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  •   [No.2473] 【ポケライフ】ちいさくなる 投稿者:aotoki   投稿日:2012/06/19(Tue) 17:35:29     110clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    ぼくが部屋のすみっこに座っていると、バクフーンはいつもぼくのとなりにいてくれる。
    背中の炎をけして、そーっと、ぼくの近くにやってきて、あったかい体でぼくのとなりにくっついてくれる。
    パパとママの言い付けどおり、リビングのテーブルの上でボールの中にいるはずなのに、バクフーンはいつもぼくの部屋まで出てくる。
    そんなときは大抵、パパとママがケンカしてるときだ。
    パパとママはなかよしだって、どんな本にも書いてあるけど、それはウソだってぼくは知っている。だって、なかよしならケンカのあとの『ごめんね』があるでしょ?ぼくだって、友達とケンカしたら、ぼくが悪くても悪くなくてもあやまりに行く。でもパパとママにはそれがない。だから、いつまでもケンカをしてるんだ。

    いつまでも。いつまでも。ぼくが寝たはずの時間から、いつまでも。

    そんなパパとママを聞いているのが、ぼくはイヤだ。
    だから、こうして部屋のすみでちいさくなることにしてる。まるで、図鑑でみたヒノアラシみたいに。


    もうひとつ、ぼくは知っていることがある。
    それはぼくがバクフーンに命令すれば、パパとママのケンカは片付けられるってこと。
    ぼくが一言、友達とのバトルのときみたいになにかをいえば、パパも、ママも、二度とケンカをしなくなる。
    バクフーンも、ぼくが言わないからそうしないだけで、本当はケンカを止めさせたいはずなんだ。

    ぼくは知っている。
    パパとママがケンカしているとき、バクフーンもぼくと一緒に悲しいかおになる。けれどすこしだけ、一回だけ、かならずドアの向こうを睨むんだ。それも、バトルの前のときみたいな、怖い目で。まるで、敵が向こうにいるような怖い目で。


    …でも、ぼくはそれをするのがイヤだ。
    だって、そんなことしても、本当に二人はなかよしにならないから。
    だれも、ぼくのとなりにいてくれなくなるから。

    だから、ぼくはこうして部屋のすみでちいさくなることにしている。
    そうすれば、バクフーンがとなりに来てくれて、ぼくと一緒にいてくれるから。



    ***
    初めましての方は初めまして。
    また読んで下さった方は、ありがとうございます。aotokiです。
    ポケモンは家族。じゃあこういうちょっと物悲しいのもありかな、と勢いで書きました。
    第二世代はチコリ―タでしたがバクフーンもなかなか好きです。・・・べっ、べつにオーダイルが嫌いだとかそういうのじゃないからね!!

    反省はしている。だが後悔は(カイリューの はかいこうせん!


    【なにしてもいいのよ】


      [No.2472] ありがとうございます 投稿者:aotoki   投稿日:2012/06/19(Tue) 17:31:05     89clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    皆さんの話を踏まえて息子と話したところ、「一週間考える」と留まってくれました。
    でもいっしょに遊んだりしているところを見る限りだと、大丈夫なようです。

    ラグラージの姿は見せていないので、また同じようなことを言われるかもしれませんが、
    そのときもまた皆さんの話をしようと思います。

    ありがとうございました。


    【ありがとうございましたなのよ】
    【ラグラージはかわいいのよ】


      [No.2471] おおおうう! 投稿者:ことら   《URL》   投稿日:2012/06/19(Tue) 17:24:14     91clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    まさかの同士がいました!いやその前に初めまして!
    Nがかわいそう、N悪くない!となった時にちげーだろって思ったのが発端です!
    そーじゃなきゃ、途中途中でもっとNを利用してます的な発言が端々に感じられてもいいと思うのですよ!


