも向かってこない。何もない空間を見つめている。
     「おまたせ。で?友達だから、どうしたの?」
     『なあ……、飴をくれないか……』
     「いいけど?友達だからどうしたのか教えてほしなあ?」
     『飴をくれたら話す……』
     「ほんとぉ〜!!じゃあ、サービスしてあげる」
     ポケットから飴を何個か取り出す。一つは子供用の偽薬を数種類、もう一つは、ただの市販品の飴。最後は、子供用に甘い加工がしてあるモルヒネの飴。
     フーディンの目の色が変わる。私は“ねんりき”で吹き飛ばされ、床にひっくり返る。フーディンは偽薬とモルヒネの飴を手に取ると立ち上がり“テレポート”しようとする。





     技が決まらない!!





     フーディンの後ろには、真っ黒な塊。プラスドラーバーのネジ穴のような目。私の色違いナックラーが座っていた。



     「残念ねぇ。“ありじごく”。あなたは、逃げられない。そして、薬中のフーディンさん?」
     私は、したたかに打つけた後頭部をさすりながら立ち上がる。
     フーディンは偽薬と、モルヒネ飴を口に押し込んで床にヘタレ込んだ。
     「さてと、まあ勝手に語らせてもらうけど。あんたの、大切なターニャさんは、どっちが本当の薬か、自分の死期が近いかそのうち理解したんじゃねえの?まあ、そんな心理状態だと、薬そのものがどうでもよくなるわな。んだけど、薬残すと家族は次の手を打ってくる。それで、“お友達”のあんたに薬一式を飲ませたんじゃね?まあ、そんなんで、薬中になっちまったわけだろ?で、ターニャさんが死んで、薬中の狂ったポケモンと化したあんたを家族は捨てた……。いや、あんた。殺したね?たぶん、あんたは冷静な性格だ、どんな時も薬の禁断症状に苦しんでも、計算高く自分を行動に持っていける。だから、薬中のポケモンだなんてって、世間体を気にした家族に殺される。そう考えたか、被害妄想から至ったかは知らねえけど、家族殺してどっかに逃げ出したんだろ?」
     フーディンは、モルヒネが効いてきたのか反応が薄くなっている。まあ、聞いているみたいだし、最後確認したいこと確認できればいいや。
     「まあ、それで外に飛び出したはいいけど、禁断症状には耐えられない。しょうがないから、病院に忍び込んで、見かけたことのある形の薬と飴を盗んで糊口をしのいでた。そのうち、病院が管理をしっかりするようになると、薬も飴も手に入らない。せめて、あの、気分がよくなる飴が食べたい。そう考えて、スーパーで飴を万引きし手たわけだな?しかし、本当に冷静なやつだね。病院から盗む時も、スーパーから盗む時も不信に思われない程度にその都度盗む。まあ、スーパーもそのうち万引きしにくくなったから」
     フーディンはもう心はほとんどここにいない。まったく、どんだけ薬断ちしてたんだよ……。
     「夜陰に紛れて、誰かから飴をもらおうとしたわけだろう?けど、誰もかれもが怖がって、逃げる。そんな時、警官に“飴がある”と言われたからついてきた。なのにもらえる飴は、ちっとも気分がよくならない、おまけに飴を渡されると山に捨てられる。“あの”飴が欲しいあんたは、それで、何度もここに通ったってわけじゃねえのか?どうなんだい?」
     フーディンの首が縦に揺れる。
     「で、そろそろ。ここの警官に裏切られたと思っていた時に、懐かしい飴の匂いをさせた女がやってきた。飴が欲しいから、いろいろ我慢して飴をもらったら、自分を虐げたここの警官を殺して逃げようとか考えていたりしなかった?」
     フーディンは反応しなかった。まあ、私としちゃ、万引き問題児フーディンで済ませずに、薬中だというところまで確認できたからいいけど。



     さて、仕上げに行きますか。
     「悪いけど、あんたまでの重度の薬中患者は保健所じゃ手にあまるんだよ?あんたくらい頭がいいと、更生したのかも確認できないし、更生してなかったら手のつけられないモンスターだ。悪いけど、ガス室に行ってもらう。抵抗するなよ。抵抗したらこの場で殺すからな?手間かけさせんじゃねえぞ?」
     フーディンが頷いて、私が差し出したモンスターボールに素直に入り込む。





     私の仕事はいつもこんな感じ。重大犯罪を引き起こしそうなポケモンがいると、保護を名目に殺処分する。別にポケモンが嫌いな訳じゃないし、何の恨みもない。どちらかと言うと、ポケモンのことは愛してやまない。
     まあ、今回は友情の末の薬中事件だったから、すごく後味が悪い。
     まあ、こんなこともあろうさ……。
     人間とポケモンが上手く付き合うためには、誰かが汚れ仕事をしないといけないんだ。私自身、サディスティックなのは認めるけど、これは愛情の裏返し……じゃないね。ただ、何の罪もないポケモン達が、人の都合で凶悪化したら私の仕事。その、向け用のない怒りが思わず出てしまう。で、本来は怒りをぶつける相手じゃないポケモンに当たってしまってる。自己嫌悪だ……。






























     私は密閉されたガス室にいる。
     私は、あの女の心を垣間見た。
     あの女は、自分を偽っている。
     あの女の心の闇の中には、あの女も忘れているポケモンへの憎悪がある。
     あの女は、憎悪からの裏返しでポケモンを愛している。
     あの女は、ポケモンを殺す。
     あの女は、ポケモンをいじめることに快楽を覚えている。
     あの女は、私たちポケモンの敵だ。
     あの女のナックラーは理解している。
     ナックラーは言った、『刺し違えてでも殺す』。
     あの女を誰か止めてくれ……。

     私は、心優しかったターニャの元に向かう。
     誰か、後は頼んだ……。




    お読みいただきありがとうございます。また機会がありましたら、投稿させていただきます。


      [No.3731] メタニー 投稿者:鳥野原フミん   《URL》   投稿日:2015/04/26(Sun) 23:27:15     90clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:メタモン

    好奇心だった。
    彼は後悔していなかった。それ程の恍惚感を得ることができたのだから。

     
    青年はどこにでもいる一般的なポケモントレーナーである。
    ポケモンマスターを夢見て旅立ち、様々な地方へと赴き、ジムリーダーに勝利して八つのジムバッジをゲットして、堂々とポケモンリーグに挑戦した。結果は満足いくものではなかったが、彼はそれで満足した。自分にはそれ以上の才能がないと自覚してしまったし、もしもリーグで負けてしまったら、夢を潔く諦めて実家に帰ろうと決意していたからだ。彼は旅の途中で、ポケモンマスターになりたいという情熱が冷めてしまっていた。だからこその決断だった。
     
    青年の実家では農業を営んでいる。主にポケモン用の木の実を栽培し出荷する仕事だった。加えて彼は独り息子であり、跡継ぎが戻ってきたと、彼の両親は歓喜した。彼もそんな現実を受け止め、自分の生きる道を固めることにした。
    昔から手伝ってきた木の実の栽培。それは彼の体にきちんと染みついていたので、仕事をする分には問題なかった。加えて実家に住むポケモンも仕事を手伝ってくれる。 ポケモンと一緒に種を植え、ポケモンと一緒に木に水をやり、ポケモンと一緒に木の実を収穫する。そんな平凡で、けれどどこか安定している毎日に慣れてしまうことに青年は抵抗しなかった。寧ろ、それがトレーナーとして旅立つ前の、彼の幼少時代の日常であったからだ。
     
    農家には人手は必須である。
    だからこそ、人間よりも力のあるポケモンの人手というのは重要である。
    力自慢のゴーリキー、荷物を運ぶのが得意な人懐っこいメェークル、そしてここには、へんしんポケモンのメタモンも住んでいる。
     
    メタモンである彼はこの農家では非常に重宝されている。何しろ、何にでも変身できるからだ。鳥ポケモンになって荷物を届けることもできるし、海に住むポケモンになってなみのりをすることもできる。そして、当然人間にも化けることができる。人でしかできない細かい作業もメタモンが変身すれば解決する。加えて青年の家に住むメタモンは寡黙であり、よっぽどのことがない限り我が儘を言うことはない。真面目な働き者だった。加えて他人への気遣いもできる。
    そんなメタモンを両親は好いていたし、青年も好印象を抱いていた。実際、青年が梯子から落ちそうになって大怪我をしそうになった時に受け止めてくれたのはメタモンであるし、青年が風邪をひいた時に特に熱心に看病してくれたのもメタモンだった。
    彼にとって、メタモンは頼りになる自分の兄のような存在でもあり、または時には母親のような温もりをくれることもある存在でもあった。
    少々口煩いが働き者の両親、その両親に似た人の良いポケモン達に囲まれて、青年は違う人生を楽しんでいた。

     



    人里から離れた青年の家の農家は、それはもう莫大な土地を所有している。彼の家の農業は何世代も前から営まれており規模も大きい。しかし、その土地で育った木の実は味が良く買い手からは重宝されている。まさに、その土地の恵みと、青年の家の技術があってこその味を保っている。
     
    故に青年は旅に出ている時よりも裕福な生活を送れている。旅に出ている時は食糧も質素なものになることが多かったし、時には地面で眠り雨風に打たれ体を洗えない日が続くこともあった。しかし今は、栄養価のある食事を食べ、農作業という肉体労働に勤しみ、夜は早く就寝して朝は日が昇る前に起床する。
    そんな生活から一変した毎日で、青年は心身共に健康になった。体つきも良くなり目の舌のくまが消え、滅多なことで病気をしなくなった。
     
    しかし、そんな青年にも少々の不満はあった。
    五体満足で病気知らずな体を手に入れた彼は、日々性欲に悩まされることになった。
     
    ポケモントレーナーを志していた彼には恋人と呼べるものはおらず、沢山の土地があっても人口の少ない過疎地である。彼に見合う若い女は都心部の刺激を求めて上京したものばかりで、持ち込まれる縁談は青年を満足させるものがない。と言って毎日独りで鎮めてはいるものの、健全な体を手に入れて以前よりも強い性機能を所持している彼がそんなもので満たされることはない。それに、青年は今段々と農家を管理する立場になりつつあり、時間をかけて都心部へと赴き、鎮めることもできないでいた。
    若い彼は、それでも自分が本来歩むべきだった人生を謳歌している。
    しかし青年は、どこか満たされない感情を抱えたまま月日を重ねている。
    思えば、ここまでして肉欲に悩まされたことはこれまでなかったと、青年は自分の人生を振り返る。彼はポケモンマスターという存在に憧れてがむしゃらに走り続けていたから、そもそもそんな暇を持て余すことはなかった。彼にとってポケモンマスターとは、テレビ番組のヒーローそのものだった。あの頃の青年は、それしか見えていなかった。

    だからこそ、彼は自らの変化に驚いている。
    今ならば、若い女の尻を厭らしい目で追いかける中年男性の気持ちも分からなくはないと彼は思う。
     
     



    その日も、青年はいつも通りの日課をこなしていた。今日は育ちかけの木の実の中から質の悪いものを選び枝から切り捨てる作業をこなす。そうすることで、残った良質な木の実に栄養が集中して、その木の実独特の味が濃縮されるのである。
     
    前日の晩は蒸し暑い夜だった。風の吹かない部屋で寝た青年の眠りは浅く、肌を焼く、恵みを通り越した敵意ある日差しに充てられて青年の疲労が表に出てきてしまった。
    青年の近くでは、メタモンが青年と同じ姿になり、彼と同じ作業を手伝っている。
    熱さと水分不足でやられた彼は、ふと気づいた。メタモンは、何にでもなれることを。
    思考が鈍った彼は、長年連れ添った家族ならば多少の無茶は聞いてくれるだろうと、変なことを考えた。

    「メタモン、お願いがあるんだ」
     
    青年に呼びかけられたメタモンは作業を中断して何かあったのかという顔をする。単純に青年の意図が読めないメタモンは、青年に近くの倉庫に連れ込まれても何も疑問に思わない。
     
    青年は、非常に礼儀正しい礼をする。

    「頼むメタモン。僕を慰めてくれないか?」
     
    メタモンは説明を受ける。人間の女性の姿になってくれ、そして発散させてくれと。
    青年は恥な行為をすることは分かっていた。しかし、彼の理性は、とっくに抑えつけておける限度をあっさりと超えていた。
    彼は何度も謝罪しながら懇願する。君にしか頼めない。一度だけだからと、自分の正当性を主張するように呟き続ける。
     
    古い倉庫だった。家族も用事がなければ入りもしない農具やら雑貨が置かれている狭い倉庫の中で、一人の青年と一匹のポケモンが向かい合っている。

    長く沈黙が続いた後、メタモンが青年の肩を叩く。
    青年は、目の前に顔立ちの整った美しい女性を見た。それは、最近メディアで露出を繰り返している新人のアイドルの姿であり彼は混乱するが、それが直ぐにメタモンであることに気が付いた。

    「ありがとう」
     
    メタモンは、人間の美女の姿で微笑んだ。その表情は青年を肯定している。
    青年は、狭く隔離された空間の中で、天にも昇るような優越感と恍惚感を味わった。

     



    その日から青年に活力が戻った。
    毎朝日が昇る前に起きるようにもなったし、昼間作業をしている時に呆けることもなくなった。辛い肉体労働を自ら進んでやるようにもなったし、何よりもその表情には常に日の光が差しているように感じられた。誰と会話しても明るく振る舞い、以前よりも周囲の評判が良くなっていった。
    彼の両親は何かあったのかと青年に聞いた。しかし、特に何もないよと言うだけだった。

    恋人ができたのだろう。

    彼の両親はそのように解釈した。その相手はどんな人物なのか、一体どこの娘なのか等詳しい話を問いただしたい気持ちに駆られたが、漸く息子に春が来たのだからと堪えることにした。自分達の行動のせいで息子達の仲に亀裂が入れば、それこそ彼の結婚する時期が遅れてしまうからだ。
    青年の生活はいつも通りに過ぎていく。朝から夜まで畑仕事をして、夜は趣味に勤しむ毎日。その日々にほんの少しの、特別な時間が加えられた。

    結局、彼とメタモンは毎日営むようになった。

    メタモンは、青年の望むままの姿に変化をして青年を最高の状態へと導く。彼は欲望のままにメタモンを様々な姿へと変えた。彼は、長年のファンだったジムリーダー、コンテストのアイドル、道中出会ったおとなのおねえさん、一時的に共に旅をした同じ年のトレーナー等、思いつく限りの相手をメタモンに伝え、写真を見せて変身させた。それは、青年の気持ちを大いに満足させる結果になった。彼の家族であるメタモンは実に上手くそれらの女性に化けた。顔の形、髪の質、肌のきめ細やかさ、体毛、体臭、仕草、人間に必要な特徴をメタモンはほぼ完璧に真似することができた。

    青年は、自分の立場をよく理解していた。
    だから、メタモンが化けた相手は、彼にとっては本物意外の何物でもなかった。

    欲の調整は、青年の生活に花を添える結果になったのだった。
    そのうちに、メタモンの方から青年を求めるようになっていった。
    彼はそれを喜んだ。今まで一方的だった行為は、互いを充実させる時間になったことは彼らにとっては幸福だった。

    秘密の時間は随分と継続された。

     





    ある日、いつもの倉庫へ行くとポケモンのタマゴがあることに気が付いた。
     
    このような事態に慣れていた青年は、またかと思った。
    どこからともなく運ばれてくるという、不思議なポケモンのタマゴ。自然豊かな地域でその辺に捨てられるように置かれていることは珍しいことではない。野生のポケモンが放置することもないこともないだろうが、大抵は人間の行いである。特に、ポケモントレーナーにとってはポケモンのタマゴは珍しいものではないので、不必要ならば新しい命を置いてきぼりにする者もいる。
     
    青年は、元トレーナーとしての知識があった故に、過剰に怒れてしまった。
    どうせ、手持ちがいっぱいだから要らぬと、旅のトレーナーが置いて行ったのだろう。そうに決まっている。

    タマゴの裏から生き物が飛び出してくる。
    それは、彼がよく知る家族だった。

    「メタモン?」
     
    どうしてそこにいるのだろう。そして、どうしてそんなに大切そうにタマゴに絡みついているのだろう。
    青年が近づいてみると、まるで彼の存在を待っていたかのように、タマゴに亀裂が入った。

    「お前が拾ってきたのか?」
     
    メタモンは、無表情のまま首を振る。
     
    殻のヒビは広がっていく。

    青年は厭な予想を立てたが、直ぐにその妄想を止めることにする。

    そんな馬鹿な筈はないと思いながらも、出てくるポケモンを注視してしまう。

    一瞬、倉庫の中が眩い光に照らされる。
    青年が見たのは、薄紫色の軟体状の生き物。

    「メタモンが産まれた?」
     
    青年は驚愕するもの無理はないことだった。メタモンは、どのポケモンともタマゴを設けることができると認知されてはいるが、メタモン自体がタマゴから産まれた前例は報告されていない。
     
    もしかして、自分は今歴史に残る瞬間に立ち会っているのかもしれないと青年は考えた。もし彼が研究者だったならば、迷わず産まれたてのメタモンを研究し、正式な学会へと発表していたかもしれない。
    しかし青年はあくまでも元ポケモントレーナーであって、一般的な木の実農業を営む人間だった。だからこそ、彼の頭の中には焦燥感しかなかった。
     
    小さなメタモンを、メタモンが守っている。
    まるで、家族のように寄り添っている。

    青年の家族であるメタモンは優しいポケモンである。だからこそ、親の知らぬ新しい命をまるで自分の子供のように可愛がるのは至極当然の行動だった。
    青年は頭を振り、自分の想像をかき消した。
     
     
     





    当然、青年はこのことを誰にも伝える気はなかった。彼は上手く説明できる気がしなかったし、下手なことを口走れば大騒ぎになるのは確実だからだ。

    「良いかい? このことは、皆には内緒にしておいてくれ」
     
    青年の家族のメタモンは、何事もないように頷いた。同時に、このことをきっかけに、青年とメタモンの営みは自然と終了した。
    彼は、この狭い倉庫の中で小さなメタモンを飼うことにした。毎日、仕事の手間が空いた時には必ず倉庫へと足を運ぶ。彼が行くと小さなメタモンはとても喜んだ。小さなメタモンにとって、青年は大切な寄り処だからだ。

    「良いかい? この倉庫から出てはいけないよ」
     
    小さなメタモンは、青年のそんな言葉に素直に従った。
    小さなメタモンにとって青年の存在が見本であり、生活の全てだった。だからこそ、従わない訳がなかった。
     
    その代わりにと、青年は、小さなメタモンを、まるで自分の子供のように可愛がった。埃の被っていた絵本をひっぱり出してきて読み聞かせたり、携帯式の端末で人間が作り出したテレビ番組を見せたりした。なるべく美味しい食べ物を食べさせたし、時々親の目を盗んで家へ連れ込み、一緒に寝たりもした。
    彼は、予期せぬ生まれてきたポケモンの存在を上手く隠し続けた。
     
    ある日から、小さなメタモンは青年の姿に変身するようになった。

    「本当にそっくりだな」
     
    青年は、自分と瓜二つの姿のポケモンを褒めると、小さなメタモンは喜んだ。自分自身を愛でるのは何だか奇妙だと感じたが、可愛がっているポケモンがはしゃぐ姿を見てそんな些細なことは気にしないことにした。
     
    一つ不思議なことがあった。小さなメタモンに他のポケモンに変身するように言ってみたが、小さなメタモンは変身をしようとはしなかった。試しに野生のポケモンを捕まえ、実物を小さなメタモンに見せてみたが、小さなメタモンは小さく首を振るばかりだった。しかし、どんな生き物でも、ハンデを負って産まれてくるものはいることを青年は理解していたので、あまり深く気にしないようにした。
    傍から見れば奇妙な親子関係は、誰にも公にされることもなく数ヶ月間もの間続いた。


     



    ある日、青年は寝坊をした。
    気付いた時には、もう太陽は一番高いところにいた。
     
    彼は驚いて飛び起き、慌てて着替え始める。よりによって今日は木の実を市場へと下ろす日で、沢山の木の実を運ばないといけない日だった。一人でも人手が欲しい日に失態した青年は自分を責めた。年老いた両親とポケモン達に仕事を押し付けてのんきに寝ていたことになる。昨日彼は小さなメタモンを今後どうしていくのかについて随分と悩み、寝るのが遅くなってしまったのだった。
     
