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本家のtalesクロスオーバー・プロジェクトの翻訳に「SCP、ゲットだぜ!」という記事が既にあったり。
翻訳wikiのFAQから
>SCPとは独創的でなければなりません。
>もしあなたが"YからのX"なんて思いついたとしても、
>それは間違った方法で創作しているでしょう。
「ポケモン」側の世界の二次創作に財団が登場する…という設定ならば
それはポケモン世界が軸の二次創作です
原作財団世界側にポケモンやポータルガンやエヴァのSCPなんていませんからね…
ありがとうございました。
結果発表チャットは18:00からにします!
メタモンといえば「へんしん」の技ですが、あれって「他の姿に変わる」ものじゃないですか。
ということは、若いポケモンや幼いポケモン、少なくとも死ぬ間際で無ければ、変身をし続ければほぼ不老不死の状態なのかな、と思いまして。
もし致命傷を負っても、変身の技が使えるなら元気な姿に変われば生き延びることも可能では無いかと。
しかし、メタモンがとれるのはあくまでも「へんしん」を使った時の姿でしかなかったら。
進化も出来ず、老いることも出来ず、時間の経過によって姿を変えることも出来なかったら。
それはとても、寂しいことだと思います。
「へんしん」が得意でも、メタモンはメタモンの姿であってこそ、幸せになれるのではないでしょうか。
そんなことを思って、この話を書きました。
読んでいただき、ありがとうございました。
あるところに、「へんしん」の技に大変優れたメタモンがいました。
木、花、石、珊瑚、人間……。そのメタモンは、どんなものにもとても上手く変わりました。
中でも、ポケモンに変身するのが得意でした。
しかし、そのメタモンはとある大嵐に巻き込まれ、元いた住処から飛ばされてしまいました。
他のメタモンたちと離れ離れになり、行き着いた先では同じ種族を見つけることが出来ずに知らない土地で途方に暮れていました。
一匹だけで毎日を過ごし、寂しさを抱いて、自分と同じ姿をした者を探して辺りを彷徨っていたメタモンは、やがて森に辿り付きました。
その森にはピカチュウがたくさん住んでいました。ピカチュウたちの様子を影から伺っていたメタモンは、姿を変えれば一人ぼっちにならなくてすむだろうか、と、試しに一匹のオスのピカチュウへと変身してみました。
突然現れた同族に、他のピカチュウたちは最初こそ警戒していたもののメタモンの変身は完璧だったのですぐに群れへと迎え入れてくれました。
木の実を食べ、池で遊び、ポッポを追いかけ、ゴローンから逃げ回り、メタモンは毎日を楽しく過ごしていました。
そのうち、ピカチュウの姿をしたメタモンの隣にはいつも、一匹の可愛らしいピカチュウが寄り添うようになりました。
花が咲いて、緑が茂って、そして葉が色づく頃には多くのピチューが二匹を取り囲んでいました。
メタモンは、今や伴侶となったピカチュウと、子どものピチューたちと、群れの仲間たちがいて幸せでした。
しかし、時は流れ、愛していたメスのピカチュウは静かに息を引き取りました。
メタモンは悲しみ、来る日も来る日も涙を流しました。
それだけではありません。さらに季節が巡り、メタモンが最初に出会ったピカチュウたちは皆この世を去り、そればかりかメタモンの子どもたちも少しずつ命を落としました。
いつまで経っても、群れにやってきた時の姿を保っているメタモンは、徐々に気味悪がられるようになっていきました。
とある静かな夜、メタモンは他のピカチュウたちが寝静まった頃にそっと森を立ち去りました。
行くあても無く進み続けたメタモンは、野原に着きました。
そこに住んでいるのは、夏の翠葉をその身に宿らせた、シキジカとメブキジカでした。
メタモンは寂しい気持ちを抑えきれず、一匹のメブキジカへと変身しました。
群れの者たちに負けず、メタモンが変わった姿も立派な深緑を持っていました。
より素晴らしい角と葉を持つ者が評価される群れの中で、メタモンはあっという間にトップになりました。
暑い日差しの下、群れを率いるメタモンの周りにはたくさんのシキジカとメブキジカが存在し、いなくなることはありませんでした。
いつも誰かと共にいることが出来て、メタモンの寂しさはなくなりました。
しかし、夏が終わって、秋になって鹿たちはその姿を変えていきました。
「なつ」のメブキジカに変身したメタモンは、緑の葉を彩ることは出来ません。
赤、黄、茶の中で取り残された緑の鹿はすぐにリーダーの座を奪われ、異物扱いされ、誰も近寄ることはありませんでした。