    あとゲーチスがそのままなのはその通りでございま!
    高橋容疑者の件でも解った通り、名前を知られているのと知られていないのではやっぱり違いますし!
    Nじゃなくてゲーチスが演説していたのは、年齢かさねた貫禄もありましょーが、あそこまで顔だしてると首謀者はゲーチスと聴衆は言うだろうし!
    サザンドラは流星群なんか使わないで竜のはどうでいいです


    それにしてもそういう表現があるのだな、と描いてみたをみながら思いました。
    ゲーチスとNをありがとうございます! うすいほんだとそっち系しかn


      [No.2470] 朽ちて果てゆくIII 投稿者:teko   投稿日:2012/06/19(Tue) 12:32:21     97clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    人の身体と云うものは真に便利に出来ており、植物の養分と成ることは勿論、放っておけば実を削ぎ、白く小さな欠片となってくれるのです。あの形のまま、残り続けるのは勘弁ですが、少し散らしておけば芸術のちょっとしたアクセントになるもので

    貴方もそう思うでしょう。

    この建物の最奥の、小さな小さな寝室に、彼女は眠っています。優しく儚げな木漏れ日に照らされて揺れるーーそれはまるで秋千の様に、

    ゆらゆらと揺れる彼女、ひらひらと揺れる私。

    私は彼女のことを何一つ知らないのです。何故此処に居るのか、何故彼女を目の前にして私が生まれたのかーー理由は分からないけれど彼女は私と何か深い関係があったのではと。私はそう思いました。故に私は彼女を守り、此処を守り、彼女は私が喜べば喜び、悲しめば悲しみーー

    赤い瞳の彼女、赤い瞳の私、
    白い姿の彼女、黒い姿の私、
    吊り下がる彼女、浮遊する私、
    とうに死んでいる彼女、とうに死んでいた私、
    黙す彼女、嘆く私、
    詛う彼女、呪う私、

    私は彼女、彼女は私ーー。


    光の届かない影の闇が、静かに嗤った。


      [No.2469] 朽ちて果てゆく II 投稿者:teko   投稿日:2012/06/19(Tue) 12:19:05     89clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    草に埋もれかけた畦道を行けば、嘗ての醸造所、赤い塗装の剥がれかけた三角屋根、煉瓦で造られた玄関、白い壁、人の去ったそれには蜘蛛の糸を貼り付けた様に蔦が絡み付いています。腐りかけた木の扉を開けば、ぽたぽたと水滴が零れ落ちてきます。屋根に空いた穴からは幾筋もの光が差し込み、薄暗い室内を照らします。食卓、椅子、暖炉、本、それら全ては二度と現れることのないであろう使用者をただ静かに待っています。

    目を瞑れば人々の笑い声が聞こえてきそうなほど、此処は過去の声に溢れています。一つ一つの物体に長い長い物語が刻み込まれている様で、嗚呼、なんて美しいんでしょう。

    人の消えた世界はありとあらゆるものを植物が飲み込んでゆく世界。鉄格子も鉄錠も全てを飲み込み、緑に染める。風に吹かれ、雨にうたれ、柱だけに成りながら、朽ちて果ててゆきながら、唯々人を待ち続けるそれは、どんな芸術よりも美しくーー


    手を加えるものに、私は容赦しない。


      [No.2468] 朽ちて果てゆく 投稿者:teko   投稿日:2012/06/19(Tue) 12:06:38     90clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    昔昔、此の場所一帯は葡萄の産地として名の知れた場所でありました。所々に建てられた醸造所では可憐な乙女が実を踏む光景を見ることが出来ました。穏やかな陽射しが降り注ぎ、恵みの雨が降り注ぐ、豊かな土地でありました。

    何故過去の話しとして語るのか。今や此の場所は寂れた寂れた土地。作られた道が僅かに残る程度で畑の跡など見当たりもしません。土地を使いすぎて荒れ地となってしまったわけでも、小川が枯れてしまった訳でもありません。今日も今日とて緑に繁る草ゝが温かな陽を浴び、風にゆらゆらと揺れています。