    彼が慌ててリビングへ行くと、そこにはくつろぐ両親の姿があった。

    「ごめん。今日は市場に行く日なのに寝坊しちゃって」
     
    年齢を重ねた両親は、その言葉に首を傾げる。

    「何を言っているの。あなた一番に起きて荷物を車に乗せてくれたじゃないの」

    青年は、あまりにも意外な答えに、目を見開くことしかできなかった。しかし、それは青年の両親も同じことだった。

    「さっきまでご好意で頂いたお隣の農家で頂いたモモンの木の実を調理して皆で食べたばかりじゃないか。それを食べたらもう少し寝るっていって部屋に戻ったばかりだろう?」
     
    ぽかんと呆ける息子に、両親は疑うことなく笑いかけた。


    「全く、寝ぼけているな。後の作業はやっておくからきちんと休みなさい」

    「そうよ、無理はしないで。今夜はご馳走を作るから、たまには好きなことでもすると良いわ」
     
    笑いながら息子を見つめる両親は、あくまでも青年の体を労わっている。
    青年は混乱しながらも、自分の部屋へと戻る。当然動揺を隠し切れず、部屋の中でむやみに歩いても、自らの頭を叩いても、じっくり考えても、やはり朝日が昇る前に起きて、いつもの市場へと赴いた記憶がない。
     
    もしや、僕は二重人格なのだろうか。
     
    青年は考える。もちろん今までそういうことはなかったが、この歳になって内に眠っているもう一人の自分が目を覚まして体を乗っ取った。
    彼は笑う。あり得ない話ではないかもしれないが馬鹿らしいとも思った。
    とにかく、今日は言われた通りゆっくりと休もう。青年はそう決意する。いつも畑仕事ばかりしているからか、自由な時間は有難かった。
     
    彼は自室を後にして、いつもの小屋へと向かう。
     
    そこで、青年はそれこそ有り得ない予測をした。
     
    急いで小屋へ赴き、古い建物へと入ると、小さなメタモンが飛びついてくる。まるで、褒めて欲しいと懇願するようにすり寄ってくる。


    「今日、どこかへ行かなかった?」
     
    その一言で、青年の腕の中にいるメタモンは硬直し、そして悲しい顔を親代わりの青年へと向けてきた。
    彼はまさかと思ったが、これで予想していたことが真実になった。

    つまり、この小さなメタモンは小屋を抜け出して、青年の代わりに青年になりきった。青年として市場へと赴き、青年として力仕事をこなしてきた。
    青年は無言でメタモンを持ち上げる。メタモンは、親代わりである青年の表情を読み取り、自分がしたことが間違いであり叱られると思い強く目を閉じた。

    「ありがとう」
     
    青年は素直にそう答え、胸に抱くポケモンを撫でて愛情を伝える。

    「僕の為にしてくれたことだものね。ありがとう」
     
    小さなメタモンは、叱られると構えていたのだが、意外な優しさに驚き、青年にその小さな体を預ける。そして、小さなポケモンはその柔らかい頬を擦り寄せた。今したことは良いことなのだと、私は褒められることをしたのだと。
    一方、青年は、目の前の新しい家族を今後どうするのか。それだけを考えていた。

     




    その日から、小さなメタモンは時々青年を演じるようになった。

    というのも、その新しい命を狭い倉庫に閉じ込めておくのがそろそろ難しくなってきたからだ。確かに、倉庫にはあまり人気はないが、青年以外の家族が時々出入りすることもある。青年は小さなメタモンに「ここにいる時は僕以外の生き物と会ってはいけない」と言い聞かせていたので家族が小さな生き物の存在に気づくことはないが、ある日、不審がった両親が倉庫に迷いポケモンがいるのではと、小さな建物の中の捜索を始めたことがある。幸いにも小さなメタモンは上手く隠れ、その存在を知られることはなかったが、流石にいよいよ隠し通すのは限界かと考え、青年は時々そのメタモンを外に出すことにした。

    青年は、それでも小さなメタモンを家族に紹介することはなかった。彼の中で、自分なりの答えが出ているからだ。

    小さなメタモンは、青年を演じることは上手かった。というのも、小さなメタモンにとって青年の存在は全てであり、見本であるからだ。確かに最初は家族に違和感を与えることはあったが、それも月日を追うごとに少なくなっていく。
     
    小さなメタモンは、やはり青年以外の生き物に変身することができなかった。
    だからこそ、外に出る時は青年である必要があった。

    しかし、この世に青年が二人いる訳にはいかない。
     
    青年は、わざと小さなメタモンに農作業を任せるようになった。日付が経ち、すっかり第二の青年になりきった小さなメタモンは、それらの雑務を難なくこなせるようになっていく。

    青年は、時間を持て余すことになる。

    そうなると、家にいる訳にはいかない彼は、家族が肩代わりしてくれている時間を利用して街へ出かけるようになった。様々なところを旅して歩いた青年は、人とポケモンが集まる都心部に、今現在の自分求めている物事が集中していることを知っている。様々な娯楽に酔い、性を発散していく。幼いトレーナーだった頃には行けなかった場所から場所へと足を運び、今までため込んできた鬱憤を晴らしていく。もちろん、青年は小さなメタモンへのお土産も忘れなかった。ポケモンの口に合うよう調整された菓子を毎回持参した。青年は夜遅くに自宅へ到着すると倉庫へ直行し、疲れを溜めた小さなメタモンにお礼を言い、その手土産を渡す。小さなメタモンは、これまで味わったことがない味に酔いしれ、青年に更に懐くようになった。
     
    青年は、自分の代わりをしてくれているメタモンを楽しませようと、遊びに向かった場所のことを語るようになる。流石に濁すような内容も混ざってはいたが、あそこにはお洒落な喫茶店もあることや、お金をかけることができるゲームコーナーがあること、また旅をしていた頃に訪れた様々な街のことや、これまで赴いた観光名所のことも話すようになった。
     
    小さなメタモンは、輝かしい表情をする青年を凝視し、自らの親が語る話を聞き続けた。

     



    青年は、外泊することが多くなった。

    確かに彼はポケモントレーナーの道を諦めていた。しかし、代わり映えのない毎日にうんざりしていた。何故なら、彼はトレーナーとして様々な場所を巡り、自分の今の生活が全てではないと知ってしまったからだ。木の実を育てる生活は、まだまだ活発な青年には単調で退屈過ぎた。
     しかし、逃げることはできないでいた。再びトレーナーとしての道を歩むことも考えたが、両親は歳を重ねているのでいつ倒れるかは分からないし、残された家族であるポケモン達も青年に行かないで欲しいと願っているのはひしひしと伝わってきているからだ。
     
    彼は期待されていた。だからこそ、彼は逃げるつもりはなかった。
     
    だが、青年は一時的にでも逃げられる状況を作り出してしまった。
     
    彼は、これまで使うことのなかった収入を遠慮することなく発散した。高級な料理を沢山堪能し、欲しいと思ったものはその場で全て購入し、生地の良い服に身を包んで様々な店を歩き回り、夜は飲み屋で無駄に女にお酒を振る舞った。少年時代の、貧乏なトレーナーだった頃にはできなかった楽しみを存分に享受し味わった。
     
    そして、そんな生活は予想以上に上手くいった。小さなメタモンは、もう一人の青年としての振る舞いを完全に把握して、あくまでも一人の人間として、青年として人生を送るようになった。そんな間も、青年はこれまでの見えない重圧を忘れ、鬱憤を晴らすことに勤しみ続けた。
    そんな生活は随分長く続いた。

     




    何日も家を空けたある日の夜、彼はいつものように真っ先に狭い倉庫へと赴いた。しかし、そこには小さなメタモンはいなかった。
     
    どうしていないのだろうと考えたが、それも当然のことだった。少し長く家を空けることきちんと話していたのだから、青年として振る舞っているのだから自分の部屋で寝ているのだろう。
     
    家の中で青年が二人になってはいけないから、彼はその小さな倉庫の中で彼の帰りを待つことにした。隙間から風が入ってくるし空気が重いし、数日ぶりに来た倉庫は思ったよりも狭く感じて待つのは辛いと感じたが、遊び疲れた青年はそんな環境の中でもあっさりと眠りに落ちることができた。
     
    夜が明けても、小さなメタモンが倉庫に顔を出すことはなかった。
     
    青年は不安になってくる。帰ってくる日付はきちんと伝えていた。だから自分がここにいることは相手が知っている筈だった。それなのに来ないということは、もしかして帰ってくる日を間違えて把握されてしまっているのだろうか。もしそうなると、いつまでもこの居心地の悪い場所にいても時間が勿体ない。家に赴くべきだろうか。しかし、不用意に外に出ると自分が二人いることになってしまう。それは避けなければならない。
     
    青年は悩みながらも、なかなか外に出られないでいた。
     
    やることがない彼は、窮屈な空間で眠りにつき、気が付けば再び夜を迎えていた。
    いい加減自分の部屋に帰ろう。青年はそう決意する。もう随分夜も更けているし、こっそりと入れ替われば悟られない筈だ。
     
    倉庫へ出ようとする青年。すると急に、扉が勝手に開いていく。
    そこにはメタモンがいた。しかし、それがあのタマゴから生まれた小さなメタモンではなくて、青年の相手を勤めたメタモンだった。

    目的のポケモンではなかったが、青年は妙に安心していた。これでやっと家に帰れる。

    「丁度良かったよ。メタモン、あの子を呼んできてくれないか?」
     
    青年のメタモンは無表情のまま頷いた。しかし、呼ばれる前に目的の人物は青年のメタモンの後ろに立っていた。
    小さなメタモンは変身を解かず、青年の姿のままだった。

    「二人ともただいま。今日のお土産だけど、有名なヨウカンなんだ。これはとっても美味しいんだよ。二人の口に合うと良いな」
     
    青年は、小屋の中で寝たことによる疲労の色を浮かべながらポケモン達に笑顔を向ける。
    二人のメタモンは、表情を作ることなく青年に視線を当て続ける。
    青年は、家族の雰囲気がいつもと違うことを漸く察し、首を傾げる。

    「どうかしたのかい? 僕の留守中に何かあったの?」
     
    二匹のメタモンはそれでも答えない。
    青年は居心地悪くなってくる。こんな彼らを見るのは始めてのことだったし、何よりも自分と瓜二つの生き物に凝視されている感覚はやはり奇妙でムズムズする。側に仁王立ちする青年の姿のメタモンは、鏡の中の自分のように幻想ではなくて、あくまでも実在する一人の生き物として青年を見下ろしている。
     
    沈黙は破られない。

    「一体どうしたんだい? 僕が留守にしている間、家族に何かがあったのかい?」
     
    漸く、小さなメタモンの方が、青年の姿のまま首を振る。

    「もしや、君の正体が明らかにされてしまったのかい?」

    否定。

    「―お土産が、気に入らなかったのかい?」
     
    それでも二匹は黙っている。
    全ての予想を出し尽くした青年は、最早彼らの意図を掴めず、ただ訝しげな表情のまま流れに身を任せていることしかできない。彼にとって長い時間が続く。夜という静けさが支配する時間帯が、青年の体感時間をより長いものにする。

    この曖昧な状況がいつまで続くのだろう。そんなことを考えているうちに、とうとう沈黙は破られた。


    『お帰りなさいお父さん。今日は、お話があって来ました』
     

    それは確かに小さなメタモンが発した言葉だった。
    青年は、自分と同じ声に驚愕して、もう一人の自分を凝視する。

    「メタモン、君は喋れたのか?」

    『随分前からお母さんに教わっていました。でも、人前で必要以上に喋るなとも教わっていました。だから黙っていました』
     
    青年は考える。確かに、万が一このメタモンが人間の言葉を使えることが公になった場合、この小さなメタモンはやはり珍しいポケモンとして知れ渡り、これまで通りの生活を送ることが難しくなるだろう。
     
    しかし、青年はこうも思う。父親である自分がどうしてこの事実を隠されていないといけないのか。
    そして、どうして今秘密を守ることを止めたのか。

    『こうしてずっとお父さんと話をしてみたかったです。でも残念です。これからお父さんには辛いことをしないといけません』

    「辛いこと?」

    『はい。僕に、お父さんを譲って下さい』
     

    青年は、自分の息子が言っていることを理解するまでに随分と時間を費やした。そして感じる、背筋がムズムズとする妙な感触と、焦り。

    「それは、どういうことだい?」
     
    時間が経過しても、青年は息子の意図を掴めずに、再度確認することにする。

    『僕はお父さんのことを尊敬していました。中途半端に生まれた僕をきちんと育ててくれて、父親としての愛情を沢山注いでくれました。だからこそあの日、約束を破って外へ出たあの日に、日頃の疲れでぐっすりと眠っているお父さんを見て、僕が力になれればとお父さんの代わりをすることにしました。人間として振る舞うのは難しかったですが、これまで見たことがない世界を直に見られて本当に嬉しかったです。それからお父さんは、僕をよく外に出してくれるようになりましたが、それにはとっても感謝しています。外の世界がとっても楽しい場所であることを知った僕が、ずっとここにいることはできないからです』
     
    息子が、メタモンと一緒に青年へと近づいてくる。

    『お父さんは、僕の為にお父さんの時間を分けてくれていると思っていました。ですが、それは違ったみたいですね。お父さんは、僕に辛いことだけを押し付けて楽しい時間だけを独り占めしていたんですね。だから家に帰ってくることが少なくなった。だから、僕のところへ来る時間が少なくなった』

    「それは…」

    『それが嘘だとしたら、時々僕が遊びに行っても良かった筈です。お父さんが畑仕事をして、僕が街へ出ても良かった筈です。違いますか?』
     
    青年は押し黙ってしまう。
    そのうろたえた様子が、青年の息子の意思を固めてしまった。
    気が付けば、地面に腰を下ろす青年の直ぐ側に息子とメタモンがいた。


    『大丈夫です。お父さんからは、人間としての振る舞いを色々教わりました。お母さんからも沢山学んでいます。だから、僕はきっときちんとしたお父さんになれますので安心して下さい』
     
    青年は素早く立ち上がり、にじり寄ってきた二人の脇を通り過ぎる。
     
    早く外へ出ないといけない。この狭い倉庫から出て、家族に助けを求めないといけない。取り返しがつかないことになる前に、ここから離れないといけない。
     
    だが、青年は何もないところで躓いた。
     
    彼の足には、彼の家族であるメタモンが、青年を慰め続けたメタモンが絡まっていた。
    そんな暇などないというのに、青年は振り返り状況を見定めようとする。
    そこには、大きな石を持ったもう一人の自分が笑顔で







    ――――――――――――――――――

    怒られたら消します


      [No.3501] 作り話 投稿者:フミん   投稿日:2014/11/14(Fri) 00:13:40     96clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:カイリュー】 【ミミロップ】 【ルカリオ

    「あなた、一体何をしているの?」

    「ああこれかい? 友人の子供達に楽しんでもらおうと文章を書いているんだ」

    「昔からあなたはそういうことが好きだったものね。ありもしない空想のお話を、そういう物語を考えること
    が」

    「小さな頃によく父親からそういう話をされていたからね。だから、僕達にも将来子供ができたら毎晩のようにお話を聞かせてあげようと思ってね。今からお話を書いておこうと思うんだ」

    「それが良いアイディアね。お話は、知識を豊かにするものね」

    「例えばね、これは父親が作った話なんだが『あるところに大きな国のお姫様がいました。美しいお姫様は豊かな暮らしをしていましたが、ある日大きな大きなカイリューが城を襲い、お姫様をさらっていきました。カイリューは次の満月の夜に、姫を妻にするため婚姻の儀を取り行うことを宣言します。困った王様はカイリューの住処に何度も兵士を攻め込ませましたが、いくらやってもカイリューに追い払われてしまいます。王様がほとほと困り果てていた時、伝説の剣を持った勇者が王様の元を訪れました。 私が姫様を救いましょう。王様は言います。 良かろう、そなたがあのにっくきカイリューを倒し、姫を救ったならば、この国の王位を開け渡そう。 勇者は勇敢にも、カイリューが住む山へ独りきりで攻め込み、途中勇者の足取りを拒む凶暴なポケモン達をなぎ倒し、ついにカイリューとの一騎打ちが始まります。伝説を生きる勇者の末裔といえど、巨大なカイリューを倒すのは並大抵のことではありません。その闘いは、何時間も何時間も続きました。互いに疲れ果てたその時、勇者が一瞬のスキをついて、伝説の剣でカイリューの胸を突きさします。心臓をやられたカイリューは激しく抵抗しますが、ついにその命は燃え尽きました。こうして姫を救い出した勇者は、一国の王として国を治めながら国民から信頼される王様として幸せに暮らしました』。どうだい?」

    「素敵なお話ね。あなたのお父さんはとっても想像力が豊かだわ」

    「後、これは僕が考えたお話なんだけど『昔、あるところに赤いずきんを被った小さな女の子がいました。ある日、女の子はお使いを頼まれます。山の中に住むおばあさんの家へお見舞いに行っておいで。おばあさんも喜ぶよと。でも決して寄り道はしてはいけないよ。女の子は果物等のお見舞いを持ち意気揚々と出かけます。目的地まで半分まで来たところへ、あるポケモンが離しかけてきました。にこやかに笑うルカリオは言います。 お嬢さん、一体どこへ行くんだい? 女の子は言います。 あら優しそうなルカリオさん、これからおばあさんのお見舞いに行くの。 ルカリオは笑いながら言います。 なら、あそこのお花畑のお花を積んだらどうだい? 今の季節ならとっても良い香りのお花が沢山咲いているよ。 女の子は、それは良い案だとルカリオにお礼を言い、道を外れてお花を積み始めます。ルカリオはしめしめと、女の子のおばあさんの家に先回り。病弱なおばあさんをぺろりと食べてしまいました。そしてルカリオは、おばあさんの洋服を着ておばあさんのベッドに潜り込みます。さて、綺麗な花を積んだ女の子は漸くおばあさんの家に辿り着きました。家の扉をノックします。おばあさん私よ。家の中のルカリオは答えます。よくきたね、おあがり。少々がらがらとした声を不審に思いながらも、女の子はおばあさんの家に入ります。 ルカリオは布団にくるまり姿を隠しています。こちらへおいでとルカリオは言います。まあおばあさん、その声は一体どうしたの。ルカリオは答えます。風邪を引いているからね、喉がやられているんだよ。女の子はもう一つ質問します。おばあさん、耳なんて生えていたかしら。ルカリオは言います。昔から生えているじゃないか。忘れたのかい? 女の子は言います。おばあさん、そんなに口が大きかったかしら。そしてルカリオは言いました。この口はね、お前を食べるためのものさ。そう言うとルカリオは女の子も丸飲みにしてしまいました。二人の人間を食べたルカリオは大いに満足したのか、そのまま眠りについてしまいました。その後、おばあさんの家をある知人の狩人が訪ねてきました。もちろん狩人は驚きます。すっかり眠りこけたルカリオの腹が大きく膨らんでいるのを見て、もしやと思い耳を当ててみると女の子とおばあさんの声がするではありませんか。狩人は急いでルカリオの腹をナイフで引き裂き二人を救いだすと、代わりに大量の石ころをルカリオの腹に詰め込み傷口を縫ってしまいました。そして三人は家から遠く離れます。さて目を覚ましたルカリオは、やけに重くなった腹を抱えながらおばあさんの家を出ます。おかしいなあ、こんなにお腹は重かっただろうかと疑問に思いました。移動するにもとても疲れてしまうのです。直ぐ側にはおばあさんがよく使う井戸がありました。丁度良い。喉が渇いたから水でも飲もう。ルカリオは井戸をのぞき込みます。すると、体が重くなったルカリオは足を滑らせて井戸へ落っこちてしまいました。石で重くなった体はどんどん井戸の奥底へと沈んで行きます。ルカリオはそのまま浮いてきませんでした。こうして自由になった女の子は寄り道をしてしまったこと恥じた上で、逞しく成長していきました』」

    「少し長いけど悪くないお話ね。もうちょっと所々描写が細かくても良いかもしれないわ」

    「そうだね。昨日突拍子もなく考えたからまだ修正が必要かな」

    「じゃあ私もあなたの真似をして良い? 一つ思いついたお話があるの」

    「君もか。是非聞かせてくれないか?」

    「昔々、今よりずっと昔。とある場所で結婚式が始まりました。村の皆は、新たな夫婦が誕生したことを盛大に喜びます。旦那さんは働き者で力持ちであり、皆からの信頼も厚い逞しい人間です。おまけに格好良くて優しいので、村の女からは非常に人気がありました。今回いよいよ結婚するということで、大多数の村の女は新婦に嫉妬しましたが、あの男性が認めた相手ならば仕方ない。あの人が幸せになるならばと心からと夫婦を祝福しました。一方、女の方も負けてはいません。女も、男の負け劣らず村一番の美人でした。おまけに、我が儘を言わず他人を気遣いできる心まで美しい女性です。村の男性は誰が好きかと言われれば必ず彼女だと即答するでしょう。当然、女が結婚することが決まった時、村の男達は新婦を激しく羨みました。しかし、結婚相手が村一番の男性だと知ると、自分が叶う筈がないと皆諦め、心から女性を祝福しました。結婚式は盛大に行われました。なんと言っても、村一番の男性と女性が結ばれるのです。結婚式には村中の人達が集まりました。正装に身を包んだ男性と、美しい服で飾られたミミロップの女性の結婚式は、それはとても良い式だったと言います。そう、昔はポケモンと人間は一つの生き物だったから、これは当たり前のことだったのです」