シキジカとメブキジカの身体が雪に染まる前に、メタモンはその姿を眩ませました。
次にメタモンが辿り着いたのは、荒れた大地でした。
岩が立ち並び、雑草が繁ったその土地ではザングースとハブネークが長年争いを続けていました。
メタモンは少し迷いましたが、結局ザングースのメスに変身することにしました。
ハブネークとの戦いに備え、少しでも多くの同種族を求めていたザングースの群れは喜んでメタモンを迎え入れました。
その中でも、群れのルールやメンバーを教えてくれた若いオスのザングースとメタモンの仲はどんどん深くなりました。
しかし、そのオスは、メタモンが生まれたてのタマゴを暖めている間に起こった全面戦闘によって命を落としました。
彼だけではありません、群れのザングースのほとんどが、そして、敵対していたハブネークたちの多くも相討ちで地に伏しました。
メタモンが大事にしていたタマゴさえもが、戦火に飲まれて新たな命を生み出す前に壊されました。
幸か不幸か、傷を負ってもまた元の姿に変身し直すことによってダメージを回復していたメタモンは生き残りました。
静かになった大地を一度だけ振り返り、メタモンは一人歩き出しました。
メタモンは、旅をし続けました。
メタモンは、変身を繰り返しました。
ある時、メタモンは一匹のコイキングでした。
濁った川の中で、鳥ポケモンたちの来襲をかわしながら、他のコイキングと共に滝壺に向かって泳ぎ続けました。
やがてコイキングの群れは、文字通り登竜門である大きな滝に辿り付きました。
一匹、また一匹と、コイキングは滝を登り、紅の鱗を輝かせて威厳に満ち溢れた龍へとその姿を変えていきました。
メタモンも負けじと滝を登りました。
そして、とうとう滝を登り終えた時、そこに残ったのは上流を泳ぐ一匹のコイキングでした。
メタモンが変身したのは、あくまでもコイキング。
ギャラドスへと進化を遂げることは出来ませんでした。
その事実を悟ったメタモンは、流れに逆らってがむしゃらに泳ぎながら川上へと姿を消しました。
ある時、メタモンは一匹のネイティオでした。
過去と未来を見せるネイティオは、他のポケモンと交流することはありません。
全ての時間を見ることが出来るので、コミュニケーションを必要としないのです。
ずっと変わるものを見続けられたら寂しい気持ちにはならないだろう、そう思ったメタモンはネイティオに変身したのです。
しかし、あくまでも姿を変えただけに過ぎないメタモンは、その能力までも真似ることは叶いませんでした。
物言わぬ仲間たちに一度だけトゥートゥー、と鳴いてから、メタモンはネイティオの姿をやめました。
ある時、メタモンは一匹のイーブイでした。
立派な毛並みを持ったイーブイへと変身したメタモンは、ポケモンブリーダーの手に渡りました。
メスのイーブイの姿のメタモンと、イーブイの進化系であるオスのそれぞれとでタマゴをたくさん作るためです。
サンダース、シャワーズ、ブースター、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレイシア、そしてニンフィア。
色とりどりのオスたちはいずれも器量が良く、また強さも兼ね備えた粒ぞろいでした。
暖かい寝床と栄養のとれた食事も確保されていて、メタモンはやっと居場所を見つけられたと喜びました。
しかし、ここでの生活は大変味気ないものでした。
言われたままにタマゴを作り、後は狭い檻の中。
オスの進化系たちがそうであったように、メタモンの表情も徐々に冷え切ったものに変わっていきました。
とある晩に、メタモンはクレッフィに変身し、全ての鍵を開けてオスたちと共に逃げ出しました。
久しぶりの外に、オスは皆、メタモンを一度も見ることなく方々へと散っていきました。
メタモンはその様子を見届けたあと、ブリーダーの施設を後にしました。
メタモンは、色々な場所へと行きました。
メタモンは、その姿を変え続けました。
ある時、メタモンは一匹のマンタインでした。
海に沈んだメタモンは、常にテッポウオを引き連れて深海を泳ぐマンタインを見て、いつも一緒テッポウオがいるならば寂しくないだろうと思いました。
メタモンは、マンタインの姿を完全に再現しました。
しかし、テッポウオも含めて変身してしまいました。
他のマンタインとは違い、メタモンに寄り添うテッポウオはメタモン自身の一部であり、共にいる存在とは言えませんでした。
形だけのテッポウオはもの言うことなく、ひれにくっついているだけでした。
暗い海の底で、メタモンはテッポウオの偶像を隣にして一人泣きました。
ある時、メタモンは一匹のアンノーンでした。