    原因は不明ですが、あるときからぱったりと葡萄が育たなくなってしまったと云います。いえ、葡萄だけではありません。人の植えた物、人の連れてきた物、全てが突然弱り死に、育たなくなってしまった、と多くの智者が原因を解明してみせようと此の地を訪れましたが、誰一人としてその目的を果たせぬまま去って行きました。そして、また一人一人と去って行き、残されたのは壊されることなく放置された家々達……。

    私が此処にいる理由は何でしょう。それは驚いたことに私にもわからないのです。私が意思を持ち、記憶があるのはそう、此の場所からなのです。気づけば此処にいて、何も持たぬまま佇んでいたのです。


      [No.2467] neu 投稿者:巳佑   投稿日:2012/06/19(Tue) 02:59:55     119clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     
     真っ白で塗りたくられた場所に僕はいた。
     自慢の尻尾で大好きな色を使って絵を描き続けている。
     だけどね、いつも僕が描いているのはただの絵だけじゃないんだ……おや、ウワサをすればなんとやら。お客さんが来たよ。
     
     僕の目の前に現れたのは一つのまーるい光。
     ぽわぽわと淡い光を漂わせながら、ふよふよと浮いている。
     
     やぁ、いらっしゃい。どのようなご要望で?
     ふむふむ、まずは体を黄色にして欲しいと。
     耳は長い方がいい? それとも短い方がいい? 聞こえやすさはまたオプションでつけておくよ。
     それと、赤いほっぺたね、分かった。
     あぁ、尻尾はつけるかい? 今のところ、キミの話を聞いていると、尻尾はつけておいた方が似合うと思うなぁ……オッケー、つけておくよ。
     さてと、後はオプションとかだけど……能力はどうする? ほう、電気を出せる能力ね。中々かっこいいのを選ぶじゃないか……え、そんなの可能だって? 任させておいてよ。今のところ、僕に不可能なことはないからさ、多分ね。
     この後も色々と僕は丸い光のお客さんに質問を投げかけていく。
     涙とか汗とか出せた方がいい?
     丸い光のお客さんはお願いした――涙を流したときとか、汗をかくときとか、その一瞬で生きているという感じが好きだと答えた。
     言葉はどうする?
     丸い光のお客さんは返事した――言葉は欲しいけど、ニンゲンの言葉以外がいい。自分がこれから産まれる姿にきっとその言葉は似合わないだろうからと答えた。
     確かにそうだねと僕は相づちを打った。
     それに見世物にされたら大変だしねと僕が言うと、丸い光は苦笑いしながらそれだけは勘弁と返事をした。
     
     こんな感じで全部の質問が終わると、僕はいよいよ絵を描く作業に移し出す。
     
     ひたすら、丸い光のお客さんの望む姿を造り出していくのさ。
     まずは丸い光のお客さんが望んでいる姿を線描きで、だいたいの形を造る。これが土台になる作業なんだ……って言わなくても分かるか。
     線描きが終盤にさしかかるところで、丸い光にこれでいいかどうかを答えてもらう。オッケーならこのまま本線を描き、駄目なら気になったところを指摘してもらってそこを直していくっていう感じ。
     こんな感じでいいかな? 僕は丸い光に尋ねた
     丸い光のお客さんは感心したような声を上げた――うん、これでいいよと。
     一発オッケーをもらった僕は本線を描き始める。要らない線は消して、必要な線をしっかりと残しての繰り返し。ここで一つでもずれると、ほら、耳が大きくなっちゃったぁ……なんてことはないと思うけど。まぁ、ずれないようには意識して描いていく。
     無事、本線を描き終えると、ここから色塗りである。
     自慢の尻尾を使って、お客さんの希望通りに色を線だけの姿に乗せていく。
     僕の尻尾は便利でね、多種多様な色を使えるんだ。
     色って不思議だよね、一色一色が相手に違う世界を見せていくんだから。
     簡単な例えだけど、赤だったら……熱血とか、こうやる気が湧いてきそうな感じがしない? あぁ、逆に怖いというイメージとかもありそうだよね。
     後は青はなんとなく落ち着く感じかな……暗そうなイメージもあるけど。
     黄色は明るくなれる感じ?
     ほらね、適当に挙げていくだけでも、こんなに相手を分岐させていくでしょ?
     だから、色はいわば入り口なんだ。