    「なるほど、その発想はなかったな。空想にしてはよくできている。あんなに恐ろしいポケモンと人間が結婚する話なんて考えたこともなかったよ。ポケモンと言ったら、種類によっては人間を容易く殺してしまうような奴もいるからね。しかも言葉も通じない、恐怖の対象だ。そんなポケモンと結婚か。なかなか考えられることじゃない。作り話にしてはよくできている」

    「でしょう。わりと自信あるのよ」

    「でもそれだと、どうしてポケモンと人間が同じものであるかがよく分からないよ」

    「ああ、そうね。そこは突っ込まれてしまいそうだわ」

    「お話には改良が必要だね。でも面白いから一応書きとめておくよ」

    「お願いね」

    「さて、今日はもう遅い。寝ようか」

    「そうね、おやすみなさい。明日も良い日になりますように」

    「ああ、おやすみ」







    「どうだい? 古い書物の解読は終わったかい?」

    「博士。凄いですよ。これは世紀の大発見かもしれません」

    「なんだ、そんなに面白いことが書かれていたのか」

    「これが、この本は昔話が沢山詰められていた本だったのです。勇者が悪のドラゴンを倒す話や、幼い子供と狼ポケモンの話のように、他の古い童話でも採用されている話も多かったのですが、その中に、人とポケモンが結婚する話が含まれているのですよ」

    「ふむ、人とポケモンが結婚する話か」

    「ここには、元々人とポケモンは同じ生き物だった と書いてあります」

    「何とも不思議な話だ。興味深いね。確か、他に似たような文献があったような気がするな。となると、大昔はポケモンも人の言葉を喋れたのかもしれないな」

    「もしその定説が確定すれば学会はひっくり返りますよ」

    「面白くなってきたな。伝説や神話には、そこに根拠となる事実が含まれていることがあるからね。あながち間違いではないのかもしれない。もう一度、書庫の資料を漁ってみよう」

    「私も同行します」


    二人の学者は、研究室を後にした。



    ――――――――――


    最近紳士向けばかり書いていたので息抜きに。

    今月の24日に開催される第十九回文学フリマにサークル参加する予定です。【イ-19 甘く香る杜若】です。真面目なポケモン小説本はもちろん、マサポケの管理人さんに「本当に取材していないの?」と言わせた紳士本も持って行きます。地味に在庫が少なかったりします。
    586さんのホワイティな本を買うのを楽しみにしています。


      [No.3266] Re: これはひどいwwwww 投稿者:   《URL》   投稿日:2014/05/15(Thu) 02:34:33     83clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    「近代闘獣とは純粋な興行であり、観客を喜ばせる余興であり、そして観客が何より見たいのは、動物が生死に挑む本物の冒険なのだ」(386のさよなら異文、調教譚)
    ポケモンバトルで派手なキメ技はとても大事なのです

    …というプロトレーナー論なんていかがでしょう


      [No.3265] ご主人の視線を取り戻せ 投稿者:リング   投稿日:2014/05/13(Tue) 21:24:55     100clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:ポケパルレ】 【マフォクシー】 【メレシー】 【ガノメデス】 【ギルガルド

    ※大丈夫、新しい手持ちが入ってあまりご主人が構ってくれなくなったポケモンが、おしゃれしようと頑張るだけのお話だよ!





     ご主人のアイカさんは、最近私達の事を構ってくれない。
     旅の途中でいただいたヌメラの女の子が卵から孵化してからというもの、最近は毎日ヌメラへのポケパルレに夢中なのだ。抱き着いてぬめったり、なでなでしてぬめったり。生まれたばかりの新しい子に構いたくなる気持ちは分かるけれど、もう少し私の事も大事にして欲しいの。
     そんなこんなで、最近はバトルの時と食事の時くらいしかまともに声をかけてもらっていない。他の子達も似たような状況なので、あまり不満ばかり愚痴るのも大人げないし。だからと言って、このまま引き下がるのも嫌である。私への視線を取り戻させて見せるんだから!

    「そんなわけで、私はご主人を振り向かせるために綺麗になりたい! 皆だって、最近構ってもらえなくって寂しいでしょ? ここらで、ご主人に構ってもらえるようにモーションかけましょう! ご主人の視線を取り戻すの!」
     食事の最中、仲間にそう持ち掛けてみる。ヌメラ(♀)は現在おねむの最中で、主人はそれに構っている。ヌメラは、とても弱い上に好奇心が旺盛なポケモンだから目が離せないらしいけれど、でも……それなら私達に世話を任せたっていいと思うの。だから、私達にも構って欲しい。
    「そうだね。私は誰かから女性を奪うのは好きだけれど、女性を奪われるのは好きじゃない……ヌメラもご主人も、私のものになるべきだ。私が美しすぎるから」
     少し(かなり)ナルシストなウィッチ(男ならウィザードじゃ……?)お兄さん。彼はご主人と最も長い付き合いの男の子だ。少し(かなり)ウザったいところを除けば、メロメロのうまい美青年で、決して印象は悪くない。
    「一部の意見には同意ね。私もご主人を奪われるのは好きじゃないわ」
    「ふふ、もちろん君も一緒に盗んであげるから安心してよ。そうだね……主人に振り向いてもらいたいなら美しくならないと。月桂樹やヒイラギのような優雅な木の枝を盾の鞘に刺そうじゃないか。あ、カエデなんかもいいんじゃないか……そういえば私も最近ストックの木の枝が尽きてきたな。食事が終わったら少し選んでおくか」
    「いや、盾は私の大事な場所を守るものなんだけれど……あ、でも枝を切るなら私に任せてね。庭師も真っ青な剣裁きで切ってあげるから」
     マフォクシーのウィッチお兄さんは、私をテールナーにでもするつもりだというのか。さすがにそれは御免こうむるわ。
    「やっぱりあれぞい! 女なんてキスで攻めてやれば落ちるぞい! おいどんなら7か所同時にキスできるもんな!」
    「あんたに聞いた私が馬鹿だったわ!」
     ガメノデスのシチフクジンさんは四肢および肩についた4本目の腕にまで脳がついているが、リーダーである頭の脳は少々筋肉ばかり詰まっていて発想がヤバイ。というかその7倍キッスは恐怖でしかないと思うわ。
    「ご主人は雌だからなぁ……やっぱり、翼を広げて体の大きさをアピールするのが一番だろ?」
     ウォーグルのアレク。あんたもウォーグルの基準でものを語らないで……。
    「私に翼なんてないってば。飾り布くらいしかないでしょ! 広げたって魅力的じゃないわよ……」
     ため息をつきつつ、私はアレクに反論する。
    「美しくなるなら、磨かなきゃだよねー。僕も原石は見れたものじゃないけれど、きちんと磨いてもらったら、とってもキレーでメレシーウレシーだったよー」
     メレシーのアメジストは、間延びした声でそう告げる。なるほど、磨くのか……。
    「そうだねぇ。私も、ご主人が振るう包丁の冷たい輝きは大好きだよ。パパが旅に合わせて美しいものを選んで送ってくれたらしいけれど、あの濡れたような美しい刃がねぇ……私はその輝きも嫌いじゃない。いつか盗んじゃおうかな……うふふ。潤んだ女性の瞳というのは素敵だしね……」
     ウィッチお兄さんは、妖しく微笑みながら、ご主人がさっきまで使っていたウェットティッシュで手入れされた包丁を見る。こいつ、マジシャンの特性のせいか、やけに手癖が悪いんだよなぁ。
    「うーむ……そうか、あの輝きか。血液の滴る私の剣も格好いいと思うけれどなぁ……でも、研いで綺麗になるのも必要か……」
     私は特殊型として育てられているから、ニダンギル時代と違ってあまり、剣の手入れは必要ない。そうか、だからご主人があんまり構ってくれなくなっちゃったんだなぁ。特殊技が弱かったころは、ガンガン切り裂いていたから、すぐ切れ味も落ちちゃったものね。そしてそのたびに研いでもらっていたけれど、今は私が大きすぎて研ぐのも難しいというわけだ。
    「そうだ、俺の羽飾りを頭につけてみろよー。ご主人は雌だし、きっと惚れるぜ」
    「却下」
     アレクは、同種の雌(いない)とでも仲良くやっててください。
    「でもさー。サヤカちゃん、ご主人より身長大きいよねー。そんな体をどんな石で自分を磨くのー?」
    「そ、それは……」
     アメジストの言葉に、私はドキッとする。そうとも、私の身長は180センチメートルほど。同族の中でもかなり大きい部類に入る。ご主人の持ち物を思い浮かべる。確か進化の石がいくつかあったけれど、あれは使えないし。かといって、硬い石や変わらずの石など他の石も小さすぎる。そうなると、手近にあって大きな石と言えば……?
    「ねぇ、アメジスト。私と一緒に美しさを磨かない?」
    「え、そんなのよりおいどん達と研がないか?」
     私の研ぎのパートナーにふさわしそうなのはアメジストしかいない。シチフクジンさんは……岩タイプだけれどちょっと遠慮しておこう。
    「んー……最近垢がたまってきたから、それを削ってくれるなら、メレシーウレシーだよー」
    「なんだ、どうやら話もまとまったみたいだね。ふふ、美しくなった君の刃で、私が使う木の枝を綺麗に細工してくれることを願うよ」
    「は、はい。ウィッチさん。喜んで!」
    「それとも、木の枝の代わりに君を抱いて寝るのもいいかな?」
     これでも、宮殿の庭師の真似をして遊んでいたくらいだから、私は枝を切るとかそういうのが好きなんだ。
    「あ、抱かれるのは謹んで遠慮いたします……」
     けれど抱かれるのはそこまで好きではない、一応。こう、包容力のある人ならいいけれど……。
    「それじゃ、そういう訳でアメジストちゃん。夜、主人が寝静まったら……私と一緒にお互いを磨き合いましょう。朝起きたらご主人を驚かせてやるんだから!」
    「いいよー。でも、僕は砥石にされるなんて初めてだから優しくしてねー」
    「それはもう当然。生まれたての赤子をなぜるように、慎重にやらせてもらいますとも」
    「ふふ、綺麗になれるといいね……とはいえ、私も最近ご主人に甘えていないなぁ。耳でも舐めれば喜んでくれるかな?」
     ウィッチさんは妖艶に微笑み、ご主人の方を見る。
    「おいどんもご主人に7倍キッスしてあげて構ってもらおうかな? きっと一発でメロメロぞい」
    「いや、それはご主人が嫌がるんじゃないかと……」
    「大丈夫大丈夫。それより、刃を研ぐなら水が必要ぞい。おいどんも協力しようか? それに、刃を研ぐなら目の粗い石と細かい石があったほうがいいぞい? ロックカットするよりもきれいになりそうだし、おいどんもたまにはおしゃれしたいぞい」
    「あ……そうね」
     忘れてた……水の事。それに、目の細かさの事も……そうよね、やっぱり荒い砥石を使ったほうが最初はよさそうね。あんまり気が進まないけれど、シチフクジンさんを参加させてあげましょうか。
    「それじゃあ、私は、さっそく今日の夜からご主人にポケパルレをさせるよ。僕が美しいから、ご主人には拒否権なんてないしね」
     あるでしょ、ウィッチ。
    「じゃあ、主人を寝かしつけておいてくれるかしら? 私はその隙に体を綺麗にしちゃうわ」
    「了解、サヤカ」


     とにもかくにも夜は更ける。ウィッチも早速ご主人とポケパルレをしまくった挙句、そのまま寝落ちして添い寝の真っ最中。いつか食べてしまうんじゃないかというような表情でご主人を抱いている彼の目が妖しくも艶やかだ。ご主人が今はぐっすり眠っているから、『君達は早く済ませてきなよ』とばかりに、彼はご主人の首筋に鼻を押し付けながら手を動かしていた。
     ともかく、私とアメジストとシチフクジンとで、ボールの中から勝手に飛び出し、揃ってテントの外へ出る。
    「ふー……深夜って言っても、まだまだたくさんのポケモンが起きているぞい。気配がそこかしこにあるぞい」
    「そりゃあ、夜行性のポケモンだって多いし……私だって、元は夜行性よ?」
    「僕は暗い所に住んでたから。夜のほうが落ち着くなー」
     すっかり夜も深まってみると、かわされるのはこんな会話。そういえば私も、夜にこうやって外に出たのは久しぶりの事だ。野生時代は夜行性だったのよねー。
    「ともかく、一緒にキレーになろーよー。サヤカ姉さんの体を味わいたいよー」
    「いいわよ。でも、まずは荒く研いでからね。そういう訳だから……シチフクジンさん、お願いできます?」
    「おうよ、当然。もうぶっかけちゃっていいのか?」
    「僕の準備は万端だよー」
    「了解ぞい! ならば、水を出してと……」
     シチフクジンが、体中から水を発して自身の体表を濡らす。
     濡れた岩を凝視しながら、私は鞘であり盾でもある体の一部をそっとはだけさせる。錆びているがため、シャッという小気味の良い音は発生せず、ジャリッという錆びた音。あぁ、こんなことならもっとこう、錆びが止まりそうなものでも塗りたい気分……となるとヌメ……いや、あれは油ではないか。
     ともかく、私の大切な部分を曝け出してみると、手入れ不足が響いたのか、案の定錆びだらけ。いくら、特殊技主体でほとんど刃を使わないからって、こんなにだらしない体を見せつけるのはやっぱり恥ずかしい……
     ギルガルドに進化してから、全く研いでいなかったんだ、切れ味も悪くなるはずである。私も、今現在は、物理技と言えば聖なる剣くらいしか使っていないし、それを使う相手はほとんど鋼や岩、氷など堅そうなやつばっかりで、斬るというよりは叩き斬る感じで使うからあんまり切れ味は必要ないのだ。全身から水を出したシチフクジンの体表には豊かな水が滴り、僅かな月明かりに照らされて鈍く光を照り返している。人間にとっては一般的には暗いと言える明るさだから、ご主人にはこのかすかな光は見えないだろう。
     その濡れている姿を見て、シチフクジンが相手だというのに私は湧き上がるギルガルドの本能を抑えきれなくなった。本来なら雨の日とかに、適当な岩で自身の体を研いでいたのだ。そうすることで年々擦り減っていく岩は、私達ヒトツキ族の繁栄の証。誇らしい気分にすらなってくるものであった。

    「さ、横になってシチフクジン」
    「うむ、どうぞ。研ぎ過ぎて痛くしないで欲しいぞい」
     ごろんと横たわった彼の上半身をよく見てみると、以外にも老廃物がたまって劣化したような色の岩がたまっている。へぇ、岩タイプの子もこんな風になるんだぁ。
     彼の濡れた体に私はそっと体を重ね合わせて、私の下半身もじっとりと濡らす。血に染まって薄汚れた私の肌が冷たい彼の肌に触れて、そういえばこんな風に誰かと優しく触れ合うのも久々だと思う。ご主人は触れてくれたとしても、盾やグリップ、飾り布だけなんだもの。切っ先を触れてくれないのは物足りないわ。ニダンギルの頃までの経験を思い出しながら、15度ほどの角度をつけてそっと彼の体とこすり合わせる。心地よい金属音が耳に響いて、甘美な欲求が呼び起された。
     こんなに大きくなってしまった体でも、小さかったあのころのように体を研げるのかと少しだけ心配もしたけれど、大丈夫そうどころか、十分すぎるくらいだ。濡れた体同士が擦りあわされるたびに、シチフクジンの体からこそげ取られた垢が、研糞となって滴る水を濁らせる。この水の濁りが、美しい刃を作り出すための決め手となるのだ。
     研糞を十分出したら、まずは先端のギザギザの刃。相手に治りにくい傷を与えるため構造を持った切っ先からゆっくりと研ぎだす。表面の垢が剥がれ、まだ固くきめ細かい部分に刃を這わせる。先端ゆえ、体ごと向かってゆくように突きだす攻撃にはなかなか使える。かたき討ちの時なんかは、これで思いっきり相手を突き刺すものだ……けれどまぁ、当然今の私は使わないけれど。
     引いて押して引いて押して。マグロのように横たわったシチフクジンの体を太刀で圧迫しながらそうしていれば、少しずつ鈍くなった切っ先が削れていることが実感できる。最初は感じなかった感触も、研がれ、体内の神経と近くなっていくことによって、痺れるように私の中を駆け抜けていく振動。体の奥の方、神経が通い、そして丈夫な芯の存在する骨髄まで響くような感触。よし、ここら辺はもうそろそろ大丈夫。徐々に根元の方へとゆっくりと近づいてゆこう。
     そうして、ひたすら続く往復運動。人間に飼われようとも、獣として生まれたさだめである本能に突き動かされるまま、妖しい水音とともに私は少しずつ美しくなってゆくのを感じる。そう、ご主人にゲットされたり、庭師の真似をしたりと、野生を失いかけてきた私だけれど、こういった野生の欲求はどれほど澄ました顔をしていても消えるものではない。いや、人間の手持ちになってすました顔をするよりも、研ぎすました白刃、切っ先、刀身の方がよっぽど気持ちよくって自然体だ。
     砥石が乾燥しないようにと、シチフクジンは適宜水を追加して、全身をしとどに濡らしている。うーん……シチフクジンの事はあんまり好きじゃなかったけれど、彼がいてくれてよかった。少々ごつごつがあった彼の体も、私の体にとがれ削られ、徐々になめらかな岩の形をしてきている。いま、それを知るのは研いでその感触を感じている私しかいないけれど、濁った研ぎ汁を洗い流せばきっと、垢の部分が削られ、磨かれた美しい岩が覘くはずだろう。
     さて、あんまり胸の前方の部分ばっかりやっていてもバランスが悪いので、その無駄な垢が削れた彼の体を一度見てみよう。
    「次は貴方の背中で研ぎたいわ」
     研糞がついたままの刃を見せながら、シチフクジンに告げる。
    「おう、随分ゴリゴリやっていたけれど、まだ半分も終わっていないんだな……どれどれ」
     と、シチフクジンは胸の濁った水を洗い流した。
    「おぉ、随分と滑らかになったぞい」
     シチフクジンの言葉通り、彼の胸は予想以上に滑らかに慣らされている。研ぎまくったものねぇ。
    「でしょう? どんな岩でも磨けばいい感じになるのね」
    「うらやましー。僕も早くやって欲しいなー」
    「だとよ、サヤカ。それじゃあ、早いとこ終わらせるぞい。次は背中を頼むぞい」
    「えぇ、ご主人が戦闘中に見るのは背中だものね。きっちり美しく磨いてあげなくっちゃ」
     背中を頼むと言ってうつぶせに横たわったシチフクジンに同じように刃を添える。こびりついていた研糞とともに、研磨を再開する。右側の根元まで研ぎ終えれば、今度は左側の先端から根元を目指す。すっきりした爽快感が左右対称ではないせいで、余計に不快感が募っていた左半身。
     先ほど、右半身を研いできたときは、まるでまとわりついていた虫を振り払えたかのような気分だったけれど。その感触を、いよいよ左半身にも与えられるという事だ。その感触を想像するだけで、うっとりとしてヨダレが出てしまいそうだ。
     癖になるこする摩擦音。荒々しい彼の体表に揉まれ、研がれ、洗練されてゆく。質量で見れば、1パーセントにも満たないような小さなダイエットなのに、研ぐことで得られる爽快感は、ボディパージで鞘や盾を投げ捨てた時よりも体が。そして心が軽くなる気分だ。
     そうして、次は彼の下半身。ヒトツキ時代から、異性の下半身に触れる事なんて、仲間で一緒に狩りをした時くらいだったけれど、こんな形で下半身に触れることになるとは思いもよらなかった。ご主人だって、抱いたりしているときに触れるのは上半身のみだから、何だか新鮮な気分だ。
     そんな初体験をシチフクジンで達成するのはいささか不本意だけれど、まぁいいわね。そうして左右の研ぎをどちらも終えたら、次は体の背面。研ぐことで付いた『返り』を削る作業だ。研ぐことで裏側に出っ張ってしまった返りを取り去れば、私の切れ味も、そして美しさも完璧なものになる。
     裏返り、仰向けのまま美しくきらめく星を見て軽く刀身を研いでゆく。あぁ、思えばシチフクジンと一緒に同じ星を見て居ることになる。このシチュエーション、もっとこう……立派な鍵をもったクレッフィとか、同じく立派な剣を持ったギルガルドや、美しい結晶の生えたギガイアスと味わいたいシチュエーションであるのが残念だ。でも、異性と一緒に、こうして星を見る……ニダンギル時代に仲間たちと一緒に星を眺めた時も、言い知れない満足感があったけれど、シチフクジンが相手なのに不覚にもそれに近い感動を感じてしまうのが情けない。
     涼しい夜風に刀身を冷たく冷やされながら返りを研い行く。最近の手入れ不足のせいで、長丁場になってしまって、さすがに疲れてきたのだけれど、こすりあげるたびに私の体の奥底から『もっと研げ』という欲求があふれ出し、私の体は止まることがない。ようやくすべて研ぎ終えた頃には、心地よい疲労感に包まれて、気持ちの良いため息が自然と漏れ出した。
     でも、まだ終わっていない。私がさらに美しくなるのはこれから。そう、これからなんだ。