遺跡に刻まれた文字であるアンノーンたちは、様々な形をしていました。
その中の一種類に姿を変え、メタモンは古代の城跡に住みました。
ある時、もの好きな人間が遺跡にやってきました。
人間は好奇心で訪れただけでアンノーンを攻撃するつもりは無かったのですが、警戒したアンノーンたちは人間から隠れるために文字へと戻りました。
もともと文字では無いメタモンだけが取り残されました。
完成された文章には、メタモンが入る隙などありませんでした。
一匹だけで浮いているアンノーンを見て人間は不思議に思い、もっと調べるために近づきました。
捕まる、と思ったメタモンは、その姿をゴローニャに変えて人間を追い払いました。
メタモンの放った岩雪崩は、それはそれは強力でした。
人間が去り、文字から元に戻ったアンノーンたちは、自分たちの住まいである遺跡を壊したメタモンを攻撃しました。
全てのタイプの目覚めるパワーに襲われ、メタモンは遺跡から逃げ出しました。
ある時、メタモンは一匹のヒトモシでした。
ヒトモシは、人の魂をその身に吸い込むことで炎を作ります。
たくさんの魂を得れば得るほど、炎は美しい青白に変わるのです。
メタモンが出会った他のヒトモシたちは、次々に人の命を取り入れ、そして炎を輝かせていきました。
メタモンの姿は、どれだけ魂を吸い込んでも変わることはありません。
初めのうちは同じだけの輝きだった青白い炎は、周りのヒトモシのそれがどんどん美しくなっていくのに比べ、メタモンは未だみすぼらしい、今にも消えそうな燃え方でした。
そんなメタモンが惨めに見えたのでしょう、そのうちにヒトモシたちはメタモンを遠ざけるようになりました。
炎が本当に消えてしまう前に、メタモンはヒトモシでいることをやめました。
メタモンは、世界中を渡りました。
メタモンは、世界中のポケモンに変身しました。
ある時、メタモンは一匹のバルキーでした。
険しい山では、たくさんのバルキーが修行を積んでいました。
より強靭に、より俊敏に、より正確に、より機敏に。
ある者は腕力を鍛え、ある者は脚力を鍛え、またある者は反射力を鍛えました。
バルキーたちは、攻撃に特化した者、防御に特化した者、素早さに特化した者にわかれました。
そして、それぞれはその能力に応じて姿を変えました。
メタモンは、バルキーのままでした。
それでも諦めず、様々な修行を続けました。
やがて、メタモンはバルキーにして、山のどんな者よりも強い存在になりました。
皆が毎日、メタモンに稽古を求め、勝負を挑んできました。
自分の元に絶えず誰かが訪れる日々を、メタモンは嬉しく思いました。
しかし、最強と崇められ、敬われるということは裏を返せば、敬遠と、畏敬と、恐怖されるということになり得ました。
誰も隣にはいてくれないと気がついたメタモンは、鍛え抜いた足を使って、一晩で山を下りました。
ある時、メタモンは一匹のフラージェスでした。
とても美しい花畑で、メタモンは他のフラージェスやフラべべ、フラエッタと優雅な暮らしをしていました。
花畑に咲き乱れる花々に負けず、その力を受けたフラージェスたちも美しい姿をしていました。
しかし、花畑を急な日照りが襲いました。
強い日光は、花々をみるみるうちに枯らしていきました。
フラージェス、フラべべ、フラエッタも、身体の花をしおれさせてしまいました。
ただ一人、メタモンだけが変身した時のままの美しさを保っていました。
唯一綺麗なままのメタモンを、他の花は妬み、嫉み、恨みました。
渾身の花吹雪を受け、メタモンは傷つき、花畑にいることが出来なくなってしまいました。
どこへ行っても、メタモンは独りになりました。
どれだけ愛しても、メタモンと添い遂げる者はありませんでした。
どんなに愛されても、メタモンが共に眠ることは叶いませんでした。
独りぼっちのメタモンは、幸せを求めるたびにその姿を変え、悲しくなるたびにその姿を変えました。
どんな姿でもいい、自分が寂しくなくなるなら、全ての存在に変身してみせる。
メタモンはそう思いましたが、何度変身しても、寂しさが消えることはありませんでした。
それに気がついていたのか、それともいないのか。メタモンは、もはや悪あがきのように変身を続けました。
沼魚になり、蝶になり、鳩になり、狐になり、鯨になり、ゴミ袋になり、南瓜になり。
メタモンは、あらゆるポケモンの姿になり、何度も涙を流しました。
メタモンは、自分の本当の姿を忘れていました。
ある日、エアームドに変身して空を飛んでいたメタモンは、地面に紫色の点を見つけました。
何だろうと思って近づいてみると、それは一匹のメタモンでした。