     そして、僕はここで命の入り口を作っているんだ。

     おまたせしました、できあがりましたよ。
     ようやく僕が完成させた姿に丸い光のお客さんは満足したようだった――とても可愛くて自分好みと。
     ほめられた僕は尻尾を左右に揺らしながら、丸い光にその姿に向かうように促した。さぁ、どうぞと左手を完成させた姿に向けて。
     それから、丸い光はふよふよと相変わらずゆっくりと漂いながらその姿に入っていき、やがて、その姿は動き出した。

     黄色の体に、先端が真っ黒な長い耳、そして顔に浮かぶ赤いほっぺた、そしてイナズマ形の尻尾。

     目の前にいるその子は両手を胸に寄せ付けて力を込めてみる。すると、赤いほぺったから青い光の線がピリピリという音をたてながらほとばしった。
     どうやら希望通り、電気は使えていそうでなによりなにより。
     その子も電気が使えることを認識すると、また満足そうな笑顔を浮かべ、ぴかと鳴き声を上げる。
     僕はその鳴き声に応えるようにベレー帽の形をした頭に右手を置いて、告げた。 
     
     いってらっしゃい、お気をつけて。

     その言葉に背中を押されたかのように、その子は鳴き声をもう一つあげると、まっすぐ歩いていった。
     何歩か歩いたところでその子が振り返ると、手を振っている。
     僕が応えて、手を振ると、その子はもう一度前を向き、そのまま今度は振り返ることもしないで、そして、その小さな背中は徐々にぼんやりとなっていき、やがて僕の視界から消えていった。
     
     これでまた、僕に一匹だけの時間が訪れる。
     とりあえず僕は尻尾を再び握って、適当におもむくままに絵を描き始める。
     まぁ、絵を描ければそれでいいし、この一匹だけの時間なんてあんまり気にしてない……と言ったら嘘になるかな。
     いや、もちろん最初はそうだったよ? 気がついたらここにいて、絵を描いてて、ときどきさっきの丸い光のお客さんから依頼を受けたり、なんとなく過ごしていたんだよ。
     でもね、ここで過ごしている内に僕は思うようになったんだ。

     僕はどこから来たのだろう。
     それから僕はどこへも行くことはできないのかなって。

     だってさ、あの丸い光のお客さんだって、どこから来たのかが分かっていて、そして、どこかへと向かっていくんだよ?
     僕にもそれは可能なんじゃないかなと思ったりするわけなんだよ。
     ……なんだろうね、丸い光のお客さんと接している度に、僕の中で何かを求める気持ちが強くなっていくんだ。あの丸い光のお客さんが話していたことはとても面白そうなことばかりでね、そりゃあ話したらキリがないくらいさ。それは旅路の思い出話だったり、それは不器用で素直になれない恋話だったり、それはおなかが痛くなるほどの笑い話だったり。
     その話とともに僕の心の中に浮かんでくるのは様々な色。
     初々しい感じは桃色、涙を流した気分は水色、手に汗を握る赤色。
     僕には新鮮だったんだよ。
     色を作ることはあっても、そんな風に色と出逢うことなんて、少なくともここにはなかった。
     だからさ、会いに行きたくなったんだよ。
     