    「お待たせ、アメジスト」
    「むー、遅いぞー」
    「ごめんね。でも、シチフクジンと同じく、貴方の体も一緒に綺麗にしてあげる」
     両肩の飾り布で彼の顔をなぜる。撫でられるのが嬉しいらしく、アメジストはこちら側に顔を寄せて甘えてきた。堅い体同士がふれあって、小気味の良い音がした。数秒ほど抱擁してそっと体を離すと、自分の体を研ぎに使われるのが初めてなので、若干緊張しているような面持ちだ。怯えたように濡れた瞳がちょっとかわいいかもしれない。
    「大丈夫よ、安心して。さっきシチフクジンにやったように、痛くはしないから」
    「う、うん……お願い」
     ごろんと、アメジストが横たわる。
    「それじゃ、水をかけるぞい」
     そこに、振りかけられるシチフクジンの水。
    「ねぇ、シチフクジン。私の研ぎ汁も落としてくれないかしら? きっちり流し切るつもりでお願いするわ」
    「あいよ、ちょっと威力強めで行くぞい」
     あぁ、私の体が洗い流されてゆく。刀身の腹の方まできっちり錆を落とした私の刃は、美しい黄金色を呈している。けれど、私はさらに美しくなって見せる。彼が悪いわけではないけれど、シチフクジンの岩は粗い。そのため、グッと目を近づけないとよくわからないほどではあるが、切っ先には細かな傷やあらが残り、剣の切っ先は、切れ味も輝きも研ぐ前よりはましといった程度か。
     そう、野生の頃皆の憧れだったレベルの高いニダンギルのお兄さんは、沢山の雌の鞘にその刀身を納めるべく、宮殿内部にある大理石の非常に細やかな目を利用して研いでいたものだ。そうやってきめ細かな石で研がれたあの方の刀身の美しい事。濡れてもいないのに、光の加減で濡れているように光を照り返すその様は、雌として鞘がうずいたものだった。
     その時の美しさ……メレシーの宝石よりも輝いて見えた記憶がある。さて、粗い研糞を落としたら、次はいよいよきめ細かな彼の体で私の刀身を研ぐのだ。やはり最初はアメジストの表面に垢のように古く風化した岩がこびりついているが、往復しているうちに、それらは禿げて、中にある堅くてきめ細かな岩肌が覘く。
     守りを固めた姿の私に匹敵する丈夫さを誇る岩のボディは、息がふれるほど近づいてみれば、かすかにキラキラと輝いている。濁った研ぎ汁すらかすかに煌めいて美しくなりそうなその体を、今から擦りあわせようとするのだと思うとなんだか少し緊張する。ごくりと生唾を飲みこんで、私は再びそっと彼と体を重ね合わせる。
     シャリンシャリンと立てる音は、今までで一番なめらかで耳の奥まで透き通るような金属音だ。そして、きめ細やかな分だけ非常に緩やかな振動が私の体の中に伝わってくる。そう、それは例えるならばじっとり濡れたウィッチの舌が私の刀身を這うような、そんな感覚。往復運動の回を追うごとに吸い付くように、そして吸い込まれるように一体感が味わえる。きっと、私の体にあった小さな傷が、この目の細かな砥石に撫ぜられて消えて行っているのだろう。
     とろけそうなほどに優美な感触は一度味わうと癖になる。時間が許す限り、この甘く爽やかな感触を味わっていたい。虚ろな目をして、私は初めての体験にひたすら身をやつしていた。
     やがてその心地よさにも終止符を打つ時が来た。右も左も裏も表も、すべての部分を研ぎ終えたのだ。
     全身からあふれるような満足のため息をついてから、潤んだ目でシチフクジンの方を見る。
    「ねぇ、私の体を洗い流してくれないかしら?」
     美しくなった私は、こうして水をかぶることで産声を上げるのだ。
    「おう、おいどんに任せるぞい」
     シチフクジンは研糞を洗い流すために水鉄砲を放つ。そうすると、研ぐ前とは見違える自分の姿があった。ご主人からちょろまかした手鏡には、自身の体も鏡と見まがうばかりに磨かれた姿が、手鏡との合わせ鏡として映っている。
    「おー、綺麗になったなー。仲間が綺麗になってメレシーウレシーぞー」
    「美しい……あぁ、研がれたお前ががこんなに美しいとは思わなかったぞい」
     私の仲間達も、こんなに褒めてくれる。良し、この姿でご主人にアタックかけて、久しぶりに振り向かせて見せるんだから。とにもかくにも、私は布巾で体をふき取ってみる。あまりに切れ味が良かったのか、軽く刃に触れただけなのに少しだけ切れてしまったのが主人に申し訳ない。
     そうして体をふき取ってもなお、鏡面のように研磨された私の体は、美しく濡れたような刀身を保ったまま。濡れた女性の瞳は美しいと言っていたウィッチにも惚れてもらえそうなくらいに美しいと自負できる。
     テントの中に戻ってみれば、ウィッチもさすがに主人と添い寝をしたまま眠っていたが、気配を感じて目を覚ましてしまったようだ。
    「おや、君は……人違いかな、サヤカちゃんによく似ているが、とても美しい」
     ブレードフォルムにして露出度を上げ、体のラインを強調する私に、ウィッチさんは立ち上がって褒める。
    「ふふん、もちろん私はサヤカよ。それは『私が見違えるほど綺麗になった』という褒め言葉として受け取っておくわ、ウィッチさん」
    「おや、君だったのか。はぁ、なんて美しい刀身だ……本当に、見違えたよ。思わず、ご主人から奪ってしまいたいほどに、綺麗じゃないか」
     そう言って、ウィッチさんは私の肩にそっと指を添え、私の目の下、胸にじっとりと濡れた舌を這わせる。
    「うん、触り心地も滑らかだ。ふふ、やっぱり……君の事もご主人から奪ってしまおうか……皆私に奪われてしまえば、みんな幸せだろ?」
    「ダメよウィッチ……寝言は寝て言わなきゃ」
    「おやおや、口の悪いお嬢さんだ。太刀なのにタチが悪い」
     そう言って、モフモフの体で私を抱きしめる。褒めてくれるのは嬉しいけれど、ご主人に抱きしめられた方が嬉しいのよ。
    「わーおー、ウィッチが大胆だなー」
     と、その光景を見てアメジストは無邪気な感想を漏らしていた。茶化されると恥ずかしいわ。
    「でも明日は、私はご主人のものだし、私さっきまで貴方がいた位置にいるんだから、覚悟してよね!」
     緩く啖呵を切ると、ウィッチは妖しく微笑んだ。
    「うん、どうぞご自由に。雌を奪って僕のものにするのは楽しいけれど、ご主人は1人しかいないから分け合わなきゃね。明日は君の自由にするといいよ」
     と言って、ウィッチは抱いていた私を開放して、ご主人との添い寝に戻る。よし、明日は私がその添い寝のポジションを狙ってやる! 明日、主人にポケパルレをねだるのがが楽しみで寝られないかと思ったけれど、披露していた私は予想以上にぐっすりと夢の世界へと旅立っていった。夢の中でも、ご主人とポケパルレ出来たらいいなぁ。


      [No.3034] 批評チャットログ 小説01-03 投稿者:No.017   投稿日:2013/08/14(Wed) 19:04:07     71clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    22:56:05 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/novel01.html  01 第四の霊獣、ソルトロス
    22:56:29 No.017 いてらー
    22:56:48 No.017 禁止事項を逆手にとってきやがったな
    22:56:58 砂糖水 たしかに
    22:57:20 No.017 でも タイトルがタイトルだから ぎょっとするよね?w
    22:57:35 砂糖水 うまいこと伝承って感じがする
    22:57:38 たわし 確かに・・・。
    22:57:45 砂糖水 ちょっと日本語おかしいか
    22:57:46 ラクダ いってらっしゃいです。
    22:57:48 リング でも、世界中にUMAはいますからねぇ。ポケモン世界にもいるのでショウなぁ
    22:57:49 No.017 しょっぱなからオリポケか!? 禁止じゃねーの!? って
    22:57:55 クーウィ 行ってらっしゃいですー
    22:57:55 音色 悪くないんだけども、うぅん?みたいなのが残る(個人的に
    22:58:19 No.017 うん、ちょっとわかるうまく説明できないけど
    22:58:36 No.017 えーとね たぶんね 小説的じゃないんだよな 記事的なんだよ
    22:59:09 リング ふむふむほうほう
    22:59:13 砂糖水 ああそうか
    22:59:21 No.017 講義であって小説と少し違う
    22:59:21 音色 最後のまとめ方がお話というよりはライターみたいな視点だからかなぁ
    22:59:39 クーウィ 大学のレポートと言う感じすかね 発想やら内容は大好きなのですが、小説と言うよりは論文っぽいと言うか……
    22:59:50 No.017 それがこう悪く無いけど 物足りない感じに繋がってるのかな
    23:00:00 ラクダ 文章がうまくてさらさら読める、上手いとも思う、だけど……。
    23:00:13 リング かといって、戦いのシーンを書くと、動きの描写が苦手って人もいますし……そういう問題でもないのかな
    23:00:35 No.017 あのね 登場人物の心の葛藤がないのよね
    23:00:40 音色 講義を受けている先生と生徒がでてきて、最後に生徒たちがぞろぞろ教室から出ていくときの会話とか入ってたらもうちょっとなんとか、ならないか。
    23:00:57 ラクダ 二つ目は全体の流れが上手い、の意ね
    23:01:30 No.017 記事ならば 記事的な感じに徹して 最後のほうはもっとあっさり締めていいかも こう中途半端なんだよな
    23:01:43 リング 記事にするには長すぎる。小説としては記事的……帯びに短しタスキに長しってことか
    23:01:51 流月 昔話チックな語り口だなぁと
    23:02:10 流月 桃太郎とかこんな感じだった記憶がある
    23:02:42 No.017 まあこれは人の感情は入りようが無いから 記事的な感じにより徹する のがいいのかな
    23:03:30 No.017 あとはソルトロスというタイトルをどうするかw
    23:03:43 No.017 これは編集的な意見なんだけど
    23:03:47 ラクダ 面白いんだけど、拭えないモヤッと感。どう表現すればいいんだろう……。
    23:04:28 No.017 ソルトロスって単語を 目次で見たときに なんだよオリポケかよって感じで 除外してしまいそうな人がいそうな
    23:04:36 No.017 内容的には問題無いのだが
    23:04:42 リング タイトルを削るしかないかも
    23:05:00 No.017 なので たとえば タイトルを塩の涙とかに変えるとかね
    23:05:12 No.017 まあそれも一案
    23:05:24 No.017 他に意見なければ次いきます


    23:06:06 No.017 02 こうもり  http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/novel02.html
    23:06:24 No.017 感想:これぞ小説ですね。
    23:06:41 リング この物語を見た感想としては、世界が狭いという風に感じました。
    生身のポケモンが少ないということはともかくとしても、ハーフやクォーターの苦悩や歴史的な扱い、世間的な扱いがあまり描かれておらず、また世界観に広がりを感じにくいのが原因といいますか。
    例えば、『ポケモンと結婚することはとっても良いことだって言う神様がいた』として、そしてユミちゃんの祖父がポケモンだとして、『だから何?』という印象が強くなってしまいました。
    中途半端でどっちつかずな『こうもり』というのも、社会的な立場を象徴するものとユミちゃんやシュウ遺伝子が実際にそうなっているものとで関連性が薄く、そもそもシュウ君やユミちゃんがポケモンとのクォーターという設定が必要だったのかと……。
    普通に二重国籍や片親など、の設定でもいけたような気がして、無理してポケモンとのハーフという設定を持ってきたような、別の物語を無理矢理くっつけたような、中途半端な作品になってしまったという印象です。
    23:06:57 No.017 小さくて読めないw
    23:06:58 砂糖水 細かくて見えねえwww
    23:07:01 クーウィ ですね!>これぞ 一番読んでて楽しめました
    23:07:16 No.017 昔話との絡め方もうまいし 起承転結が出来てる
    23:07:41 音色 ただ、なんか、お題とは微妙に違うラインを言っているような、そうでないような…気はしました
    23:07:58 No.017 また人とポケモンのあいのこ(この場合クォーターだけど)がシンオウぽくていいなぁち
    23:08:00 流月 評価分かれてるなぁ
    23:08:01 No.017 と
    23:08:08 流月 これは好みかな
    23:08:15 砂糖水 布袋思い出した
    23:08:15 クーウィ リングさんの指摘も鋭いな……
    23:08:30 音色 あと、先が読めちゃう展開だなぁと思ってしまった。蝙蝠の例えは悪くないしうまいんだけども、そのおかげでどうなるかわかっちゃった
    23:08:44 No.017 異種族が絡むことで一種の「鳥居の向こう」が表現できてるかなぁと思った
    23:09:10 音色 嫌いじゃないけどなんか、うん、微妙かなぁ
    23:09:22 リング なんというのか、もっと主人公がハーフやクォーターに積極的に絡める位置にいながら、絡めない。そういうジレンマを前面に押し出していけば変わったかもしれない
    23:09:26 クーウィ 個人的には小説としては面白かったです でも、テーマとしてみるとソルトロスの方がずっと惹かれた
    23:09:31 No.017 3作の中だと一番採用したいと思ったね
    23:10:03 No.017 あとね これは女の子のほうが共感出来ると思うよ
    23:10:10 音色 それはある
    23:10:14 No.017 女の子の狭い世界
    23:10:23 たわし うむ
    23:10:39 音色 狭い怖いキツイ辛い
    23:10:40 砂糖水 あまり縁のなかった人
    23:10:49 No.017 一人の女の子だもん世界狭いのは当たり前じゃん だからクォーターの歴史みたいなところは私は気にならなかった
    23:11:49 No.017 背景の説明は必要だけど やりすぎると主題を置いていくから、この作品においてはこれくらいでいい
    23:12:35 イサリ 確かに個人の視点が強い、というのは感じました。それゆえに、のめり込むように読んでしまいます
    23:12:46 No.017 まあ あえて言うならクォーターからさらに八分の一でもよかったかなって気はする
    23:12:55 砂糖水 視野の狭さが良くも悪くも、みたいな?
    23:13:12 音色 それでもなんか俺はこの作品の空気はあれなんだよなぁ。うぅん
    23:13:35 砂糖水 なんかそう考えると、いいかもなあと思う
    23:14:13 No.017 ただ、リーフィアの特徴を受け継いでる事に関しては 人間と交わるとイーブイじゃなくて進化系の特徴が出ちゃうみたいな説明は欲しかった
    23:14:40 リング 体が悪いから田舎に住んでいたのかもしれない
    23:15:09 クーウィ 取りあえずは更なる投稿を待ちたい作品かなぁと 敢えて言っちゃうと、本格的に小説してる作品って今のとここれしかないですし(苦笑)
    23:15:21 No.017 そうなんだよねー
    23:15:24 No.017 じゃ最後ね


    23:15:47 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/novel03.html 03 雨守神の嫁入り
    23:15:57 No.017 まあガチアイヌ神話ですね
    23:15:57 クーウィ 今のとこは小説としては蝙蝠が最上だけど、もっと良いのが来るかもしれないと言う感じ
    23:16:02 砂糖水 これ、すごいと思うんだ でも、でもさっていう
    23:16:21 No.017 描写はかなりポケモンにあわせて工夫してるね
    23:16:44 砂糖水 途中で一人称になってるのがなあ 一応空行で変わりますよーてのはあるんだけど
    23:16:50 音色 テーマガチ勢と言わざるをえない
    23:16:53 リング 全体的な感想としては、やや格式ばった語り口調といいますか。文章が非常に硬い印象があり、物語がすんなりと頭に入ってこないで読み進めざるを得ない感じでした。
    キャラについては、白龍の娘がほとんど喋ることなく、そのためにキャラの印象が非常に薄く感じられてしまいます。その反面、兄が思いっきり喋りまくっているので、もう兄さんと結婚しちゃえよと。娘の印象が薄いため、恋のために奮闘した主人公の頑張りに感情移入が難しくなってしまいます。
    23:16:58 No.017 悪くは無いけど 他の投稿を見てから決めたい感じ
    23:17:03 リング この企画のテーマとの兼ね合いに関してですが、アイヌ文化にポケモンを上手く落とし込み、民俗文化の物語を上手く描写できていたと思います。
    ただし、民俗文化の価値観は、現代の私たちに理解しがたいものが満載です。そういった理解しがたい事を書く事は悪いことではなく、むしろそういうのもありなのかと思わせる腕の見せ所だと思いますが、それを理解させたり納得させたりするだけの説得力のある描写がほしかったところ。
    23:17:05 砂糖水 リングさんw
    23:17:15 音色 リングさん批評モード
    23:17:19 リング 感情表現を多めに取り入れる。語り口調をもう少し分かりやすくする、などの工夫は、小説の持ち味や雰囲気を損なう諸刃の刃かもしれません。良いくも悪くも、分かりやすさを犠牲に雰囲気を重視した分相応の印象を受けました。
    23:17:48 No.017 アイヌの昔話の本読むとほんとにこんな感じなのよね
    23:17:59 リング あと、 腹から→同胞
    23:18:00 クーウィ 昔話以外の何物でもない 小説、ではないなぁ(苦笑)
    23:18:17 No.017 むしろこれはマネしてるから良いのであって 現代的な小説表現をするとつまらなくなってしまうかなって思った
    23:18:19 ラクダ 壮大なガチアイヌ神話。登場する神々にわくわくした。物語に引き込まれたし、硬い語り口も気にならなかった……が、ちょっと、その、ボリュームが……w
    23:18:31 砂糖水 ユーカラはたしかに一人称なんだけどさ であるなら、私はどこそこのここういう男です、みたいにはじめてほしかったような
    23:18:42 音色 印刷して読みたい。パソコンでこれ読むとすごい目が痛い
    23:18:44 No.017 そうだね コピーにしてはボリュームがあるね
    23:19:02 音色 ボリュームと言えば溢れる師匠疑惑(((
    23:19:18 リング 取りあえずリオルを焼くか
    23:19:23 No.017 作者さんへ なんか改訂版きてたけど これ以上増やすなw
    23:19:26 クーウィ 擬人化は専門外です
    23:19:26 ラクダ それはありますね>一人称 いきなりの変化に、ん?ってなって何度か前後を読み直しました……。
    23:19:35 砂糖水 最後に者になり代わって というなら 途中でそういう一言いれてほしかったの
    23:19:51 音色 いや、知ってますw
    23:19:59 No.017 じゃあ 言いきったら
    23:20:00 砂糖水 勇者になり代わって 勇抜けた
    23:20:10 音色 増えてたのか>改訂版


      [No.3033] 批評チャットログ 記事21-23 投稿者:No.017   投稿日:2013/08/14(Wed) 19:02:57     89clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    22:27:06 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji21.html  21 嘆きの湖の伝説
    22:27:36 No.017 ギャラドスに一言言わせてくれ
    22:27:41 砂糖水 はい
    22:27:46 No.017 このロリコンめ!
    22:27:52 砂糖水 そこかwwwwwwwwww
    22:27:57 たわし 言うと思った
    22:28:04 No.017 すまん 言ってみたかった
    22:28:39 砂糖水 わりとオーソドックスな話な気はするけど、だからこそふつうに面白い
    22:28:47 No.017 これは小説にしてもおもしろそうだよなー
    22:28:47 こま 火の七日間か・・・
    22:29:01 砂糖水 おおほんとだ
    22:29:52 ラクダ ロリコンにしか見えなくなってきたwww  なんというか、文章のぶつ切り感が気になります。あと書きたいことを詰めようとして必死になってるような……?文字数足りなかったのかなあ。
    22:30:12 No.017 オーソドックスなのであまり突っ込み所はない あと この伝説にかけた 行事の記事とかでもよかったかもね
    22:30:52 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/lesson2/wforum.cgi?no=2956&reno= ..... de=msgview チョウジタウンなら私も書いてるぜ!!!
    22:30:58 No.017 と無駄に宣伝
    22:31:07 リング しかし、人間界ではケモナーが変態と呼ばれるが、このギャラドスは……
    22:31:09 砂糖水 ww
    22:32:16 No.017 さて 次