ふよふよとした定まらない形と、落書きのような表情。
その姿にどこか懐かしいものを感じたメタモンは、すぐにそのポケモンへと変身しました。
そのメタモンは、何も言いませんでした。何もしませんでした。
何もすること無く、ずっと空を見上げていました。
メタモンは、そのメタモンの隣に陣取り、一緒に空を見ることにしました。
雲が横切り、鳥が飛び、花びらが舞いました。雷が光り、雨が滴り、風神が暴れました。星が瞬き、雪が降り、龍が流れました。
空は毎日、その姿を変えました。今までのメタモンのようでした。
それに対し、隣にいるメタモンは、全く姿を変えませんでした。へんしんポケモンのはずなのに、変身することなく、黙って空を眺め続けていました。
不思議と、そんなメタモンと一緒にいると、寂しさを覚えることはありませんでした。
変わりゆく空を共に見て、メタモンは今まで感じることが無かったような気持ちで心が満たされていくのがわかりました。
何度も季節が巡った後、メタモンは、流星群の夜が終わり、明るくなった空を見ることなく眠りにつきました。
隣のメタモンに寄りかかり、幸せなまま、永遠に目を閉じました。
そんなメタモンを見て、隣にいたメタモンが小さく動きました。
同じ姿をした、長く生きたへんしんポケモンを、そっと撫でました。
何かを告げるように口許が動き、そしてその動きが止まった後、そのメタモンの姿はもうありませんでした。
動かなくなったメタモンの上空を、桃色の猫のような一匹のポケモンが軽やかに飛んで行きました。
あるところに、「へんしん」の技に大変優れたメタモンがいました。
そのメタモンは、たくさんのポケモンに変身しました。
たくさんのポケモンを愛し、たくさんのポケモンに愛されました。
今は、もういません。
ずっと欲しかった、おやすみの言葉をもらえたそのメタモンは、もう二度と、目を覚ますことはありませんでした。
記事用
・熱砂の国の蛇神譚
【蛇といえば、世間一般には「細長くてくねくね動く気持ちの悪い生き物」「猛毒を持っていて危険」「ロケット団などのアングラ組織が手持ちに入れている」等、あまり良くないイメージを持たれているのではないだろうか。確かに、四肢を持たず滑るように地を這い、獲物に食らいついて丸呑みしてしまうその姿は異様である。また表情を表さない顔や、際限なく開く(少なくともそのように見える)顎、長くて鋭い牙は畏怖と嫌悪の対象にされやすい。世界中に広がる某宗教間では、人の始祖が楽園から追放される原因を作った生き物として忌み嫌われている。神の罰を受けてあのような気味の悪い姿になってしまったのだ、という説がある程に。
身近で親しみやすい獣型や獣人型、人型など人々の支持を集めやすいポケモンと違い、彼らは大抵日陰の身扱いである。
しかし、そんな彼らも一部地域では神の使いとして、あるいは神そのものとして崇められていることをご存じだろうか。】
ここまでで挫折。世界の蛇話と蛇ポケモンとを絡めつつ、メインはイッシュの砂漠の城(都市)を古代エジプトに見立てて、アーボックが墓守の女神だったと紹介する予定でした。結局、予定は未定でした!
・ヨツクニ地方の狸譚
四国のタヌキ伝説をかき集めて方言バリバリダーで書き、それを記者が標準訳したという二段構えで……と考えつつ、うやむやのままに保留。
山奥に住む爺さんが語る伝聞、という形にしたかったんですけどね。
小説用
・嘆きの湖の伝説
第一次の記事の元ネタ。いまだ仕上がらず。
・タイトル未定
熱砂の記事の小説版。古代エジプトの神々をポケモンに当てはめて、どうこうするつもりでした。煮詰まりきらず断念。
【熱砂の国には、古い古い信仰があった。今はもう人々の記憶から抜け落ちてしまった神々が、遠い昔に生きていた。】こんな感じ。
以上、鳥居ボツネタでした。いつかまたどこかで、形にできたらいいなあ。
1番の18時からを希望します。
21時から別件が入っておりまして・・・
チャットなら問題ないかもしれませんが、確実に時間作れるタイミングをば。
1の18時からを希望します。
早いほうが、次の日に響かない…と思いまして。
おそらくどの時間帯でも21時前後に離席するかと思いますが、20:00だと比較的都合がいいです。
18時開始希望します
早く終わると寝れる!
ツイッターで開始時間を早めにして欲しいとの要望をいただいたのでアンケートをとります。
以下、三択から選んで下さい。
1.18:00〜
2.19:00〜
3.20:00〜
回答期限:今週木曜日いっぱいまで
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