     ここから旅立ってみたくなったんだよ。
     
     それがどういう意味を示しているのかは今の僕には分かる。
     伊達にここで絵を描き続けていないしね。 

     そんなことを考えていたら、また丸い光のお客さんがやってきた。
     ちなみに丸い光のお客さんは毎回、別の方でね。それだけに絵の依頼も色々と分かれていくわけなんだけど。
     僕は右手を上げてこんにちはと告げると、丸い光のお客さんは早速お願いしたいことがあると答えた。
     さて、なんでしょう?
     丸い光のお客さんが声をあげた――自分を神様にして欲しい、神様になって、世界を色々と覗きたいと。
     これはまたすごいお願いが来たもんだと、僕は驚いた。なんかの冗談かなと一瞬思ったりしたけど、丸い光のお客さんから漂う真剣な空気にそれはないかと苦笑を漏らした。
     なんで笑ったかって? そりゃあ、あんなことを考えていた矢先にこんな依頼が来たからさ。なんてタイミングがいいんだろう。もしかして、これが旅立ちの合図なのかなって思いながら、僕は今度は微笑みを浮かべて、丸い光のお客さんに告げた――おやすいごようと。
     姿形はご自由にと任されたので、とにかく描いてみることから始めてみる。
     大きな四肢の体、そしてその背中に浮かぶのは宝石をはめ込んだ神秘的な金具か何か――なんか威厳がありそうな顔つきにして、一回、丸い光のお客さんに見せた。結果はこれまた運よく一発オッケー。後は色を塗るだけ。
     大きな四肢の体は殆ど白に染まり、顔の部分は黒、例の金具には金色を塗り、宝石には深緑を溶けさせて、瞳には赤を込めた。
     こうして出来上がった、姿に丸い光のお客さんはうんうんと満足そうな声をあげた。
     後は丸い光のお客さんがその絵に飛び込むだけになったとき、僕はちょっと待つようにと声をかけた。
     神様になろうというキミに僕から贈り物。

     そう言って、僕は自分の尻尾の先を引きちぎった。

     不思議と痛みはなく、尻尾の切れ間からは血が流れることもなかった。
     丸い光のお客さんが驚いた様子を見せるなか、僕はこの尻尾にはなんでもできる力を持っていることを告げた。
     姿を作るだけではなく、その姿に色々なもの――力といったようなものをつけてあげられることも教えてあげた。神様になるキミにはピッタリの品物だよと僕が言うと、僕の尻尾を受け取った丸い光のお客さんが心配そうに尋ねてきた――そんなことをしてお前は大丈夫なのかと。
     もちろん、力を失くした僕にもうここに留まることは許されないのか、僕の体は足から少しずつ消えていく。
     一か八か賭けみたいなものだったけど、通用して良かった。
     この先、僕は丸い光のお客さんみたいにどこかへと向かうんだろうなと思いながら、僕は右手をベレー帽の頭に乗せて笑顔で言う。

     生まれ変わるんだ、僕もキミも。

     新しい色になって、たくさんの色と出逢って、この先の世界を描いていくんだ。

     それぞれの場所で。

     それぞれの体で。
     
     それぞれの命で。



    【書いてみました】

     とある曲を聴いていたら書いてみたくなった今回の物語……ようやく書けました。
     多分、お分かりだと思いますが、語り部はドーブル君です。
     ハハゴモリさんで命を編むとかも素敵かなと思ったのですが、やはり、ドーブル君の持つスケッチの力とかも考えると、ドーブル君の方がいいかと思いまして、このようになりました。
     
     ドーブル君のスケッチって本当に不思議だよなぁ、一体どういう原理で技を会得する流れになるんだろう……と思ったり(

     ありがとうございました。

    【何をしてもいいですよ】


      [No.2466] Re: 【緊急】教えてください 投稿者:茶色   投稿日:2012/06/18(Mon) 21:00:11     119clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    もしご子息が旅に出られる年齢でしたら、1ヶ月くらいでも良いので旅に出させてはいかがでしょう。