    22:32:33 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji22.html
    22:32:45 砂糖水 ブイズ
    22:32:46 No.017 何度も言うが 空行が(ry
    22:32:59 砂糖水 そこは直せばいいですやん
    22:33:35 穂風湊 ちょっと席空けてました こんばんはです
    22:33:35 音色 悪くないんだけど、なんか足りない気もする
    22:34:01 流月 たぶん、小説のつもりで書いてた人が多いからなんじゃないかなと>空行 てか、それ文句言ってたら始まらない
    22:34:25 No.017 私は編集だから空行と戦う立場なんです!
    22:34:28 たわし こんばんはー。
    22:34:47 No.017 なので 執念深く指摘します
    22:34:49 砂糖水 空行vs鳩大明神
    22:35:21 No.017 まあ、何が言いたいかというと行詰めてね★
    22:35:39 リング ニンフィア用の神社が早急に望まれるな
    22:36:31 ラクダ トレーナーが行く先(進化含む)を決めるのではなく、ポケモンに選ばせるというところが良いと思いました。
    22:36:31 砂糖水 wwww
    22:36:40 No.017 完全に好みなんだけど こう イーブイが出来すぎ というか 狙いすぎな感。ただこれは完全に好みの問題。
    22:36:59 砂糖水 みんなブイズ好きだなあ
    22:36:59 お知らせ ラクダ(Win/IE9)さんは行方不明になりました。
    22:37:59 No.017 あと今はブイズの繁殖容易そうだけど昔は難しかった漢字があるから 昔ながらの行事というよりは昔は身分の高い人がやっていて 最近になってからみんなもできるようになったとか そういう考察が欲しかった
    22:38:49 音色 そもそも貴重な進化の石等のアイテムをそうぽんぽんと手に入れられるのかと思った
    22:38:57 砂糖水 ああそうか…イーブイは珍しいポケモンですもんね
    22:39:29 穂風湊 そうですね。進化の石も高価でしょうし
    22:40:27 音色 てかどんだけ流通してるんだ。シンオウのアイテムなんかどうやって取り寄せてんねん、ともつっこむ
    22:40:42 ラクダ 狩りに市場で手に入るとして、個人でやるなら相当な出費だよなあとは思った。資金無い子はどうしたんだろうかと。ある意味、それを含めれば小説用のネタになるかもですが。
    22:41:04 ラクダ 狩りじゃない、仮に
    22:41:13 こま 剥ぎ取りですか
    22:41:37 音色 リアル泥棒
    22:41:38 穂風湊 貿易都市で商品が多く集まるなら、安く買えたかもしれません
    22:42:02 No.017 あとはこれも完全な好みだが イーブイには旅の途中で何かの縁やきっかけがあって進化して欲しい 個人的な好み
    22:42:15 音色 とてもわかる
    22:42:16 ラクダ 追剥ぎ型トレーナーの旅立ち!これは新しい!(いいえ
    22:42:44 流月 えっ、トレーナーって元々金奪う盗賊の同義語なんじゃ・・・
    22:42:50 砂糖水 んー進化の石のかけらとか使って方角だけ決めるとか・・・
    22:44:54 No.017 うん なので私的な結論としては 王侯貴族の行事としてならありかな! と
    22:45:20 音色 しかし太陽のリボンと月光のリボンがある時点で「え?」とはなった。
    22:45:32 No.017 あるいは その土地牛耳ってる名家の行事
    22:45:45 リング ポケダンの道具ですからねぇ。どちらにせよ懐いていないといけませんし
    22:46:01 No.017 一般でやるには少し「ん?」っとなっちゃう
    22:46:29 ラクダ 流月さん、しーっ……!(
    22:46:42 No.017 あと無理して 全部出す必要も無いかなー それこそ 3種とかでもありじゃないかな
    22:47:07 イサリ あるいは、お祭りなどで代表として一人だけがやって、その年の恵方を占うとかですかね
    22:47:15 No.017 あーなるほどね
    22:47:26 No.017 町の代表で
    22:47:29 穂風湊 それいいですね >恵方を占う
    22:47:34 No.017 それも悪く無いね
    22:47:38 砂糖水 おおー
    22:48:04 No.017 その町の旅立ちの子全員だと無理が出てくるんだな
    22:49:12 No.017 さてあとは作者さんに委ねるとして 次
    22:49:19 No.017 最後です (記事の


    22:49:37 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji23.html 23 山姥と糸車
    22:49:37 砂糖水 まだ小説3つもあるのか…
    22:49:56 リング 銀の弾って日本でも魔よけの効果ありましたっけ?
    22:50:26 砂糖水 貴金属だからなにかしらありそうな気も
    22:50:50 No.017 これって元ネタは狸の糸車だよね
    22:50:59 流月 というか日本だと金属が魔除けの発想自体がない気がする
    22:51:19 音色 確かにねぇ
    22:51:33 No.017 銃の弾使い尽くして 枝削って刺したとかでも十分かもなぁ
    22:52:21 砂糖水 つ http://www.geocities.jp/shonanwalk2010/K-mukashibanashi-20.html
    22:52:25 こま 銃弾を60発も持ち歩くとか、戦争でもするつもりなのか
    22:52:37 ラクダ 魔よけの文字を刻んだ弾を一つ持ち歩く、という話なら聞いた事が。銀の聖性は日本にはちょっと……?
    22:52:45 No.017 あ、狸の糸車は別の話か しかし昔読んだ事あるような気がする
    22:53:11 リング あぁ、日本でも魔よけの効果が合ったんだ……
    22:53:46 流月 魔除けの意味があったのか…日本の場合、桃とかの食べ物の方が魔除けのイメージがある
    22:53:58 ラクダ あるんだ!?というか、元ネタがあったんですね……。素直に驚いた。
    22:54:09 砂糖水 どうせなら猟犬が役立たずで〜みたいにしてもよかったかも?
    22:54:23 No.017 ヨルノズクってところがいいと思ったw
    22:55:22 No.017 ういでは
    22:55:26 ラクダ ヨルノズク=シンオウの神のイメージが強かったから、確かにここは新鮮でした。
    22:55:38 No.017 小説
    22:55:40 リング ヨルノズクはシンオウが一番に合う
    22:55:40 No.017 いきますか
    22:55:53 砂糖水 ここからが本番の気もw


      [No.3032] 批評チャットログ 記事19-20 投稿者:No.017   投稿日:2013/08/14(Wed) 19:01:35     61clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    22:09:16 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji19.html 19 干支ポケ大論争
    22:09:32 リング 作者は病気
    22:09:36 音色 これはまぁ、ありったけを詰め込んだ感じに見える
    22:09:36 砂糖水 www
    22:10:16 音色 とにかく干支に関するポケモン拾っていってまとめてぶち込んであるかな。嫌いじゃないけど、ちょいとごちゃっとしてる気がする
    22:10:33 No.017 http://www.nicovideo.jp/watch/sm1417786 元ネタのひとつがこれであることは確定的にあきらか
    22:10:38 砂糖水 コミカルな感じで面白い
    22:10:48 砂糖水 鳩さんwww
    22:10:52 No.017 明らかに他とテンションが異なる
    22:11:22 たわし 一番笑った記事はこれですねw凄く同調して読めるというか。
    22:11:24 イサリ これは少し長すぎるかな、と。一つか二つに絞って掘り下げた方がいいかと思いました。
    22:11:31 No.017 つまり 犯人はこまさん(いいえ
    22:11:39 こま ?!
    22:11:43 こま !?
    22:11:50 No.017 白状しろ
    22:11:57 砂糖水 こまさん驚くの巻
    22:11:59 ラクダ ポケモンの選択とその理由に共感、面白く読めたけどちょっと長かったかな〜……?という感じでした。最後の方はなにがなんだか。
    22:12:15 音色 詰め込みすぎ感は否めない
    22:12:39 No.017 まあ 見開き2ページコースですね
    22:12:53 ラクダ 好きですが記事としては……ううむ。
    22:13:03 No.017 ・文字数は(1)1000〜1400程度 (2)4200程度 どちらかを選択。 の(2)枠を狙ってる
    22:14:00 流月 とはいえ、削るとしたらどれ削るか悩みどころ
    22:14:00 音色 多い方なのは分かってるけど、なんか無理やり水増ししてないだろうな
    22:14:15 No.017 作者 お前これがやりたかったんだろ とミミロップの部分を読んで思いました
    22:14:31 ラクダ (1)の記事に慣れていたせいで、よけい違和感を感じたのかも。これがマサポケのカフェ掲載なら、それほど気にならなかった、かな?
    22:14:52 流月 これはこれでありだと思うけれど、絵にするならどれか絞ったほうがいいんだろうな
    22:14:55 No.017 ミミロップに絞るか 今のまま全干支制覇か かなー
    22:15:28 No.017 いや全部描いて貰えばいいと思う こういうの出来そうな絵師さんの心当たりならあるよん
    22:16:29 流月 なら、全干支制覇でいいんじゃないですかね
    22:16:55 No.017 あと問題の年賀状柄を描く絵師と メインイラストの絵師 それぞれ違う人が良いだろうね
    22:17:19 リング 豪華すぎるww
    22:17:24 こま ちなみに自分がお話書いたら人間出てこないはず、よって自分じゃない!
    22:17:30 No.017 まあ 通れば です
    22:17:36 No.017 では次
    22:17:45 リング うかんさんなら問題の奴はかけそうだが……


    22:18:00 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji20.html 20絆の温度
    22:18:26 No.017 これはタイトルがいいね なんか紀行文ぽい
    22:18:29 リング シンオウのギャロップは番場馬になってそうで、すばやさがひくそう
    22:18:38 ラクダ 内容はものすごく好みなのに、あまり入り込めなかった作品でした。文章が淡々と流れるせい?
    22:18:57 リング 番場馬の競馬は見ていて面白いんだけれどね……
    22:19:13 たわし 逆にその淡々とした感じが好きです。
    22:19:19 No.017 ばんえい競馬型ギャロップ
    22:19:33 イサリ 自然の描写の美しさがトップレベルだと思いました
    22:19:42 ラクダ ガチムチギャロップか……(
    22:20:47 No.017 こう空気感で勝負してる感じだよね ただ具体性には欠ける 悪く言えば想像だけで書いてる感じ 馬を使った開拓についてネットの範囲で良いから調べた方が良い
    22:20:57 茉莉 ガチムチギャロップ…そう考えると土地ごとに多少ポケモンの体格も違ってるんでしょうね
    22:21:30 リング ちなみにこんなん http://shunpei-inakaseikatu.blogzine.jp/photos/uncategorized/dsc00369_1.jpg
    22:21:48 No.017 すごく…ばんえいです
    22:22:10 リング ばんえい競馬で検索したら育て屋の写真が
    22:22:28 たわし すごく・・・ガチムチです
    22:22:41 こま http://blog.hobbystock.jp/report/images/tp0188/021.jpg
    22:22:45 流月 サラブレットと別物だなぁ
    22:23:35 リング 素早さ種族値60くらいのギャロップになりそう
    22:23:49 No.017 まあ このギャロップの場合 炎つかえるのも大きいので 実際の開拓がどうかに加えて、そこを記事に生かせるとなぁ
    22:24:30 流月 攻撃種族地は高そうだな いや防御かな
    22:24:46 No.017 小説に取り入れるなら 経営危機の牧場と子馬の誕生かな ただし馬はタマゴから生まれる
    22:25:22 No.017 だから足引っ張るとかの描写が描けないんだよな…
    22:25:38 砂糖水 ※ただし馬はタマゴから生まれる
    22:25:52 砂糖水 ツボったwww
    22:26:08 No.017 借金のカタにタマゴはいただいてくぜえ  牧場の馬がみんな追いかけてきてひーってなる とか
    22:26:37 こま 自転車ならぬ、乗馬で殻割かぁ
    22:26:47 No.017 次いきましょう


      [No.3031] 批評チャットログ 記事13-18 投稿者:No.017   投稿日:2013/08/14(Wed) 18:54:39     91clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    21:18:53 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji13.html  13 盗まれた才能
    21:19:15 No.017 イマイチホラーになりきれなかった感
    21:19:48 音色 怖い…と感じるのが不発した感じ
    21:20:20 ラクダ これ滅茶苦茶好きでした。確かに怖さは微妙ですが、その分じわっと来るものがあって。
    21:20:22 No.017 まあ 都市伝説の一つとしてはありな感じだけど
    21:20:38 茉莉 グローバルリンクを彷徨うポケモンにまつわる話…っていうのが面白くて好きです。他のポケモンでもできそう
    21:20:43 穂風湊 内容とは全然関係ないですが、VOCALOIDの名前は「跳音ミミ」の方が良かったかなと
    21:20:52 No.017 怖いに重きをおくかどうかで評価変わるかなぁ
    21:21:08 リング 私の小説には緑音サナとエルが出てくるなぁ
    21:21:17 穂風湊 VOCALOIDの名前に「音」の字が入ってるので
    21:21:33 No.017 いやわりと最近は崩れてきてるよ
    21:21:39 No.017 猫村いろは とか
    21:23:55 イサリ 盗んだ才能が怖くなって……というのがもう少し強調されるといいかなーと思いました。


    21:39:22 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji14.html 14 ニドランの結納
    21:39:54 No.017 みんな絵に見とれてるのか返事が無いwwwwww
    21:40:20 リング 閉経の早いポケモン
    21:40:38 音色 いいよね、縁結び
    21:40:45 音色 するっとかわいい
    21:40:50 ラクダ 正にそれでしたw>絵に見とれて返事ない
    21:41:12 音色 ラブカスでやったらどうなっていたかな
    21:41:30 No.017 実は茉莉さんの素晴らしさを広める会だった
    21:41:42 リング な、なんだってー
    21:41:49 No.017 なんちゃって
    21:42:05 ラクダ これは和風ほのぼのな絵になりそう。投稿作の中で五指に入るお話。
    21:42:21 No.017 たしかにラブカスもありですよねー
    21:43:00 No.017 なければ次
    21:43:16 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji15.html 15縁切りの鎌
    21:43:51 No.017 おーい 絵から戻ってこいwww
    21:43:58 音色 二ドランに続いてこれってことはまぁ、うん、狙ったのか
    21:44:08 No.017 狙ってますね
    21:44:15 音色 デスヨネー
    21:44:20 たわし ニドランと対になってるのが面白いなって。
    21:44:37 穂風湊 縁切りは面白いなーと
    21:44:38 音色 それも作者様の狙いですね。はい。
    21:45:05 No.017 縁切り神社はまじにあるしね
    21:45:20 音色 ほほう
    21:45:54 No.017 http://park2.wakwak.com/~kabura/imifu/nazo/engiri/engiri.htm
    21:46:42 No.017 http://www.google.co.jp/search?q=%E7%B8%81%E5%88%87%E3%82%8A%E7%A ..... &hl=ja ほれ こんなにヒットするぞ
    21:47:08 ラクダ 縁切りにストライクを選択する、そこにおおっ、てなった。あの大鎌で断ち切るっていうイメージがすごく良かったです。
    21:47:28 流月 とりあえず、家に帰る途中のどこかのはず
    21:47:31 ラクダ おかえりなさいです。そしてこんばんはです。
    21:47:33 砂糖水 縁切りと縁結びは表裏一体
    21:47:42 No.017 実際に鎌を描いた 絵馬というのが存在する
    21:47:51 流月 うぃ、こんばんはー
    21:47:52 音色 ストライクもそうだけどカブトプスもでてきたわ
    21:48:05 砂糖水 かげうす( …ごめん>るたまろ
    21:48:41 たわし こんばんはー。
    21:49:00 ラクダ あっ、あるんですね!>鎌絵馬 それが元ネタかなあ。なるほど。
    21:49:11 No.017 さて次
    21:49:12 流月 ええんや、ここ最近ネットにinしてなかったから>さっちゃん
    21:49:16 イサリ 検索結果の一番上がコワカッタ


    21:49:29 No.017 16 狐払  http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji16.html
    21:50:02 No.017 さっきも同じ事言ったけど 改行と空行が多いかな。もっと詰めて良い
    21:50:09 砂糖水 すまぬ>るたまろ
    21:51:03 No.017 あと イマイチ 祭りの規模がわからなかったな。元ネタのトマト祭りってもっと大々的な感じがするから
    21:51:04 砂糖水 いつだったか話題に出たマトマ投げがようやっと登場か、と思った
    21:51:18 砂糖水 あれ間違った(
    21:51:32 No.017 こうマトマだらけになって真っ赤になった道の様子とか書かれてるといいんじゃマイカ
    21:51:50 No.017 最後のオチはいいなw
    21:51:53 穂風湊 確かにトマト祭りっていうのもありましたね
    21:51:54 砂糖水 肌がヒリヒリしそう
    21:51:57 流月 これ割と好き
    21:52:34 穂風湊 今写真見てきたのですが、予想以上に真っ赤でびっくりしました http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4SNJB_ja___JP468&a ..... kgXVl4C4Ag
    21:52:48 砂糖水 これはwww
    21:52:50 流月 規模とか書かれてないの絵描きさんのインスピレーションを縛らない方がいいと思ったからかも知れない
    21:52:52 No.017 あと 絵師の一人は「父親は目元を赤く縁取っているのが特徴的な男性」は別にいらなくない? と言ってたので一応書いておく
    21:53:11 No.017 やばい
    21:53:17 音色 どしました
    21:53:18 No.017 赤すぎるwwww
    21:53:23 No.017 狂気を感じる
    21:53:33 ラクダ ネタや内容は面白いです。けど、どことなく物足りない感。ゾロアーク親子のくだりは「裏の話」……?
    21:54:02 リング もはやホラー映画
    21:54:05 ラクダ 写真がエグいwww怖すぎるwww
    21:54:13 No.017 実際のトマトに比べると小規模な雰囲気やね それはそれでおk だけどまだ付け足せそうな感じはあるね
    21:54:26 穂風湊 これをそのまま絵にすると、ホラー以上になりそうですね
    21:54:31 音色 お話は嫌いじゃないけどなんかうーん
    21:55:41 No.017 本家トマト祭りをストレートに記事にしたやつも読みたいな。で、いいほうを記事にしたらいい
    21:56:45 No.017 奥さんがぶつけてるのは好きw
    21:56:46 音色 マト祭り合戦
    21:57:05 No.017 ニドランもそうだがあえて対抗馬をぶつけにいくのもいいんでないか
    21:57:14 砂糖水 奥さんはっちゃけてそうw
    21:57:20 イサリ 奥さんのキャラクターいいですよね
    21:57:23 No.017 奥さんはっちゃけてるよなww
    21:57:36 ラクダ オチにニヤリとしたw
    21:57:59 No.017 うむ オチはよい
    21:58:09 No.017 では次


    21:58:31 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji17.html  17 渡し守の歌
    21:59:02 No.017 これなー 消えた文化ということで題材の取り方はすごくいいんだけど もうちょっとこう欲しいな
    21:59:24 たわし 私はこれ好きですねー。BW2でイッシュにラプラスが現れたのもあって、そのへんゲームとリンクしてる感じで面白かったです。
    21:59:29 砂糖水 ラプラス!ラプラス!ラプラス!
    21:59:41 茉莉 ビレッジブリッジでのラプラス出現率低いですよね〜
    21:59:41 穂風湊 音楽親父いいですよね。BGM聴きによくいってました
    22:00:26 No.017 しかし、今でも時々、橋の下から澄んだ歌声が聞こえる事があるという。 ここ膨らませられない? 音楽を演奏してるとどこからか聞こえてくるとか 昔祭りをやっていた日になると聞こえてくるとか
    22:00:57 No.017 ある曲を演奏してると聞こえてくることがあるとかさ
    22:01:08 音色 ほむほむ
    22:01:24 リング ふーむ……なるほど
    22:01:36 No.017 あるいは特定の楽器を演奏するとか というのは昔ラプラスを呼ぶときにその楽器を使っていたから とか
    22:01:53 ラクダ なんというか、ポケモン世界に実際にありそうでいいなあと。しっくりくる。元ネタはBW2なのか、やってみようかな……。
    22:02:14 No.017 題材はいいけど練り込み足りない感
    22:02:20 音色 BW時代も親父たちはいるしラプラスでるよー
    22:02:34 音色 なるほど
    22:02:42 音色 なんか馬頭琴おもいだしたわ
    22:02:46 たわし えっそうなの・・・>ラプラス
    22:02:55 音色 粘れば出る>ラプラス
    22:03:08 No.017 クリア後に 渦巻いてるとこに出るんだっけか
    22:03:32 No.017 他になければつぎいきますー
    22:03:40 たわし そうなんですか・・・知らなかった。やり込みしてないからな・・・。
    22:03:40 音色 うぃす
    22:03:42 ラクダ ←記憶が飛んでいるので二週目ライモンに滞在中 親父もラプラスもいるんだ……!がんばって進めよう


    22:04:00 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji18.html 18 岩神様、数十年ぶりに表へ。
    22:04:11 No.017 作者は確定的にあきらか
    22:04:31 砂糖水 wwwwww
    22:04:34 No.017 岩ポケモンご神体というのはいいよねえ
    22:04:45 No.017 他の岩ポケモンでも使えそうだわ
    22:04:52 音色 確かにw
    22:05:30 リング レジロックとか可愛いですよね
    22:05:44 たわし 心に残ったというか、和みましたね。いかにも小記事という感じでまとまりもよくて好きです。
    22:05:45 No.017 ただ「そのお陰なのか否か、我が国は、世界トップクラスの長寿国としても有名である。平均寿命は、男女共に最高水準を維持している。」は飛躍しすぎだと思ったw
    22:06:22 No.017 新聞記事っぽいのはいいね こう あえて新聞ぽくまとめて スクラップみたいな感じで貼ったらおもしろいかも
    22:06:37 音色 そもそも無機物系のポケモンに寿命はあるのか・・・?
    22:06:51 音色 デザイン面でもいい感じな気がする、スクラップ
    22:08:13 イサリ ガントルの寿命を考えると、八代目って相当長い伝統ですね。


      [No.3030] 批評チャットログ 記事08-12 投稿者:No.017   投稿日:2013/08/14(Wed) 18:52:18     88clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    20:57:33 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji08.html クサビラ様
    20:58:16 音色 パラセクトでやったら不気味度は倍増したと思うよ
    20:58:32 砂糖水 それはwww
    20:58:32 No.017 これも元ネタがあります
    20:58:36 No.017 http://reason1.jugem.jp/?eid=674
    20:58:37 たわし その発想はなかった・・・>パラセクト
    20:58:46 リング キノコってカロリー少ないけれど大丈夫なのか
    20:58:54 穂風湊 パラセクトの大群が押し寄せて来たら怖いですね……
    20:59:14 No.017 http://www.iw.vrtc.net/~masa/kusabira.html
    20:59:34 音色 パラセクトの本体はキノコだし、キノコの意志でこれをやったと考えたら、ねぇ
    21:00:17 音色 まぁ俺がパラセクト好きなだけなんだけどね!
    21:00:21 たわし 個人的に凄く好きな話でしたね。元ネタを知ってたらまた違ったのかもしれないですが。
    21:01:19 ラクダ それはちょっと思った……<キノコってカロリー ただ、満腹感を与えてくれるので飢えて動けなくなることは避けられた、という感じなのかなと。
    21:01:30 No.017 http://www.nicovideo.jp/watch/sm20788972 ところで茉莉さんの動画が2525再生したようですね
    21:01:40 砂糖水 oo
    21:01:54 砂糖水 半角のままだった…
    21:02:15 イサリ うーん、ホウエンが舞台なので、キノガッサの方が自然でしょうか。
    21:02:51 音色 いや、そこは分かってるんだけどね
    21:02:58 No.017 作者がホウエンにしたかったんでしょう(
    21:03:08 音色 ですよね作者様
    21:03:17 砂糖水 ソウデスネー
    21:03:21 No.017 では次
    21:03:33 イサリ 察しました


    21:03:49 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji09.html  09 鮫の子孫たち
    21:03:59 No.017 これね もう作者バレしすぎてね
    21:04:03 音色 先手を打たれて悶えた
    21:04:08 砂糖水 www
    21:04:13 ラクダ この方の作品は大抵わかるけど、これはもう名乗っているも同然で吹いたww
    21:04:32 音色 やりたかったことをポケモンまで被って『アウト―――!』っていう
    21:05:06 No.017 まあ隠す気ないよね この人
    21:05:15 砂糖水 ソウデスネー
    21:05:25 No.017 まだ 結構あるから巻きます
    21:05:28 No.017 次
    21:05:31 リング ダレダローサクシャハー
    21:05:40 砂糖水 ww


    21:05:47 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji10.html 10ひとりあそび
    21:06:04 No.017 大 好 き で す
    21:06:12 砂糖水 こわい
    21:06:19 リング ジュペッタ好きのマサポケ民
    21:06:36 音色 ぽんと都市伝説を持ってきたパターン
    21:06:47 No.017 ただ粉々に砕けた よりは メリメリと扉を引きはがしたとかのほうがよかった
    21:06:59 音色 珍しいホラー型なので楽しい
    21:07:14 No.017 それだけかな
    21:07:29 No.017 あと気付いてると思うけど元ネタは ひとりかくれんぼです
    21:08:06 リング 自分自身を呪う術になっているとか
    21:08:09 ラクダ ぞわぞわした。これを持ってくるか!という驚きと喜びを感じた作品。ただ、「なんとなく空のボールを持っていて捕獲成功」というくだりが物足りなかったなーと。あっさり
    21:08:39 No.017 でもこう そこがうわさ話っぽいかなーとか>なんとなく空のボール持ってた
    21:09:26 リング クイックボールかダークボールだったのかな
    21:09:48 No.017 あとこれは 鳥居の向こうのほうに ちょろっと入れて置いてもいいなぁとか思った
    21:10:11 No.017 こう真ん中当たりに息抜き というか ジャブパンチで


    21:12:15 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji11.html 11 探検の舞台は
    21:12:26 No.017 これはうまいよな!!!
    21:12:45 穂風湊 読んでいて楽しかったです。なるほど、と
    21:12:45 リング フカヒレ美味しいです
    21:12:48 音色 本当にうまい
    21:12:51 No.017 シンオウ地下通路はこうして出来ました
    21:12:55 ラクダ いってらっしゃいです。
    21:12:58 音色 この発想はなかった
    21:13:24 No.017 あまり言う事は無いです
    21:13:33 No.017 ボリューム的にも詰まってるし
    21:13:35 ラクダ これは素直に面白かった。丁寧かつ優しいお話。
    21:14:20 No.017 あんまり異論も出なさそうなので 次


    21:14:31 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji12.html 12 天井渡り
    21:14:42 リング ゴキブロス
    21:14:44 No.017 ゴ キ ブ ロ ス
    21:14:54 No.017 皆考える事は一緒かwww
    21:14:58 音色 色々な意味で、うん、これは
    21:15:13 こま ゴ☆キ☆ブ☆ロ☆ス
    21:15:39 No.017 まさか記事部門で コンドーム って単語目にするとは思わなかった
    21:16:08 穂風湊 wwwww
    21:16:10 音色 鳩さんそればっかやもんなぁw
    21:16:12 No.017 というか入れる必要会ったのかwwww コンドームはwwwww
    21:16:22 音色 狙ったのか、天然なのか、
    21:16:31 音色 鳩さんを釣るためのエサかもしれない
    21:17:11 ラクダ 天井をはい回る=天の高みの太陽のイメージになるほど納得。日食の件もなるほど……しかしこの方、性的なネタが好きだなあと(
    21:17:20 No.017 つうか なかなか命がけの願掛けだよな トレーナーの皆さんモテないのか?
    21:17:42 No.017 昔の人の世界観的なのはいいね
    21:17:54 リング あの世界の人たち身体能力高いので
    21:18:08 No.017 そうだねwwww
    21:18:36 No.017 特に意見なければ次ー


      [No.3029] 批評チャットログ 記事01-07 投稿者:No.017   投稿日:2013/08/14(Wed) 18:47:54     103clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:鳥居の向こう】 【フォルクローレ

    ■6/2 感想・批評チャットログ抜粋
    スレッドがばらばらなのでこちらに再掲します


    19:45:55 No.017 No.017さんがアップをはじめました
    20:05:52 No.017 エントリーは23作品
    20:07:37 No.017 じゃあ 01アサギの市から
    20:07:57 No.017 感想だけでなく ここがわからなかった とか こうするといいって意見もどうぞー

    20:08:28 音色 一番手さんなんで「あー、こんな風に書くんだ」と勝手に基準点にした
    20:08:35 砂糖水 わたしもー
    20:08:48 リング ゲンガーのやつか……。
    20:08:54 砂糖水 ものすごーく参考にしました
    20:09:14 No.017 これってたぶん何か元ネタがあるんだよね 知ってる人いる?
    20:09:23 砂糖水 あとなんか元ネタありそうなんだけど全く分からないので、その辺わかったらもっと面白いんだろうなと
    20:09:34 砂糖水 私も聞きたーい
    20:09:51 No.017 絵師さんがついた場合は元ネタとかをなるべく提示したほうがよさそうですね
    20:09:55 穂風湊 うーん、わかんないですね……
    20:10:04 リング なんだか、求めている羽織はかぐや姫の要求っぽいものですねぇ
    20:10:11 音色 勝手に創作だと思ってる
    20:10:11 No.017 元ネタといえば 02のミルホッグデーだけどね
    20:10:29 リング 夢特性のヒノアラシの特性が貰い火だけれど
    20:10:32 No.017 ああ、たしかにかぐや姫は入ってるっぽいよね
    20:10:38 砂糖水 ああなるほど
    20:11:03 たわし なるほど、言われてみればかぐや姫っぽいかも
    20:11:21 音色 日本の怪談で似たようなのはあるけど空気が違うからアレンジなのかな、とちらっと思った
    20:11:54 砂糖水 なんかこう、言い回しが素敵すぎるから元ネタあるのかなーと思ってたんだけど…
    20:11:57 No.017 こう呪いに対して、何らかの返しをするって昔話は結構あるけど、元ネタ知ってたほうが楽しそうだね。知らないととっつきにくい印象を持った
    20:11:58 音色 アイテムが完全に火鼠の皮衣やん、とも思った
    20:12:06 砂糖水 自分で考えたならセンスやばい
    20:13:35 砂糖水 言い回しがきれいすぎてうらやま(
    20:13:42 たわし 比較的、今回集まった記事の中では絵にしにくい方かなと思った>アサギの市
    20:14:01 No.017 あー
    20:14:03 No.017 わかる
    20:14:16 たわし 私は物書きじゃないので、絵描き視点じゃないと意見言えないのでアレですが・・・。
    20:14:27 音色 するっと読めて「うん、そうだね。それで、えーと、うん」みたいにちょっとのこらなかったかな
    20:14:34 No.017 アサギの市の途中というより アサギの市の中の話だとだいぶ描きやすかった
    20:14:55 茉莉 私は絵にしやすいかも、と感じました。童話のお話の挿絵みたいな
    20:15:14 No.017 しかしゲンガーという配役は見事
    20:15:19 No.017 すげえ民俗っぽい
    20:15:33 茉莉 確かに、場面で描くのは難しいかもしれないです
    20:15:54 お知らせ ラクダ(Win/IE9)さんが入室しました。
    20:16:06 No.017 場面というよりは物語全体で構成しないとむずかしいですよね>絵
    20:16:15 たわし そのへんは描き手に寄るかもしれないです>描きやすい・描きにくい
    20:16:17 お知らせ ラクダ(Win/IE9)さんは行方不明になりました。
    20:16:25 音色 ちょいと思ったのは
    20:16:39 音色 なんでこの時点で男がゲンガーだってわかったんだろうと
    20:16:39 No.017 あるいは カット何枚か描いて、見開き内で散らすか だな
    20:17:07 リング 影がゲンガーだとか
    20:17:10 砂糖水 ラクダさんどんまい
    20:17:13 たわし 茉莉さんが言われたように、童話の挿絵みたいな感じでしたら描きやすいかもしれないですね。
    20:17:30 リング それならそれで、文章できちんと描かなきゃ意味が無いですが
    20:17:34 穂風湊 昔話系の話だと、相手の正体を見抜いていたってのはよくあるけれど
    20:17:36 音色 だって、仮に同じことを頼まれて犠牲者が出ていたならその犠牲者しか真実しか知らないのに何時気付いたのかなと
    20:17:50 たわし ふむふむ・・・
    20:18:12 音色 影で知ったならその描写を描いてほしかった。俺的に『なぜそこでその結論になる』って感じで
    20:18:18 No.017 これさー ゲンガーと女に何か因縁がありそうだから 小説部門で誰か書いたら楽しいんじゃない?
    20:18:31 砂糖水 たぶん若者が何らかの力を持っていたんだろうけど、そこのへん書いてないからなーという
    20:18:56 No.017 呪いの成立過程っていうの?
    20:18:58 砂糖水 おお、いいですね」それ>小説部門で
    20:19:25 No.017 で 鳥居とフォルクローレ両方読むと腑に落ちるの
    20:19:31 砂糖水 おお
    20:19:33 No.017 むしろ作者がやれwwwwww
    20:19:41 たわし wwwww
    20:19:50 砂糖水 よし、作者さん見てたらぜひ
    20:19:53 リング 作者でてこーい
    20:19:59 穂風湊 作者さん頼みました
    20:20:08 No.017 よし 次いきましょう
    20:20:14 砂糖水 このなかにいたらうける

    01の元ネタ
    イギリスの民謡「スカボロー・フェア」
    tp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2



    20:20:28 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji02.html 02 ミルホッグ・デー
    20:20:47 No.017 これは元ネタがはっきりしてるので描きやすい題材ですね
    20:21:12 リング グラウンドホッグデーが元ネタですねー。バンビ2では印象的だった
    20:21:19 No.017 元ネタ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3 ..... 7%E3%83%BC
    20:21:53 砂糖水 なんかこう、こういうのもいいんだって思いましたね、これ こういう形式でもいいんだっていう
    20:22:15 砂糖水 まあ私が難しく考えすぎなんでしょうけども
    20:22:23 キタバ 一番クスッとくる楽しい話でした
    20:22:30 No.017 ぐぐれば資料も豊富に出てくるし やりやすいですね
    20:22:37 リング しかし、ミルホッグと似ていない
    20:22:47 No.017 ミネズミのほうが似てるなw
    20:22:57 砂糖水 そこ突っ込んじゃダメwww
    20:23:06 No.017 しかしあえてミルホッグ それがいい
    20:23:12 音色 「これってなぁに?」でやりたかったと思われるw
    20:23:16 砂糖水 ミルホッくんがいい
    20:23:37 たわし ミルホッグ可愛いくりくり
    20:23:56 穂風湊 ミルホッくんだからよりかわいさが増す感じですね
    20:24:02 No.017 http://pijyon.schoolbus.jp/irakon/sp2/014.html これのせいで完全に印象がwwww
    20:24:13 砂糖水 wwwww
    20:24:34 リング フィル君なんていなかったんや
    20:24:41 音色 そうなんだよー!それのおかげで破壊力が高いんだよー!ww
    20:25:04 たわし www
    20:26:22 No.017 やっぱ絵師さんには元ネタお伝えしといたほうがいいねー
    20:26:38 No.017 他にご意見は?
    20:27:37 No.017 うい では次


    20:28:01 No.017 03 冬の神  http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji03.html
    20:28:24 No.017 えーと なんかマサポケ民フリーザー好きですよね って思いました
    20:28:38 No.017 いや過去にも結構フリーザーの短編が多くてね
    20:29:16 砂糖水 肝心の部分が短いのがなー 解説多いのはどうよ、みたいな
    20:29:31 音色 出だしは面白かった
    20:29:43 音色 すごく好きだね
    20:29:46 リング 弓矢の矢羽をフリーザーの羽で作れば必中とかそういうのを考えたことはあった
    20:29:49 砂糖水 ラクダさんおかえりなさい
    20:29:59 No.017 まあ記事だからそれでもいい気がする>解説多い
    20:30:11 No.017 もう少し水増しするのもありかな
    20:30:22 音色 ちょっと短すぎる気もするのは確か
    20:30:42 No.017 ページ的にはまだ余裕がありますね PDF参照
    20:30:46 ラクダ 面白かった……が、最後の朝廷からキッサキを守り云々、からいきなりスキー場に行っちゃったのがなんとも。惜しい気がしました。
    20:31:09 ラクダ ただいまです。やれやれ <砂糖水さん
    20:31:12 No.017 キッサキの神殿の事をもっと書くとか
    20:31:12 音色 でも個人的な見解で『書きたいネタ詰め込んだら意外と短かった』みたいなパターンじゃないかなと
    20:31:28 No.017 蝦夷地の侵攻のことをもっと描くとか
    20:31:31 No.017 そのへんかなー
    20:31:46 たわし 面白かったです。マサポケ民ってフリーザー好きなんですね・・・(今知った)
    20:31:51 砂糖水 なるほどー
    20:32:18 No.017 個人的にはまだ足せると思う
    20:32:24 音色 いきなり朝廷の下りは確かに「は?」とはなったけど
    20:32:33 穂風湊 足すとしたらどのあたりになるんでしょう
    20:32:43 No.017 じゃあもうちょっとそこをくわしく書くとかだな
    20:33:27 No.017 個人的に そのへんは日本の歴史とかさなるのであまり私は違和感が無かった( 自分の小説でも似たようなの書いてるからかもしんないけど
    20:34:24 音色 歴史的には問題ないけども、なんかね、うん。
    20:34:26 ラクダ 個人的には「朝廷の進行にどう対応したのか」を具体的に読みたかったかな、と <穂風湊さん あっ途中で切れちゃったもったいない!と思ってしまったので。
    20:35:28 穂風湊 そうですね。ちょっと短い気はしたかもしれません。
    20:35:28 No.017 他なければ次行きましょう



    20:35:49 No.017 04 大文字 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji04.html
    20:36:25 穂風湊 キュウコンさんのお話!
    20:36:32 音色 誰かやると思った
    20:36:37 No.017 これはむっちゃ絵にしやすいだろう! というのが第一印象  ミルホッグデーもそうだけどこういう行事系にもっときてほしい 編集者としては
    20:37:00 砂糖水 みんな大好きキュウコン
    20:37:22 No.017 ただ 改行(空行)が多すぎるでしょう。全部詰めちゃっていいよ。その分描写増やしましょうよ
    20:37:49 たわし キュウコンやっぱり人気なんだなーと思いました。ストーリーとしても読みやすかったです。
    20:38:05 リング 流石のキュウコン贔屓。
    20:38:09 茉莉 ポケモン目線が新鮮で好きです
    20:38:24 リング 悲しげに鳴く声とか絵になりますよね
    20:38:24 穂風湊 今確認しようとしたら、PDFのリンク先がアサギの市になってました
    20:38:29 No.017 とりあえずオンリーでキュウコン好き絵師に売り込んでおいた まだ返事はないけど
    20:40:10 No.017 内容、題材としてはいいんじゃないですかね 王道で
    20:40:34 穂風湊 見れました。確かに空行が目立つような気がします
    20:40:46 No.017 実際の大文字をどうやってるかネットだけでもいいから調べられる範囲で調べたらいいんじゃないかな
    20:41:13 No.017 というかこれは取材すれば小説一本書けちゃうな
    20:41:55 No.017 私が絵をつけるなら ご主人と大文字見てるところを絵にするなー
    20:43:46 No.017 他にご意見は
    20:44:05 No.017 なければつぎいきますー


    20:44:19 No.017 05 海蛇の話(一)  http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji05.html
    20:44:39 砂糖水 一と二のセットでずるいw
    20:45:16 リング 八尾比丘尼でしたっけ、元ネタ
    20:45:22 穂風湊 元ネタが出てきそうで出てこない。なんだったかな
    20:45:41 No.017 やおびくには(二)のほうね
    20:45:49 砂糖水 一は鶴の恩返し的な
    20:45:54 ラクダ ミロカロス=海蛇or人魚な構想は私も持っていたので、見た瞬間にニヤリ。なんだかうれしかった。内容は面白くかつ王道昔話だった……が、故に目新しさはなかったかなと。
    20:45:58 音色 人魚の肉を食うと不死になるってのと鶴の恩返し
    20:45:58 No.017 これは日本神話だかで奥さんが鮫だったのが元ネタ
    20:46:11 リング ミロカロスはサタンというイメージがあるなぁ
    20:47:38 リング 鳩さんサメ好きですねぇ
    20:48:01 たわし 元ネタがデジャヴってニヤってした
    20:48:36 No.017 http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji06.html ついでなので(二)のほうも
    20:49:14 No.017 これはお姫様のほうを主人公か主要登場人物にして小説化 でもおもしおいね。現代まで生きてる事にしてさ
    20:49:51 砂糖水 イサリさんこんばんはですー
    20:49:57 リング ぬーべーでは現代まで生きていた八尾比丘尼がアグレッシブなお姉さんになっていたなぁ


    20:51:22 No.017 07 屏風の大唐犬  http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/kiji07.html
    20:52:07 砂糖水 一休さn(
    20:52:21 砂糖水 冗談です…
    20:52:39 No.017 まあ 一休さんも入ってるよな
    20:52:44 音色 タイトル見て一休さんかと思ったらそうでもなかった
    20:52:52 音色 この発想は面白い
    20:53:08 ラクダ これは絵向きだと思いました。あと個人的にウインディ好きなのでほくほく。
    20:53:26 No.017 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%A9%E9%87%8E%E6%B4%BE 個人的にはこういうイメージなんだがw
    20:54:15 イサリ この話好きですね。すっきりまとまっていて、読みやすいです。
    20:55:28 お知らせ 穂風湊(Win/IE9)さんは行方不明になりました。
    20:55:30 たわし 私も一休さんが過ぎりましたが、内容はほっこりする感じで好きでした。絵にもしやすいと思います。
    20:55:36 キタバ イメージしやすくて読みやすかったです
    20:55:37 No.017 http://www.ne.jp/asahi/hiro/papa/syourinji.htm あるいはこのページの下のとか
    20:55:53 砂糖水 おお
    20:56:06 茉莉 私は雪舟を想像しました
    20:56:31 No.017 雪舟かー
    20:56:53 No.017 他にご意見は
    20:57:16 No.017 なければ次いきますー


      [No.2801] Re: ポケモンニュース、12/24 投稿者:あつあつおでん   投稿日:2012/12/24(Mon) 19:23:23     34clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    のぞきおじいさんは名物なので警察が黙認するようになりました。密かにタマムシジムの盗撮写真を賄賂に……とか考えるとまたネタが生まれますね。

    しかし、プレゼントという技は良質のネタ技でした。


      [No.2800] Re: ポケモンニュース、12/24 投稿者:久方小風夜   投稿日:2012/12/24(Mon) 15:55:44     37clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    きたーっ! 季節のイベント恒例のニュースのお時間だーっ!
    ひそかに期待しておりました!