    持ちポケはもちろんヌマクローです。
    旅に出たはじめの内は1体でも多くのポケモンが必要です。他のポケモンを捕まえてもヌマクローを逃がすということは難しいです。

    そうしている内に、ヌマクローの良さも分かるでしょうし、そうでなくともラグラージに進化するでしょう。

    それでもなおヌマクローやラグラージはいやだ、とおっしゃるようでしたら仕方ありません。
    ポケモンにとってもトレーナーの間には好き嫌いも含めて相性があります。
    親御さんのお気持ちも分かりますが、親の気持ちを押しつけることだけが教育であるとは思えません。
    逃がすのはあまりおすすめしませんが、ご子息が望むポケモンとの交換に出すという手もあります。


    P.S.
    交換するとき、相場にあわないポケモンを望むようでしたらそれはないものねだりの類だと思います。
    老婆心ながら、その場合は親御さんがぴしりと言うべき場面であると付言致します。


      [No.2465] 【描いてみた】見事にホイホイされました 投稿者:メルボウヤ   《URL》   投稿日:2012/06/18(Mon) 19:53:17     128clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    【描いてみた】見事にホイホイされました (画像サイズ: 618×890 154kB)


    ことらさん初めまして! 初コメントで緊張のメルボウヤと申します。

    いきなりですが、私、ゲーチスが大好きなんです。Nなんて目じゃねえ!んです。(Nごめん
    以前から、ゲーチスがあそこでNに対して手の平を返したのは、Nを被害者に成り立たせて主人公達からの非難の矛先を自分へ向けるため、つまりNを守るためだったんじゃなかろうか…いんや、そうに違いない! と独り楽しく妄想していたので(…)、今回ことらさんのお話を見て、私が求めてたのはこれだッ! と甚く感激しました。
    一人称、しかも丁寧語なところがツボです。たまらん。
    ゲーチスが偽名を使わなかったのはもしもの時、Nを深追いさせず、自分が身代わりになろうと考えたから、ということなんでしょうか。だとするととても居た堪れない(´へ`。) …って、深読みが的外れでしたらごめんなさい;
    サザンドラとの信頼関係を感じさせるやり取りも燃え…! ゲーチスのサザンドラはりゅうせいぐんが使えればいいと思います。でもゲームでそんなの使われた日にゃ、いよいよDSをぶん投げたくなるかも知れませんね!

    好みど真ん中の彼が見れてあんまりにも嬉しかったので、漫画擬きを描いちゃいました*^q^*
    ポケモンが一切登場しない形となってしまいましたが; サザンドラとのツーショットも描きたかったなぁ〜。