    しかし今回の人は名前からして、心の中では祝福しているのでしょうなw
    回復ばかり出たのも実は狙い通りだったりして。

    リア充末永く爆発しろ。


    それより警察は通報してきたじいさんをどうにかする気はないんですかwww


      [No.2799] ポケモンニュース、12/24 投稿者:あつあつおでん   投稿日:2012/12/24(Mon) 15:14:34     56clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


     こんばんは、ニュースの時間です。

     さて、今日の午後3時頃、タマムシシティで通行人を襲っていた男が暴行未遂の現行犯逮捕されました。男は住所不定無職の末永博鉢(すえながばくはつ)容疑者で、容疑を概ね認めている模様です。

     末永容疑者は今日の午後2時頃からタマムシシティの繁華街でカップルのみを狙って犯行を開始。デリバードの技「プレゼント」で攻撃を試みたところ、回復の効果ばかりが出たとのことです。当日はクリスマスイブで容疑者を怪しむ人はほとんどいませんでした。しかし、不審に思ったタマムシジム名物のぞきおじいさんに通報され、駆け付けた警官の任意同行に従ったそうです。

     この事件の被害者となったカップルは「ちっ、見る目がねえな。俺達は別にそんな関係じゃねえよ」「またまたそんなこと言って。他の先生方の噂になっちゃいますよ」と熱々の様子。一方のぞきおじいさんは「街の風紀を乱すなんぞ言語道断。これからも街のために通報するぞい」とコメントしています。

     それでは、ここで天気予報です。


    執筆時間は5分。勢いがあればいけるものですね。


      [No.2798] スレ立て乙です 投稿者:017inしんおー   投稿日:2012/12/24(Mon) 10:30:33     133clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:ドM募集】 【急募:生贄】 【求む生贄】 【きとかげさんの文才に嫉妬】 【批評会

    どうも、他力本願017です。
    スレ立て乙であります。
    ぴっちぴちの生贄がくるといいですねぇ。
    楽しみです。


      [No.2573] Re: 【ポケライフ】大図書館の司書 投稿者:keckle   投稿日:2012/08/14(Tue) 19:23:32     114clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    Re: 【ポケライフ】大図書館の司書 (画像サイズ: 600×525 395kB)

    はじめまして、keckleと申します。
    ポケライフ絵のネタを探しているときにこのお話に出会い、読ませていただきました。
    エーフィの特性と性格がすごく話にあっていて、ぜひともこのワンシーンを描いてみたいと思い、まことに勝手ながら描かせていただきました。描きたいシーンがたくさんありすぎて、そのすべてのシーンをひとつにまとめるのが大変でしたが、完成しましたので報告をさせていただきます。もしよろしければ、このまま鳩急行のイラコンへ投稿させていただきます。
    それでは失礼します。


      [No.2572] コミケハイライト 投稿者:No.017   投稿日:2012/08/13(Mon) 18:00:47     99clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    コミケハイライト (画像サイズ: 500×735 229kB)

    カンツァーさんのレポートです。
    実話です。


      [No.2571] ありがとうございました 投稿者:No.017   投稿日:2012/08/13(Mon) 00:19:15     78clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    お越し頂いた皆様、ありがとうございましたー

    次回は9/17のポケモンオンリー「チャレンジャー」にて出展予定でございます。
    どうぞよしなに。


      [No.2570] このお話、いただき! 投稿者:風間深織   投稿日:2012/08/12(Sun) 20:28:47     97clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    このお話、いただき! (画像サイズ: 480×640 63kB)

     はじめまして、マサポケでたまーに絵を描いたりお話書いたりしている影の薄ーい風間といいます。
     鳩急行のイラコンに、どうしてもここの【ポケライフ】のついたお話を使いたいなぁと思っていたところ、とってもかわいいお話が投稿されていたので、このお話で絵を描かせていただきたいと思います。
     あと、どうしてもグレイシアと主人公を並ばせたかったがために主人公が床に寝そべっていますが、なんだか本当にすいません……

     ちなみに個人的に気に入ってるのはオオタチの顔とグレイシアの肉球です。一応今できている下書きから写真で撮って載せてみました。
     頑張って貼らせていただきますのでよろしくお願いします!


      [No.2569] かげろうの坂、星のしるべ 投稿者:孤狐   投稿日:2012/08/11(Sat) 22:47:24     105clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    暑い、暑すぎる
    現在時刻は9時30分ちょっと前。確かに早起きだと胸を張るには遅すぎるが、まだ朝のはずなのに。
    びしょ濡れのシーツをケムッソのように這い出て鳴り続けるゴニョニョ時計の頭を叩く。
    ホウエンの夏の朝は遅くて暑い。



    ※オリジナル設定、登場人物有り
    ※ごくごく少量の流血有り



    日に照らされて焦げ付きそうなサドルに跨り、夏の道を緩やかに下ってゆく。トレーナー修行の旅ではなく、家から一番「近い」学校に進級したのだが流石はホウエンの離島。来るかも分からないバスを除けば文字通り野を越え山を超えて行くしかない。
    ぼうぼうに茂った草むらの脇を抜け道に砂利が混じり始めるとほぼ無意識にギアを変える。入学当初は戸惑ったが今ではこの坂道も何ともない。タイヤが砂を踏みしめるジャリジャリとした振動を物ともせずぐいぐいと漕いでゆく。
    こんなに必死で登っても目的地は壊れかけの扇風機位しかないボロ校舎だ。暑さで鈍った頭にふとそんな事がよぎり益々憂鬱になる。視界が開け崖の向こうに海が広がると、見慣れぬものが現れた。
    ―――あ、かげろう
    突然の事に思考が明晰になるより先にゆらり、と宙に舞った虫のようなものは姿を消していた。さっきから頭痛がするような気がする。
    暑さにやられたかな。早いところ着いたら何か飲もう。生ぬるい水道水しか無いけれど。
    何となくしかめっ面をしてみながら慣れすぎた道を急いだ。



    「遅いぞユウコ。」
    仏頂面の先生は校門前の木陰で南京錠をくるくると回しながらあぐらをかいていた。チョークの粉が染み付き茶色く煤けて所々穴の開いた白衣に、かかとを潰したスニーカー。数人居た同級生たちと共に過ごした日々と先生の制服姿は一切変わらない。変わったことと言えば、ポケモンに限らない一般教養の勉学と部活動に精を出す学年になるまでには、ユウコを残して全ての生徒が旅へ出てしまったくらいだ。
    先生のあとに着いて校舎脇の小道へはいる。伸び放題の草むらを掻き分けて、ポトポトと木から落ちてくるタネボーたちを刺激しないように奥を目指す。突き当たりで右を向けばボロ校舎に擬態したような倉庫が置いてある。
    「言っとくけどなぁ、本当に使い物になるか分からないからな。」
    酷暑の中ベッドに未練を残してはるばる来たのに今更それはないだろう、とユウコはいくらかむっとしながらブラウスのボタンを二つ開けてパタパタしていると錆びた鍵が回った。
    ひんやりとした倉庫の中は天然もののタイムカプセルのようにあらゆる物が無造作に積まれていた。郷土資料館にでも提供したら良さそうな古びた農作業具に、一チームすら作れないのに真新しいバスケットボールの得点板まである。何に使われていたかも分からない劣化したプラスチックのかけらをぼんやりと拾っていると、先生がダンボールの山から手だけを出してこっちだと招いた。
    「随分と早く見つかりましたね。」
    先生の喜々とした顔に少し面食らう。
    「そりゃそうだ。これは私のだからな。ささ、暑くなりきる前に校庭に持って行くぞ。」
    「私物って、先生の趣味には思えないのですが。」
    「人を見た目で判断するのは良くないぞ。」
    「それじゃあ余程ひどい目にでもあって人格が変わってしまったとか。」
    「人には触れられたくない過去があるものさ。」
    「都合の良いときだけ善良な教育者になるのは止めて下さいよ。」
    「いいじゃない、教師だもの。」
    いつの間にか仏頂面に戻った先生は眉一つ動かさず台詞だけでおちゃらけてみせた。それ以上言い返す気力も失せ、擦り切れた細長いダンボールを担ぎ倉庫を後にした。



    校庭、もとい元校庭があった場所を眺めユウコは唖然とした。砂が風を纏いとぐろを描いて荒れ狂う、例えるならば今まさに、地を離れ空へと飛び立たんとする蟻地獄。そんな物が校庭を占拠していたからだ。
    「なにこれ……。」
    そう呟いた瞬間、風が変化した。砂と共に明らかな敵意が向けられる。
    コンッカチッ
    軽金属の衝突音と共にあらわれた無数の星屑が猛進する砂の渦を迎え撃つ。一つの渦が掻き消された先には、既にいくつもの渦が形成され始めていた。
    「ぐままもう一度、スピードスター。」
    くおっと短く応えたマッスグマは吹き付ける砂をするするとかいくぐると星型の閃光を吐き出した。幾つかは砕け、あるものは突き抜け、真っ直ぐに標的を仕留める。しかし切り裂かれたそばから砂は無尽蔵に湧く。中心は一向に見えない。
    「あーあ……うわっ!」
    外股を掠めていった衝撃波にユウコは飛び退く。スカートを見ると裾がバッサリと裂けていた。
    「ボサッとすんなって。そこら辺にでも隠れてな。しっかし埒が開かないねぇ。かぎわけるだよ!」
    ぐままは迎撃を止め目を閉じ耳を倒して全神経を鼻腔に集中させる。祈りを捧げるように悠々と天を仰ぎ、渦が迫る一歩手前で身体を翻す。してやったり、とでも言いたげに青い瞳がギラギラと輝く。先生の口がにやりと歪んだ。
    「はかいこうせん!」
    「えっ、ちょっとっ!」
    着地と同時に放たれた熱光線は砂嵐を破り、グラウンドをも抉り。地獄の主を撃ち抜いた。
    「面倒なやつは嫌いだよ。」
    校庭に一直線の焼き焦げを付けておきながら実に良い笑顔である。これがカナズミの学校だったなら間違いなくクビがとぶだろう。最も採用すらされない気もするが。
    すなじごくが晴れ、横たわるポケモンにユウコは見覚えがあった。
    「驚いたね、ビブラーバじゃないか。」
    流石のユウコにも聞き覚えがある。暑さと乾燥の厳しい砂地に生息する蟻地獄ポケモンの成長した姿。呆気にとられているうちにビブラーバは慌てて起きあがるとふわふわと頼りなく飛び去ってしまった。
    「わざわざ余所のトレーナーが島に来るとは思えないし、こんな所でここまで成長できるのですか?」
    「こんな湿っぽい所へ来ておきながらホームシックとは、随分な物好きもいたもんだ。ま、とにかく校庭も取り返せたし始めるぞ。」
    ユウコの質問に面倒くさそうに答えると、先生は反動でへたり込むマッスグマを抱えた。太陽がギラギラと照りつけた校庭は確かに砂漠にも見える気がした。



    ダンボール箱をあけるとユウコが生まれるよりずっと前の日付の新聞の塊が入っていた。ひときわ大きな塊を解くと中からは細長いアルミの三脚に傷だらけの黒い筒が一本。先生はぽってりとした凸レンズを慎重に拾いながら唐突に切り出した。
    「ところでお前、ポケモン関連の仕事には興味無かったんだっけ。」
    またか。ユウコは密かにため息を付くと新聞紙の隙間から茶色くすすけたメモを見つけ、引っ張り出した。折り畳まれた紙の表には「天体望遠きょう組立図」とたどたどしい字で書いてある。
    「まあ、ここに残ったくらいですから。」
    メモの内容に目を走らせると何かから書き写したのであろう望遠鏡の原理や作り方、そして行間には改良点やアイディアがびっしりと埋められていた。その横にはやせ細ったバンギラスのような、恐らく望遠鏡の絵が添えられている。
    ひらがなと誤字のやや多い幼い子供の字。鉛筆を握りしめ夢中に文字を刻み込むあどけない少年の姿が浮かび、先生をそっと盗み見る。
    「こいつを買ったころはな、宇宙飛行士になりたかったんだ。でもやめた。」
    「はあ、どうしてですか。」
    どうでもいい、とは素直に答え無かった。話題が自身から逸れることを願いながら聞き返した。
    「歯磨き粉みたいなメシを毎日食わされると知ったからさ。」
    むすっとした顔は何の感情も帯びていない。
    三脚のネジがひとつ足りない。箱へ手を伸ばすと目の前にネジと鼻先が差し出された。得意げに尻尾を振り回すぐままの顎を掻いてやる。先生が二つ目のレンズをはめ込みネジを締めた。
    「ほれ、見てみな。」
    望遠鏡と呼ぶにはやや質素な黒い筒を覗いてみた。拡大された校舎が逆さ吊りになり、空は地平にへばりついている。二枚の凸レンズに絶妙なバランスによって観察対象は倒像となり、拡大されて瞳へ届く。頭では理解していてもむず痒い違和感がある。
    「本当に逆さまですね。」
    「良いよな宇宙は。逆さまに見えたって誰も怒りゃしない。」
    「先生だって誰にも怒られないんでしょう。」
    「居るんだよ。それなりにちゃんとしないと五月蠅いのが。」
    ぐままは素知らぬ顔で背中を毛繕っていた。先生はユウコの手から望遠鏡を奪うと三脚に取り付け、満足そうに頷き、ニマニマと笑った。
    「せっかくここまでして二人だけで観察するのも勿体ないな。」
    呆れたようにユウコが答える。
    「それじゃあ下の学年でも呼びますか。」
    「分かってるじゃないか。チビ達を招待しての野外天体ショー、天文部と参加者は今夜校庭に再集合だ。」
    そう言った先生の顔は降り注ぐ太陽の光によく似ていた。
    この人も少年みたいに笑うことあるんだ。そうだ、私が最後にあんな気持ち良さそうに笑ったのは何時だったかな。
    ユウコは真夏の空に望遠鏡を高々と向けた。明日も明後日も永遠に来なくてもいいから、ずっと吸い込まれていたい。そう思わせる青くて深い空だった。



    「サイユウシティでは西北西の風、風力3、晴れ、22ヘクトパスカル、気温は31度…」
    地図の下の端、サイユウに記された丸印の左斜め上に羽を書き入れ、丸の中に晴れを表す縦線を伸ばす。さざ波のようなラジオの雑音をBGMに、天気を読み上げるアナウンサーの声がユウコの部屋に流れる。
    心地よい秩序を持った音声の海に乗り、北へ北へ。海を越え天気図が埋められる。未だ訪れた事のない、これからも訪れるか分からない、遥か遠くの風が吹く。
    海を飛び立ち空を滑る。いつの間にか薄緑の羽根を羽ばたかせ、波に揺られるようにふわり、ふわり。キッサキの分厚い雪雲を抜けると更に遠くイッシュの地へ。静かな恍惚の中で天気図は埋まってゆく。
    夢から醒めるように自分の部屋へと着陸すると、放送終了にぴったり合わせてラジオを止めた。新聞の切り抜きから月齢を写しパンチで穴を開けバインダーに閉じる。
    そういえば。あのポケモンはどうしてこの島へ来てしまったのだろう。住み慣れた砂漠を離れてふわふわと海を渡って。
    馬鹿な奴、とユウコは思った。透けるような緑の羽根は、海を渡るにはかなり、頼りない。ふわりとカーテンが風に膨らむ。かげろうが離れない自分の思考に苛立つ。
    再び開いたバインダーに目を落とす。天候は良好、月の光量も控え目で、絶好の鑑賞日和となりそうだ。
    サイコソーダに浮かべた氷が溶けてからりと音をたてる。橙が染み始めた部屋でナップザックを拾い上げた。
    こんな日には。
    星でも見るに限る。



    湿っぽい海風と下がりきらない気温に汗がにじむ。巣に帰れと言うかのように鳴き交わすキャモメの声が響いている。
    砂利道にさしかかり、ギアを変える。ほの赤く暮れかかる海が崖越しに見えてくる。坂を登りきりユウコがギアを戻して速度を緩めた、その時だった。
    視界の外れから、薄緑の塊がはらりと降ってきた。あの、ビブラーバだ。慌ててブレーキをかけ、自転車を降り捨てるとそろそろと忍び寄る。こちらに気付く様子もなく倒れ込んでいる。
    「死にかけかしら。」
    呼吸にあわせて微かに動いてはいるものの確かな反応はない。過度な湿気に当てられたためか素人目にも緑の皮膚が赤くかぶれているのが分かる。
    胸の辺り、羽の付け根まで照らした時ユウコは息を飲んだ。羽の付け根辺りに、自分の背まで疼くような亀裂が走り血が滲んでいる。恐らくは他のポケモンに裂かれたばかりの傷だろう。それも、空を飛べるビブラーバを更に高くから狙える凶暴な何かから逃げ際に付けられた。
    全身を隈無く照らすと赤黒いものが点々とこびりついている。ポケモンバトルなどという生易しい物ではない。激しい闘争を物語る不規則な赤い斑点。
    どうしようか。野生のポケモンに無闇に干渉する必要などない。放っておけば自然の中で処理されるだけの話だ。
    ユウコには手持ちも居なければポケモンの知識も浅い。島のポケモンは見知っているとは言え、丸腰で自分の身を危険に晒すことになりかねない。
    でも―――
    暴れるなよ、と念じながら恐る恐る手を伸ばす。しかしどこを掴んで良いのやら。逡巡し、意を決して尾に触れた。
    その途端、羽根が激しく振動し、ユウコは弾き飛ばされた。ビブラーバは威嚇するように羽根を震わせると、ユウコではなく空中を睨み付けた。
    ユウコはようやく気付いた。頭上でキャモメの声が、五月蝿い。
    先程までまばらに飛んでいたキャモメが次々と集まり円を描いていた。中心は、此処。
    「逃げるよ!」
    未だに臨戦態勢をとるビブラーバに声を掛けた。この状況は嫌な予感がする。このままこの場所に留まるのは危険だ。
    頑として動こうとしないビブラーバを抱き上げようとするが、羽根を震わせ触ることすら出来ない。何度目か手を伸ばしてようやく尻尾を掴むと、バダバタと羽ばたき出し、ユウコは数メートル引き摺られて投げ出された。敵意に満ちた目でユウコを一瞥すると、ゆらりと飛び立った。
    バランスを大きく崩しながら飛ぶビブラーバと後を追うキャモメ。ユウコは駆け出していた。



    「崖に住んでいるキャモメには手出ししてはならないよ。」
    島に住む者ならば人もポケモンも誰もが教わる事だった。
    「彼等一羽一羽はかよわいものさ。でもね、もしもその一羽に手を出そうものならば……」
    上空を飛び回るキャモメは少なくみても数十は集まっているようだ。彼等が追う先には今にも堕ちそうな一匹のポケモン。
    不安定に飛ぶビブラーバより上空を保ち、キャモメの群れは風の強い海沿いへと追い込むように飛び回る。ビブラーバも時折衝撃波や砂の渦でささやかな抵抗を見せるが、そのたびに高度を上げるキャモメにはさっぱり当たらない。
    十分に追い付いたことを確認したのか、鋭い鳴き声と共に風の刃が降り注ぐ。小さな体から放たれる狙いの甘い高威力の絨毯爆撃は、敢えて射撃方向をずらして散らす事で命中率をカバーしている。
    呆れるほどに練られた連携に、圧倒的な数の暴力。これではもはや闘いではない。狩りだ。
    遂に一発のエアスラッシュがビブラーバを撃墜した。待ちわびて居たかのように一斉にキャモメたちが飛びかかる。
    「うわあああああああぁぁぁっっ!!!」
    ユウコは叫んだ。ありったけの声で叫びながらナップザックを振り回し、群がるキャモメに突進していった。
    突然の人間の登場に豆鉄砲を喰ったかのようなキャモメ達を振り払い、ビブラーバを抱え上げる。なるべく、陸へ。ナップザックをもう一周振り回すと、近くのサトウキビ畑へと飛び込んだ。



    ユウコの背丈を優に越す高い茎の間を慎重に進んで行く。しゅるりと細長い葉の陰に切れ切れに見える空は夕日で赤く染まり、しつこくキャモメが飛び回っている。もう直ぐ日も沈むだろうに実に執念深い。
    ビブラーバが弱々しく訴えるように羽根を震わせていることに気付きそっと降ろした。
    「ねぇ、……」
    ダメで元々、話し掛けたユウコにビブラーバはさも煩そうに首を傾ける。
    「あなた、キャモメ、襲ったの…?」
    しゃがんで問い掛けるユウコについと顔を背けるとぶぶっと羽根を鳴らす。
    「えーっと、…どの位?」
    先程とは反対へ首を回すとぶぶぶっと鳴らした。何を言いたいのかはさっぱり分からない。しかしキャモメの様子を見ればある程度の想像はつく。
    「それで、思いもかけずにこっぴどくやられたのね。」
    ユウコを見据えると二本の短い触覚をツンと立てて羽根をはたはたと振った。今度のは拒否のつもりらしいと分かった。一方的に反撃されているようにしか見えないのだが。
    葉の隙間からちらちらと白い鳥が見え隠れしている。おおよその見当は付いているのだろう、かなりの数が集中してきていた。
    足元からぶぶぶぶぶっと音がする。ユウコを通り越し天高く向けられた眼はキャモメを鋭く捉えていた。
    「どうしても諦めないのね。」
    ユウコの事など気にも留めない様子で羽根も触覚もピンと立て構えている。
    「あのさ、私このあたりは詳しいの。だからその…協力、しようか?」
    ビブラーバは今度こそユウコを真っ直ぐ見つめると、目を瞬かせて首をぐいぐいと回した。



    ユウコにとってこのあたりは道も畑も我が家のような物だった。極力茎を揺らさぬように、こごみながらジグザグに進んでキャモメをまいてゆく。ビブラーバは大人しく腕の中に収まってくれている。
    ついにサトウキビの林から出ると、地面に開いた洞窟のなかへ身を滑り込ませた。島のそこかしこに開いている、石灰質が雨水に溶かされた窪地。地理の時間に先生がそう説明していた、気がする。
    洞窟の中程で降ろしたビブラーバに目配せをすると、四枚の羽を二枚の尾を扇子のように広げて応じる。ユウコは親指をぐっと立てると洞窟から出て、ナップザックから懐中電灯を取り出した。暮れなずんだ空の元、自分へ向けてスイッチを滑らせた。
    小さなスポットライトに照らされたユウコに気付きみゃあみゃあと敵の発見を伝えるキャモメに向かって、下瞼を引っ張り舌をペロリと出す。色めき立つキャモメを確認すると、更に挑発するように石を群れに投げ込み洞窟に逃げ込む。怒りに我を忘れたキャモメたちは一斉に洞窟へとなだれ込んできた。ユウコはビブラーバから距離を取り後ろに控えた。
    「今だよ!」
    掛け声と共に地表が蠢く。異常を察したキャモメ達は、引き返そうとするが後から後から流れ込む仲間に押し戻される。
    遂にとぐろを巻いた砂が宙へ飛び立った。避けようと飛び上がり壁にぶつかり堕ちるもの。仲間と衝突しいがみ合うもの。焦りの余り自ら呑み込まれにゆくもの。空中の蟻地獄は錯乱状態のキャモメを次々と引きずり込む。
    キャモメの声が徐々に収まり、ビブラーバはすなじごくを収めた。砂煙ごしに息を荒げたビブラーバと気絶して転がるキャモメが現れる。
    ついさっきまでの怒号と悲鳴の喧騒など初めから無かったかのように風の音だけ微かにが聞こえる。白い羽毛の混じった砂を踏み、洞窟の外を目指した。



    甘かった。どうりで静かな訳だった。洞窟の入り口には、キャモメの大群が音もなく待ち伏せていたのだ。
    みゃーあ!!
    キャモメの一声で猛攻が開始された。天から降り注ぐエラスラッシュ。体の大きい数羽は螺旋を描きつばめがえしを繰り出す。ビブラーバはとっさに砂を張り防御態勢を取った。
    「ひゃあっ!」
    ユウコは左腕を押さえて転げた。鋭い痛みが二の腕を刺す。恐る恐る手を離すと真っ白なブラウスが裂けじわりと赤い染みが広がっている。
    戦闘へ顔を上げるとビブラーバが凄まじい殺気でユウコを見ている。
    「大丈夫だよ!大丈夫だから!」
    きゅーーーううぅぅぅ!!!
    ビブラーバは憤怒していた。ユウコは訳も分からず身を竦ませた。
    来るんじゃなかった。やっぱりこんな事するんじゃなかった。
     馬鹿なのは私だったんだ。こんなことをして、何かが変わるなんて勘違いして。
    後悔しているユウコをよそにビブラーバはゆったりと向き直った。キャモメの群れも気圧されて静まり返った。
    羽根が大きく、大きく振られている。次第に速く、激しく、小刻みに、速く速く速く速く!
    耳をつんざくような羽音が次第に、次第に、柔らかなメロディーを奏で始める。
    まるで歌っているみたい。女声の、暖かくって物悲しい声。ユウコは場違いにもそう思わずにいられなかった。
    歌声がフォルティシモに達すると、ビブラーバは地を蹴った。四枚の羽根の一対が大きく伸び、昆虫のような体躯は骨が張り出し肉が盛り上がる。
    竜と呼ぶには繊細過ぎるが、精霊と呼ぶにも逞し過ぎる。変貌を遂げたビブラーバ、いや、フライゴンはキャモメの群れを突き破り天高く抜けていった。
    高く、高く。上り詰めたフライゴンは翼を翻して地上を見下ろし、腹にエネルギーを溜め始める。呆気にとられていたキャモメ達も陣を組み迎撃態勢を取り出している。
    最後の力を振り絞り、熱く激しく濃縮された、ドラゴンのエネルギー砲がついに放たれた。
    幾筋にも分かれたエネルギーの塊は空を駆ける。慌てて放たれたキャモメ達の射撃も打ち砕き、煌めき、尾を引く。キャモメ達は雪のように堕とされ、散り散りに逃げて行く。
      一つの銀河が丸ごと現れたかのような星の雨。あまりに神々しく、厳かな星々の怒りの進軍。
     夏の宵空に地に近すぎる流星群が、ちっぽけな島を覆った。



     ユウコはふらふらと舞い戻ってきたフライゴンが地に足を着けるや否や抱き着いた。
    「やったっ!やったぁ……!」
    キャモメの大群は一羽残らず撤退していた。今頃はがっかりしながらねぐらの崖を目指しているだろう。
    フライゴンの少し照れくさそうな困ったような顔に気づきユウコは腕を解いた。
    穏やかな風に吹かれて空を見る。夜の闇がさらさらと夕暮れの赤をすすぎ、気の早い星がうっすらと見え始めていた。
    「私、もういかなくっちゃ。」
    フライゴンはくぅー?と鳴いて首を傾げる。その様子がビブラーバの時のサトウキビ畑での傾げ方にそっくり過ぎて可笑しくなる。
    「あなたが昼間暴れてたとこ。学校っていうとこでね、星を見るの。だからもういかなくっちゃ。」
    ユウコがそっと肩を撫でると、フライゴンは数歩下がり腰を低くすると首を深々と下げた。
    「えっ?」
    戸惑うユウコにフライゴンは悪戯っぽく笑った。



    滑らかなひんやりとした鱗が覆う長い首を跨いで、腕を回す。喉に触れた手には呼吸が伝わってくる。翼を大きく振り上げると、地面をそっと蹴った。
    くるりくるりと旋回しながら高度を上げ、地面が遠くなってゆく。空気がひんやりと冷めてゆく。ユウコの生きてきた全てが詰まった島が遠くなってゆく。
    空から見下ろす島はびっくりするくらいに小さかった。まばらに漏れる民間や灯台の灯りは、まるでミニチュアのおもちゃを見ているよう。自分の家も、学校も、じっちゃんの畑も町の役場も、今なら全部一歩で行けてしまいそうだった。
    フライゴンに促され海を見渡す。水平線の向こうに、光が広がっていた。遥かに遠いのに、島よりも鮮烈な光。ユウコの知らない沢山の命が発している光。
    緩やかに緩やかに地面が近付いてくる。風が熱を帯びる。人生の大半通い詰めた学校が近付いてくる。
    ユウコを校舎の裏で降ろしたフライゴンは、海の方を向いた。
    「もう出るの?」
    フライゴンはユウコの問い掛けにゆっくりと頷いた。
    「もう無茶したら駄目だからね?」
    フライゴンはむくれるように離陸態勢を取る。
    「じゃあね。旅、楽しんでね!」
    既に小さくなったフライゴンは、一回転宙返りを決めると海の彼方へと消えていった。
    波の音だけが残されたユウコを包んでいた。視界の外れで星が一つ流れた気がした。



    「あーゆっこばばあがちこくしたぁ!」
    「ヒロトくん!ばばあとかゆったらいけないんだー!せんせーにゆっちゃうよ!」
    「うっせ!やーい、おばあさん!」
    校庭は集まったちびっこたちのせいでてんやわんやの大騒ぎになっていた。
    ヒロトくんはユウコがぽかりと殴る格好だけすると、大はしゃぎで逃げていった。
    「ユウコ遅いぞ」
    仏頂面の先生は何も変わらずにむすりと言った。
    「色々と忙しかったんですよ。」
    ユウコは先生の寝転がっているブルーシートの隣に横になった。
    「望遠鏡とられちゃったよ。」
    先生は少し悲しそうな声を作った。昼間組み立てた望遠鏡はちびっこたちが奪い合いながら覗いている。
    「実はあれがなくても流星群の観察自体は出来るんだけどねぇ。」
    自分を慰めるように呟く先生の声を聞きながら、空を見ていた。痩せた月のまだ登らない空につい、つい、と星が走る。
    「先生。」
    「ん、どした?」
    「本当のところ、どうして宇宙飛行士を目指さなかったんですか?」
    「そうだねぇ……」
    子供たちのはしゃぎ声、風にざわめく木々。沢山の流れ星。時が止まったかのような熱帯夜。
    「こっちのが、気楽だろ?」
    「そんなことだろうと思いました。」
    先生は先生だから良いな、と付け加えるのは何だか恥ずかしいから止めにした。
    もしやりたいことが有るとするならば。とりあえず、次にあいつに会った時にはお礼くらい言いたいな。
    ユウコは目を閉じると流れ星の洪水みんなにいっぺんに願ってみた。




    終わり






    小説を、それも大好きなポケモンで書き上げてみたい。
    そんな願いを抱き幾星霜。
    何作か途中で放り投げ、やっと完結まで書き切れたので恥を晒しに来ました。
    はじめまして、孤狐です。
    物語を書くのがこんなにも大変で、楽しいとは。
    結構疲れたので、もうしばらく書けそうにありませんが;
    そうそう、今日明日はペルセウス流星群が見られるそうで。
    今日は曇ってしまいましたが明日は晴れますように!

    日にちを間に合わせるため特に最後のほうは急ピッチで仕上げたので、誤字脱字等かなりありそうなので見つけ次第どしどし報告してください。
    いつ直せるか定かではありませんが;


      [No.2568] いつも一緒  【第1話】 投稿者:ヴェロキア   投稿日:2012/08/11(Sat) 11:43:25     85clap [■この記事に拍手する] [Tweet]


    【第1話】

    ズダダダダダ!!!!ズダダダダダ!!

    街中に銃声が響き渡る。戦争だ。レインが住むマルス地方は、まだ発展途上で、銃や戦車や爆弾などは無い。住居も木の中に作り、狩をして暮らしている。戦争ではポケモンと弓と槍で戦う。なので、相当不利だ。

    ドガガガーーーーン!!

    爆弾が落ちた。

    人々「キャーーー!!助けてーー!!」

    ??「フライゴン、ハクリュー、人々を避難させろ。プテラ、いけーー!!」

    ある人はプテラに乗り、弓を構え、堂々と敵に突っ込んでいった。

    ??「いけープテラ!ヤーー!!」

    ある人は矢を射った。その矢は、敵に命中した。

    ??「プテラ、破壊光線だ!!」

    プテラの破壊光線により、敵のガンシップは次々と破壊されていった。

    敵大佐「何だあいつは?撃破しろ!!」

    ズダダダダ!!ズダダダダダ!!

    敵のガンシップから銃声が聞こえた。

    ??「うわっ!!」

    ある人は銃に撃たれ、死んでいった。

    その人の死から、マルス軍は次々と死に、残ったのは僅かだった。


    ・・・・・・・あの悲惨な出来事から15年。


    レイン「で、そのある人ってのは?」

    レイン母「あなたの、お父さんよ。」

    レイン「え・・・・・」

    レインが住む村の入り口には、レインのお父さんの石碑が建っている。村の勇者だ。

    レイン母「レイン。私たちの一族は、代々続くドラゴン使いなのよ。あなたももう10歳。だから、ドラゴンを授けます。」

    レインはモンスターボールをもらった。

    レイン「なんだろ・・・えっ、レックウザ?何で伝説のポケモンが?」

    レイン母「あなたのお父さんにレックウザが心を開いたのよ。天空の城で。」

    レイン「えーすごい。」

    レイン母「10歳になるともう1人で自立です。家を作り、これからもレックウザと共に過ごしなさい。ずっと一緒に。」


    第2話へ続く


      [No.2567] いつも一緒 投稿者:ヴェロキア   投稿日:2012/08/11(Sat) 11:09:44     86clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    どうも、ヴェロキアです。
    お題の『ポケモンのいる生活』を書きたいと思います。
    よろしくお願いしまーす。


    では次の回からスターートッ!!


      [No.2566] DON☆引きですね 投稿者:MAX   投稿日:2012/08/10(Fri) 03:39:32     99clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    コメントいただけた! ホントどうもありがとうございます。

    しかし、案の定と言いましょうか、みなさまドン引き。
    こんな虫ネタ、死体ネタ、さらに汚物ネタと、出してから言っても遅いですが人を選びますよね。AとCの話に実際に遭遇したら自分なら絶望してます。
    「背筋が寒くなるもの」「身の毛もよだつもの」には、おぞましいと感じたり目を背けたくなるものも含まれると思います。
    そういう点では、今回は正解を得られたような気が。自分の評価の株が底値を割った気もしますが。

    >もしかしたら寄ってきたよくないものを消してくれるのだろうか?
    飛んで火にいる夏の虫。このあと腐臭につられて寄ってきたよからぬ虫をランプラーが退治してくれることでしょう。その命でランプラーも少しは満たされるはず……。

    >「男3人(学生)集まると、必ずバカなこと引き起こすよな」
    自分にはそんな友人はいませんでしたがやはりお約束ですよね。ちょっとCの悪ノリが過ぎたおかげであの始末ですが、それが男子の日常、と。
    ナマ物が腐りやすい夏、死肉はともかくとして食べ物にはご注意ください。

    >炊飯器
    あの手のモノで一番恐ろしいのは中途半端に水気が残っていてドロドロになっているものでしょう。
    今回のアレは、駅雑炊のようになっていた、というのが自分の予想です。
    あくまで予想です。実際に試したこともやらかしたこともありませんからね。スパゲティの茹で汁を「再利用できるかも」と鍋に入れたまま数日放置し、液面にカビを生えさせたことはありますけども。あの時のやっちまった感は悲しかったなぁ。

    笑いが取れたのならもはやそれでオッケー。読み手が混乱するようなノンジャンルの作品を、ご一読いただきありがとうございました。
    以上、MAXでした。

    余談ながら、「猫は祟る」でグーグル検索したら先頭に猫の幽霊に関するお話(コピペ?)が出てきました。不思議なお話で結構面白かったです。


      [No.2565] 星空を見上げる海の上 投稿者:ことら   《URL》   投稿日:2012/08/09(Thu) 22:12:04     88clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     風も穏やかですね。空も晴れてますし、ホエルオーの上だと物凄く星が一つずつくっきりと見えますね。
     あー、そうですね、ダイゴさん寝てますから別に返事しなくていいですよ。
     
     こんな明るい星空を満天って言うんでしょうか。私は初めて見ましたよ。隣にダイゴさんがいるからですかね。いつもより綺麗に見えます。学校で習った星座も解りません。ダイゴさんなら解りますかねえ。起きてたら教えてくれたかもしれませんが、今は出来ませんね。
     相当疲れてたんですね。ホエルオーが大きいからいいですけど、落ちないでくださいね。

     やっと会えたんです。とても探したんです。嬉しく無いわけないですよ。私の好きな人。これが恋することだと教えてくれたのはダイゴさんです。そしてこれが愛だと気付かせてくれたのはダイゴさんです。
     あんな手紙一つでいなくなって……心配したんですよ。本当に心配して、いてもたってもいられなかったんです。

     でもこうして、この手で触れられる距離にいる。ダイゴさんの髪がさらさらしてて気持ちいいです。よく見えませんが、きっと寝顔も美しいですよ。だってあんなに笑顔が素敵で、優しい人が美しくないわけないです。
     頬を撫でたら、少し苦しそうな寝息が聞こえました。起こしてしまったかと思いましたが、そうでもないみたいですね。いいんですよダイゴさんそのまま寝てて。ホエルオーもゆっくりと泳いでますから。
     
     ダイゴさんに貰ったダンバルも、今では立派なメタグロスです。今は連れてきてませんよ、安心してくださいね。
     そうですよ。今いるのはホエルオーだけです。二人きりなんですから、ポケモンたちは置いて来ました。ポケモンたちも好きですけれど、私はダイゴさんと過ごす時間がもっと大切なんです。
     
     やっぱりダイゴさんに触れていたいと思います。抱きしめたダイゴさんはいい匂いがします。
     好き。大好きダイゴさん。
     もう絶対どこにも行かないでください。私と一緒にいてください。
     そんなこと言ったら、ダイゴさんはとても困った顔をしましたね。

     大好き。誰よりも大好き。そんなダイゴさんを独り占めしたいと思うのは間違ってませんよね。みんな言ってましたもの、それが恋することだって。
     でも、ダイゴさんが困るなら仕方ないと思います。

     ダメなんですよね、私だと。
     ダイゴさんの気持ちは私に向いてないんです。
     だからこうして最初で最後のデートにワガママいって来てもらいました。ほら、遠くに小さな明かりが見えるのが、ルネシティですよ。こんなところにまで来たんですよ。


     もう二度と離しません。
     もう二度と何処へも行かせません。
     これが最初で最後だとしても、ダイゴさんがどうしても欲しい。ダイゴさんの気持ちを捕まえることの出来るボールを持っていない私には、この方法しかないのです。
     私とダイゴさんを縛って。もっと離れないように私の手とダイゴさんの手を縛って。

     さあホエルオー、私たちが海面についたら好きなところへ行って。いままでありがとう。
     ここはカイオーガが眠ってた場所。紅色の珠で目覚めて、藍色の珠で眠っていった場所。
     私たちもここに眠るの。
     深い深い海底に。
     誰も起こしに来ることのない、暗い海底に。
     苦しく無いよう、眠ってもらってますから。

     さあ、行きましょう

    ーーーーーーーー
    背筋凍る話で盛上がってる中、空気読まずにカップリングだぜ!ダイハルだぜ!
    hahahahahahaha!
    【好きにしていいのよ】


      [No.2564] 明日本番です〜 投稿者:No.017   投稿日:2012/08/09(Thu) 21:44:37     74clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    明日は少しメンバーが替わりまして

    No.017
    カンツァーさん
    小樽ミオさん

    での店番となりますー
    皆さんよろしゅう〜


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