    はああ〜(感嘆の溜息)。素敵なお話を読ませて頂いて、ありがとうございましたvv


    【何しても構いませんですv】
    【色んなゲーチスをもっと見たいのよ】 ←他力本願


      [No.2464] 足下注意 投稿者:門森 輝   投稿日:2012/06/17(Sun) 19:19:02     115clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     まだか? まだなのか? いや、きっともう少しだ。
     ネジ山の奥、氷に覆われた岩の側。俺は戦い終えたイーブイを一旦ボールへと戻し、再び野生のポケモンを探してうろつく。
     今まで何匹倒しただろうか。後何匹倒せば良いのだろうか。確かに今のイーブイにとってここら辺のポケモンなら楽勝だ。だがこれだけ倒したんだ。そろそろ、そろそろ進化しても良いはずだ。
     うろつく内にクマシュンを見つけた。俺はボールからイーブイを出し、今まで通り突進を指示する。イーブイがクマシュンに向かって走り出す。今回もこれだけで倒せるはずだった。
     ――が、こけた。イーブイが。躓いたのだろう。突進の勢いのまま転がって行く。
     驚きと心配から、咄嗟にイーブイに駆け寄ろうとする。しかしそれより早くイーブイの体が輝き始めた。
     その輝きは今までに何度も見た事のあるものだった。進化だ。イーブイが進化するのだ。しかし何故だ? 通常は相手を倒した後に進化するものだ。バトル中に進化したという話も聞いた事が無い訳ではないが、何れも何かしらきっかけがあったという様な話だ。それらに対し今はまだ何もしていない。イーブイがこけただけだ。実力差も大分あるからこけた位じゃピンチにもなりやしないし、きっかけになるとも思えない。進化する理由が無いのだ。クマシュンの方も突然の事に戸惑っている様子だった。
     まぁ良い。理由なんてどうでも良い。イーブイがグレイシアに進化するんだ。これをどれだけ待ち望んだ事か。これまでの苦労が報われるというものだ。
     イーブイの輝きが収まり、新たな姿を現した。だがそこに、期待していた姿は無かった。赤い体に素晴らしいまでのもふもふ。可愛い。凄く可愛い。だがグレイシアじゃない。どう見てもブースターだ。
     何故だ? 何故だ? どうしてだ? 炎の石は使ってないはずだ。ここはネジ山の奥だし、側にはちゃんと氷に覆われた岩が存在している。本来ならグレイシアに進化するはずだ。ブースター自身もグレイシアに進化するものと思っていただろう。自身の前足を見つめては首を傾げている。何故ブースターに――。
     ふとバトルの最中であった事を思い出し、慌てて先程と同じ指示を出す。今度はこけずにクマシュンへと突っ込む。クマシュンが吹っ飛ばされ壁に叩き付けられる。動かない所を見ると気を失っている様だ。今まで通り気が付き次第逃げて行くだろう。
     ブースターがこちらへ戻って来る。ボールへ戻す前にまじまじと観察する。可愛い。素晴らしく可愛い。だが進化した理由は分からなかった。ブースターをボールへ戻し思考を続ける。
     何故だ? グレイシアに進化するはずなのに。そもそも何故あのタイミングで進化したんだ? いや、結果としてブースターになったんだ。という事は炎の石で進化したという事だ。それなら相手を倒したかどうかなんて関係無いからその点に関しては説明が付く。しかし炎の石なんて使った覚えが無い。
     念のためバッグの中身を確認する。やはり炎の石の数は減っていない。まぁ色々な洞窟を探し回って見つけた貴重な石だ。使った覚えも無いのに勝手に減っていても困――

     そうか、そういう事か。


     それから数週間経ち、俺は再びイーブイを育てている。今度こそグレイシアに進化させる為に。そして今日、これからネジ山へと向かう。このイーブイもあの辺りのポケモンは楽勝だろう。注意すべきはただ一つ。グレイシア以外への進化だ。

     俺はイーブイに靴下を履かせ、ネジ山へと向かった。

    ――――――――――――――――――――――――

     と言う訳で進化の石のお話その2。触れると即進化なのは同じです。というかそこが要点です。洞窟で石踏んで進化って案自体は投げ付けるよりも先に出てはいたんですけれども。
     一応数戦した後はちゃんと回復させてます。主に突進の反動分。ガントルには別の技使ってますが。
     締め方がどうもしっくり来なかったり。どう書けば良いんですかね。分からなかったので妥協してます。案が思い浮かび次第修正したいですが多分思い浮かばないでしょう。あと靴履かせてないので靴下という表現にも違和感があったり。靴下と言いますか足袋と言いますか、何と言ったら良いんですかね。まぁ何にしても多分ホームセンターで買ってきたんでしょうけど。
     主人公がどれだけグレイシアが好きか書けなかったのも心残り。グレイシアかわいいよグレイシア。ブースターもかわいいよブースター。ブイズかわいいよブイズ。

    【書いてもいいのよ】
    【描いてもいいのよ】
    【好きにしてもいいのよ】
    【ブイズかわいいよブイズ】

    2013/8/4追記: 後書きの脱字を修正。


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